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メキシコの隅っこ
メキシコの遺跡や動物、植物、人や風景などを写真で紹介してます
 



昨日、ちょっとまとまったお金を引き出したら、
500ペソ札が見慣れないものでした。



ディエゴ・リベラとフリーダ・カーロの画家夫婦が裏表に。

前に、革命100周年記念の100ペソ札と、
独立200周年記念の200ペソ札をお見せしましたが、
500ペソは、500周年って特に何もないしねえ。
単なる新札かな。

古いのもあれば一緒に写しておきたかったんですが、
あいにく500ペソなんていつも手元に置いているような大金はないです。
また今度手に入ったら写真撮っておこうかな。

しかしディエゴとフリーダ、いい組み合わせなんだけど、
裏と表で彦星と織姫みたいに永遠に会えない、なんてオチじゃないでしょうね?

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一応ハリケーン扱いになった、今年11番目の熱帯性低気圧カール君ですが。
カルメンに来たときは、ただのトロピカル・ストームでした。
トロピカルストームは、定義で行くと、弱い~並の強さの台風に相当するようです。

ハリケーンになったのは、メキシコ湾に出てからで、
カテゴリー3にまで成長してベラクルスを直撃。
そこからメキシコシティに向かったようですが、上陸すればまたおとなしくなりますからね。

というわけで、うちでは大した被害はなし。
今年に入って、大家さんにやってもらった雨漏り対策はほとんど役に立たず、
カール君の訪問に備えて、家中にたらいを置いて廻ったことくらいでしょうか。

しかも、カール君がうちにきたのはちょうど9月15日の夕方でした。
ザバザバと降り始め、夜になって少し小止みになりましたが、それでも降り続け、
メキシコシティのソカロで独立記念200周年の叫びが終わった11時過ぎ、
我が家の周りでもそろそろ爆竹の用意をし始めたな、と思ったら、
一気に、どばーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

おかげで、静かな独立記念日を迎えることができました。

翌日は、街中はこんな感じでしたが。

 

 

まあ……いつものことか。
ハリケーンじゃなくても、ちょっと大雨が降ればこんな感じです。
ニュースにもなりません。

ちょっと一部交通規制がかかった道は、毎度のことなので、
その道の脇に数年前、ポンプを設置しました。
そのポンプで水を吸い上げて捨てて、はいおしまい。
カルメンもどんどん発達して……じゃなくて、
どうしてそんなポンプを設置するなら、根本的に溜まらないようにしないんでしょうね?

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2010年はメキシコ独立200周年、革命100周年、というお話は
前に記念紙幣100ペソ200ペソをお見せして書いたと思いますが、
実はひっそりと、5ペソ硬貨も記念のが出ているようです。

普段細かい硬貨をじっくり見ることもないので、
気がつかずにまた使っちゃったのもあると思うんですが、
今までに気がついたのが4枚、
そして、どれも違うデザインだよ~。

いったい全部ではどれだけ出てるんでしょうか。

ちょっと見えにくいかもしれませんが……。



革命100周年の5ペソ硬貨。
Francisco J. Múgica(フランシスコ・J・ムヒカ)……。
誰、それ???
ウィキペディアによると、ミチョアカン生まれの革命家らしいですが。




こちらは独立200周年記念硬貨の5ペソです。
でっぷりと太ったこのおじさんは、Miguel Ramos Arizpe(ミゲル・ラモス・アリスペ)。
……誰、それ??????
ウィキペディアによると、「連邦主義の父」と呼ばれた神父らしいです。
独立のときに活躍したんでしょうね、たぶん(ちゃんと読んでなくてごめんなさい)。



もうひとつのこちらも独立記念。
名前はFrancisco Xavier Mina(フランシスコ・ハビエル・ミナ)。
誰、そr(以下略。
スペイン人のゲリラ兵らしいですが、サラゴサでのフランス攻撃に貢献したとか。



こちらのお人はIgnacio Lopez Rayon(イグナシオ・ロペス・ラヨン)。
ああ、やっと何となく名前聞いたことある人が出てきた~。
でも何した人でしたっけねえ?
こちらもミチョアカン生まれの革命家のようです。

イグナシオ・ロペスはたぶんどこかにそんな名前の通りがあって、
それで覚えていたのだと思います。
メキシコは多いんですよね、歴史上の人物の名前がついた通りやコロニー。
ちなみに、上記の有名人(?)の名前を言ってダンナに「誰?」と訊いても、
うーん……と考え込むこと数秒の末、
「○○の近くにその人の名前がついた町がある」
「××の近くにその名前の町がある」
としか言いませんでした。
学校で、歴史あんまりマジメに勉強しなかったですか、もしかして?
でもとにかく、名前のついた町があるくらいには有名な人たちらしいです。

検索してみたら、こんなサイトがありました。
スペイン語ですが、写真たっぷり、硬貨一覧です。
通常硬貨の写真もありますので、知らないかたは参考にしてください。
しかし……うわああああ、記念硬貨ってこんなにたくさんあるのか~~。
見れば、パンチョ・ヴィリャとかアルヴァロ・オブレゴンとか、
ホセ・ヴァスコンセロスとか、イトゥルビデとか、
私でも知ってるくらい有名な人のもあるんですねえ。
いつかどこかでめぐり合うのを楽しみにしておきます。

これを見ていて思い出しましたが、
20ペソとか100ペソ硬貨の写真もずいぶん前ですがお見せしましたね。
このへそくり、どこにしまったんだっけ……?
と、急に思い出してしまいました。

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こないだ、記念紙幣が手に入らない~、と書いたばかりですが。
先日お買い物をしたとき、私の前のおじさんが、新しい200ペソ紙幣で払ってました。

おおおお!と注目して、次は私、
しかもちゃ~~んと200ペソがお釣りになるようにお金を用意します。
ダンナは、さっきの新しいのほしいって言えば、と横で言ってましたが、
そんなこと言わなくても、さっきもらってレジの一番上に入れたお札から
200ペソのお釣りをくれたら、当然新しいやつですよね~。

というわけで、やっとこさ手に入れた200ペソ記念紙幣です。
ついでに、普通の200ペソ札でも新しいのと古いのとが手元にあったので、
三枚並べて撮ってみました。



左上のがちょっと古い200ペソ、左下が新しい200ペソ、
そして右の縦長のが独立200周年記念紙幣です。
普通の紙幣に使われているのはメキシコの女流詩人、ソル・フアナ・イネス・デ・ラ・クルス。
17世紀のヒエロニスム会の修道女で、数多くの詩を書き残したらしいです。

しかし200周年の記念紙幣はソル・フアナはちょっとお休みしていただいて、
独立戦争の発端となったイダルゴ神父が出ています。



メキシコの守護神であるグアダルーペの聖母の旗を掲げて、
「ビバ・メヒコ!」と9月16日に叫んだ……のかどうか、
とにかく今のメキシコでは9月16日の0時に大統領をはじめメキシコ国民が
三回「ビバ・メヒコ」と叫ぶことになっております。

紙幣の裏側は勝利の女神、独立のシンボルであるアンヘル(天使)が。



これはメキシコシティの目抜き通り、インスルヘンテスに立っている像で、
勝利の女神なので、サッカーの代表戦なんかで勝ったときには
ここに大勢が集まってドンチャン騒ぎをやらかし、
目抜き通りなのに交通が遮断されたりするとかしないとか……。

そう言えば私、インスルヘンテスだかレフォルマだかのクアウテモックは
このブログで紹介したことあった気がしますが、
アンヘルは紹介してなかったかなあ。
メキシコシティ在住じゃないからしょうがないですかね……。
またそのうちチャンスがあったら写真撮ってきますね~。



アンヘルの写真がない~、と書いてましたら、
忍者さんからさっそくお手持ちの写真を送っていただきました!
忍者さん、いつもありがとうございます。
gooのほうの不具合ですぐにアップできなくてすみませんでした。

