メキシコの隅っこ

メキシコの遺跡や動物、植物、人や風景などを写真で紹介してます

ラテンアメリカのギョーザ?

2006-07-31 09:54:56 | 食べ物・飲み物
暑いですね~。
世界的に暑いようで、死者が出たりと大変なことになっている地域もあるとか。
皆さん、ご自愛ください。

暑いので食事を作るのもイヤでたまりません。
週末はもう当然のように外食が続いてます。
おかげで、食べ物のネタが大量にではないですが、
まあぼちぼちと手に入って嬉しいです。

今日はこれ、
ラテンアメリカのギョーザ、みたいなもんでしょ?の
エンパナーダス empanadas です。



これもまた、地域によっていろいろと作り方が違ったりするようですが、
まあ基本的に、ギョーザよりは分厚い皮に、
中身いろいろ包んで揚げたもの?

私が初めて食べたエンパナーダスは、
南米チリのものでした。
ドイツにいたチリ人の友人が、パーティのときに作って持ってきてくれたんですね。
チリのは、メキシコのよりでかい!!
軽く倍はあります。
具は、そのときはひき肉玉ねぎ香辛料といった、
まさにジャンボ餃子って感じでした。

この辺ですと、海辺の町なので、肉系もあるでしょうが、
海産物が多いです。
小エビ、カニ、カソンと呼ばれる小型サメの肉、などですね。
溶けるタイプのチーズと一緒に入ってたりして、
カロリーたっぷり、油もたっぷりですが……(汗。

エンパナーダス自体にはチレは入ってません。
チレソースを別にかけて食べます。
あるいはピコ・デ・ガヨ pico de gallo(ニワトリのくちばし)と
なぜか呼ばれる、玉ねぎ・トマト・シラントロ・チレのみじん切りも
載せるようです(写真のお皿にはついてますね)。



海産物料理のついでなんで、同じレストランで私が食べた(?)もの。



Sopa de mariscos、海産物スープ。
まんま、
小エビ、カニ、タコ、イカ、貝その他、
訳のわからないブツがいろいろ入っているスープです。
例によって、チレをたっぷり利かせたスープで、
暑いときに飲むと、いっそう汗が吹き出ますが……

でもおいしいです。
チレの辛いばっかりのを単純においしいと思うようになってしまうと、
もうメキシコ人的味覚麻痺症の始まりですね……

ワンコたちのいろんな人(?)生

2006-07-30 06:43:58 | 動物
こないだメキシコ人のおばさんに連れられて、
別の人のお宅にお邪魔しました。
え~と、なに人だったけなあ、集まった中にはアメリカ人が数人、
でもそのお宅のおばさんはどこかヨーロッパの人だったと思います。

みんなメキシコに住んでんのに、スペイン語しゃべれね~!
英語で用事が済んでしまう生活をなさっているようです。
まあそれはいいんですが、そのおうちに、
綺麗なハスキー犬がいました。



こんな子です。
かわい~~~~。

玄関先でおばさんが一生懸命押さえて、片言のスペイン語で
「カマナイヨ」と言ってくれるんですが、
言われなくても、顔見ればわかります、ハイ。

ハスキーってもっと大きいんだと思ってたんですが、
この子は小柄でした。
うちのワンコより半回り小さいくらい。

椅子に座ると、私の膝に肩を押しつけてきて
甘える甘える。
いいのか、初対面の人間にそんなに心を許して?



いいんです、って言ってます(?)。
うーん、うちのワンコは家族以外に心を許さないはずの秋田犬にしては、
「家族」の範疇がけっこう広いらしくて、
いつも掃除に来てくれるおばさんはいいとして、
一緒に旅行に行ったことのある向かいのご夫婦とか、
ときどき遊びに来る犬好きのおじさんとか、
その辺まで「家族」扱いしてるっぽい。
と思ってたんですが、この子を見てると
うちのはまだまだよその人に警戒心あるなあ、と。



まあ、かわいがられて幸せそうなワンコと遊ぶ至福のひと時でしたが、
それで思い出したのが、前に道で見かけたワンコ。
この子です。



大きな駐車場から通りへと、闊歩しておったんですが、
このお乳がね……
もう見事にブルンブルンと左右に揺れて、
脇腹を叩く勢い。

野良犬が多いのは、ある意味困ったことなのかもしれないですが、
彼らは彼らで適当に暮らしているようなんですね。
もちろん、ひどい皮膚病で見るも哀れな野良とかいますけどね。
でもまあ大半は、痩せてはいても、割と悠々としてます。
あちこちで残飯もらったりして、たまにはすごくいいものも食べて、
しあわせ~~な気分で昼寝もして。

