サンクチュアリ

美味しい物・綺麗なもの・楽しい事

時空を旅する その9 ( 塞大神碑・庚申塚 )

2013-08-21 07:33:55 | 不思議紀行
 駒込稲荷で、思いもよらぬ出費?をしてしまっただんなさん、とぼとぼ歩いて乙女稲荷神社に向かいます・・・。
二つのお稲荷さんの間には、塞大神碑と庚申塚があります。


     
     塞大神碑

『元々は本郷追分(東大農学部前の中山道・日光御成街道分岐路)に祀られていた道祖神である。この追分は、日本橋から一里で、江戸時代に一里塚のあったところである。 文政7年(1824年)の火災で欠損し、その跡地に明治6年(1873年)、この賽の大神碑が建てられた。その後、明治43年(1920年)に道路拡張のため、根津神社に移された。』(案内看板より抜粋)


      

      
     供養塔が集められた庚申塚



     
     丸瓦の家紋と「三猿」



      
     「五拾貫目余」(187.5kg)、「三十五メ目」(131.25kg)と彫られているこの大きな石は形からして「力石」?


 他にも持ち上げられそうな丸い石が集められていました。こんな風に重さが書かれた力石を見たのは初めてでした。それにしても重そうですね。


                                                     つづく

時空を旅する その8 ( 駒込稲荷神社 )

2013-08-20 07:20:41 | 不思議紀行
 長らくお休みしてしまいましたが、ぼちぼちここを再開します。改めてよろしくお願いします。


 パスタを頂いた後で、根津神社までの距離をだんなさんが調べてくれました。歩いても10分ほどで行けそうなので、二人でのんびり歩いて、根津神社に向かいました。
てくてく二人で歩いて行くと大きな赤い鳥居が見えてきました。この鳥居は根津神社の本殿の後ろ側にある鳥居だったようで、本来なら、根津神社の参道から楼門を通って参拝、乙女稲荷、駒込稲荷と参拝するはず?だったのですが、北参道から入ってしまい、ここでのご紹介は、私たちが歩いた道順の「駒込稲荷」「乙女稲荷」「根津神社」となります。(わかりにくくてすみません。)


     
     根津神社 北参道


     
     駒込稲荷神社の石段

駒込稲荷
『御祭神  伊弉諾命・伊弉冊命・倉稲魂命・級長津彦命・級長戸辺命

      もとは綱重公の邸内社。手水舎の屋根に、三葉葵の紋が残っている。 』


      
     獅子山ならぬ神狐山かな? 

    
      

     
     先代さんたちが仲よく置かれています。

 しかし狐さんは、お耳もお口もとがっているので、欠けてしまっているものも多くて残念です。


     
     凛々しいお狐様がお守りする本殿


 駒込稲荷神社では、私が神狐山のお狐様をあれこれ見ている間に、だんなさんが先にお参りしたのですが、自分の小銭入れからお賽銭を出してお賽銭箱に入れるとき手から離れたお金を見たら、なあんと500円玉だったとか・・・。
「狐に化かされた・・・。」
と焦って私に報告していましたが、いくら負けず嫌いでも、それはね~? そんなみみっちい化かし方をお狐様がするわけないと思うけれど・・・。


                                                  つづく


     
     

母のこと

2013-08-13 19:04:34 | つれづれなるままに



     


 母が、他界しました。突然のことで、信じられずふわふわと現実感のない中で、時が流れました。
お友だちや親戚の方から
「天晴れな人生だった。」
とお声をかけて頂きました。私もそう思います。
 ここは、しばらくお休みさせて頂きます。

今年の夏は、とても暑いので、皆さん、お気をつけてお過ごしください。
 



 

時空を旅する その7 ( 生パスタの店 mocaro モカロでランチ )

2013-08-12 07:12:26 | ランチ
 そろそろお腹が空いてきました。団子坂の方に向かって歩き出します。


     
     素敵な看板の本屋さん  残念ながらお休みでしたが・・・。


     
     ひょいと覗くと懐かしいような、いつか遊んだような路地がいくつもありました。




     
     団子坂を下り始めるとイタリア国旗が目に付きました。  生パスタの店 モカロ

 ランチセット(3種類のパスタから1品選ぶ、サラダ、ドリンク付き)をお願いしました。


          
          たっぷりのサラダ、もちもちパスタ

 太くてもちもちのパスタ、鶏肉と茄子、和風のお味が美味しかったです。だんなさんのキノコたっぷりのクリームソースパスタも美味しかったようです。ご馳走様でした。


          
          だんなさんの頼んだコーヒー  カップのシンプル、カラフルな絵が可愛い!