というわけで、これがメキシコシティの目抜き通りに屹立する勝利の女神です。

 正面から

 背後から

写真を撮られたのがおそらくン十年前だと思います。
周囲の建物の様子など、今と変わっていることでしょうが、
アンヘルだけは何十年経っても変わらず、りんと立ち続けているでしょうね。

グアダルーペの聖母、サボテンに止まって蛇を食らうワシなどと並ぶ
メキシコを代表するシンボルとしてのアンヘルです。

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前にも書いたと思いますが、2010年はメキシコにとって、
独立200周年、メキシコ革命100周年という大きな節目。

それで政府も頑張って(?)記念紙幣を発行したという話は聞いてました。
で、鉄道少年???であられる忍者さんから、
昨年中に、この記念紙幣の100ペソに機関車のモチーフが使われている話を伺い、
何とか手に入らないものかと、
銀行に行く用事のたびに両替を頼んでたんですが……
ないって言うんですよねえ、どこでも。

ところが先日、ダンナが払い戻してもらったお金に大量の新札、
それもほしかった100ペソ札が。
さっそくもらって、写真写しました。



裏と表です。
これをコピーして偽札は作らないでください。

トウモロコシの部分が透明になっていたり、
こうしてじっくり眺めると、メキシコの印刷技術もけっこうすごいかも?
てか、お札ってやっぱりそのくらいしないと、すぐに偽札出るんでしょうねえ。
これでもまだまだちゃちいほうなのかも?

ところで、この記念紙幣に「ミスプリント」があるという話がありました。
スペイン語ニュースだと、こちらとか。
あははは、はずかし~、政府と造幣局が、綴り字間違い。
まあメキシコらしいと言えばメキシコらしいですが。

どれどれ、と虫眼鏡がなければ見えないようなちんまい字を、
写真で拡大して確認。

ここと、ここ
うねうねと引かれた線があり、その隙間を埋める文字列が、

本来なら「Sufragio efectivo no reelección」であるはずが、
「Sufragio electivo no reelección」になってるとか。

うん、確かに。
でも私、最初、意味がわかりませんでした。
reelecciónってのはわかります、「再選」で、「no reelección」で「再選禁止」。
革命が起こった(100ペソ札だから100年前の革命記念です)のは、
当時のポルフィリオ・ディアス大統領が35年に渡ってその座に座り続け、
権力をほしいままにしたからなので、
革命によって、メキシコの大統領は再選禁止となりました。

まあ、だからこそ在籍中にできるだけのことをやっとけ!という
逆効果もないとは言えないようなんですけどね……。

しかし前半の意味がわからんので、ダンナに解説を頼んだら、
「選挙権の行使」という意味なんだそうです。
あー、それじゃあ electivo(選挙の)では意味が通らないか。なるほど。

で、機関車の下に小さく同じ文言が書かれているところがあるんですが、

ここはちゃんと正しく書けてます。
あっぱれ!!

ニュース記事によると、造幣のデザインのコンピュータデータに
すでに間違いがあったまま、誰も気付かなかったらしい。
でも、紙幣の価値には問題ないそうです。
ま、当たり前ですかね。
国語の教科書じゃなくてよかったですよ。

さて、忍者さんご注目の機関車なんですが、
なんでメキシコ革命と機関車が関係あるの?という話が出て、
じっくり眺めてみたら、機関車の上に、革命戦士たちらしい姿が。
左上に薄ぼんやりと出ている女性は、革命時代の写真として有名なものの一部で、
その頭の横に紫の文字で、革命時に人気だったという歌が書かれてるんですね。

「もしアデリータが他の男と去っていったら
 陸でも海でも彼女を追いかけていくだろう
 海なら戦艦を使って
 陸なら軍用列車に乗って」

という歌なんだそうです。
なるほど~、つまりこの機関車に乗ってる男どもはアデリータを……。

という主旨の新札モチーフなのかどうかはわかりませんが
(たぶん違うと思いますが)
100ペソ新札でした。

200ペソ札その他も、いつか手に入ったら紹介します。

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相変わらずの天気で気合の入らない小ネタ記事を用意してたんですが、
今朝はこんなニュースがあったので、それを挿入します。

古代マヤの生活を描いた彩色ピラミッド

カラクムルは大きな遺跡の中ではうちから一番近いので、
行った回数が一番多い遺跡かも。
ここでも何度も紹介していますが、そのカラクムルで、
実は2004年に発掘されたピラミッドに、見事な壁画があったと、
今ごろ発表されたそうです。

スペイン語記事によると、この壁画があるのは北アクロポリス、
またの名をチク・ナアブ Chik Naab というところだそうで、
前に行ったとき撮った遺跡案内の看板を眺めてみると、



うむ、きっちりコースから外れたところにあります。
すぐ横を通る道があるように見えますが、
これ、たぶんジャングルに覆われて何にも見えないところだと思う。

そんなところに、貴重な壁画が隠されていたそうな。
それも、これまでのように王族や高官の様子ではなく、
庶民の日常生活を描いたものだそうで、
マヤの当時の暮らしぶりがいろいろ解明されそうです。



この壁画は西暦450年から500年ごろに描かれたものだといいますが、
タマーレスを作る人の姿とかあるらしい。
やっぱりトウモロコシ関係の食べ物は、そのころから(もっと前から)
メキシコ人が食べ続けてきたんですねえ。



ここがいつか公開されるようになったら、
またぜひ見に行こうと思います。

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いやあ、すみません、とうとうやってしまいました、一ヶ月越えの更新ストップ。
いろいろとプライベートでややこしいことが続いてまして、
まあ健康ではありますので、そちらの心配してくださったかた、いらしたらすみませんでした!

しかしまあともかくも、盗まれた車も戻ってきたし、
壊れたパソコンも新調してどうにかこうにか使えるよう調整できてきたし。

というわけで、これからぼちぼちではありますが復帰していきますので、
長らくお待たせしました皆さま、これからもよろしくお願いします。

と言いつつ、今日はオリジナルネタではなくて申し訳ないんですが、
これちょっと目に付いてあまりに笑ってしまったので。

メキシコは、3年ごとに選挙があります。
大統領選挙は6年ごとで、その年はとても盛り上がりますが、
中間期の今年は、市町村長や代議士、州知事などの選出で、
まあそれでもそれなりに選挙運動とかうるさい電話とか、いろいろ周囲がにぎやかに。

私は永住権は持ってますが、選挙権はないので、
面倒な電話もその一言で撃退。
とはいえ、それもなかなか容易ではなく。
こないだも電話がかかってきて、もしもし、と出ましたら、
キンキン声のお姉さんが
「おはようございます、セニョリータ、こちらは○○政党から立候補しております○○の応援事務所ですこのたびの選挙におきまして……」
と立て板に水。
「あのー、すみませんが」と言ってもしゃべり続けるので、
もう少し大声で「あのーー、すみませんが!!!」と言ったらやっと黙りました。
「私、外国人で選挙権ないんですけど」と言ったら、
3秒の沈黙のあとに、空気の抜けた風船のような声で
「あ、そうですか、どうももにょもにょ」とか言って切れました。

前も某所に愚痴りましたが、相手の身元を確認してから
そういう話はしてもらいたいものです。

で、今日見たニュースというのが、こんなの。



グアダラハラ市で立候補したフィデル君というピットブルだそうです。
このポスター、なかなかよくできてると思いませんか?
りりしく、かつ誠実そうなこの表情。
知的にきらめく目。
選挙のポスターは、皆さんそれぞれ長所を最大限にアピールする写真になっていて、
まあ普通の立候補者でも知性を光らせる人、頼りがいのありそうなところを見せる人、
お父さんらしさを押し出す人、などなど、いろいろですが。
メキシコは女性政治家もけっこう多いようで、
女性の場合もまたそれぞれの特性を生かしたポスターがあちこちに翻ってます。

