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板書(23)中国史(6)魏晋南北朝時代 ② 制度史

2011年07月11日 | ワークシート
板書(23)中国史(6)魏晋南北朝時代 ② 制度史

 220年から581年まで続いた魏晋南北朝時代は、中国の歴史の中でももっとも大きな変化が生まれた時代だった。
魏の文帝は「九品中正法」を行った。官吏登用法であるこの「【 】」は、豪族を9のランクに分け、中正官がランクに応じて官職に採用するという制度である。この「【 】」によって豪族の家柄が定まり、やがて豪族は貴族に変化した。豪族も貴族もともに大土地所有者であるが、前者の【 】は秦漢の時代、後者の【 】は唐の時代の大土地所有者である。この「【 】」の影響は大きく、唐の時代になると、大土地所有者である【 】が政治に大きな力を持った。
 また、土地制度の大きく変化した。魏の曹操は屯田制を始めた。曹操が始めた【 】制は、流民に土地を与えて兵士にする土地制度である。その後、西晋の時代には占田課田法が用いられた。さらに漢化政策をとった北魏の孝文帝は均田制を始めた。孝文帝が始めたこの【 】制は、のちに日本で行われた「班田収受法」の元になった制度である。ただし、【 】帝が始めた北魏の均田制は、妻・牛・にも田を与えるなど未完成であった。
均田制が用いられると、それに合わせた新しい税制が始まった。すなわち北魏の【 】帝が始めた均田制によって土地を分け与えられた農民は、その代わりに租庸調制による税が課された。【 】制の租とは穀物を納める税、庸とは労役の代わりに納める税、調とは絹などを納める税である。
 また、宗教の面でも魏晋南北朝時代は大きな変化があった。ブトチンガやクマラジーヴァの二人が中国に仏教を伝えた。【 】と【 】は二人とも西域の亀茲(クチャ)出身の僧である。一方、中国の伝統的宗教から寇謙之(コウケンシ)が新天師道を興した。この【 】道は五斗米道の流れをくむ道教の教団である。新天師道を興した【 】(コウケンシ)は北魏の太武帝に仕えて、道教は国教になった。













ワンフレーズ・チェック
(1) 【 】は魏の【 】が始めた官吏登用法である。
(2) 九品中正法の影響で、豪族に代わって【 】が登場した。
(3) 【 】制は魏の【 】が始めた土地制度である。
(4) 【 】法は西晋時代の土地制度である。
(5) 【 】制は北魏の【 】帝が始めた土地制度である。
(6) 均田制が始まると【 】制という新しい税制が始まった。
(7) 租庸調制は穀物を納める【 】・労役の代納が【 】・絹や布を納める【 】といった税からなる。
(8) 【 】(クチャ)出身の僧【 】と【 】が中国に仏教を伝えたのは【 】時代である。
(9) 北魏の【 】帝に仕えた【 】が、【 】道という教団を興して道教を国教にした。
(10) 新天師道は【 】道の流れをくむ【 】の教団である。