京の四季 名勝散策 写真集

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東山 高台寺 秋紅葉 11/26/2010

2010年12月08日 | 洛東 東山 清水寺方面

  

  鷲峰山(じゅぶざん)高台寺(臨済宗建仁寺派) 東山霊山(りょうぜん)の山麓、八坂法観寺の東北にあり、正しくは高台寿聖禅寺といいます。豊臣
  秀吉没後、その菩提を弔うために秀吉夫人の北政所(ねね、出家して高台院湖月尼と号す)が慶長11年(1606)開創した寺です。寛永元年(1624)
  7月、建仁寺の三江和尚を開山としてむかえ、高台寺と号しました。造営に際して、徳川家康は当時の政治的配慮から多大の財政的援助を行なった
  ので寺観は壮麗をきわめたといわれております。






  
  現在旧持仏堂の開山堂、霊屋、傘亭、時雨亭、表門、観月台等が国の重要文化財に指定されており、 秀吉と北政所を「霊屋(おたまや)」に祀り、
  北政所像の下はその墓所となっております。開山堂を中心に東西に広がる池庭は小堀遠州作と伝えられております。
  尚、豊臣秀吉夫人(北政所)は天正16年(1588)に従一位に序せられ慶長8年(1603)に後陽成天皇より高台院の号を賜り寛永元年(1624)9月6日、
  76才で亡くなられました。     方丈に面した唐門








  
  庫裡の玄関です。








  









  









  









                     









  
  真ん中の石畳を通り境内に向かいます。 「湖月庵」茶室








  









  
  湖月庵の庭園
                    







                     









  
  「遺芳庵」茶室 灰屋紹益と吉野太夫との好みの茶席であり、鬼瓦席と共に高台寺を代表する茶席として知られております。 右に軒先が見えるのが
  鬼瓦席です。






  
  遺芳庵の南側にある書院と北庭園








  
  書院から開山堂に続く回廊








                     
                     書院で靴を脱ぎ方丈へと進みます。








  
  方丈








  
  方丈庭園 右手に勅使門、正面に霊山観音が望めます。 霊山観音の裏手の山には、坂本竜馬や中岡慎太郎の墓所となる霊山護国神社があります。







  
  方丈から左手開山堂とその右手に霊屋の眺めです。








  
  開山堂 高台寺第一世の住持、三江紹益禅師(1527-1650)を祀る塔所であり、左右壇上には木下家定(ねねの兄)、雲照院(家定の妻)等の像も安
  置されております。礼堂部中央の彩色天井には北政所の御所車の天井、前方の格子天井には秀吉が使った御船の天井が用いられております。





  









                     









  
  開山堂の門です。








  









                     






            
            開山堂の東側に広がる臥龍池








                     









  
  臥龍池に架かる臥龍廊








  









  
  開山堂の西側、偃月池(えんげつち)に架かる観月台  偃月とは、半円形の月。半月。弓張り月のことをさします。









  
  回廊の中央の檜皮葺の四本柱の建物は、観月をするための観月台です。









                     
                     開山堂と霊屋を結ぶ臥龍廊                      







  









                     







  
  臥龍池の紅葉は、西日に映えとても素晴らしい景色でした。








  









  









  









  









  









  









                     









  









  









                     
                     霊屋(おたまや)北政所の墓所、秀吉と北政所をお祀りしている所であり、厨子内左右に
                     秀吉と北政所の木像を安置しております。須弥壇や厨子には、華麗な蒔絵が施され世に
                     高台寺蒔絵と称され桃山時代の漆工芸美術の粋を集めているものです。






  
  笠亭(左)と時雨亭 利休の意匠による茶席であり伏見城から移建したものです。傘亭は竹と丸木が放射状に組まれ、カラカサを開けたように見えるこ
  とからその名があり、正式には安閑窟と呼ばれております。時雨亭とは土間廊下でつながっております。






  









                     









                     









  









  









  
  笠亭と時雨亭は、高台寺の中で一番の高台にあり、これから竹林を通り開山堂の前まで戻ります。








                     









  








  









  









  









  
  開山堂の中門前にあるお茶席の雲居庵です。












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