しかしフィデル君の掲げる公約は……



「賄賂にノーと言おう!」
賄賂のモルディーダという単語はもともと「ひと噛み」という単語です。
ピットブルに言われると、説得力ありますよね。



こんなのも。
「骨を追いかけたりしません」というのですが、
「骨」というのは一般市民への負担を言うのだそうです。

しかし、噴いちゃったのがこれ。



「Yes, we can」なんですけど、
スペイン語でCanとは「犬」のことなんですよねえ。
こんなふうに言われると、
犬のほうがよほどマシな政治を行うことができそうな気がしてきます。

選挙はこの日曜日、7月5日ですが、
このフィデル君、どのくらいの票を集めることができるでしょうか。
(もちろんこれは「楽しくかつ真剣なジョーク」であるとのことで、
 飼い主であるカルロス・デルガードとその仲間たちは、
 政治の腐敗に対する痛烈な皮肉と批判をこめてこの企画を立ち上げたそうです)



このワンコのニュースを読んでいて、関連記事が目に付いたんですが、
どこだったかの女性候補者の夫が射殺されたというニュース。
選挙の時期になると殺人事件も増えるよなあ、
なんて、当然のことのように受け止めてしまう自分に、ふと気付いたりしますが、
実際、候補者が交通事故で死んだ、なんてニュースでも、
殺されたんじゃないのぉ~?と思ってしまう……。
十数年前、私がメキシコに来る直前に、大統領選挙があったんですが、
その有力候補であった野党の将来有望と言われた候補者が暗殺されました。
そのときは、うわっ、怖い国だな~、と思ったの覚えてるんですがね……。

で、今回の候補者の旦那さまが殺された話も、あーなるほどと納得しちゃったりして。
ガソリンスタンドで奥さんがガソリンを入れているあいだに、
車の外にいた旦那が頭を撃ち抜かれて死亡。
奥さんの話では、立候補して以来脅迫電話が何度もかかり、
お前かお前の家族が死ぬことになるぞと言われていたというんですね。

別の記事では、銃を持った男ふたりが逃げる姿を見たという話もあり。

しかし……またまた別の記事ではこの旦那、奥さんと夫婦問題があって悩んでいて、
自殺だったというんですよ~~~。
しかも遺書があったとかって、その文面まで載ってるよ。

旦那さんの年齢が記事によって47歳だったり53歳だったりするのは、
まあ別にどっちでもいいとして、
死んだ状況と原因がなんでそこまで食い違うのだ!?

殺されたのが本当なら、事件にしたくない政治家(スナイパー差し向けたヤツ?)や
警察やその他もろもろのアヤシイ組織が圧力かけていると思えば納得だし、
自殺説が本当なら、選挙目前に夫を夫婦関係で追い詰め死なせたなんて、
どう考えても選挙結果に有利になるはずがないので、事件をでっち上げたと思えます。

どちらであっても、ありえるよなあと思えてしまうあたりが、怖い。
しかもその遺書ってのが、いろいろあって悩んだけれども、
これ以外に道が見つからなかった、しかし私が死ぬのは、
妻の責任でも娘のせいでもない、ふたりを責めないでやってくれ、
とか書いてあったりして、
にしては選挙を目前にした候補者である妻に、それすごい復讐?
と言うか、やっぱり遺書って捏造?
政治家になるような女性の旦那だからって教養があると決め付けることもないですが、
その遺書、誤字だらけだったりもするんですよねえ……。

いろいろ謎な事件ではあります。
こんなのを読んでいると、やっぱりワンコが政治家になったほうがいいかも???

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なんかこう、インフルエンザ騒ぎに関してメキシコと日本の温度差を感じつつも、
その一方で、インフルエンザについての科学的な知識の欠如は実は案外変わらないの?
みたいな日本人の反応のニュースを読んで非常に残念だったり……。
日本人、学校教育はメキシコ人よりしっかり受けてるはずでしょ、
テレビでも日本語でニュース流してたらちゃんと理解できるでしょ?

日本にあるメキシコ料理レストランは関係ないですから!
メキシコから輸入されるコーヒー豆その他も平気ですから!
豚肉だって平気ですから!
豚インフルエンザにかかったって豚になるわけじゃないんですから!
今年の二月や去年の十一月や、二年前にメキシコにいた人は、ぜったいインフルエンザかかってませんから!!



政府の公式発表から一週間強、
世界中の医療機関が協力してくれるようになってようやく、
「感染疑い」の患者数と死者数、「感染確定」の患者数と死者数が
区別がつくようになってきましたね。
検査を何人につき行ったうちの何人が陽性であった、
という科学的根拠を引き出せる報告が出るようになりました。
メキシコ政府、おめでとう~パチパチパチ (←イヤミです、念のため)

私のほうは、まあ普段からそんなに出かける用事はないし、
日本大使館からも「不要不急以外の用事では出かけないように」との要請が来ているので(マジ)、
ずっと出かけてませんでしたが、
昨日のメーデーと本日土曜日、お買い物に出かけました。
ダンナに言ってもわかりそうにない消毒グッズとか一応買っておきたかったですしね。

街中は、まあまったくと言っていいくらい平常どおり。
スーパーレストランも品揃え、客足ともに私が見てわかるほどには落ちてません。
もっとも私は人混みが嫌いなので、空いてる時間帯にしか行かないってのもありますが。
私の町ではマスクをしている人は、1%くらいかなあ?
たま~に、ちらほら、という感じですね。
かくいう私もマスクは手に入ってませんので、してません。
入ってても、まだしないで大事に取っておくかもですね。
でも、噂では街中の薬局で売り切れてるそうです。
というかきっとそもそも備蓄がほとんどなかったに違いない。

カンペチェ州は感染疑いの患者が一名、というニュースは数日前に聞きましたが、
その後どうなってんだか、ネットニュースではぜんぜんわからないので、
今日は地元新聞を買ってみました。
地元と言っても、町が出してるのじゃなく、カンペチェ州のです。

我が町セクションでは、週末にディスコやバー、カンティナ(酒場)などの閉鎖、
オープンなレストランや屋台は通常営業、
患者が出たとかいう話はまったくなし。

カンペチェ州セクションのニュースでは、
感染疑いの患者がひとり入院中だけど、まだ検査結果は出ていない、と
数日前と変わらない様子。
カンペチェとタバスコ、ユカタン、キンタナローの近辺州で団結して、
対策を立てようということでいろいろ話し合いがあったようです。
ま~こんなのもどのくらい真剣にやってるのか、
本当に役に立つ対策を講じてくれているのか、
今いち頼りにならない、相変わらずのメキシコ振りではありますが、
まあよろしいでしょう。

しかしその一方で、なぜかユカタンセクションってのも、薄いですが入ってまして、
それによるとユカタンでは感染疑いの事例が増えているとのこと。
メリダのある病院は、疑いがある患者について情報隠匿したという話で、
処罰を受けるとか何とか……。
州政府が情報隠匿とかなら、あーそうだろうね、と思うんですが、
病院が隠匿してどーするよ?
という感じで、ユカタン州(州都メリダ)ではやや事態が深刻なようです。
記事もインフルエンザ関連が2ページを埋めてました。

新聞は、あと、スポーツセクションと子供セクション、
そして国際ニュースセクションがあるんですが、
国際ニュースでももちろんインフルエンザ関連がトップを埋め、
そして、これまたメキシコの独特なユーモア感覚なんでしょうかねえ?