人間社会の空間に重なって、犬社会の空間もしっかりあるのだなあ、と
犬たちの群を見たりすると、思います。

そういう野良ちゃんたちは、自然の呼び声に逆らうことなく、
季節が来ればつがって子供を産みますから、
熟年母ちゃんになると、このワンコのように、
張ってもいないお乳が垂れ下がって、
ああ、垂ら乳根の母って言葉がありましたね~。



こちらは、このタラチネの母ちゃんに付き添っていた群の、
ちょっと遅れてゴミ漁りを頑張ってる仲間。

さて、うちのワンコのように日がな一日ぐうたら寝て、
わずかな食事と散歩の時間だけを楽しみに(?)生きてるのと、
空腹を友にしつつも自由に外を歩き回って自分自身の知恵で生き抜くのと、
犬としてはどちらが幸せなんでしょうかねえ。

まあ、訊いてみたところで、たぶん、
いつものボケた笑顔で
「どっちでもいい~~」とか
言いそうな気はしますが。





も一個ついでに、これはワンコじゃなくて。
馬とポニーですね。
特にポニーのほう、かわいい~。
この白いたてがみのポニーって、子供のころ好きだった
なにかの本に出てきていたような気がします。
何だっけなあ?
『みどりのゆび』だったかな?

ヒルデブラントの対決

2006-07-29 08:19:02 | CM・看板
メキシコのコマーシャルって、昔は
なんだかよくわからないし、つまらんものが多かった、
つまらなすぎて、くだらなすぎて、演技が大根役者っつう言葉ぴったしのものとか、
まあそういう意味で面白いのはありましたけどね。

でもサッカー見始めるようになったせいか、
それともCM技術が上がってきたのか、
最近は割と見られるのもあるような気がします。
まあ相変わらず脱力系もありますが。

で、そういうのを(テレビを手抜きキャプチャーできることに気づいたんで)
ちょっとたまに紹介しようかな、と。
今日は本当は別のCMを狙ってたんですが、いつも放映される番組を見逃したんで、
しょうがない、別のを。
これも、ひねりはないけどけっこう気に入ってます。

でもさ、実はこれ、日本でもやってたりして?
だって、メヒコのCMかどうかわかんないしね?
まあいいや、日本でもやってたら亀の浦島ぶりを笑ってやってください。



 

宙に浮くタイヤ。ぎゅううん、と回りながら近付いてくると……
それはスタジアム。



そのゴール前に立つのは、ヒルデブラントです。
ドイツ代表の若手キーパーで、
今回のW杯では残念ながら活躍の場はありませんでしたが、
第三キーパーとして参加してました。

観客席に向けてにこやかに手を振るヒルデブラント。
そこへ……

 

センターサークルがギギギギ……と開いて、
不気味な機械がせり上がってきます。

 

ヂヂヂ……と焦点を定め、ずぎゅーーーーん!!
ヒルデちゃん、危うし!!

 

火の玉が、ゴールめがけてぶっ飛んで行き、
しかしヒルデちゃんは悠然と立ったまま手を伸ばして……



ばしっ、と受け止め……



あらら、ボールが(火の玉じゃなかったんだ~)
キーパーグローブに貼りついてます。

バリバリッとはがすと……

 

くっきりと、タイヤの跡が

手袋の内側は、



そして、コンチネンタルの文字。



キーパーグローブのCMかと思ってました
まあ……かろうじて言いたいことはわかるCMですね

メキシコ伝来?シミ取りクリーム

2006-07-28 05:52:21 | 雑談
おおおおっ!
私が、美容の話ですか?

