神田川 「まる歩き」 しちゃいます!!

ー神田川水系、支流はもちろん、旧水路、廃水路、全部 「まる歩き」ー

左岸流2

2016-12-27 08:24:41 | 桃園川3

 高根橋で中断していた左岸流に戻り、そのウォーク&ウォッチを再開します。区画整理時の付替えによって、谷戸の支流の流末となった左岸流は、氷川神社のある舌状台地を迂回し、現小淀橋で本流に合流する一流を分岐、余水は舌状台地の東側を北上します。この部分は神田川本流の左岸流と呼ぶべきかもしれません。→ 「東京近傍図」やその後の地形図では、現東中野駅の東側で中央線を越えたところまでですが、→ 「中野村絵図」や明治44年(1911年)に逓信協会が発行した詳細図(「郵便地図」)などでは、早稲田通りを越え小滝橋の下流にある中野村と落合村の村境(「東京近傍図」のオレンジで書き込んだ中野区と新宿区の区境)まで達しています。

 

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    ・ 昭文社の地図ソフト"Super Mapple Digital"で作成、縮尺は1/6000です。青点線が実地調査及び当時の地図、空中写真などで確認できる水路跡で、そのポイントを地図に記入した番号順にウォーク&ウォッチしてみました。(一部推定によっているところもあります。)

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    ・ 「陸地測量部発行の1/10000地形図(昭和3年第三回修正) / 中野」と「同 / 新井」を合成したもので、上掲地図と同一場所、同一縮尺です。

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    1. 左岸流と谷戸の支流の合流地点で、高根橋が架かっていました。ここから合流後の左岸流を追います。

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    2. 左岸段丘の際を蛇行しながら東に向かいます。

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    3. 現行の住居表示ではこの道路が、右手中野(1丁目)、左手東中野(2丁目)の境となっています。

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    4. 左カーブで舌状台地の先端を回り込みます。左手の建物は一段高いところにあり、段丘の際であるのがわかります。