インフルエンザマスコットの写真が。

新聞には写真とキャプションだけで、記事本文には言及がないので、
ネットで調べたら、ありました。



Achufy君(アチュフィ、くしゃみの音をもじった?)という名前だそうです。
大きさは15cm、お値段は346ペソ+送料!?
ボッタクリもいいとこだなあ。

ただしこれはさすがにメキシコでも、趣味が悪いと言うか問題視されたのか、
ネット販売で、以前にここでもCMをお見せしたフリーマーケットで出ていたらしいですが、
今はもう削除され、今度は別のところで販売中とありますが、
そこの売り文句も一部?全部? 削除されたとか。
というか、ブツそのものがすでに削除されたようですね。

まあさ、こういうのを売り出して、収益金を患者の治療に寄付しますとか、
せめて表向きだけでもいいから(いいのか?)あればまだしも、
単に面白がってるだけ、
というか、高すぎ。
それにまあ、家族友人を亡くした人たちにしてみたら、
マスコットだとぉ~?と刺されても文句言えないレベル?

とりあえずメキシコはそんな感じで、
うちの近所もこんな感じで、
パニックも暴動もなく、気長~にやってます。



これだけでは寂しいので、まあもう有名かもしれないけど、
どこかからもらってきた写真を。

オシャレマスクのおにいさん、おねえさん。
うっとうしいマスクも、こうして楽しむ精神は前向きでステキですね。

 

ワンコもマスク。



これは、犬猫などのマスコットには感染しないので心配ないですよ~、
という記事についてた写真です。

ものすごく用心深い人。

 

チューのあいさつはしないよう言われてますが、これなら……?



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こっちではな~んにも書いてませんが、アクセス数だけが増えている……。
ので、インフルエンザの話はミクシィのほうで書いてたんですが、
まあこっちでも一応ちょこっと書いておきますか。
ミクシィ見られない人ももちろんいますもんね。

と言っても、むしろ日本のほうが情報出回っているらしくて、
私が書いても別に新しいこともないんですが。

とりあえず、私が住んでいるところはメキシコシティから1000km以上離れ、
ジャングルの真ん中と言っていいくらい高温多湿のところ、
しかも、幸いなことに雨季に入りました。
メキシコシティやそれより北でも、雨が降れば少しはマシになるでしょうか?
ともかく、私の住んでいるところでは患者が出たという話もなく、
あったとしてもそんなにすごい感染するとは思えないので大丈夫です。
それでも一応、用心はして、不要な外出は避け、
手洗いうがいを励行し、握手などもしないようダンナにきつく言ってます。
日に日に拡大しているようですが、
これで何とか押さえ込んでもらえるといいんですが……。



ところで、当初の「豚インフルエンザ」って名称が、
今日あたりから日本のメディアではいっせいに「新型インフルエンザ」に変わってますね。
そういうところ、日本って統制が取れててすごいよなあと思います。
ま、スペイン風邪にちなんで、メキシコ風邪にならなくてよかったです。
いや、将来はそうなるかもだけど。

いろいろ読んでいると、菌の発生地はメキシコなのか米国なのか?
スペイン風邪も、そもそもは米国が発端だったそうですね。
今回のも、情報が曖昧ですが、どうも米国で3月くらいから患者が出てたっぽい?
まあその辺は日本のほうが情報早いでしょう。
とにかく、メキシコでは大量の死者が出ているのは確か。

日本語サイトなんで、ご存知の人も多いかもですが、
私が見たうちの、科学的な説明を多少なりともしているところを
リンクしておきます。
ナショナルジオグラフィックの「豚インフルエンザに関するQ&A
ワイアードの「豚インフル:「死者は25歳から45歳」の理由や発生源情報

後者の下のほうには参考になるサイトへのリンクがさらに。
もっとも、英語みたいなので、私にゃ見る気も起こりませんが……。
それよりもワイアード記事の「シリーズ写真」のところをクリックすると、
flicklっていう写真共有サイトに飛ぶんですが……
そこに書き込まれているメキシコ人たちの意見に、ちょい愕然。
ここってメキシコの(いや世界の?)2ちゃんなんですかね?
こんなのは、ごくごく一部の若者、もとい、馬鹿者たちだと思います。
私が見聞きし、話をする範囲のメキシコ人はもっときちんと
事態を把握し、冷静に、自然災害には黙々と耐えるメキシコ人らしさを発揮して、
自己防衛と感染拡大の防止に努めています。



で、私の住んでいるところは湿度が高いので大丈夫、
と漫然と思ってたんですが、
実際のところ、どのくらいだと大丈夫なんだろう、と興味が湧いてきました。

ちょうど、上にリンクしたナショジオのサイトの関連記事に、
インフルエンザが冬に大流行する理由」なる記事があって、
相対湿度ではなく、絶対湿度が高いとインフルエンザ菌は死滅すると。

絶対湿度って何よ、どうやって計算すんの? と調べてみたら。
まずはこんな計算ページがありました。便利便利。
湿度計算シート

ここの気温のところに数字を入れると、全部計算してくれる。
ので、こちらのページとかから、たとえば私の住んでるところの
気温と相対湿度と気圧を記入します。
記入してエンター押すだけで計算してくれるよ~、すごい。
グレイのボックスにいろんな数字が出てきますが、
インフルエンザ菌の増加に関係あるのは「容積絶対湿度」だそうですので、
そこをみると、たとえば比較的涼しい現在、気温は28度、相対湿度は79%で、
絶対湿度は21.49g/m3と出ます。
へー。
多いのか、少ないのか?

で、さらに調べたら、インフルエンザ菌はこの絶対湿度が11g/m3以下になると増えるんだとか。
11g!!
うち、楽勝やん。
道理で、普段からインフルエンザなんか縁がないと思いましたよ。

……まあ、ってことはもう何年もインフルエンザかかってなくて、
免疫も抗体もないってことかもですが。

インフルエンザの流行と絶対湿度の関係に関する詳しい数値は
こちらのブログ記事などを参照してください。
もう、勝手にぼんぼんリンクしまくってすみませんが。

で、たとえばメキシコシティの現在(深夜を回ってますが)の気温その他を記入。
気温20度、相対湿度32%、気圧1027mb(高いなあ)。
絶対湿度は、5.53g/m3……。
インフルエンザ、これは流行るよ。

メキシコ在住の皆さん、ご自分とこの絶対湿度を計算してみてください。



ともかくも、インフルエンザが猛威を振るわないためには、
湿度、雨!

で、こないだからぼちぼち、しょぼい雨が降ってはいたんですが、
今日、さっき、サッカー見てたら大雨です。

やったーーー、本格的な雨季だ!
と言えるくらいのざんざん降り。

で、以前、雨垂れの写真を撮りたかったのにうまくいかなかった、
そのリベンジ~。


遠慮なくざばざば降ってるとき。


ちょっと雨足が緩んだとき。

これ、ちょうどお隣の家が駐車場に屋根をつけて電器をつけて、
そこに水の膜が透けて、きれいに撮れたんですね。
ざばざばと降ってる感じ、わかってもらえるでしょうか?

まあ普段は、というか今日も、
雨が降り出すと、テレビは映らなくなるし、停電はするし、
雨漏りはするし、あちこちカビは生えるし、
いいことと言えば、降ったあとすっきり涼しくなることくらいだったんですが、
今回は、
降れ~降れ~もっと降れ~~♪
ですね。

メキシコシティや中部高原地帯などの普段乾燥しているところも、
雨季に入れば多少は雨が降るでしょうし、
そうなればインフルエンザもちょっとは勢いを失ってくれないかなあ。
5g/m3くらいしかないところに、雨が降っても7gくらいにしかならない?

