片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

データ管理統合プラットフォームセミナー

2008年02月15日 | 私の正論
三菱電機インフォメーションテクノロジーがPowerCenterを扱い始めて8年になるという。企業に蓄積されている膨大なデータを、分析・関連付けして、タイムリーにユーザに提供するという地味な仕事をずっと続けている。現在まで200社近いユーザのデータを手がけてきた。「見た目」の大事さが叫ばれている昨今だが、その中身のデータを提供するには、こうした縁の下のツールや活動があってのことと改めて認識した。基調講演はデータアーキテクトの真野正さん。真野さんは私のシーエーシー時代の同僚。彼は「情報システム部門の役割はデータ資源の管理と提供だ!」と高らかに宣言する。三菱電機インフォメーションテクノロジーの草場信夫さんが私の友人で、たまたま草場さんから今回のセミナーの招待を受けたとき、基調講演が真野さんとわかり、世間は狭いものだと改めて実感。セミナー後のパーティーが楽しみだ。

使ってもらうため心血注ぐ

2008年02月15日 | 私の正論
日経コンピュータ2月15日号。情報システムのあり方に一石を投じる「見た目重視のシステム作り」という特集が組まれた。システムは使ってもらってなんぼ、だが、用意された機能の4割くらいしか使われていないと嘆くIT部門の声は昔からあった。それがWebになってさらに使いにくくなり、ユーザから呆れられてきた歴史がある。それが変わろうとしている。既存のシステムをもっと使いやすいものにしようという動きだ。
日経コンピュータの記事は、見た目重視というテーマだが、こういったことを進めるとき、大事なのはビッグピクチャーを描くことだ。目先だけに捉われると、C/S時代のニの舞になる。SOAの考え方を骨組みに、フロントのRIAツールの選択、外部のWebサービスの利用、社内ブログ、SNS、電子メール、業務ポータルなど、自社の情報処理環境はどうあるべきかを一度議論し、青写真を描いてみることだと思う。先日IBMユーザ会の講演で聞いたカシオ計算機の取り組みは、示唆に富んでいる。