片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

企業情報システム50年 データ処理からグループウェアへ

2015年09月07日 | 企業情報システムの50年
1990年代に入って、一人一台のパソコン端末が当たり前になってくると、コンピューターの使い方が変わってきた。
それまでデータ処理にしか使わなかったコンピューターを、電子メールで使ったり、グループウェアで使ったりするようになってきた。
こういったことは、勘定系の情報システムを担当してきた人々にはコペルニクス的発想の転換に思えたはずだ。

つまり電子メールやグループウェアというのは、日々の仕事そのものなのだ。
ああでもない、こうでもないと社内や外部の人とやりとりしながら仕事は進んで行くが、その過程そのものを支援するのが電子メールでありグループウェアだった。

そのうち、勘定系から出るアラートを電子メールに乗せて担当者に連絡し、返事をメールでもらって勘定系のデータに反映するなどということも始まってきた。
1980年代は、パソコンは個人の仕事を楽にしてくれる高級電卓のような位置づけだったが、90年代に入ってパソコンが社内LANにつながるようになって、ようやく組織としてコンピューターを使えるようになってきた。

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