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2015はじめての島巡りの旅 沼島編

2015-08-21 14:12:44 | 旅行
愛するみなさま こんにちは

今年の夏は、いざ五島列島は小値賀島へ!
そして2013年に行った淡路島の沼島で食べたハモ料理がまた
食べたかったのと、沼島の海がとっても綺麗で、次は泳ぎたい!と
思っていた夢を叶えるべく、沼島へまずは一泊することにしました

古事記では、日本は沼島から出来たとされている伝説の島。
しかし、
初日から、いきなりのパンチです!

午前1時45分起床。真っ暗な中おきだして、3時に出発!
なぜ、こんな強行スケジュールかといいますと、本当は淡路島に前泊する予定だったのです
ところが、お盆で淡路島の宿がどこもとれず、結局当日早朝出発してお昼の船に
間に合うようにということで、こんな時間に出発することになったのでした!

さて、この日は淡路島は曇りのち雨の予報、泳げるかな~?

行きは、福島先生のCDを聞きながらいきました。
面白い!
だけども、聞きすぎて、道を何度か間違えました。笑

その後は順調に渋滞もなくすすむも、淡路島に渡る橋の手前で事故渋滞

淡路島出発の船の2時間近く前(お昼12時前)に到着するくらい余裕をもっていたけれど
結局、船が出る10分前(船は13時50分発)に到着!ふ~、危なかった。
ところが、2013年に来た時は、駐車場にも余裕でとめられたのに
今回は、満車!
臨時駐車場も満車で、路駐組もいるくらい!
ただ、私たちは一泊するので、できれば、ちゃんと駐車場に入れたい。
そこで、沼島から帰ってくる船の人が、もしかしたら、車を出すかもしれないといとの
かすかな望みを胸に、駐車場に並ぶ!

そして、船からもどってきた方々が数台、車を出されたのでした。

というわけで、私たちも、無事に停められました。

セーーーフ!

沼島へは、船で10分ほどです。
そして、お天気は見事に晴れ!わ~い!

まずは宿に荷物を預けて、っと、うきうき気分で民宿へ。
「こんにちわ~環で~っす」と声をかけるも

おじさんは、こちらに背を向けて、携帯をいじったまま
「はいはい、ちょっと待ってね」

・・・・・。

まあ、いいや、海!海!
沼島の海はとっても綺麗です。





町並みも昔ながらの漁師町が、素敵です





てくてく



お盆の飾りなのでしょうか?美しい飾りがたくさんの家に飾ってありました



夕方になって、宿へ引き上げました


ここで、またおじさんのパンチをくらう
 「大きな荷物は、部屋にはもっていけません、宿の前に置いて
  シャワーあびてきはりました?
  ぬれていたら、部屋にはあがらないでくださいね」

禁止事項の嵐!

全然ウェルカムのウェの字も感じませんが・・・
というわけで、お部屋へ
六畳一間



あれ!?誰もいないお部屋を撮ったはずが、お部屋に住み着いている妖精が
うつっているではないですかっ!

お布団は、ずいぶんカラフル



あぁ、キツイ!
キャンセル料払ってでも帰りたい。
といっても、お盆で他は空いていないから、泊まれないのだ・・・。我慢!
とりあえず、お風呂に入ろう。
お風呂はあるよね???

「お風呂はありますか?」

と、聞くと、

なんと、無視。
聞こえなかったのかと、近くにいって、再度聞くも、無視。
よくみたら、お皿を数えてはりました。

数え終わったおじさんが放った一言
「お風呂はありますけど、入れません!」

ええええ??どういう意味

家族風呂になっていて、今 入っている人がいるから という意味だったのでした。

イヤ、もうどうしよう、このおじさんムリ!

しょうがないので、体もぬれているから、部屋にも上がれず
お風呂にも入れず、とりあえず着替えをもって、お風呂に並ぶ、外で!