いや実は、この前すっ転んで顔をすりむいた話をしましたが。
外傷にはアロエに限りますよね。



昔、って日本でのことですが、
飼っていた若いオス猫が、近所のドラ猫と喧嘩して、
耳の辺りに大怪我をして帰ってきたことがありました。

傷がふさがったあとから膿んで腫れあがり、
高熱が出て息も苦しい状態で、我が家で寝たきりになりまして、
母親がうちにあったアロエを切っては貼り付け
せっせと看病しつつも、ダメかもなあ~、と
家族一同暗~~く過ごしておったんですが。

ある日、猫が思いっきり頭を振りますと、
膿袋が破けて臭い膿が部屋中に飛び散って、
猫はすっきり爽やか回復していました。
ええ、その後の部屋の掃除なんて、
猫が生き延びてくれた嬉しさに比べれば……



そう言えば私も、カンクーンの海辺で研究生活していたころ、
うっかり日焼け(止め)クリームを塗り忘れたらしい
両の親指にぷっくりと一面の水ぶくれができたことがあり、
そのときも研究所の庭の隅に勝手に生えていたアロエを見つけて
毎日貼っていましたら、すっかり跡形もなく消えました。
まあ、酔ったりすると赤黒く痣が浮き上がりますが。

まあさように、アロエは外傷に絶大な効果を発揮します。



で、こないだこけたとき擦りむいたところに、
もう10年来愛用している(ちっとも減らないのだ)アロエ軟膏を塗りましたら、
見事につるつるピンクの赤ちゃんのような肌になり、
傷はすっかり消えました。

いやいや、さすが、と思って安心していて、
ふと昨日の晩鏡で気がついたんですが、

あら~、黒ずんできてるな~。

これはさすがの私もちょいヤバいかも?
と思って、思い出したものがありました。

これ。



え~、何年前に買ったものかもよくわかりませんが
別に、匂いは普通だし、カビも生えてないし?

これ、メキシコではどっこでも売ってますよね。
シティなんかだと、ちょっとした道端の屋台とかで、
本物の貝殻に入れて10ペソくらいで売ってます。

中は、ちょっとうまく写真が撮れないんですが、



こんな感じ。
Conchaっていうのはスペイン語で「貝殻」で、
真珠層のあのきらきらしたのをそのまますりつぶして
クリームに混ぜたようなもんです。

これがメヒコではなぜか、「シミ取りクリーム」として
絶大な信用を勝ち得ているんですね~。

貝の研究をしてきた私ですが、
そんなん、初耳や~

貝殻の構造は一応知っておりますよ?
おおむね三層構造になっていて、
一番内側の、いわゆる真珠層ってのは
炭酸カルシウムとある種のたんぱく質からできているんですが、
その構造が特殊なために、ああいうふうにきらきらと虹色に見えるんですね。

しかし、その成分がお肌を美しくするかどうか?
は、たぶん貝の知ったこっちゃないので、
私も知りません。

ただ、それこそ道端の屋台の10ペソから、
スーパーのクリームコーナーの既製品(上の写真もそれ)、
高級化粧品にまで、このConcha Nacarってのは、
お値段がピンからキリまであって、
効果もそれに合わせて違うんだかどうだか知りませんが、
とにかくメキシコではあらゆるところで見かけます。

うーん、それで、そんなに劇的な効果があるのか?
と言われると、ねえ~。
そういうのに根気がない私は、一週間くらいでいいっていうならできるんですが、
半年とかつけ続けないとダメ、なんてことだと、
とてもじゃないけど無理です。

というわけで、今回もちょっとヤバいかもという
頬骨の黒ずんだところに塗ってみたんですが……、
これがあと何日続くか、どれほどの効果を発揮するか!?
については、もしかしたらいつの日かまた報告するかもです

もし使ったことあって、確かに効くよ!!ってかたは
ぜひとも教えてください。
そう言われたら、真面目に続ける根気が出てきそうです~。

炭鉱の町サカテカス

2006-07-27 05:53:56 | 
この町には、二、三回行ってますが、写真は意外と少ないです。
初めて行ったのは、1991年の旅行のとき。

メキシコ中部の高原地帯には、ヨーロッパの中世の町並みを思わせる
コロニアル都市がいくつもありますが、
これもそのひとつ。



ごってごてゴシックのカテドラル。
このド迫力の正面玄関を写した写真もあったように思うんですが、
ちょっと見つからなくてすみません。

右手にこんもりと見えているのは、
Cerro de la Bufa、ブファの丘と言って、
カテドラルの上あたりにケーブルが見えてますが、
ケーブルカーで行くことができます。

