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仲良しkaoとの屋久島探訪 二日目 その3 ( 白谷雲水峡 )

2017-06-29 09:39:28 | 不思議紀行
 お昼ご飯の後、kaoと「たんかんアイス」を頂きました。たんかんは、ポンカンとネーブルの自然交配種で、普通のみかんと同じく冬に採れるということですが、屋久島では、このアイスのほかジュースやお菓子(かすてら、パイ、最中、ジャムなど)に使われていました。


柑橘系の食べ物が大好き! 香りはそれほど強くなく甘くて美味しい「たんかんアイス」

 さて、午後は、「もののけ姫」の森のイメージと言われる「白谷雲水峡」に行きました。

 「白谷雲水峡」は、標高600m~面積424㏊、ヤクスギなどの原生的な森林を容易に鑑賞できます。
 ここは雨の多い屋久島の中でも特に雨量の多いところで、宮之浦集落の水源にもなっている白谷川水系の長い年月をかけて創られた渓谷美が見所だそうです。


管理棟横の「白たえの滝」 森の緑に抱かれて大きな岩の間を清らかな水が流れています


重なり合ったおおきな岩を上がって行きます。


屋久島は、こんな感じに大きな岩に植物が生えて成り立っているそうです。小さな屋久島をここに見る。


空気が澄んでいるような・・・。



切株更新が行われ、足元には露出した根っこが這っている「気根杉」


岩を抱く太くたくましい根っこ


晴天続きで白っぽくなっていましたが・・・、苔むす森(もどき)は、さながら「もののけ姫」の世界です


倒木更新されたことがよくわかる「二代大杉」

樹高32m、胸高周囲4m、樹齢不明。 根っこの太さ、幹の皺や瘤、空まで続いているような背高のっぽさん、迫力に圧倒される。


横になってしまった木から光を求めて上に枝を伸ばす・・・。


自然が創った「飛流おとし」


足元や目線の先の小さなお花たち
 

 



「二代大杉」までゆっくり往復しました。駐車場までもどる道々、バスガイドさんに教えて頂き振り返ると・・・


白谷雲水峡を代表する最大級の屋久杉「弥生杉」が見えました。

樹高26.1m、胸高周囲8.1m、推定樹齢3000年。遠くからでも特別な木だと思いました。

 私たちが歩いたのは、遊歩道が整備された道が大部分でしたが、もっと奥には、登山道を通って太鼓岩(1050m)まで行くコースもあり、たくさんの屋久杉にも出会えるそうです。


つっついに! 「ヤクザル」が・・・。


ちょこっとやさぐれてるけど・・・、近くまで来てくれました。


 「縄文杉」までのトレッキングには参加できませんでしたが、「紀元杉」「ヤクスギランド」「白谷雲水峡」を歩き回って、たくさんの「屋久杉」や「小杉」に会うことができました。苔むす森は、晴天続きのせいで、しっとり瑞々しい緑を見ることはできませんでしたが、雨の中での散策は大変そうなところもあったので、雨の降らない屋久島に感謝しました。
屋久島で撮影したという「ゆず」の「カナリア」のSVの中では、私が見たかった緑色をとても綺麗に見ることができます。(私の写真は、苔が白っぽくなっていますよね。)
『「屋久島」は呼ばれた人しか行けない。』と以前にどこかで読んだ気がしますが、そんな不思議なことも信じられるような大きな力を感じるところでした。たくさん歩くのかなあと心配していましたが、この日の歩行数は、12000歩を超えた位でした。

                                              つづく

「屋久島」でバスやタクシーに「まつばんだ」という言葉が書いてありました。
私の頭の中では、屋久杉の杉ではなく松の木?パンダ???となり、ついに二日目の朝、バスガイドさんに伺ってみることにしました。
屋久島の言葉で「ありがとう」とか「感謝」とかいう意味だそうです。マイクロバスのお腹のところには「六根清浄」とも書いてあったので、屋久島の「岳参り」とも関係があるのかとも思っていたのです。江戸時代に年貢を納める時に米の代わりに木材で納めるようにするまで、山や木々は、神様の集まるところとして敬い大切に守ってきたそうです。
中国の雲南省辺りにも「神様の集まり」という意味の「マツバンダ」という言葉があるそうです。
屋久島では、お墓に供えるお花代は月に万単位でかけるとも伺いました。確かに車窓から見えるお墓は、美しいお花で溢れていました。