こっちの雨をお裾分けしたいくらいです……。

とはいえ、今回の菌がどんなパワーを持っているかはまだわかってませんので、
油断はしないで、予防には引き続き努力を怠らないようにしようと思います。

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毎度同じ話題でもつまらんと思うのですが、
もしかして続報を期待?してくださってるかたもいるかも、
というよりはまあ、報告を兼ねて、洪水後始末記です。

前の記事のコメント欄でもご報告したように、
もうダメかと思った車は、何者とも知れない通りすがりの兄ちゃんの腕(?)で
見事に息を吹き返し、今日は一日休ませました。



扉全開、少しでも乾いてくれるように。

でも今日も、ちょっと日が射したり、また雨が降り出したり、
安定しないお天気ではありました。
とはいえ、ここ数日の雨続きに比べたら天国のように明るい日で、
この写真を撮ったとき、ワンコもついでに庭に出してやったんですが、
なんかやたらとはしゃいでしまって、
そんなに広くもない庭を走り回って、あげくに
車にすと~ん、と飛び込んでしまいましたよ。
まあ、いつも乗ってる車だからいいんだけど、このときは
ワンコ用のシーツを敷いてなかったし、ワンコの足も濡れた土でドロドロ。
うわ~、でもまあいいか、
どうせ車の中はドロドロだしね。

洗濯物も、パリッとは行きませんが、何となく乾いてくれたし。
ダンナはお昼ご飯を食べてから決意して会社に出かけました。
鞄にズボンと靴とタオルを入れて、自分は短パンにゴム草履で、
ザバザバと歩いて大通りまで出て、足を拭いてズボンと靴をはいて、
タクシーを捕まえるという作戦。

どうして行く決意をしたかというと……ウ○コがしたかったのですね。
トイレは未だに同じ状態、あふれないし、ゆっくりと流れる、
けど、ウ○コはこれでは流れないでしょう。

道路はこんな感じで、



昼過ぎにはうちの前あたりはだいぶ路面が露出してきました。
向こうのほうはまだ浸かってますが。
そして、道路の真ん中に置いてあるゴミバケツ、
昨日の夜はなんであんなものを、と思ったんですが、なるほど。
下水へのマンホール(というのか、コンクリの蓋)を開けてたんですね。
それで水がすんなり流れ込むのか、それともそこからあふれてくるのか……。
よくわかりませんが。
とにかくこの時点でも、このマンホールは路面ギリギリまで水が。

あとで聞いた話ですが、このコロニーに隣接して、
以前は大きな(コロニーの五倍くらいの)空き地があったんです。
前は雨が降っても、水は全部そっちに流れていたそうです。
私たちも数年前まではその空き地に裏庭で接する並びに住んでいたので、
確かにそのとおりでありました。

ところが今年に入ってからその空き地でがーがー工事してるんですね。
というのは、どうやらでっかいショッピングモールを作るらしい。
そのために、今度はそちらから水が流れ込んできてしまったのだとか。
それで、ここ数年なかった浸水状態になったんだそうです。

うーん、そんなショッピングモール、いらねぇんですけど。
と言ってもしょうがないか。

さて、今日は一日お天気がさほど崩れなかったので、
サッカーもお昼から安心して見られました。
晩ももちろん(?)2試合立て続けです。

見てたら、ダンナが帰ってきました。
入り口あたりの水深は、昨日膝上だったのが、
ふくらはぎまでくらいに下がってるとか。
明日は車を運転して出られそう、で、内装をはがして掃除してもらうようです。
「ウ○コしてきた~?」と訊いたら「あたりきよ~、会社に着いて真っ先にした」とのこと。
そりゃ~よかったねえ、と言ったら、不思議そうに私を見て、
「しなくていいのか」って言うんですよね。
しなくていいんです(笑。
ガマンしてるわけじゃないけど、催さないし。
あ~、便秘でよかった!?
にしても、十何年も夫婦やってて、付き合い始めてからは二十年以上、
それでも私のトイレのリズムも把握してなかったんですね、我が夫は。
こんなことがなければ、きっと一生知らなかったことでしょう。

さて、そういう話題はさておき。
サッカーの試合が続いてるし、でも今日を逃したら、
明日からまた数日は雨降りが続きそうなサテライト写真が出てますし、
犬の散歩に行けるのはいつになるかわからない。
ということで、散歩に出ました。

道はドロドロ、臭いし。
でも水がないだけ大したもんです。
ワンコも大張りきりでぐるっと一周しただけなのに、大満足の顔。
途中で、通りひとつ向こうの人が道でおしゃべりしてるのにすれ違い、
あいさつしたら、「そうそう、ねえ、お宅の車どうなった?」。
も~、有名人ですよ、ええ。
ひと晩、みんなが通るコロニーの入り口に放置ですからね、そりゃ目立ちます。
やれやれ。

というわけで、とにかく今回は洪水騒動、一段落です。
まだこれからどうなるかはわかりませんけど、
チアパスやヴィリャエルモッサに比べたら
この辺はなんだかんだ言っても周囲が海なので、そんなに水位は上がりません。
ハリケーンじゃないので、津波とかも心配ないでしょう。
普通にしていればそんなに被害は出ないはずです。
車だけはまあ、気をつけてもらって。

話を聞いてたら、運も悪かったみたいなんですね。
ダンナが帰ってきたとき、入り口でちょうど前にピックアップトラックがいて、
そのトラックが入ったところで、停まったんだとか。
ちょうどそのとき、上の写真にある下水の蓋を外す作業をしてたらしい。

で、ピックアップが掻き分ける水の低くなったところを走ってたダンナ、
前が停まるので自分も停まったら、押しのけられた水が戻ってきた。
ピックアップは車高が高いですから、それでも問題なかったんだけど、
うちの平べったい車は、しかも停まった状態で押し寄せてきたら、
あっという間に浸水です。

うーん、今度買う車はやっぱり車高を優先すべきかもよ?

うちの前を通る車のなかにも、
プスプス、ばこばこ、変な音を立てながら走ってる車、複数ありました。
修理工場もこれから当分、混みあうことでしょう。

中米のサテライト写真を眺めつつ、
この先数日、またうっとうしいお天気になりそうだと溜め息が出ます。

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ちょ~っとヤバくなってきました。

昨日一昨日に引き続き、また一日中、ダバダバ、しょぼしょぼ、
降り続けてたんですが。

さっきお昼過ぎにトイレに行ったら、蓋を開ける前に、
ごぼっ、ごぼっ、
と音がする……。

トイレにイグアナがいたとかワニがいたとかってニュースもあったなあ、
などと思いながら蓋を開けても、水がゆれてるだけだったんですが。

……なぜに水が揺れるのだ!?

ちょっと不気味、何がいるのかわからないところに
剥き出しのお尻を載せるのはさすがの私(?)もためらいましたが、
まあ何がいるはずもあるまい、と用を足し。

水を流すと、そのときはまあ普通に流れて、
ただ、最後にまた、
がぼっ、がぼがぼっ、と波うちました。

それから数時間して、夕方、というか夜。
もう一度トイレに行って、水に変異がないことを確認して用を足し、
水を流す…………
あ、あ、あ、あふれる~~~~、かも!?
というところで止まって、水位はじわわ~んと下がっていきました。

が、なんかこれ、ヤバくない?
と思って、もう暗い外を覗いて、うあ~~。

大丈夫なはずの我が家の前まで、川になってます。



雨は今、小降りになってますが……。
大丈夫か、これ。

長靴に雨合羽のおじさんたちがザバザバと歩いてます。
調べてるようだけど……
これ、どーにかなるの???