てっぺんは昔の修道院が、今はメルカードになっていて、
炭鉱から出てくる貴石や化石をごろんごろんと並べて売ってるんですね。
地学をやっていたダンナと、
子供のころからむやみと石が好きな私(宝石じゃなくて、ただの石ね)は
この町へは、ほとんどそればかりを目的に行くわけです。

初めて行った91年のときは、ドイツ人の友人が一緒でした。
ケーブルカーを見た彼は、
絶対乗らないぞ!!!」
と言ったんですが(まあ……怖いのはわかりますが)、
ダンナが
「このケーブルカーを建設したのはドイツ人だよ」
と言うと、コロッと態度を変えて、
「じゃあ乗る」と。

でもすみません、観光に行くわけじゃないので、写真がまるでないのです。



とりあえず、カテドラルの内部。



当時、資料として大きな教会の祭壇部が必要だったから、
という理由で撮っただけの写真だったり……。



あとは、狭こましい道とかが面白くて撮ってます。





というよりも……
もう20年も、平地ばっかりに住んでいるので、
こういう坂道が面白いというか懐かしいというか……。
日本の皆さんには別に目新しい風景でもないのかも?



あと、炭鉱の町でしたから、昔の炭鉱あとをトロッコで見学させてもらえます。
そこには、二回目だったか三回目だったかに行ったとき行きました。

でも、写真がないのです
暗くて写真撮れるようなところではなかったし(フラッシュもなかったしな~)、
土産に絵葉書とかも売ってましたが、
そういうのを記念に買っておくという意識もありませんでした……。

つくづく、観光客にはなれない私たちです。

いわゆる日本人のイメージするようなメキシコらしさはない町ですが、
しかし中部メキシコはこういったスペインの影響を強く受けた地域であるのも、
これまたメキシコなんでしょう。
ドイツから遊びに行った最初の訪問では、
確かにドイツか南欧の田舎町に来たような、懐かしい感じがしました。

にしても、いくらなんでももうちょっと写真があったように思うんですが……。
そのうち見つかったらまたアップします。

寛ぐ人々

2006-07-26 06:44:13 | 
ときどき、こっそりと人の写真を撮ります。



軽食堂の前に椅子を持ち出して、通りを眺めるおじさんたち。
食堂も、シャッターが半分、開いているのか閉まっているのかよくわからない。
お客が来たら、おじさんたちちゃんと立ち上がって仕事にかかるんだろうか?

こういうのんびりと、何をするでもない人たちって、
メヒコじゃよく見かけますよね。
通りを眺めていて面白いものがあるんだろうか?
と不思議に思うほど、ゆったりのんびり。

まあ二人いれば、談笑することも。



楽しそうだ~。
うん、おじさんたちが幸せなら、ステキな人生だと思います。
あくせくしないで、あくまで質素に、必要最小限の稼ぎでも、
幸せかどうかはその人次第ですもんね。





一方のこちらは、レストランで隣り合った軍人のおじさまたち。
しかも下っ端兵じゃなくて、将校さんたちかな?

なんか、いかにもな、
ちょび髭ロマンスグレイの威厳たっぷりおじさんと、
スキンヘッドのコワモテおじさんと、
眼鏡のインテリ風おじさん、
というトリオが面白くて、さりげな~くカメラをテーブルに置いて
パチリ。

その同じレストランの隅では、ベビーカーの女の子がかわいい。



この子、いくつくらいでしょうか?
体が柔らかくって、足なんか簡単に口まで届いてしまう。
で、退屈だったのか、しきりと靴を口に突っ込んでしまうので、
横で食事をしているお母さんが何度かそれを止めたあげく、
キリがないと諦めて、靴を脱がせてしまいました。
この子、右足が利き足なんでしょうか、それで諦めて、
左足は舐めようとしないから不思議。

私やダンナのことも、ひとしきり眺めて観察して、
納得した様子?



いや、気がついてみたら私も、
軽食堂のおじさんたちやこの赤ちゃんのように、
そこらの人を眺めて面白がっているのでした。

なんだ~、みんな相手のことをこっそり
「あの人、何見てるんだろう、暇だなあ」
思いながら眺め合っているわけですね……

聖処女カルメンと黒いイエスのお祭り

2006-07-25 09:34:57 | 催し物
先週末のカルメンのお祭り、行き損ねたと書きましたが、
向かいのおばさんが友達のクルーザーで(金持ち!)見学に行ったとかで、
私も誘ってもらえるはずだったのに、用事で出かけてて無念!

