神田川 「まる歩き」 しちゃいます!!

ー神田川水系、支流はもちろん、旧水路、廃水路、全部 「まる歩き」ー

善福寺川助水

2015-04-11 06:37:56 | 千川用水2

 武蔵学園記念室のホームページ、「千川上水 歴史・写真・探訪」によると、清流復活事業によって千川上水に放流された一日1万トンの再生水中7千トンが、青梅街道手前で左折する本流と分かれ、善福寺川の水質向上に利用され江います。竹下稲荷神社のすぐ先で青梅街道から右折、住宅街を900mほど南下して、善福寺川に架かる最初の橋、美濃山橋に至る道路がありますが、このルートを使っているようです。ただ、1万トン中7千トンの数字に関しては、平成27年3月現在、西武新宿線鉄橋(千川上水橋梁)下の開渠に通水は見られません。目下のところ、すべての放流水が善福寺川に向かっているものと思われます。

 

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    ・ 善福寺裏  竹下稲荷神社の先で青梅街道から左折、南下する通りです。青梅街道から200mほどで、福寿山善福寺の裏を通るところです。

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    ・ 善福寺  池や川の名前の由来となった善福寺は、「新編武蔵風土記稿」の時代以前に廃寺となり、こちらは同書に「無量山福寿庵」とあり、→ 「近傍図」にも描かれたお寺が、昭和になって改名したものです。

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    ・ 善福寺池  左奥が千川上水の注ぎ口で、左手の池からの水とともに右手に流れ、善福寺川の水源となります。上水の浄化水は富栄養化しているため、善福寺池に直接注ぐのを避けたようです

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    ・ 善福寺川  善福寺池から流れ出し、最初に架かる美濃山橋下に向かいます。美濃山は善福寺池(下池)を左岸(北側)から望む台地の名前です。