清水寺から三寧坂を下り二寧坂に出てまいりました。やむ気配のない雪の中、足の先が相当冷えて参りましたが、歩くしかないので何とか頑張って
みました。
霊山観音の手前で、置いてきぼりにあったような紅葉を発見いたしました。
あと150mほどで霊山観音です。
さすがにこの雪では、バスも車も駐車場までは上がって来られない状態でした。 と言いますか大晦日に観光バスで旅行に来ている方が居られないだ
けの話ですね。
ほんの1ケ月前に紅葉を見に伺ったばかりでしたが、雪景色も趣があり素晴らしかったです。
時間も4時を回っておりましたので、こちらの方は清水さんの様な人出ではありませんでした。
修復中の 「遺芳庵」茶室
書院から開山堂に続く回廊
靴を脱いで方丈にまいりましたが、さすがに足の裏が痺れた様な感覚になってまいりましたので、早々に退散いたしました。 方丈では明日の初詣に
向け準備が進められておりました。 勅使門からお参り出来るようです。
方丈から見た左手開山堂とその右手に霊屋の眺めです。
開山堂 高台寺第一世の住持、三江紹益禅師(1527-1650)を祀る塔所であり、左右壇上には木下家定(ねねの兄)、雲照院(家定の妻)等の像も安
置されております。礼堂部中央の彩色天井には北政所の御所車の天井、前方の格子天井には秀吉が使った御船の天井が用いられております。
開山堂の門です。
開山堂の東側に広がる臥龍池
開山堂の西側、偃月池(えんげつち)に架かる観月台 偃月とは、半円形の月。半月。弓張り月のことをさします。
開山堂と東側の霊屋を結ぶ臥龍廊
一か月前の11月26日の様子です。
開山堂から見た本堂(方丈)
開山堂をあとにし東側の霊屋へ向かいます。
霊屋(おたまや)北政所の墓所、秀吉と北政所をお祀りしている所であり、厨子内左右に秀吉と北政所の木像を安置しております。須弥壇や厨子には、
華麗な蒔絵が施され世に高台寺蒔絵と称され桃山時代の漆工芸美術の粋を集めているものです。
霊屋のさらに東側の高台に二軒の茶室が建っております。
右手に時雨亭、左手に傘亭です。
利休の意匠による茶席であり伏見城から移建したものです。
傘亭は竹と丸木が放射状に組まれ、カラカサを開けたように見えることからその名があり、正式には安閑窟と呼ばれております。
時雨亭とは土間廊下でつながっております。 高台寺は各御堂とこの茶室に案内係りの女性を配置されており、詳しい説明を聞くことが出来ます。
笠亭と時雨亭は、高台寺の中で一番の高台にあり、これから竹林を通り開山堂の前まで戻ります。
こちらの紅葉も陽の当たらない場所にあるので、この時期まで残りモノトーンの世界に彩りを添えておりました。
開山堂の中門前にあるお茶席の雲居庵です。
初詣客を待つ勅使門
山門を下り西側の塔頭圓徳院に向かいます。
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