今日は、予定より三日早く、夫が退院します。
ドクターのお話しでは、血小板の減少は、心配するほどではないとのこと。
さらに嬉しいことに、C型肝炎のウィルスも順調に減少しているようです。
この恐ろしい菌が除去されれば、肝臓がんになるリスクが、ほとんどなくなります。
むろんゼロというわけではないでしょう。
しかし、通常の人と変わりない健康体に戻れるわけですから、こんなに嬉しく、心強いことはありません。
とは申しても、新薬の効果が分かるのは、半年先のことです。
それまで、数種類のお薬を、八時間おきに服用が厳守で、その1時間前に軽食を取ることが定められています。
この軽食が悩みの種です。
入院中は、クッキー類を口にすることが多かった夫ですが、家に戻ってきたなら、もう少し栄養価の高いものを食べさせたいと思っています。
バナナ、ヨーグルト、サンドイッチ、野菜スープ、具入りのお結び、その他、思い浮かぶものは、いろいろあります。
軽食にまつわる、ちょっとしたエピソードをご紹介しましょう。
先日、夫の所望で、ヨックモックのクッキーを届けた時のこと。
翌日、その箱を見ると、すでにかなりなくなっています。
減り方が激しいので、尋ねたところ、一回の軽食で、ヨックモック数本に、ほかのクッキーも4~5枚食べたとのこと。
私は、ちょっと驚き、「それは食べ過ぎでは。新薬の服用の際の心得帳には、クッキー1枚の写真が載っていたわよ。
糖分の摂り過ぎは、百害あって一利なしではないかしら」と言いました。
いつものことながら、そのような意見をすると、たちまち機嫌が悪くなる旦那さまです。
自尊心を傷つけられたようです。
俺がいいと思っていることに口を出すな、といった気持が見え見えです。
ですから、私は数言意見をすれば、それでおしまい。
若いころは、自分が正しいと思えば、食い下がり、たまに喧嘩をしたこともありました。
しかし、今では、夫の性格が、わかりすぎるくらい良く分かっている私です。
それ以上は、反論しません。
私の一言にムッとした態度をとる人ながら、その後、様子を見ていると、意外にも、私の意見を取り入れていることが多いのです。
男の人は、自尊心が非常に高い生き者だから、女房如きに意見をされて素直に認める訳にはいかないのでしょう。
しかし、今回は、病気の治療に関連すること。
見過ごす事ができませんでした。
私は軽食の概念を、夫が少々誤解しているように感じられ、心配でなりませんでした。
そのため、別れ帰宅する前に、看護士の詰め所により、軽食の量について尋ねてみたところ、
案の定、クッキー一枚程度の軽い取り方で十分とのことでした。
それを聞いた私は、また病室に戻り、さりげなく看護士の言ったことを伝えました。
看護士の言うことなら、納得し、素直に認める夫です。
自尊心の高い旦那さまの扱いには、もうすっかり慣れたとはいえ、いろいろ苦労します。(笑)
昨日も、「食欲がなく、気分があまり良くない」と言いましたので、帰り際にナースステーションにより、夫の様子を伝えておきました。
寡黙な人の事。よほど重大なことでない限り、いちいち報告などしませから。
内助の功とまでは言えないけれど、私は、こそこそ陰で作戦を立て、気位の高い旦那さまを操縦しています。(笑)
今日は、大変忙しい日になりそうですから、これで終わりにします。
何だかまた、肌寒くなってきましたね~
お天気の気まぐれで、体調を崩されたりなさいませんように、皆さま、くれぐれもご自愛ください。
一気に書き上げ、推敲することなく投稿させていただきます。
お読みぐるしい点は、なにとぞご容赦くださいませ。
今日もご訪問下さいまして有難うございました。
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