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海は荒海・・・。 その10 ( 宿根木を歩く 前編 )

2017-06-11 23:31:08 | 不思議紀行
 佐渡島3日目、帰りは「小木港」~「直江津」 11:50発 の高速カーフェリーを予約してあったので、島内での計画は、「宿根木(しゅくねぎ)」の町並みを歩くことと「矢島・経島」で「たらい舟」に乗ることの二つだけでした。
まずは「宿根木」に向かいました。


日本海から吹き込む潮風から集落内の建物を守る「風垣(かざがき)」


葬儀には必ずこの道を通ったといわれる「世捨小路」

『 世捨小路

 名前の由来ははっきりしない。何とも妙な名前の通りである。
宿根木へ入るには海からの道が一般的であり、海岸から村の裏にある神社、お寺へ向かう人々は必ずこの世捨小路を通った。逆にお寺から出た霊は、この小路を通ることで村との別れをつ告げるのである。
かつては海と山とをつなぐ集落における主要な小路であった。』(案内看板より)

 私たちもこの中央がすり減った歴史を感じさせる道からこの集落に入って行きました。


「世捨小路」を振り返る。右の建物は、寛政5年(1793)築のこの地区最古の建物


小さなお地蔵様が並ぶ、素朴な祈りの場


家屋が密集して建てられている集落。風が強く吹くのでしょうか? 石を並べた屋根が見えます。


江戸時代後期から明治にかけて財をなした廻船主の邸宅「清九郎」

質素な外観ですが、内部は豪華だということですが、定休日?でした。


大正10年(1921)電信・電話の開始を記念して建てられた洋風建築「旧宿根木郵便局」


洗い場が所々に残されています。


「塩」の看板が残る「三角家」


弘化3年(1846)の水害後に羽茂大橋付近から移築、敷地に合わせて三角形にきりつめ建てられた「三角家」

 前夜泊まったお宿には、ここで撮られた大きなポスターが貼られていました。この「三角家」の路地に立つ「吉永小百合さん」、そこには、「大人になったらしたいこと」の文字が・・・。


もちろん私たちもここで写真をとりました。 

   「大人になったらしたいこと。」 ひとつひとつ夢が叶っていきます。


                                                      つづく