ダンナには携帯メールで様子を知らせましたが、
そもそも車で帰って来れるんかしらん?
無理なような気が……。
うちの前でこの水深ってことは、コロニーの入り口は膝を越える深さ。
うちの、車体の低い車で突っ込んだら……。

そだ、警告しておこう!
と思ってここまで書いたところでケータイでダンナに電話したら、
あはははは、すでに深みにはまっておりました……。
車ぶっ壊れたとか言ってます。

長靴を物置から発掘して、救出に行ってきます……。

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このところ、メキシコは麻薬組織の取り締まりを強化しているとかで、
追い詰められた組織と警察の銃撃戦とか、
主に北の国境地帯の町で起こっているという話は聞いていました。
それを理由にティファナやフアレスへの移籍を拒否したサッカー選手もいるとか、
前にもどこかで書いた記憶があります。

でもそんなのはうんと北のほうだし、同じ国とは言ってもよそごとだと思ってました。

今さっき、今日はお昼に帰ってこなかったダンナから電話で、
「何ともないか」というんで、ないけど、なんで? と訊いたら、
この近所で殺人事件があったというじゃないですか。
近所ねえ、どこ? と言えば
そこのガソリンスタンド、とのこと。

ひぇぇぇぇ、ホントにすぐそこだよ!!
うちは平行な二本の道路を挟んで家が並ぶ小さなコロニーにあるんですが、
うちの玄関から100mほど行ったコロニーの入り口の隣に
そのガソリンスタンドはあります。
私が街中に行くときにタクシーかバスを拾うところです。

警官が三人射殺されたそうです。

へーーー、なーんも聞かんかったわー、ちょっと残念。
そう言えば今日の午前、ヤケに鋭い音程のサイレンが走ってるなあ、とは思ったんですが。

ネット検索したらすぐにニュースが見つかりました。
スペイン語のままでコピペしておきます、自分用のメモでごめんなさい。

Ejecutan a tres policías en Ciudad del Carmen
2:04 p.m.
Los acribillaron a la entrada de la urbe

Martín Acosta Pacheco / Darwin Bolón Montejo
CIUDAD DEL CARMEN, Campeche.- Tres agentes de la Policía Ministerial fueron ejecutados en un paraje de la carretera federal Ciudad del Carmen-Puerto Real por presuntos sicarios, a las puertas de lo que será la plaza comercial "Las Palmas".

Dos de los tres cadáveres fueron hallados dentro de una patrulla marcada con el número PGJE-072 y el otro fuera del vehículo, todos ellos con disparos en el cráneo, aunque no hay evidencia que se trate de un tiro de gracia, sino de ráfagas de bala que recibieron, al parecer de parte de sicarios que viajaban a bordo de otro vehículo.

Una de las versiones indica que los agentes judiciales estatales eran perseguidos por un grupo de sujetos a bordo de una camioneta y que cerca de la entrada a la zona urbana de la isla, fueron acribillados y no tuvieron tiempo de repelar la agresión.

Otra versión apunta que los policías desayunaban en un puesto situado cerca de los fraccionamientos Arcila y San Francisco, cuando recibieron la mortal ráfaga de disparos desde una camioneta negra que no se detuvo y se dio a la fuga con dirección a la ciudad.

De acuerdo con los primeros datos, uno de los ejecutados presentaba impacto de bala en el pecho y los antebrazos, mientras que los otros dos en la espalda y en el cráneo, lo que hace suponer que no tuvieron tiempo de repeler la agresión.

Esta ejecución que motivó intensa movilización de las corporaciones policíacas municipales, estatales y federales, se registró a las 12:45 horas y a unas dos cuadras del sitio donde en junio del 2007 fue acribillado el director de la Policía Municipal de Carmen, Germán Soto López, a manos de un grupo de “Zetas".

なんかこの記事によると、去年もこの近くで警察署長が殺されたようなことが……。

カルメンって平和なようで、そうでもないんかしらん。
記事には、私が住んでるコロニーの名前も出てます。
向かいにできたばかりのプラザの名前も出てます。

死体が発見されたとのことで、事件の瞬間を見た人はいないんでしょうか。
車の中にふたり、外にひとり死んでいて、機関銃の斉射を浴びていたそうです。
そこの近くで朝食をとっていた(あああの店ね、と見当がつくよ……)ところを狙われたとか、
町の外から車で追われてそこで追いつかれて撃たれたとか、
いろいろバージョンがあるようです。
いずれにしても犯人(たち)は黒い(ってことは目撃者いたのか?)車で通りすがりに浴びせていったらしい。

にしても物騒だなあ。
一般市民を巻き込まないでくださいよ、お願いだから。
とは言ってもやっぱり麻薬組織よりは警察のほうがマシだよなあと思うから、
殺された警官のかたがた、お気の毒です。ご冥福をお祈りします。



なんてことを書いていたら、ちょうどメキシコ大使館からメールが。
その内容がこんなんでした……。

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シナロア州クリアカン市における麻薬組織間抗争の激化について

シナロア州クリアカン市においては、麻薬組織間の抗争が激化しており、
一般人も含め多くの犠牲者が出ているうえ、
これらの抗争にバスーカ砲が使われる等武器の重装備化が確認されています

報道によると、
1.10日、クリアカン市の中心部で、約30~60名の武装集団が
自動車修理工場を襲撃し、市民9名を殺害、
その後追跡してきたパトカーと銃撃戦になり、
州庁舎近くで警察官3名が殺害されました。

2.12日未明には、約40人からなる武装集団が住宅を襲撃しました。
この襲撃には、殺傷能力の高いAK-47, AR-15(ともにライフル銃)の他、バズーカ砲も使用されました。
襲撃さ れた住宅は、別の麻薬組織のアジトとみられ、
州警察が、同所からロケット弾発射装置、手榴弾、AK-47等を押収しています。

3.14日未明、武装集団は別の麻薬組織がアジトとして使用していた家屋を襲撃。
この襲撃にあたっては、AK-47, FAL(同じくライフル銃)による銃撃の他、
LPガスのタンク3本を積 んだ車に火を着け、
さらにはモトロフ弾(火炎瓶)を家屋に投げ込むなどもしています。

======================

う~む……やっぱ、迫力違うかも。
カルメン、平和だわ。うん。



ちなみに、話変わりますが、向かいのおばさんのところ、
週末から息子さん一家と娘さんがメキシコシティからやってきてにぎわっています。
お昼ごろ、何やら家の前で騒いでると思ったら、
娘さんがシティから乗ってきた黒いバンをレッカー車で持って行きました。

事故でもあったんかしらん、と思ってさっき電話で話したら、
いや~、まだ買って三ヶ月の新車だったのに、
日の当たるところに置いておいたら暑すぎて壊れちゃったのよ。
で、ヴィリャ(三時間の隣町)まで修理に持っていかなきゃならなくて~。

うーむ、シティの車だからあんまり太陽光対策してなかったんだろうか?
そう言えばそもそも黒い車ってカルメンにはあんまりないよなあ。
暑いもんなあ。

そりゃあ大変だったね、と言って電話切ったんですが、
いやあ、偶然とはいえ、上の警官銃殺事件で使われた車も、黒いバン……。
あははははは、偶然ですよ、もちろん偶然。



あんまり殺伐とした話題でなんなので、ついでに。
この記事書いていた夕方、私の部屋の窓にハチドリがやってきました。
それも、二羽。
窓の格子に止まって、細くて長いくちばしをあちこちに向けて、かわい~。
飛んでるところやホバリングしているのはよく見ますが、
止まってるのはなかなか見ないので、珍しい。
すぐ手元にカメラがなかったのが残念ですが、まあ撮影には難しい角度とバックでした。

でも二羽やってきて、何やら偵察している様子。
もしかしてこの外の木に巣をかけてくれるかも、と期待しておきます。

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メキシコ関連ニュースで日本語のものに、こんなニュースがありました。


麻薬戦争から逃れて米国に転居するメキシコ人
2008.6.24 00:47

 【メキシコシティー=USA TODAY(クリス・ホーリー)】麻薬密売組織に関連した抗争や誘拐事件が多発するメキシコ。治安悪化に嫌気が差した多くの人々が、米国に移住している。

 米国境に近いメキシコ・シウダーファレスに住んでいた弁護士のサルバドル・ウルビナさん(45)は今年2月、自宅を売り払い家族とともにテキサス州エルパソに引っ越した。「本当は転居はしたくなかったが、シウダーファレスでは犯罪者が勝手放題に行動するので、妻や家族のことが常に心配だった」と理由を明かす。

