観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

今日もハマシギが

2017-10-25 18:18:05 | 秋の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 9時02分 潮位218cm
今日の干潮時間14時36分 潮位121cm

 

今日も午前中は雨が降っており、稲永公園を訪れる人はまばらでした。

雨が上がった午後から、干潟を覗きに行ったところ、干潟には今日もたくさんのハマシギが飛来しており、庄内川河口では約880羽のハマシギをカウントできました。

干潟に降り立つハマシギ↓。

護岸近くで餌を探すハマシギ↓。

 

護岸近くでは、ダイゼンも餌を探していました。

干潟の泥の中からゴカイを見事にゲット。

 

この他、護岸近くの干潟では、シロチドリ、トウネン、コアオアシシギ、アオアシシギ、イソシギ、オグロシギ、オオソリハシシギを観察できました。

ピョーピョーピョー(チョーチョーチョー)という鳴き声が干潟に響いていたアオアシシギ↓。

長いくちばしを干潟に差し込みながら餌を探すオグロシギ↓。

今日、庄内川河口で観察できたシギ・チドリは、シロチドリ57、ダイゼン86、トウネン2、ハマシギ888、オバシギ11、コアオアシシギ1、アオアシシギ5、イソシギ1、オグロシギ2、オオソリハシシギ2、ダイシャクシギ1 でした。

 

干潟には、餌を探すセグロセキレイ(↓)や、

悠々と飛ぶアオサギなども観察できました。

 

稲永公園では、今日はヤマガラ、ムシクイの仲間、キセキレイ、ヒヨドリなどを観察できました。

ナンキンハゼの白い実をとるのに苦労していたヤマガラ↓。

俊敏な動きで枝や幹を移動しながら餌をとっていたムシクイの仲間↓。

 

明日はようやく気持ちよく晴れそうですし、今週末にはまた台風と雨がやってくるようですし、潮も週末にかけて悪くなっていきますので、何とか明日は気持ちの良いバードウォッチング日和になると良いな、と思っています。

 

【カヤネズミ講演会(11月23日)のお知らせ】

隣の稲永ビジターセンターから「カヤネズミ講演会」のご案内がありました。

カヤネズミは日本最少のネズミで、その姿を見ると、ついうっかり「かわいい」と声に出てしまいます。

このカヤネズミ、藤前干潟に注ぐ庄内川のヨシ原などの草地にも生息が確認されています。

しかし、カヤネズミの生息環境である草地はかく乱されやすく、名古屋市のレッドリストでは絶滅危惧ⅠB類に指定されているそうです。

今回の講演会では、なごや生物多様性センターの野呂達哉さんから、カヤネズミのすむ草地の生態系などについてお話を聴くことができるそうです。

ぜひ奮ってご参加ください。→詳細はこちら(NPO法人藤前干潟を守る会ブログ)

講演テーマ:カヤネズミ~草地に生きる小さな哺乳類~
日 時:11月23日(木・祝)13:30〜15:00
会 場:稲永ビジターセンター(名古屋市港区野跡4-11-2 稲永公園内)
講 師:野呂達哉氏(なごや生物多様性センター研究員)
定 員:30名
参加費:無料
申し込み・問い合わせ先:(TEL)080-5157ー2002(NPO法人藤前干潟を守る会携帯)
主催:中部地方環境事務所

 

【テレビ番組のご紹介】

生きもの好きの方の中には、NHKのテレビ番組「ダーウィンが来た!」を毎週楽しみにされている方もいるのではないでしょうか。

今週日曜日の「ダーウィンが来た!」は、「高速道路に5000羽!?サギ大集結」というテーマで、名古屋市近郊にあるインターチェンジの敷地に作られた日本最大級のサギの繁殖地が取り上げられます。

藤前干潟にも近い場所にあるサギの繁殖地(コロニー)です。

サギの子育てや、どうして高速道路という危険な場所に繁殖地ができたか、などが紹介されるようで、私自身も放送を楽しみにしています。

NHK「ダーウィンが来た! 高速道路に5000羽!?サギ大集結」
10月29日(日)午後7時30分~20時00分放送

 

明日の満潮時間 9時46分 潮位205cm
明日の干潮時間15時17分 潮位134cm

コメント
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