   お店紹介   生パスタの店 mocaro モカロ  東京都文京区千駄木 2-28-8・102
                              ☎ 03-3822-3282
                     定休日  火曜日


                                                つづく



時空を旅する その6 ( 旧安田楠雄邸 2階 客間 )

2013-08-11 07:12:12 | 建物紀行
 東西に長い造りのこのお宅、2階に上がる階段は2ヶ所あります。
2階には、日当たりと眺めの良い客間があります。


     
     階段の途中には明かり取りの窓があります。


     
     予備室。お母様が使っていらしたとか・・・。雪見障子が美しい。


          
          細かい細工がとても綺麗

     

     
     二間続きの客間

 この客間の畳床は、当時のままのもので、ふかふかとしていて、優しい感じでした。

  
     
     付書院 

          
          襖上の細工



     
     照明も鴨居上も凝ったものが使われています。


     
     春が楽しみな大きな枝垂れ桜の樹


     
     大きな柏の木


     
     木目の美しい襖と凝った欄間


     
     スイッチかな?


 とても素敵な邸宅・お庭でした。初めて訪れたのにどこか懐かしく、広くて立派なのにゆったりと落ち着けて・・・。
歪んだガラスはどんな風景を映したのでしょうか?
ボランティアガイドの方の詳しい説明をお聞きしながら見学したので、色々なところを見ることができて良かったです。ありがとうございました。紅葉や桜の季節にまた訪れたいと思いました。


  施設紹介   旧安田楠雄邸庭園  東京都文京区千駄木5丁目 20-18
                        ☎ 03-3822-2699

         公開日時   水・土曜日  10:30~16:00(入館は15:00まで)
                イベント・臨時休館有り。要確認。


                                               つづく

      

時空を旅する その5 ( 旧安田楠雄邸 台所・浴室 )

2013-08-10 07:11:59 | 建物紀行
 さて、このお宅の水まわりは、どんな風になっているのでしょうか? 興味深々、ボランティアガイドさんの説明に耳を傾けます。


     
     明かり取りを大きく作り、光り溢れる造りの台所。流しが真ん中にあるアイランド型?ガスレンジも有り。


     
     一部屋分くらいありそうな広い床下収納


     
     木製の冷蔵庫(上に氷を入れ、下に食品を入れる)と 懐かしい蝿帳(網戸張りの食器棚、残った食品なども置く)


     
     折りたたむこともできる食器棚  上は配電盤?

 台所は、驚くくらい機能的な上にしっかりした造りになっていました。



     
     当時のままの浴室


     
     広い脱衣所(畳のお部屋)と浴室の間は、ガラス戸。  

 この下に、日本髪を洗うための洗髪所(変な言い方ですみません)がありました。


 すごくしっかり造られていそうなこのお宅は、関東大震災にも耐え、今に至っています。
施工は、清水組(現清水建設)、基礎はとてもしっかり強化されているそうです。


                                                  つづく

     

時空を旅する その4 ( 旧安田楠雄邸 残月の間・茶の間 )

2013-08-09 07:11:44 | 建物紀行
 長い廊下の先は、残月の間、生活感あふれる茶の間、台所、浴室と続きます。一番奥にあった子供部屋は現在は解体されてありません。


     
     なが~い真っ直ぐな廊下


     
     裏千家の「残月亭」を模して造られたという残月の間


     
     北山杉の床柱と残っていた棟札


      
     透かし飾りの美しい当時のままの照明              金銀を散らした襖紙と鹿皮の飾りのついた取っ手


     
     残月の間からお庭を望む  窓枠は、まるで、額縁のよう・・・。


     
     茶の間を望む  どこも庇をたっぷりとってあり、雨が吹き込まないようになっています。

 ここから地下に潜ると「防空壕」になっているとか・・・?(現在非公開)


     
     歴代のご当主の写真の飾られた茶の間


     
     障子だけでは、寒かったのではないかと・・・? 憧れの雪見障子、ここでは珍しい左右開きです。


 残月の間に比べると質素ではありますが、襖を開けると「水屋」が作られており、暮らし易さにも拘った造りになっています。


                                              つづく


 今日から12日まで、旅行に出掛けます。メンバーは、だんなさん、息子、私の3人です。隊長、副隊長、家来?(誰がどの役かは、ご想像に任せますが・・・。)
旅行中は、焦ってまとめた「旧安田楠雄邸」の記事でお楽しみください。(うふっ、予約投稿しちゃうよ~。)
それでは、いってきま~す!

