神田川 「まる歩き」 しちゃいます!!

ー神田川水系、支流はもちろん、旧水路、廃水路、全部 「まる歩き」ー

鼠ヶ谷下水4

2018-10-02 06:46:01 | 弦巻川・水窪川

 鼠ヶ谷下水の鼠ヶ谷ですが、音羽町が町屋となる以前、「鼠ヶ谷と申字に而御座候」と、「御府内備考」の音羽町二丁目の項にあります。名前の由来は特に書かれていませんが、別のところで鼠坂について、「至てほそき坂なれば鼠穴などいふ地名の類にてかくいふなるべし」とする、「改選江戸志」の記事を引用しています。文字通り鼠の多い谷か、あるいは鼠しか通れないような狭い谷か、その辺の意と思われます。なお、このあたりの台上の区割りに注目です。毎度おなじみの細長い短冊状の区割りで、江戸時代、御賄方組屋敷だったところです。

 

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    ・ 昭文社の地図ソフト"Super Mapple Digital"で作成、縮尺は1/6000です。青点線が実地調査及び当時の地図、空中写真などで確認できる水路跡で、そのポイントを地図に記入した番号順にウォーク&ウォッチしてみました。(一部推定によっているところもあります。)

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    1. 今宮神社前です。石板が埋め込まれていますが、橋の遺構と思われます。 

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    2. 水路単独と思われるせまい路地に入り、通り抜けられるか不安になります。

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    3. 鳩山会館の敷地手前で中断します。右写真は音羽通りに面した開館正門です。 

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    4. 100mほどの中断を挟んで再開します。

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    5. 鼠坂下を過ぎます。「御府内備考」に「幅壹間程長凡五拾間程」とある長い坂です。