 サンディエゴの不動産業者、ミレイア・デュラソさんは「米国の住宅価格の低下もあるが、多くのメキシコ人が米国に移り住むのは、18カ月に及ぶメキシコ政府の麻薬密売組織掃討作戦で、治安が悪化しているからだ」と指摘する。ティファナでは今年だけで誘拐事件が118件も起きているという。

 ウルビナさんはシウダーファレスで仕事をし、夕方エルパソに戻る。「高いガソリン代や大気汚染のことを考えるとこんなことはしたくないが、やむを得ない」と話す。

 ティファナで寝具の卸売業を営んでいたフランシスコ・モンロイさんは店をサンディエゴに移した。米国で開業し、米国人を雇用すれば永久的に米国に住めるE1、E2ビザが取得できるからだという。「昨年9月に誘拐されたが、家族が身代金を払い解放された。政府も助けてくれないこんな危険な場所から逃げ出そうと、家族を説得して移ってきた」と話す。

ティファナやフアレスでの治安の悪さは、これまでもニュースで耳に入ってました。
フアレスにはインディオスというサッカーチームがあって、
それがこのたびめでたく二部から一部リーグに昇格したんですが、
そのインディオスに移籍することを、治安の悪さを理由に断わった選手もいるほど。
麻薬撲滅に政府や警察が頑張るのはいいんですけど、
市民に犠牲を出していては元も子もありません。

にしても、ちょっと不思議なのは、メキシコ人がそんな簡単に国境を越えて
あっちに行けるんだろうか? ってこと。
まあそれができるのは、ごく一部の富裕なメキシコ人だけなんだろうな……。



その一方で、数時間差でこんなニュースもありました。

安いガソリン求めて国境越え 米住民がメキシコへ

2008.06.23 Web posted at: 20:27 JST Updated - CNN

メキシコ・ティフアナ(CNN) 米国内でガソリン価格の高騰が続くなか、カリフォルニア州南部の住民らが安価なガソリンを求め、国境を越えてメキシコ側で給油するケースが目立っている。ただ、専門家らによると、メキシコ国内で売られているガソリンは硫黄含有量が多く、車の故障につながる恐れがあるという。

メキシコ国境から数キロの町、カリフォルニア州サンイシドロに住むリカルド・フェルナンデス氏は毎週一回、仕事の空き時間に、自家用トラックでメキシコ側のガソリンスタンドを訪れる。米国側で1ガロン4ドル60セント(1リットル約131円)のガソリンが、当地では1ガロン3ドル10セント(1リットル約88円)。20ガロンで満タンにすれば、計30ドル(約3230円)も節約できる。

行きも帰りも渋滞で、1時間から1時間半のドライブになるが、「スーパーあたりで買い物もすれば、さらに節約になる」と、フェルナンデス氏は言う。

一方、国境から北へ約160キロ離れた同州サンタアナ在住のペドロ・エルナンデス氏は、「ガソリンスタンドへ行くためにわざわざメキシコ側へ来ることはない」と話す。ただ、当地に住む親類にはよく会いに来るので、その時は「ついでに」給油も済ませることにしている。満タンで40ドルの節約だ。

ただし、全米自動車協会(AAA)自動車研究センターのスティーブン・マゾア氏は、メキシコでの給油について「確かに目先の節約効果はあるが、長期的にみると損をする恐れがある」と警告する。同氏によれば、米国の車に硫黄含有量の多いメキシコのガソリンを使い続けると、排気コントロール装置に故障が起きる可能性がある。その結果、車が排気ガス検査で不合格となり、多額の修理費がかかってしまうケースも考えられるという。

だがフェルナンデス氏は、そんな警告も気にならない様子。「愛車のトラックは今のところ、メキシコのガソリンで問題なく走っている。米国内のガソリン価格が下がるまで、それ以上の心配をする余裕はない」と、肩をすくめた。

これまた、はぁ~そうですか、てな記事。
まあこれ、「アメリカ人」じゃないんですよね、「米住民」なんですね。
名前を見ても、明らかにメキシコ系?

にしても、あっちに行ったりこっちに行ったり、忙しいことです。



もいっちょついでに。
大使館から来たメールに笑いました。

 「オレオレ詐欺(振り込め詐欺)」への注意

日本で流行っている「オレオレ詐欺(振り込め詐欺)」がメキシコでも確認されました。グアダラハラ在住の邦人の方からの情報です。状況は以下のとおりです。

1.発生日時
  6月5日(木) 15:00頃

2.発生場所
  グアダラハラ在住の邦人宅への架電
  (受信番号表示から、発信元はメキシコ市と判明)

3.発生状況
  家人が電話を受けると、スペイン語で、泣いている様子の男の声で「人をはねてしまった」との内容で、相手は「Soy Yo, Soy Yo(おれだ、おれだ)」と言い、電話口で身内の者を演じている様子であっ た。「うちには男の子はいない」と応じると、途端に電話は切れたとのこと。

んで、まあ注意するように、とのことなんですけど。
メキシコでそんな手口に引っかかる人、いるんでしょうかね?
しかもスペイン語しゃべる家族がいる日本人、となると対象も限られてきて、
やるほうもご苦労さんなことです。

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ちょっと気になるニュースがあったので紹介します。
日本の隅っこ」が終わるまではこちらの更新が滞るので(いやいつも滞ってますが)、
こんな記事が長期トップというのもなんですが……。

ちょっと前に、こんな日本語記事を見ました。

メキシコ湾でイルカの大量死、原因は赤潮か? 米海洋当局

メキシコ湾、というと、うちの辺りもイルカが多いことで有名で
(と言っても観光とはまったく結びつかず、研究者のあいだで、ですが)
そのイルカが大量死かと思って読みにいくと、
(いつまでリンク先があるかわからないのでコピペします)

【3月5日 AFP】米海洋大気庁(NOAA)の海洋水産局(National Marine Fisheries Service、NMFS)は、テキサス(Texas)州のメキシコ湾(Gulf of Mexico)沿岸で3、4日の両日、バンドウイルカの死がいが大量に打ちあげられているのを発見したと発表した。

 同局によると、発見された死がいは計21体だが、前年にも同地域で約2週間に70体のイルカの死がいが打ちあげられたことから、さらなる大量死も懸念されているという。

 前年は、イルカの死がいは発見時、腐敗が進みすぎていたため大量死の原因を解明することはできなかった。

 今回、同州ガルベストン(Galveston)に近いBolivar半島で見つかったバンドウイルカの死がいも腐敗が進んでいるが、まだ原因解明できる可能性があるとして同局は期待を寄せている。すでに死がいから検体が採取され、病気の兆候がなかったか調べる予定だという。

 また、今回は海洋調査を実施して腐敗の進んでいない死がいを発見し、より多くの情報を得たいとしている。

 さらに、過去3週間の衛星写真から、赤潮が原因で大量死した可能性についても検証するという。赤潮は有害な藻で、メキシコ湾では頻繁に発生するようになっている。

 当局によると、赤潮はこれまでにも発生していたが、同海域では頻繁に発生するようになり、また海洋生物への影響も見られるようになった。近年メキシコ湾岸で頻発する海洋生物の大量死の原因は赤潮だという。

 今回の大量死以前に、1991年から米国の海域で発生した海洋生物の異常大量死は41件あり、うち23件は過去3年以内に発生している。(c)AFP


記事のほうには写真もあります。
テキサス州かぁ、とは思ったものの、やっぱり異常気象とか環境破壊とかなんだろうなあ。

とちょっと他人事気分だったんですが。
今朝、車で走っていると、交差点で売っている新聞のトップが目につきました。
「亀」がどうしたって?
親近感で気になります。
で、入ったレストランのレジの横に、別の新聞ですが
やはりトップに同じ記事があるのが置いてあったので、もらってきました。
(4ペソ(40円)だから買おうとしたら、差し上げますと言われた、うははっ)。