うり坊に遭遇

2013-08-08 20:29:43 | 生き物紀行
 昨夜遅くに帰ってきた息子と御殿場のアウトレットにちょこっと買い物に行きました。夏休みだというのに、出遅れてしまったので、以前一度通った抜け道を利用することに・・・。予想に反してアウトレットはあまり混んでいなくて、ラッキーにも渋滞に巻き込まれることなく、いつも停める駐車場にもうすぐというところで、息子が
「イノシシがいるよ~。」
と教えてくれました。(運転してるのによく見つけたなあ~?)
「私も見た~い!」
と大騒ぎする私のために、少し呆れ顔で、ゆっくりバックしてくれました。


     
     イノシシ(黒い!でかい!)と背中のシマシマが可愛いうり坊


 お母さんの周りとうろうろするちっこいうり坊は、3、4匹いたようです。
御殿場のアウトレットは、以前は、子供たちとよく遊びに来たファミリーランドでしたが、ずっとずっと前は、山だったのだから・・・。ここは、彼らのホームなのかもしれません。お邪魔します・・・。
 アウトレットは、いつになく空いていて、ゆっくりショッピングを楽しみました。

     
     
     今日は、抹茶のチョコドリンクでした・・・。


     

時空を旅する その3 ( 旧安田楠雄邸 玄関・応接間 )

2013-08-08 07:15:08 | 建物紀行
 さて、次は、今回の一番の目的 「旧安田楠雄邸」です。


     
     旧安田楠雄邸 団子坂上の交差点を一方通行の道を北に入った静かな場所に建てられています。


 近くの駐車場に車を停めて、門を入っていくと、玄関脇に設置された受付で維持修復協力金(何故かJAF割引有り)を支払います。大きな敷石の上で、靴を脱ぎ玄関脇のお部屋で大きな荷物をお預けして、ボランティアスタッフのガイドさんの説明をお聞きしながら見学します。


 『旧安田楠雄邸は、大正時代から昭和初期の東京山手の庭園と住宅の雰囲気を伝え、貴重な価値があるとして、平成10年、(1998)3月に東京都の名勝に指定されました。
 この建物は、「豊島園」の創始者である実業家・藤田好三郎氏が大正8年(1919)に建築したもので、旧安田財閥の創始者・安田善次郎氏の娘婿・善四郎氏が大正12年に買い取り、お住まいになっていました。平成7年にご当主の楠雄氏が亡くなられたあと、幸子夫人が市民団体「文京歴史的建物の活用を考える会」の助言を得て、平成8年8月22日に建物と庭園を公益財団法人ナショナルトラストに寄贈されたものです。』(頂いたパンフレットより)


 建物保護のため、素足を避けて靴下を履くこと、大きな荷物を預けることなどお約束事はあるものの、ボランティアガイドさんの説明(かなり詳しい)を聞くことができ、内部の写真撮影もOK!(フラッシュNG!)なので、このお宅が気に入ってしまったこともあり、つい?力が入ってしまい、まとめようとしてもなかなかまとめられず・・・、苦肉の策として、細切れにまとめることにしました。見難いかもしれませんが、ご容赦を・・・・。


     
     大きな敷石のある広々とした玄関


     
     木の目の縦横を交互にして光が当たると市松模様が美しく見える玄関の天井


      
     襖は、土間側は、板張り、お部屋側は、障子になっています。


     
     玄関脇の電話室の電話  古い電話番号が書かれた紙もそのまま・・・。 


     
     藤田氏にちなんで、「藤の花」の描かれた襖




 さてここからは、NHKの『ミュージック・ポートレイト「大竹しのぶ×奈良岡朋子」』で使われていた(たぶん)応接室です。

     
     暖炉、絨毯、柱の彫り物、照明など、見所満載の応接室
     

           
          椅子の間に置かれているのは、冬は火鉢、夏は花台になる優れもの。


          
          
          当時のままのピアノと大正時代の蓄音機

 この蓄音機については、 だんなさんの記事を見てね。




     
     カーテンも窓ガラスもそのまま残っているそうです。緑と光溢れるサンルーム


     
     暖かい光が漏れる模様のあるガラスに映るお庭の緑


                                               まだまだつづく


 昨夜、息子が帰ってきました。我が家のリビングは急に賑やかになりました。



いいことありそな・・・。

2013-08-07 07:09:22 | 花紀行
 パピエロゼのお仲間、T木さんから「プリザーブドフラワー」を頂きました。


     


 

 黄色のバラをベースに緑の濃淡の紫陽花、木の実など・・・。この黄色なんだかいいことありそな・・・。そんな色です。
階段途中のディスプレイコーナー(写真)に置いてみたり、玄関に置いてみたり・・・。
結局、埃を避けるため、頂いた時のように、セロハンで包装して、玄関に置くことにしました。
招き猫ならぬ(幸せ)招き花になりますように・・・。
T木さん、ありがとうございました。