観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

チュウシャクシギが100羽を超えました。

2018-04-26 17:47:26 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 9時50分 潮位 88cm

今日の満潮時間15時45分 潮位205cm

明け方から潮が引き始めた干潟には、ハマシギやオオソリハシシギ、チュウシャクシギの群れが飛来しました。

その後、大型のシギ・チドリは順調に数が増えていきましたが、小型のシギ・チドリの仲間の飛来数が今一つ増えてきません。

今日は干潮時間が早朝になったので、久しぶりに太陽の下でシギ・チドリの飛翔が見られました。

落ち着かず飛び回るハマシギの群れ↑。

今朝はダイゼンとハマシギはもう少し数を増やすと予想していたのですが、あまり飛来数羽は増えませんでした。

昨日の夕方にはハマシギがもっと多く飛来していたので、近くにはいるはずなのですが・・・

お昼前には干潟降りたハヤブサを観察できたので、早朝にもハヤブサの襲来があったのかも知れません。

シギ・チドリにとっては迷惑なハヤブサですが、遠足に来た名古屋市内の小学生たちからはハヤブサが見られたことに歓声が上がりました。

チュウシャクシギは順調に飛来数を増やしてきており、今日は103羽をカウントでき、メダイチドリも今季で一番多い6羽を観察することができました。

また、今日はキアシシギ(1羽)が今季初めて確認されました。

 

一方で、まだ残っているスズガモ(↑)やコガモ(↓)を今日は野鳥観察館のすぐ前でじっくりと観察できました。スズガモが水に潜る様子を小学生たちはおもしろそうに観察していました。

 

そして、野鳥観察館の入り口近くの松林では、キビタキの囀りが良く聞こえました。

 

干潟も稲永公園内も春の渡りのピークは例年であればそろそろ・・・。

ここ数日で渡り鳥の種類・飛来数ともに増えてくると予想しています。

今週末からの大型連休中では4月30日に大潮を迎えるので、大型連休の初めが春のシギ・チドリの観察には最も適しています。しかも、連休初めの4月28日~4月30日は天気は良さそうとのこと。

野鳥観察館は大型連休中は(5月6日までは)、休館日無しで開館しています。

ぜひ大型連休に藤前干潟まで足をお運びください。

※追加記事

記事の追加です。満潮時間が終わって3時間後、陽が落ちる直前の18時頃の干潟にシギ・チドリが再び戻ってきました。

昼間のカウントで103羽だったチュウシャクシギが135羽に増え、オオソリハシシギも今季最大42羽となりました。

 ※半日で一気にシギ・チドリが増えました。
オオソリハシシギとチュウシャクシギは例年ですと、ほぼ最大飛来数になります。

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ2、カワウ141、ダイサギ17、コサギ10、アオサギ18、マガモ4、カルガモ25、コガモ65、ヒドリガモ11、ハシビロガモ7、キンクロハジロ17、スズガモ177、ミサゴ1、チュウヒ1、ハヤブサ1、コチドリ1、シロチドリ1、メダイチドリ6、ダイゼン8(50)、ハマシギ103(762)、オバシギ5(6)、キアシシギ1(3)、オオソリハシシギ9(42)、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ103(135)、ユリカモメ94、セグロカモメ11、オオセグロカモメ1

※シギ・チドリのカッコ内の数字は午後6時頃のカウント数です。

おまけ 今夜、干潮時間21時30分頃の干潟↑

実際は真っ暗で何も見えません。手持ちでここまでの画像が撮影できるなんていい時代です。

明日の干潮時間10時30分 潮位 67cm

明日の満潮時間16時34分 潮位222cm

コメント
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