トップの割には記事は短いですが、
ええと、メキシコの二流三流新聞って、グロテスクな写真を堂々とトップに載せて、
それで売り上げ伸ばしているようなんですよね。
首吊り心中した(なぜか)全裸の死体とか、奇形児のまともなアップ写真とか。

これもその部類に入るのかもしれませんが、
ちょっとグロ写真なので、苦手な人は注意してください。



頭がぶっちぎれた亀が浜に流れ着いた、という話です。
甲羅の長さは67cm、体重推定30kgものウミガメが、
頭ちぎれて、他にも殴打の跡がいくつもある状態で死んでいた、と言います。
まあ殴打は、浜に打ち上げられるまでに、岩とかにぶつかったのかもしれないけど。

頭の切れ具合は、なんでしょ、何かの機械にはさまれて切れたようにも見えます。

そう言えば、カンクーン近くに住んでいたころ、
研究所から見える海に、片方の前ひれがなくなったウミガメが
うまく泳げずに、半分溺れた人のようにアップアップと泳いでいたことがありました。
たぶんサメに食いちぎられたんだろうと助手のおじさんが言ってましたが、
今回のこれはどうなんでしょうか。

新聞記事によると、今年に入って妙な死に方をしたカメは
この近辺で三頭目なんだそうです。
そして、実はイルカも原因不明で死んでいると。
ああ、やっぱりテキサスだけじゃなかったのね……。

海というのは、でかいこともあって、
地上ではかなり安定した環境なんですが、
そこにまでこうして顕著な影響が出てくるというのは……怖いです。



殺伐とした話題で申し訳ないので、ついでに。

この新聞、Novedades のカルメンローカル版なわけですが。
トップのタイトルの横に、



エビちゃんが。
ああ、やっぱりカルメンの立役者はエビであるのだなあ、
とこんなところで再認識しました。

ところで、前にご紹介したカルメンのエビの銅像ですが……
また後日談を。
お楽しみに。

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日本語でも記事が出ていたのでご存知のかたも多いでしょうが、
メキシコ市のビートル型タクシー、2008年で引退へ」だそうです。

ええ~~~!?



リンク張っておいて堂々とパクリ写真、スミマセン。
カルメンのタクシーは違うんで、自力で写真が撮れません。

でもシティではいつもお世話になるこのタクシー、
消えてしまうんですか。
次にシティに行ったとき、このタクシーがなかったら、
何に乗ったらいいかわからず、呆然と道端で立ち尽くす気がします

まあ、ドイツではとっくに生産されていないこの車、
でも昔話をさせていただけば、
私がガキンチョでドイツにいた30ン年前、
ドイツはこのケーファー(カブトムシ)の全盛期でした。
あっちを向いてもこっちを向いても、カブトムシカブトムシカブトムシ……。

それが、10何年か経って単独で留学に行ってみたら、
ないなあ、どこにも。
見事に消えてまして。

1991年だったか、メキシコに初めて来たとき、
貧乏な学生や貧乏なメキシコ人、いや普通に中流の人でも
このカブトムシを使っていて、懐かしかったです。
メキシコにはフォルクスワーゲンの工場があって、そこでは未だに
カブトムシを生産していると、ドイツの友人にも言われるほど
メキシコのカブトムシ生産は有名、てか世界で最後だったのかな?

そして最後の工場のプエブラがカブトムシ生産中止になったのが
2003年7月30日だった様子。
そのニュースは覚えてるんですが、正確にいつだったかはこちらの記事で確認。
てことは、これから減る一方なのだろうな、とは覚悟しました。

でもメキシコですからね、もう捨てるしかないような部品でも
何とか使っちゃったりして、修理して修理して、
まだ何年も使えたりするんだろうなと。
実際、2003年から3年半。
未だにシティを走っているタクシーだけで5万台。

しかし、車の登録の条件として2008年モデルでないとダメ、
ということになったらしくて(タクシーの話か?)
これはもうもしかして一斉に消えちゃうんでしょうか?

シティの流しのタクシーは危ないとか言いますが、
私は割と何度も、というかいつも乗ってます。
まあバスターミナルまでとか言って大きな荷物を持って乗ると、
どの道を通りましょうか?なんて訊いてくる。
渋滞状況を相談しつつも、ある程度シティを知っている様子を見せないと、
引っ張りまわされたりするかもしれませんが。

一度はメーターに細工してあるのに乗ったことあります。
ダンナと一緒だったんですが、私はまだスペイン語がわからないので、
メーターを眺めてたら、上がり方が異様に早い。
ドイツ語でダンナにそれを告げたら、途端に止まりました。すげえ。
あとで乗ったタクシーの運ちゃんによると、
ギアやハンドルの辺りにボタンがあって、それをポチポチと押すんだそうです。
用もないのにおかしなところを触るやつには要注意、と教えてもらいました。

また一度は、おかしくもない冗談を連発して、
無視して黙っていると、到着の少し前にメーターを切って吹っかけてきたヤツ。
切る直前まで見ていたし、何度も乗っているコースだったので、
そのことを指摘して通常通りしか払いませんでしたが、
これもあとでいろいろ教えてくれた運転手さんによると、
警察がいるところで止めさせて、警官に訴えると脅すといいんだそうです。
でも、それで警官が介入してきてタクシーにぼられるのは免れても、
今度はその警官に賄賂(お礼)を要求されそうな気もしますがね。

でも、数え切れないほど乗ったうちで、問題があったのは
この二回きりかな。
怖い話は人からはたくさん聞いてますけどね。
まあ、大学構内でタクシーに乗って大学本部に行ってと頼んだら、
それどこ、と言われてびっくり、
そのあとメトロのコピルコ駅まで、と言ったらまたまた
どう行けばいいの、と言われてがっくり、
なんてこともありましたが(でも似たようなことは日本でもあったな)。

ビートル車のタクシーはたいてい、助手席がないです。
後部座席だけで、三人までしか座れません。
助手席があったところには足拭きマットがあったりして、
小銭をその下に貯めてたりします。
ドアにはたいてい太いベルトがついていて、運転手さんはそれで開け閉め。
座席はボロボロで垢で黒ずんでいたりして、
床もゴミだらけの土だらけで何年掃除してないの、という感じ。
のがほとんど。
何度か知り合いのワンコを獣医さんに連れて行くのに付き合ったことがありますが、
そういうタクシーだとワンコだって問題なく一緒に乗れる。
スペースたっぷりだし、遠慮はいらないし(どうせ汚ない)。

カルメンのタクシーはニッサンのTsuruですが、
犬は乗せてくれないだろうなあ。
猫なら抱いて乗ったことありますが。

メキシコではボチョ、ボチートと呼ばれて愛されてきたフォルクスワーゲン、
消えてしまうのは本当に悲しいことです。
La Jornadaの記事もリンクしておきます。

それからウィキペディアの日本語ページにも、詳しい歴史、
そしてメキシコやブラジルで生産が続けられた話なども載ってたのでリンク。
フォルクスワーゲン・タイプ1
また、こちらにもビートルの歴史が載っていて、最後のところにメキシコや
その他どんな国で生産が続いたかが書かれてますね。
第3話 ビートルの歴史(3) 世界中で愛されるクルマへ(5)

そしてこちらが、生産終了のときのニュース(日本語)。
フォルクスワーゲン・ビートル生産終了

世界通算2152万9464台目としてラインオフされた最後のビートル(メキシコでは「ヴォチョ」と呼ばれた)は、
最高出力34kW(約46馬力)の1600ccエンジンを搭載した「ウルティマ・エディシオン(最終エディション)」。
ウルティマ・エディシオンは3000台限定モデルですでに完売しているが、
最後の1台は販売せず、ドイツ・ウォルフスブルクにあるフォルクスワーゲン本社に展示されることになっている。


だそうです。

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