観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

今日も秋晴れ

2017-10-27 19:50:45 | 秋の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間10時46分 潮位194cm
今日の干潮時間16時22分 潮位145cm

 

今日も気持ちよく晴れた庄内川河口。

今日は午前中に名古屋市内の小学校の来館があり、野鳥観察館と稲永ビジターセンターを訪れた後は、稲永公園で元気に遊ぶ姿が見られました。

今日は潮が悪かったですが、バードウォッチャーの来館も多かったです。

 

昨日、今日は秋晴れでしたが、明日からは台風の影響でまた雨が降るそうですね。これ以上被害がないことを祈るばかりです。

先日(10月24日)の日記で先週末に襲来した台風21号の影響で庄内川河口に流されてきたと紹介したバックネットですが・・・、

今週末の台風でさらに流されないようにと、急遽撤去作業が行われていました。

バックネットは船とユニック(クレーン付きトラック)で護岸近くまで引っ張られ、解体された後、無事陸揚げされました。

 

続いては、今日の藤前干潟周辺の野鳥の様子をご紹介。

今日はハヤブサが2羽現れ(両方とも若い個体)、2羽が争っているのが観察されたそうです。

その後、1羽のハヤブサが捕えてきたドバトを上空で落として、再びキャッチしたり、

カラスに追いかけられ、餌を抱えながら必死で逃げる様子も観察できたそうです。

餌を抱えながら飛び続けるのは大変なのか、口を開けて息をしながら逃げていたハヤブサ↓。

※ハヤブサの写真は地元のHさんに提供いただきました。

 

今日も干潟が干出し始めた頃に野鳥を観察しに行くと、護岸ではカモたちが気持ちよさそうに休んだり、水浴びをしたり、羽繕いをしていました。

水浴びするコガモたち↓。

護岸で休んでいたマガモのオス。まだ頭の色はほとんど茶色で、繁殖羽に換羽中の個体でした。

一方で、ほぼ換羽が終わって、頭がきれいな緑色になっているマガモも観察できました。

干潟が出て、しばらく待っていると、オバシギ11羽、オオソリハシシギ2羽、ムナグロ1羽の群れが護岸近くの干潟に飛来しました(下の写真に写るのは、オバシギとムナグロとカモの仲間)。ムナグロが庄内川河口の干潟に飛来するのは、比較的珍しいです。

この後、護岸近くの干潟にはハマシギ、ダイゼンなども飛来し、干潟はにぎやかになりました。

今日、庄内川河口で観察できたシギ・チドリは、シロチドリ49、ダイゼン46、ムナグロ1、ハマシギ223、オバシギ11、アオアシシギ4、イソシギ1、オオソリハシシギ2 でした。

 

最後は今日も夕日の写真です。

昨日と違って雲の合間からでしたが、今日もきれいな夕日が見られました。

 

明日の満潮時間12時14分 潮位188cm
明日の干潮時間18時33分 潮位146cm

コメント
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