Kおばちゃんのつぶやき

日々徒然に思うことの備忘録

祈りの場所(北レフコシア)

2009-01-29 23:37:09 | キプロス
今日も明太子の国にきております。

昼間駅前を歩いていたら、菜の花を頂いてしまいました。指宿からの観光誘致のご一行さんで、もう指宿では菜の花が満開だそうです。
ああ、この土日のスケジュールさえなければ行きたかったな!!残念!砂風呂大好きです。

それにしてもやっぱり九州はよかとこばい!食べ物もおいしかーー!お値段も安かー!
でも、景気は悪かーーですね。

○12月31日(水)

『Belediye Pazari または Bandabulya』公設市場?でお買い物はなんにもしないで・・見学だけしたkおばちゃん。外に出ることにしました。

外に出るとさっき2つの国旗が掲げられていた塔がマジかに見えます。

今度はあそこに向かってみましょう。カバーが掛かってるから修復中ですかね?
入り口と思しきところから見上げると・・こんな感じですね。

あら?入り口に名前が書いてありますね。

なんて書いてあるかというと、こう書いてあります。

『SEiMiYE CAMii』と大きく書いてあって、その下に『SELIMIYE MOSQUE』とあり、さらに小さな字で『St.Sophia Catedral』とありますね。モスクでカテドラル??
不思議ですね。

でも、建物の前庭にはこんな建物があります。

これはどうやら、足を洗うための場所のようですね。違うかしら?

ここの建物には土足で入ってはいけないんです。

ここは、さっき入り口のところに書いてあったとおりモスクです。入り口の一番上はどうもトルコ語ですね。
そしてここは一番下に書いてあったSt.Sophia Catedral『聖ソフィア大聖堂』として1209年とから1228年にかけて建設された建物のようです。だからもともとはゴシック様式の構造の聖堂だったわけですね。
1489年にヴェネツィアにその支配を譲渡するまで、『十字軍の落ち武者が作った』といわれるリュージニャン朝Lusignansの戴冠式はここで行われていたようです。

その後1491年と1547年と1735年には大地震により深刻な被害を受けてしまったようです。

だから内部はステンドグラスこそありませんが・キリスト教の教会のようですね。

でも現在はこの建物の北キプロストルコ共和国での一番主要なモスクとして存在しているようです。


うーーん、とっても不思議な空間です。

お堂の中の一角にあったものですが・・これはいったい何でしょう?
ミフラーブ ミフラーブ محراب mihrābと呼ばれ、メッカの方向を指し示すものなんでしょうかね?

これは説教壇でしょうか?丁度団体さんが見学をしてらっしゃいました。
彼らはドイツ語をしゃべるご一行さん。さっきCathedral of St John the Teologia(Agios Ioannis Cathedral )でご一緒したご一行さんでしょうか・・

そうそう、床に敷き詰められているカーペットの下にはキリスト教の聖堂であったときの王の墓があり、その碑文や模様が隠れているとききました。

kおばちゃんがお堂のなかをうろちょろしてたら数人のムスリム(イスラム教徒)の方が・・・

やはり現役の祈りの場所。観光気分でいるのが申し訳なくなってきて・・そそくさとお堂をあとにいたしました。

入り口は どうみても教会堂ですよね。

なんて振り返っていたら突然大音響が・・頭の上から聞こえてきました。

祈りの時間の始まりですかね。コーランの一説のようですが・・kおばちゃんにはまったく分かりません。
分かるのはこの塔に括りつけられたスピーカー聞こえてきた・・ということだけです。

現在進行形で問題になっている『ガザ』のもめごとも、根底は宗教の違い。
この国を2つに分断してしまったのも宗教の違い。

でも、『祈る』という行為は同じで、現在も過去もこの建物は『祈りの場』として提供されている。
八百万の神の国のkおばちゃんにとっては、神様も仏様もみんなおんなじ・・なんて思考にはなれない信仰が理解できないのでありました。

現在の紛争の大部分はこの『宗教間の争い』じゃあないんでしょうかね。だからもしこれが動物だったらない紛争。人間ってもしかすると動物より・・・・
と、思ってしまうkおばちゃんです。

みんな仲良く生きましょうよ、神様だってそれを望んでるはず・・なんて考えるのが甘ちゃんなんでしょうね 。

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4 コメント

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明太子の国 (かめさん)
2009-01-31 20:46:42
久しぶりたいね。
九州ば褒めてもろうて嬉しかたい。

九州も景気が良くないようですね。

実は1月から3年ほど九州への出張が決まっていたのですが、それが2月にずれ込み、そしてまた5月に延期になり、それ自体もまた不透明な状況です。

kさんのなまりはばっちりたい!



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神様は (torachan0303)
2009-02-01 19:52:19
どんな神様だって、kおばちゃんの仰るとおりに、皆仲良く生きてほしいと思っているのじゃないでしょうか。

他の信仰の人間は幸せになれない・・・というような考え方があるとしたらそんな心の狭い神様は、信仰する価値がないように思われます。

宗教って宗教の名を借りた政治に思える時があります。私の中では結構イコールです。ただ、写真のように信仰されている方たちがいて。そういう純粋な信仰心があれば、世界には争いはないのじゃないかと思えるのですが。

信仰が違ったとしても、その違う信仰をも受け入れる(認める)のが、神の愛なんじゃないですかねー。
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よかとこバイ! (kおばちゃん)
2009-02-03 09:41:55
かめさん
お久しぶりです。お元気そうでなによりです。
かめさんのお仕事は、今回の不況の真っ只中に関係しているの産業なので大変だろうな・・と思ってました。

せっかく故郷でお仕事できるのに・・先が不透明になってしまったとはね・・
でも、日本の産業ってこんなに底が浅いはずがない・・と思っていたのですけどね。

中洲のママが言ってました。「とにかくお金ば動かさんと世の中回らんたい」って。
九州は去年の4月ごろから景気が悪かーーと言ってましたよ。
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宗教と政治の違い (kおばちゃん)
2009-02-03 09:53:42
torachanさん
おっしゃる通り、宗教と政治の違いって本質的にはないんでしょうね。昔の統治はイコールのようですものね。

アラブ諸国はその自然環境の厳しさから宗教戒律がとても厳しくないと、結束して生きて行けない世界・・だとは思います。だから『断食』なんかが必要なんだと思います。

その環境で育ってしまうと、他のゆるい戒律の宗教が存在する事自体信じられないんでしょうね。

あるテレビ番組でユダヤ教徒とイスラム教徒の女性同士が話しを聞きあう・・という機会を取材してましたけど、とにかく『現実』がじゃまをしてしまって聞く耳持たない・・というイスラム教徒の女性のヒステリックな声が印象的でした。『貴方達が出て行きないさ!もともと私達の土地なんだから!』と・・

この『もともと・・』っていうのは何時のことなんでしょうね?神様が大地を作ったときはアラーの神もキリスト教の神も同一なんじゃないでしょうかね・・と思いながら、このような考え方をする事事態が『八百万の神』の国の宗教かな・・と思いました。
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