片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

IT業界のおおきなうねり

2008年02月12日 | 私の正論
電話が村に初めて引かれたときの、テレビが初めて村の小学校に入ったときの、人々の熱狂する姿が昨日のNHKのTVで放送されていた。電話もテレビも今では生活に密着しできたが、そこにITが入り込んできて、新たな様相を呈してきた。電話は便利だが、相手の迷惑かえりみず割り込む道具に、テレビは決まった時間に決まった番組しか放送できない融通の効かない道具に見えてきた。電子メールや、オンデマンド放送というコンピュータとデータ通信技術が融合することで、こういう意識になってきた。
企業の情報システムもこれから変わる。従来のシステムを否定するのではなく、従来のシステムを、機能部品と見立て、ユーザの側からの視点でマッシュアップするのだ。というより、ユーザの視点から考えたらこういう機能がオフィスの機能だろう!というのがまずあって、それに現在のシステムが使えるのなら部品として組み込めばいいし、なければ作る、または外部のサービスを組み込む。これがこれからの時代だ。
コンピュータ雑誌は、もっともっとユーザインターフェイスに興味を持っていい。これは、きりもなく奥の深い世界だ。業種・業務ごとに、職種ごとに、最終的には個人ごとに必要とする画面は違う。昔は夢物語だったが、今では実現できる。