観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

小潮の野鳥観察

2016-08-25 12:32:13 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 4時42分 潮位 84cm
           16時37分 潮位135cm

今日の満潮時間11時08分 潮位205cm

昨日から3日間は小潮の為昼ごろが満潮時間で明け方と夕方頃が干潮時間になっていて、観察がしやすくなる中潮・大潮は来週前半からになります。

今日の午前の引き始めは真夜中、午後の引き始めは日差しが厳しい13時頃です。

そんな午後からの引き始めに外へ出かけるのは辛いので、干潟が無くなる直前の8時頃、外に出かけました。

干潟の水辺にはアオアシシギの群れ、小さくなった干潟には足の短いダイゼンやソリハシシギが多く集まっていました。

一週間前に比べると若干数・種類共少なくなりましたがダイゼン75羽、ソリハシシギ92羽がカウントできました。

干潟に潮が迫ってくると、ソリハシシギが導流堤に向かって飛び立ちました。導流堤の干潟はすでに無くなっているので満潮時間でも沈まない堤防部分で休息するのでしょうか?

潮が干潟に上がってきてもダイゼンの群れは動かず、他のダイゼンの動きを待っているかのようです。

わずかに残っている干潟にはオバシギやコオバシギが最後まで餌をとっていました。他のシギ・チドリは休息モードのようで、じっとみんなが動くのを待っています・

9時半ごろ、ダイゼンの群れが騒がしくなると、一斉に他のシギ・チドリを連れて最後の干潟から飛び立ちました。もう残っているのは足の長いアオアシシギの群れだけでした。

今日観察できた主な野鳥 カワウ335、ダイサギ61、コサギ11、アオサギ43、マガモ67、カルガモ446、ホシハジロ6、スズガモ9、ミサゴ6、ダイゼン75、ケリ1、トウネン11、コオバシギ1、オバシギ9、アオアシシギ39、コアオアシシギ1、キアシシギ2、イソシギ1、ソリハシシギ92、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ1、ウミネコ114

明日の午前中は10時頃までの満ち始める前、午後からは14時頃からの引き始めをお勧めします。

明日の干潮時間 6時04分 潮位 90cm
           18時19分 潮位153cm

明日の満潮時間12時46分 潮位196cm

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今日のシギ・チドリ

2016-08-24 18:37:23 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間10時00分 潮位222cm
今日の干潮時間15時42分 潮位111cm

 

今日は午前中は雨がパラついていましたが、スマホを片手にゲームのモンスターを探す人たちが

絶えず野鳥観察館の前を歩いていました。

お盆休みが終わって人出のピークは過ぎたようですが、夜間のポイ捨てごみ問題や駐車場の混乱はまだ続いています。

稲永公園には、大量のごみが溜まっている場所もあり、とても残念な気持ちです。

 

干潮時間が昨日よりさらに遅くなったので、今日はお昼過ぎに干潟を見に出かけましたが

曇り空だったので、蒸したものの、強い日差しの辛さはありませんでした。

観察ポイントに到着したころには、出始めた干潟に、すでにダイゼン、ソリハシシギ、アオアシシギ、オバシギなどが

干潟に飛来していて、餌を探していました。

 

オバシギとソリハシシギ。

 

長いゴカイを捕まえたダイゼン。他のダイゼンに横取りされようとしていて飛びながら逃げていました。

 

キアシシギとアオアシシギ。観察をしている間には、厚い雲がなくなり、青空が広がってきていました。

 

【探鳥週間写真展2016の展示作品募集のお知らせ】

「探鳥週間」にあわせて、行う写真展の展示作品を募集しています(展示期間:10月22日(土)~11月20日(日))。

今回の募集テーマは2つ、「鳥たちの“いっぱい”な魅力」と「藤前干潟の風景・生きもの」です。

 

「鳥たちの“いっぱい”な魅力」については鳥たちの魅力を「いっぱい」というキーワードで表現する作品を募集します。
たとえば「数がいっぱい」・「種類がいっぱい」・画面にいっぱい「」等皆さんが思った「いっぱい」を写真で魅せてください。

「藤前干潟の風景・生きもの」についてはラムサール条約に登録された藤前干潟の魅力を伝える作品を募集します。

 