でもそのときの写真をもらったんで、
人さまの撮ったものですが、公開します。

その前の日に、黒いイエスが車で運ばれているのを目撃した話は書きましたが、
あれ、実は今年カルメンの町建設150周年記念で、
隣のカンペチェから借りてきたものだったそうで、
ああ、じゃあカンペチェに行くたびに見ようとして果たせていない
サンロマン教会の黒いイエスが、今カルメンに来てるってこと?
なのかもしれません。

で、今年は150周年のみならず、ちょうど聖処女カルメンのお祭りの日が
日曜日に当たったこともあってか、かなり盛大だった様子。



まずは、こないだトラックではるばるお越しになった黒いイエスが、
ガラスケースのまま(海水のしぶきがかかったりするといけないから?)
でっかいクルーザーで運ばれます。

この運行、カルメンの漁港から出発し、島をぐる~~~っと回って
大陸をつなぐ橋のたもとまで。
そこから陸揚げして街中まで、というコースです。

で、漁師の守り神でもあるサンロマンだからよけいでしょうか、
普段魚を獲ってるモーターボートに家族全員乗せて追いかける人たちもたくさん。



クルーザーのてっぺんに、ほら、こないだの黒いイエスが乗ってるでしょ?

そしてこちらは、さらにでかい帆船に



聖処女カルメンが乗って海を進んで行きます。
舳先の一番高いところに鎮座ましまして。



これは、以前カテドラルに祀られているのをお見せした、あのカルメン像です。



ところで、あのときカルメル派についていろいろと教えていただいたわけですが、
その後、ハタ!と思い当たることがありました。

いつだったかスーパーで、すごい格好した一家を見たことあったんですね。
焦げ茶のずろっと長いワンピースを着た夫婦。
無地ですが、胸に金色の刺繍ででっかい十字架。
子供を二人連れていたと思うんですが、子供たちも同じ格好。

その後もまた~に、街中なんかでそういう格好している人を見ることがあって、
まあこの町にもエホバの証人の教会を初めとして、いろいろありますから、
何かの宗派なんだろうな~、とは思ってたんですが。

ああ! これが由緒正しい(?)カルメル派の人たちなのだ!
カルメンにはちゃんとカルメル派もいるのだ!
と悟った次第です。
写真はお見せできないのが残念ですが。



まあこのお祭りに参加しているのが全員カルメル派の信者だとは思えませんが、
とにかくすごい人です。



そして、黒いイエスと聖処女カルメンは並んで航行。



左のがイエスの船で、右の帆船がカルメンの乗ってる船です。

お天気もばっちりだったようで、綺麗な写真が撮れてますよね~。
曇り空の多いこのごろですが、よかったです。
プログラムによると、昨日と次の週末にもカルメンの巡回が繰り返されるようで、
ただし、海を渡るのはこの本当の祝日一度だけ。
あとは街中を練り歩くだけみたいです。

うーん、見に行きたい気持ちはあるけど、
人混みは大変でもあるので、なんかまあいいか。
と怠慢こいて、人さまの写真で満足してしまった私……

生チレ特集 その1

2006-07-24 12:31:44 | チレとその料理
チレ特集なんてすっかり忘れておりましたが。
乾燥チレもまだ網羅していない上に、生チレだって大事です(?)。

というわけで、まだまだ不完全ですが、
とりあえずスーパーにあったチレをバババッと写真撮ってきた分だけ。
本当は、生チレでももっといろいろあるんですが、
基本的によく使う(私がじゃないですよ、メキシコ人がですよ!)チレは
このあたりじゃないかなと思いますです。

1.チレ・セラーノ



ええと、ふつーの青唐辛子、ですかね?
大きさは、人差し指くらい?
一番よく使うと思います。
洗ってそのままボリボリと漬物代わりに齧るヤツもおります。
あとは小さく刻んで料理に混ぜるとか。
時期によって辛さに差があり、
一本のセラーノでも、先よりヘタのほうが辛いです。
一般的なので、かなり安いです。キロで7ペソくらいかな?

