観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

干潟にシギ・チドリ、空には猛禽、公園では小鳥たち

2018-04-22 15:32:18 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 9時29分 潮位192cm

今日の干潮時間16時44分 潮位 59cm

今日は9時過ぎの満潮時間でしたが、干満の差が少なく朝の8時過ぎまで干潟が残っていました。 

満潮時間が近づき、小さくなった左岸の干潟ですが、チュウシャクシギが3羽残っていました。

他のチュウシャクシギは後背地に戻っていましたが、この3羽は休息よりも食欲なのか干潟を歩き回りカニを探していました。

干潟の上を急に走りだし、ヤマトオサガニを捕まえました。

他の種類のシギ・チドリは、まだ群れで活動していますが、チュウシャクシギは早いうちから単独で活動し、比較的近くで観察する機会が増えます。

冬鳥の数が減って、観察する機会が少なくなったハヤブサも、シギ・チドリの飛来数が増えてくると再び焼却場の煙突に姿を見せ始めます。

そして今日は、無風の日に関わらずチュウヒの飛翔を何度も見かけました。

チュウヒに気づいたカモ達が騒ぎ出し、しばらくすると、アシ原上空に姿を見せます。

カモの上空にチュウヒが現れると、ハシボソガラスの群れに追われてチュウヒは導流堤の方に逃げていきましたが、何度か目には護岸のこちらの方へカラス達から逃げてきました。

それまでカモは逃げても、チュウシャクシギは逃げずに干潟に残っていましたが、この飛来でチュウシャクシギも逃げていってしました。

今日は、この若い個体の他に、成鳥メス?の個体も一緒に飛来することが多く、この季節では珍しいことです。

 

野鳥観察館のある松林の水場では今日も小鳥たちが何度も水浴びにやってきました。

 しばらく晴天が続いて、近くに水たまりも無いので、交互に水浴びに現れます。

最初はカワラヒワ

つづいてシジュウカラ

その横ではスズメも

公園の林では、まだシロハラの姿も

ケヤキの木にはコサメビタキ

オオルリ♀も↑。オオルリ♂も確認できましたが、近すぎてピントが合いませんでした。

日曜日の公園は人も多く、グランドからは声援も聞こえて、さえずりは聞こえませんでしたが、キビタキの姿↑も観察でき、他にはアカハラ、センダイムシクイ、エゾムシクイ、ヤブサメなどの夏鳥も観察できました。

昼過ぎには干潟が再び姿を見せ、チュウシャク・オオソリハシシギの群れが飛来し、つづいてダイゼンも干潟に飛来しました。

最初は館内で観察していた来館者の皆さんもシギ・チドリの飛来で望遠鏡を持って外に飛び出ていきました。

また今日は今季はじめて3羽のコアジサシの飛来を確認できました。

今日観察できた主なシギ・チドリ 
コチドリ1、シロチドリ3、ダイゼン87、ハマシギ241、イソシギ2、オオソリハシシギ26、ダイシャクシギ2、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ51

明日、月曜日は野鳥観察館の休館日です。

月曜日の満潮時間10時51分 潮位175cm

月曜日の干潮時間 5時21分 潮位138cm
            18時14分 潮位 69cm

火曜日の干潮時間 7時42分 潮位132cm

火曜日の満潮時間13時04分 潮位172cm

コメント
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