観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

カラシラサギが飛来しました。(恐らく)

2018-04-10 19:48:14 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 8時30分 潮位129cm

今日の満潮時間13時32分 潮位158cm

 

葉桜も終わり、稲永公園内ではハナミズキの花が見頃になってきています。

昨日の夕方見つけたオオルリは見つけることが出来ませんでした。天候が回復して移動していったようです。

しかし、冬鳥であるツグミはまだ複数羽を観察することができます。

護岸沿いを歩いていると、浅くなった川の水面をうごめく多数の生きものが。ボラの稚魚の群れを今年も見られるようになりました。

また、護岸沿いでは、コチドリを今日も観察できました。

 

そして・・・、満潮時間のお昼過ぎに、野鳥観察館の中からダイサギの群れの中でちょっと動きの速いコサギが2羽いるな?っと思って干潟を見ていました。コサギじゃない・・・?でも、あの鳥なら、まだ2~3週間早いよな・・・?

昼間見たこのサギが気になって夕暮れの干潟で探すと、夕日の逆光の中で干潟の先端を素早く動き回る2羽のサギを再び見つけました。600m以上距離があるので、はっきりとは見えませんが、急に走ったり、ターンしたり、動きが他のサギの仲間とは違います。

しばらくすると1羽は導流堤の裏側に移動しましたが、もう1羽は観察館前まで移動してきました。

(新川へ移動した1羽は冠羽が見えましたが、この↑の個体はまだ冬羽もしくは若い個体のようで冠羽は目立ちません。コサギやダイサギとは餌の探し方も違い、他のシラサギの仲間と違い頭が小さく見えます。

(写真、右ダイサギ、左カラシラサギ?)

はっきりと姿を確認できませんが、どうやらコサギではなく、カラシラサギのようです。カラシラサギは昨年は5月6日から16日まで観察されて、今年は約1か月早い飛来となったようです。

春のシギ・チドリの渡りは、昨日今日と天候が回復してダイゼンやハマシギの大きな群れは抜けたようで、今日はシロチドリ3、コチドリ2、オバシギ3、オオソリハシシギ1、ダイシャクシギ1、ホウロクシギシギ1と、再び少しさみしい干潟に戻りました。

ただ週末にかけて天気が下り坂になるようなので、再びシギ・チドリで賑やかな干潟に戻ってくると思います。

それまでの間、カラシラサギ(恐らく)には藤前干潟で過ごしてほしいものです。

 

明日の干潮時間 9時27分 潮位112cm

明日の満潮時間14時59分 潮位172cm

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