片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

お姉さんがいたから、、、高嶋ちさ子さん

2010年04月25日 | こころ
先週の金スマを見ました。

ダウン症の姉を持ったヴァイオリニストの高嶋ちさ子さんが登場。

お母さんから、あなたは姉の未知子の面倒を見るために生まれてきたのですと、子供の頃から言われていたという。
両親亡き後だれが面倒を見るのか、兄弟しかいないだろうということで産んだのだそうだ。

その面目躍如。
姉が外で男の子にいじめられると、走っていってボッコンボッコンにした。
自分のことを俺様というほどのガキ大将になり、青山学院初等科の頃、クラスの男の子全員を泣かせた記録があるという。

高嶋さんは6歳からヴァイオリンを習っていた。
そばで聞いているお姉さんが時々リクエストするのは松田聖子の曲だったりする。
お姉さんの望みとあらば弾かずばなるまいと、何がリクエストされても弾けるように、クラシックと歌謡曲の両方を練習していたという。

それが今の高嶋ちさ子を作ったという。
お姉さんを支えるために生まれたつもりがお姉さんがいたことでオンリーワンのヴァイオリニストになれた高嶋ちさ子さん。

高嶋家では、お互いにバーカ!とか平気でののしり合うという。
お姉さんの未知子さんに対してもそうだ。
これは、社会に出れば、他人からどんなひどい言葉を投げつけられるかわからないから、家庭で免疫をつけるために意識してやってきたことだという。

話は逸れるが、今の子供には親から叱られたことがない子供が多い。
だから社会に出て叱られるとびっくりして精神的におかしくなってしまう。
高嶋家のようなやり方は、実はとても大事だと私は実感している。
子供が大人になったとき、社会の荒波に耐えられるように、愛情を持っていじめておくことは重要だと思っている。
免疫を作ってあげるのだ。
私自身免疫がなくて苦労したので。

しかし自閉症児でも、親が隠さないで普通に接して、どんどん社会にだすことで、立派に生きていけることを知って驚きました。
私には偏見があったと思います。
反省です。
番組でほんとうのダウン症の子が再現シーンで出演していましたね。
あんなに豊かな表現ができるのかと驚きました。


徹子の部屋にも詳しく載ってますからどうぞ。