写真作品の募集締め切りは10月16日(日)までとなっています。よろしくお願いします。

 

 

明日の満潮時間11時08分 潮位205cm
明日の干潮時間16時37分 潮位135cm

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シギ・チドリ、減少しました。

2016-08-23 18:38:40 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 9時05分 潮位239cm
今日の干潮時間15時01分 潮位 86cm

 

今日は干潮時間が夕方近くと遅くなり、干潟が出始める時間も午前中の遅い時間となったことから

暑い中、さらには逆光の中での野鳥観察となりました。 

 

干潟が出始めた11時頃、シギ・チドリの群れが庄内川に次々と飛来しました。

干潟に降り立つダイゼン、オバシギ。

 

さらには、ソリハシシギの群れ。

 

そして、チュウシャクシギ。

 

アオアシシギの群れの中に1羽だけ混じっていたコアオアシシギ(右)も観察できました。

 

今日観察できたシギ・チドリは、ダイゼン32、メダイチドリ2、アオアシシギ34、コアオアシシギ1、オバシギ6、コオバシギ1、

ソリハシシギ70、チュウシャクシギ5、ホウロクシギ1 でした。

アオアシシギ、ソリハシシギ、メダイチドリの数は先週よりかなり減少し、

土曜日までは確認できていたオグロシギ、トウネンは抜けてしまったようで1羽も確認できませんでした。

 

今週金曜以降は、干潮時間が早朝に移ってくるので、シギ・チドリの観察がしやすくなってくると思います。

この頃には次の渡りの群れが入って来るのを期待しています。

 

【探鳥週間写真展2016の展示作品募集のお知らせ】

「探鳥週間」にあわせて、行う写真展の展示作品を募集しています(展示期間:10月22日(土)~11月20日(日))。

今回の募集テーマは2つ、「鳥たちの“いっぱい”な魅力」と「藤前干潟の風景・生きもの」です。

 

「鳥たちの“いっぱい”な魅力」については鳥たちの魅力を「いっぱい」というキーワードで表現する作品を募集します。
たとえば「数がいっぱい」・「種類がいっぱい」・画面にいっぱい「」等皆さんが思った「いっぱい」を写真で魅せてください。

「藤前干潟の風景・生きもの」についてはラムサール条約に登録された藤前干潟の魅力を伝える作品を募集します。

 

写真作品の募集締め切りは10月16日(日)までとなっています。よろしくお願いします。

 

 

明日の満潮時間10時00分 潮位222cm
明日の干潮時間15時42分 潮位111cm

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みんなで巣箱を作りました。

2016-08-20 15:38:22 | イベント

藤前干潟

今日の満潮時間 6時48分 潮位264cm

今日の干潮時間13時13分 潮位 33cm

干潮時間が午後になって干潟が現れる時間が9時過ぎで、暑い時間は苦手なので6時ごろ満潮時間に鳥たちを探しに行きました。

満潮時間で干潟が無いためシギ達は護岸沿いで休んでいました。

ダイゼンの群れの中にはオバシギの姿も

夏羽でしっかり残っているオバシギも観察できました。

今日は干潮時間にも観察できませんでしたが、メダイチドリの群れやオオメダイチドリも観察できませんでした。
オグロシギやソリハシシギの数も少なくなり、先週の週末頃が秋の渡り第一回目のピークだったのかも知れません。

キアシシギもわずかに残った岩場で休息中。

満潮時間を過ぎ、次第に潮位が下がってくると、ソリハシシギが護岸に飛来。

その後、ダイゼン、オグロシギ、オバシギも護岸近くへ飛んできました。(↑の3枚の写真は地元のHさんから提供いただきました。)

例年ですと8月後半9月上旬がピークになりますが、今シーズンの秋の渡りは例年に比べ1週間ほど渡りの時期が早いようです。

 

今日の「渡り鳥調査隊」でのカウント結果も1週間前にカウントした数や種類に比べ数が少ない結果でした。

まだシギチドリは藤前干潟に飛来してくると思いますがソリハシシギやキアシシギのように飛来時期が早い種類は羽数の回復は難しいかも知れません。

これからはトウネンやオグロシギが増えて、9月半ばからはハマシギも数を増やして来る筈です。

今日は午前中の「渡り鳥調査隊」の他に午後からは子どもたちを対象に「巣箱作り」を行いました。
巣箱を作った後にはそれぞれ好きな色を塗ってオリジナルの巣箱になりました。

