片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

侍の翼

2007年12月16日 | Weblog
「若いときはスピードとタイミングで打って勝つと思いがちですが、実際は勝ってから打つのです。素晴らしい剣道をする人は、見かけのスピードではなく、ここぞという機会で身を捨てて打ち切っています」。好村兼一さん。剣道8段。フランスで剣道を教えて30年になるという。その方が小説家になって「侍の翼」を著したという。是非読んでみたい。私も高校まで剣道をやっていたので、確かにそうだと思う。隙が見えて、勝てると信じて打ち込む。お互いが一歩で打ち込める距離に近づくことを「間合いに入る」というが、スッと間合いに入って、身を捨てて一気に打ち込む。栗田さんのラグビーではないけれど、自分の生き方にも繋がっているような気がした。

ボーイングに目覚めた

2007年12月16日 | チェロ奮戦記
チェロを習って6年半。家人が呆れ果てるほどギコギコ練習を重ねてきた。先日突然分かったことがある。弓の持ち方だ。私の弓の持ち方は先生譲りだから、見た目には整っている。しかし本質的に違っていた。これまで、全体の指で弓を持っていた。その必要はなかった。チェロは立てて弾く。そして弓を弦に直角に当てるが、力を抜くと重力で弓の先が落ちる。それを人差し指で落ちないように支えて、直角を保つようにする、その力だけでよかったのだ。余計な力はまったく要らなかったのだ。それが突然わかった。すると、pもfも出るではないか!手が自由になり、これで表現が出来る。先生にも言われたし、物の本にも書いてあることが、ようやく理解できた。子供だったら、なんてことなく通過している部分に6年半もかかったような気がする。しかしこれも鴻巣フィルに入り、ものすごい量の楽譜を渡され、人に迷惑はかけられないというプレッシャーの中で、やみくもに練習した結果到達できたのではないかと思う。指揮者の中村さんが、とにかく量をやるんだとおっしゃっていたことがある。いろいろ深く考えていらっしゃるのだなあと、しみじみ思った。感謝!