今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

私の旦那様

2012-04-22 11:24:07 | 家族

旦那様が入院して、明日で1週間が経ちます。

気がかりだった副作用もほとんど見られず、いつもと変わりない様子で、入院生活を送っています。

幾分、いつもより頬が紅潮しており、熱があるような顔つきをしていますが。

私は始め、良い顔色を、安心の根拠にしていたほどですが、これは副作用の一種のようです。

新薬を投与して3~4日すると、通常は皮膚が、もっと赤くなるとのこと。

夫の出方は、今のところ、非常に軽く済んでいます。

 

病人とは言えないような当たり前の体調で、入院生活を送るのは、さぞかし退屈で苦痛では、と感じる私ですが・・・・・・・

夫は、愚痴一つ吐くわけでなく、淡々と日々を過ごしています。

その冷静さと平常心には、いつもながら、ただただ感心するばかり。

 

とは言え、一方では、夫のその性格が、私を寂しくさせる要因の一つでもありました。

何故なら、妻として、精神的に夫を支えているといった実感を抱いたり、喜びに浸たれることが、全くといってよいほどなかったからです。

 

妻の立場は、非常にデリケートなところがありますものね~

我儘ばかり言われては閉口ですが、時に手を焼くほど甘えてほしいといった感情が、あると思いませんか。

私は、結婚当初からそうでした。

そういう可愛気のある男性もにも、惹かれるな~(笑)

精神的に辛いことや、悩み事があれば、私に向かって吐き出し、ストレスを発散してほしい、と。

もしそこで、適切な助言ができ、夫が元気を取り戻してくれたなら、それは妻として、冥利に尽きることですものね。

さぞや、生きがいと喜びが感じられたことでしょう。

夫婦の絆も、深まる一方だったに違いありません。

 

しかし、そんなことを期待しても虚しくなるだけ、と結婚して間もなく、私は悟りました。

夫の精神には、甘えの構造は皆無の人だと、気が付いたからです。

言葉を換えれば、実に男らしく頼もしい人。

妻に一切迷惑をかけない旦那様、といった表現も当てはまるのでしょうけれどね

 

ですから、私の甘えも、よしとする人ではありません。

そのお陰で、娘時代は依頼心がめっぽう強く、甘え性だった私が、みるみる逞しくなりました。

 

我が家は、一見絵に描いたような幸せな家庭に、他人の目には映るでしょう。

しかし、私の心の根底には、妻として満たされない寂しさが、終始付きまとっていました。

母親としては、幸せそのものの、満ち足りた人生でしたけれど。

 

でも、今では、もう慣れっこの私です。(笑)

私は、家政婦とさして変わりないな~

ただ旦那さまの身の回りの世話をし、食事作りに追われているだけ、とすねた精神には、時々、今も陥りますけれどね。(笑)

 

けれど、夫婦げんかは、めったにしません。

もうここ数年、したことは一度もないですね~

数十年の長い夫婦生活の間でも、その回数は、数えられるほどです。

 

結婚してしばらくは、理想の夫婦像を心に描き、その目標目指してあらゆる努力をし、夫に意見を述べた時期もありました。

しかし、夫という、固い巨石は(笑)、根気よく、いくら穿っても、風穴は空けられない、と思い、途中から諦めました。

 

しかしながら、年の功の為せる技でしょうか。

今では、空気のような人ながら、夫の存在そのものが有難く、何にも代えがたい、と心から思えるようになりました。

夫なくしては、私の娘達との幸せな生活はあり得ませんでした。

私が、経済的には夫を頼りきり、夫の保護の下に暮らしてきたことは、まがいもない事実ですから。

今も、夫のお陰で、手厚い年金に恵まれ、何不自由ない暮らしをさせてもらっていますから。

 

それなのに、これ以上の要求をして、旦那様に文句を言ったなら、罰が当たるかもしれません。

それは、妻の我がまま、と思いましょう。

 

如何なることも、視点を変え見直せば、納得がいき、悩みも希望に替えられ、前向きに生きられますものね~

これもブログの効用かしら。

書くことで、認識を新たにできます。

 

今日もまた、夫の様子を見るために、病院にまいりましょう。

てくてく歩いて、毎日出かけても、寡黙な夫との会話はありきたりのことで終わりです。

出かける意味がないな~と思いつつ、妻の務めとは、報われないありふれた行為の繰り返しでもある、と納得している私です。

 

最後に、愚痴ばかりでは、旦那様に申し訳ないので、夫の素晴らしい人間性を挙げてておきましょう。

実に寛容で、自分の価値観を他人に押し付けないところです。

とは言っても、自分の考えは決して曲げない頑固さは、大変なものですけれど、その点は、私も心得ていますから、割と上手に操縦し、衝突しないように心掛けてきました。

夫のこだわりがほとんどなく、淡白で無頓着な性格にも、助けられてきました。

 

皆さんに信じて頂けないかもしれませんが、結婚して今日に至るまで、私は意見をされたり、注意を受けたことが、全くと言っていいほどありません。

注意と言えば、前々日書いた、「もっと俺の話をよく聞け!」ぐらいかしら。(笑)

そういうと、他の方は、あなたのことを心から信頼しているからでしょう、とおっしゃって下さいますが、そうであれば、嬉しいことですが・・・・・・・

悪く言えば、無関心なだけ。(笑)

これもまた、寂しい事の一つなのですですけれどね。

 

でもなんだかんだと申しても、今となっては、85点位はは上げられる旦那様、ということにしておきます。

「Yさん、ありがとう。必ず良くなって、私より長生きしてね」の言葉で、今日の日記は締めくくることに致します。

昨日の歩数 12046歩

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