10月の探鳥週間にも子供たちを対象にした他のイベントを開催する予定です。次回は皆さんもご参加ください。

今日、渡り鳥調査隊でカウントできた主な野鳥 
カワウ186、ササゴイ1、ダイサギ36、コサギ9、マガモ115、カルガモ302、オナガガモ1、ホシハジロ8、スズガモ11、ミサゴ6、トビ1、ハヤブサ1、ダイゼン89、トウネン18、コオバシギ1、オバシギ14、コアオアシシギ1、アオアシシギ56、キアシシギ25、イソシギ12、ソリハシシギ72、オグロシギ3、ホウロクシギ3、チュウシャクシギ4、ウミネコ365

明日の満潮時間 7時32分 潮位262cm

明日の干潮時間13時49分 潮位 45cm 

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「探鳥週間写真展2016」作品を募集します。

2016-08-19 18:22:47 | お知らせ

藤前干潟

今日の満潮時間 6時05分 潮位260cm

今日の干潮時間12時36分 潮位 29cm

 

まずは、探鳥週間写真展の展示作品の募集のお知らせです。

「探鳥週間」期間中10月22日(土)~11月20日(日)まで、野鳥観察館で行われる写真展の作品を募集します。

今回のタイトルは2つ、「藤前干潟の風景・生きもの」と「鳥たちの“いっぱい”な魅力」を募集します。

「藤前干潟の風景・生きもの」についてはラムサール条約に登録された藤前干潟の魅力を伝える作品を募集します。

もう一つの「鳥たちの“いっぱい”な魅力」については鳥たちの魅力を「いっぱい」というキーワードで表現する作品を募集します。
たとえば「数がいっぱい」・「種類がいっぱい」・画面にいっぱい「」等皆さんが思った「いっぱい」を写真で魅せてください。

写真作品の募集締め切りは10月16日(日)までとなっています。よろしくお願いします。

 

続いて、今日の野鳥の様子をご報告します。

今日観察館から観察できたシギ・チドリは、ダイゼン43、メダイチドリ7、オオメダイチドリ1、トウネン2、アオアシシギ51、キアシシギ5、ソリハシシギ130、

オバシギ12、コオバシギ2、オグロシギ1、ホウロクシギ3、チュウシャクシギ1 でした(一部の数字はFさんより提供いただきました)。

 

午前中の早い時間帯は庄内川のヨシ原近くに多くのシギ・チドリがいました。

その後、干潟が広がり始めると川の中ほどにある干潟にその群れは移動して、餌をさがしていました。

ダイゼン、オバシギ、トウネンの群れ。

 

餌を探すトウネン。

 

アオアシシギ。この先も見られるはずですが、飛来数は今がピークと思われます。

(↑の3枚の写真は地元のHさんに提供いただきました。)

 

ソリハシシギの飛翔、3枚連続。ソリハシシギもアオアシシギ同様、飛来数は今がピークだと思われます。

 

(↑の3枚は8月17日撮影。) 

 

明日、明後日は干潮時間が午後になりますが、午後からの観察は逆光となり、観察しづらいため

午前中の観察をおすすめします。

明日は今日よりもさらに暑そうです。熱中症にくれぐれもお気を付けください。

 

【明日のイベントのお知らせ】

野鳥観察館では、明日、「渡り鳥調査隊」と「巣箱づくり」のイベントを行います。

「渡り鳥調査隊」は当日でも参加可能ですので、ぜひお越しください。

☆渡り鳥調査隊
 藤前干潟に飛来する野鳥を観察し、種類と数を調べます。
 日時:8月20日(土)10:00~12:00
 対象:小学生以上
 定員:20名
 参加費:無料

申込み・問い合わせ先
 名古屋市野鳥観察館
  (TEL/FAX)052-381-0160
  (MAIL)nagoya.kansatukan@car.ocn.ne.jp

 

明日満潮時間 6時48分 潮位264cm

明日の干潮時間13時13分 潮位 33cm

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