神田川 「まる歩き」 しちゃいます!!

ー神田川水系、支流はもちろん、旧水路、廃水路、全部 「まる歩き」ー

三村境

2018-10-12 06:22:28 | 弦巻川・水窪川

 坂下通りの西側にシフトした水窪川は、再々度水路単独の狭い路地となって、細かく蛇行しながら右岸段丘沿いを進みます。間もなく文京区と豊島区の区境にかかり、ほんの数十メートルですが、路地自体が区境を形成します。文京区は旧小石川村、豊島区は巣鴨村と雑司ヶ谷村で、後者の方は水窪川が両村を分けていました。なお、小石川村といっても、小石川流域(千川通り)の本村からは離れ、「新編武蔵風土記稿」が、「其余大塚上町を隔て護国寺の北に若干の新田地あり」と書いている、小石川村字新田(小石川新田)だったところです。

 

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    ・ 昭文社の地図ソフト"Super Mapple Digital"で作成、縮尺は1/6000です。青点線が実地調査及び当時の地図、空中写真などで確認できる水路跡で、そのポイントを地図に記入した番号順にウォーク&ウォッチしてみました。(一部推定によっているところもあります。)

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    1. 坂下通りの先で右岸段丘に沿い、大塚坂下町公園下に差し掛かります。

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    2. 段丘沿いの狭い路地が続き、単調ですが迷うことはありません。

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    3. 地図からも読み取れる細かな蛇行やクランクが連続、徐々に北西から西寄りに向きを変えます。  

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    4. 文京、豊島の区境に差し掛かります。右手文京区(大塚6丁目)、左手豊島区(東池袋5丁目)です。 

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    5. 区境はここまでですが、ここから先は流域が右手巣鴨、左手雑司ヶ谷の村境になっていました。