めっちゃ蚊がいるんですけど・・・・。

しょぼくれながら、お風呂に入り、気分をリフレッシュするためお散歩へ
夕日が見事~~~



ああ、心が洗われる~っと
夕飯へ

もう、正直、この時点で、ハモなんてどうでもよくなっている。

ところが、夕飯に出てきた おじさんは、まるで別人のように明るい笑顔で
とっても丁寧に接客してくださった。私たちが散歩で遅かったのを
えらく心配してくださっていて
「うわ~、よかったわぁ、どこ行かれたかと思いましたわ」とのこと。

そして、私たちが、以前ランチにうかがって美味しかったから、今回は宿泊で
来ました というと。

それはそれは、大喜びしてくれはりまして、
おじさんは、私たちに、とってもよくしてくれるのでした。

隣のテーブルの家族連れのお父さんと、こちらのおじさんは
同世代だということが会話から分かり
大盛り上がりで、その会話がまたおかしくて、笑いをこらえるのが必死!

ところで、肝腎のハモ料理はやっぱりめちゃくちゃ美味しいのでした。
ハモのフライ、それから、お刺身がめちゃくちゃ美味しいんです。
そして、ハモすき。
う~~ん、美味しい!
お料理は、おじさんのお兄さんが作られます。
たぶん、お年は70代半ばくらいでしょうか?
バリバリの現役で、お元気なんです!しかも、めっちゃ気さく。

夜は盆踊りが近くであるとのことでしたが、なにせ朝が早かった上
泳いだ私たちは、食後すぐに寝てしまいました。
そして、この六畳一間のせんべい布団がまたよく眠れるんですわ!

翌朝は
すっきり起きて、お散歩へ。
8時50分の船に乗りたいので、朝ごはんを早めにお願いしたいと申し出たら

朝ごはんは8時なのだそうだ。
お兄さんが
「ごめんなぁ」と。

そして、私たちに
「メシ、くうけ?」と、最高の笑顔で聞いてくださる。

お兄さんは、とっても優しいんです。
料理も最高です。

弟のおじさんは、実はすごく商売がうまい!
それは、金勘定という意味ではなくて、人の優しい心にフォーカスされているんです。お客さんのいう言葉の意味を、ものすごいプラスでとらえてらっしゃいました。

おじさんは時間をとても心配してくださって

「車出すから、乗ってって!」と、めっちゃ親切。

結局、朝ごはんをいただいて、おじさんの車に乗せてもらい
港へ向かう。
途中で、見知らぬおばさんが、大きな荷物を持って走ってはりました。
きっと船に乗る方なのだと思うのです
すると、おじさんは、その見知らぬおばさんの横に車をとめて
「乗る?港いくで」

と、言うと、おばさんも二つ返事で、車に乗り込む
ところが、車高の高い車で、おばさんはなかなか上がれない。
すかさず、おじさんは、おばさんの手をひいて、引っ張りあげて上がる、男気。
おばさんが
「知り合いと話してたら、ぎりぎりになってしもて・・」

というと、おじさんがすかさず
「名残おしいわなぁ」

って・・・・

すごい!
この一言で、おばさんの失敗で船に遅れそうになったんじゃなくて
おばさんが情が厚い人、いい人だとなったのでした。

本物の関西の商売人 というのは、きっとおじさんみたいな方を
言うのだろうな~と心から感激しました。

言葉は常に、発する人ではなく
受け取る人のもの 

またもや、おじさんの愛を見てしまったのでした。

もし、初日で、キャンセルして帰っていたら、
この旅は最悪な日からのスタートになっていたし、
おじさんを最悪な人だとジャッヂしていただろうと思うんです。

でも、人をジャッヂすることなんて出来ないんだと教わりました。
人の優しさを数回の言葉から気づくことが出来ない自分の未熟さ。

そして、出会いが最悪だと、その後のちょっとした優しさが100倍くらいの
有難さ、嬉しさに感じることも。

出会いは最悪がいい。

そういえば、映画やドラマだって、最悪な出会いから恋に発展したりするのは王道です。

これから、最悪な出会いにワクワクしそうな予感です。

沼島、最高でした!
ありがとうございます。

ああ、もうこの旅はこれで終わっても大満足というくらいのスタートに。

つづく






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