片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

関東IBMユーザー研究会「ITソリューションセミナー」

2008年02月07日 | Biz/Browser
日経コンピュータの2月1日号では「SOAが進まぬ理由」特集だったが、今日のテーマは、SOAの成功事例。セガとカシオ計算機の例だ。さまざまな既存のシステムをサービス単位で切り出しWebサービス化する。それをBPELなどを利用してワークフロー化し、画面を作っている。まさに理想的なやりかた。ただ残念なのはフロントにBiz/Browserが使われていない。講師の方と名刺交換して、後日採用の可能性を伺ってみたい。しかし、SOAは着実に企業に定着してきたことを実感した。SOAは突然実現できるものではなく、1980年代から構築してきたさまざまなシステムが、コンポーネント化され、Webサービスとして提供されることで実現できるのだ。情報システム部門にとっては、長年の苦労が報われる時代がきたと言える。

求めない生活

2008年02月07日 | 私の正論
『求めない』 加島祥造 の書評の最後にこんなことばがあった。

私が連想したのはジョン・レノンの「イマジン」だ。人は求めないではいられない。でも、「もし、求めないなら」と想像してごらん、すると……というわけだ。「求めない」を繰り返すうちに、日々のなかの様々な過剰が気になってくる。物が多すぎる、忙しすぎる、気にしすぎる。

「求めない」に到達するには、程遠い自分がいた。さて。


サービス道

2008年02月07日 | 感動したこと
1.クリスマスプレゼントが壊れていた。父親は店に電話し、今すぐ代わりをもってこいと言った。店には在庫がなく、考えあぐねた末、サンタクロースの姿をして訪問し、三日間待ってくれるよう、子供にお願いした。そして三日後に、再びサンタの姿をしてお土産を渡した。
2.インクカートリッジを交換したがプリンターが印字できない。烈火のごとく怒った客は、予告して店に怒鳴り込みに行った。その時刻には店長が受付で待っていて、来店されるなり応接室に通した。そしてカートリッジの装着具合を調べた。その結果、インク漏れを防ぐシールがはがしてなかった。店長は丁重に謝罪した。シールを剥がすという説明に不備があったため、ごめいわくをおかけしたと。

これは、2,3日前TVで放映された番組のまた聞き。

「いくらもしない商品で、そこまで言うか!」とか「説明書を読めば分かるだろう!」と思ったら、客を怒らせてしまうと共に、せっかくの苦情が、メーカに届くこともなく、商品や説明書の改善に役立たないし、自分がそもそも仕事が嫌になってしまう。
しかし、顧客の立場に徹底的に立って対応すると、顧客は、言い過ぎたと反省したり、自分のミスだと気付いても、その気配さえ見せない店の対応に感動して、固定客化したり、メーカは、苦情の情報が手に入りやすくなり商品改善に役立つ。そして、なにより、販売している本人がハッピーな気分でいられる。
この話を聞いて「サービス道」という言葉が思い浮かんだ。

この話を友人に話したとき、サービス窓口を経験しているその友人は、苦情はすぐに本部に届くが、素晴らしい対応をしたというお褒めの言葉は、なかなか本部には届かないという。サービス窓口のモラル向上には、「お褒め情報の見える化」も大事だと、更に思った。