2.チレ・ハラペーニョ



これもよく名前を聞きますが、私は生で使ったことはないです。
親指くらい、うーむ、太ったメキシコおばちゃんの親指くらいの大きさ?
ハラペーニョは生よりも、缶詰でエスカベチェとかよくありますよね。
あとはソースでハラペーニョとか。煮込みとか。
詳しくは知りませんが、これもかなり一般的です。安いです。

3.チレ・ポブラーノ



これはね~ふふふふ(悪魔の笑い)
ピーマンと間違えた日本人を複数知ってます。
大きさは同じくらいですよね。
ただ、緑がもっと濃くて、先っちょがとんがっていて、
持った感じがピーマンのようにしっかりしてなくてふにゃっとしてるかな。
で、もちろん辛いです。
ピーマンと間違えた日本人は火を吹きます。

チレ・レジェーノ chile relleno という料理なんかによく使います。
このチレを形を崩さずヘタから中身を抜いて、
ひき肉とかなんとか詰め込んでじっくり焼く、んだったっけな?
一度作り方を聞いただけで、実際に作ったことはないのでいい加減。
でもチレとしては大振りなだけに(?)辛さはマイルドなほうかも。
お値段は、セラーノなどよりは若干高め、10ペソ越えるくらいかな?

乾燥チレより生チレは、季節によって辛さの度合いの変化が激しい気がしますが、
どうでしょう?

4.チレ・ハバネロ



で、これが有名なハバネロです。
と言ってもこれまた、私は生で使ったことはないです。
チレ・ピキンとこれと、どっちが辛いんでしょうか?
私にはどっちにせよ、「火を吹く辛さ」に変わりはないので
どっちでもいいと言えばいいんですが……。

しかしハバネロソースと言うと、いかにも辛そうな
見るだけでピリピリするような赤黒さなのに、
(いや、緑色のもありますが)
生のはえらくかわいらしい色をしてるもんですよね~。
不思議。
着色料かしらん。

やや上等なチレになるんでしょうか、生のはキロで
(まあ季節により変動あると思いますが)
25ペソくらい。
ただしこれは物価の高い私の町の、安くはないスーパーの値段です、念のため。

あと、小豆より小さいチレ・ピキンも載せようと思ってたんですが、
近所のおばさんの話だと、スーパーにはピキンと表示してるけど、
あれは別物だ! と言われてしまいました。
まあ……ありがちなことではありますが、
私はあれがピキンだと信じてたのに~
でも真相がはっきりするまでちょっとお待ちください。

他にもいろいろ、
なんだこれは~!?
みたいなチレもあるので、徐々にお見せしていくつもりです。

ちょっと脱力看板

2006-07-23 08:26:48 | CM・看板
雷さまがゴロゴロと鳴っているので、今日は手短に!?




これねえ、今日車の中から見かけて、ちょうど信号で停まっていたので
写真に撮ってみたんですけど。

メヒコ、ローストチキン pollos asados はどこに行ってもありますね。
店によりけりですが、だいたい、安くてジューシーで
お手軽で、私もシティをうろつくときなど
半分とか買ってお昼で済ませたりします。

この町は物価が高いので、
まるまる一羽で50ペソとかしますけど、
シティの私がいつも買っていたところは(数年前の話ですが)
一羽で23ペソでした。
私ひとりだと半羽で充分だから、11.50ペソ。
しかもたっぷりトルティーヤがついてきます。

チェーン店なのかもしれませんが、よく見かける店名は
Pollo feliz、「幸せなニワトリ」です。
うーん、ニワトリはあんまり幸せだと思ってないかも……。

と、常々思っておったんですが
今日見た上記写真の看板には唸ってしまいました。

これ、笑えばいいんでしょうか?
ねえ、これギャグなの???

こんな顔してあぶられているニワトリ君を、
人間はどういう顔して食えって言いたいんですかね、この看板!?

メキシコ人のユーモア感覚はやっぱりよくわからない、
と、日本人のユーモア感覚も失ってしまった亀はするのでした……。

新品ガラクタの山

2006-07-22 06:24:00 | 催し物
毎年この時期にはこの町に大きな市が立ちます。
聖処女カルメンのお祭りと絡めて、
観覧車やジェットコースターなどの移動遊園地と、
ティアンギス Tianguis と呼ばれるガラクタ市ですね。

あ、ガラクタって亀用語では誉め言葉ですから!
安くて、ちょっと見役に立ちそうにないけど立派に機能する、
のは実は使い手次第、というような品ですね。

で、こないだから向かいのおばさんに誘われてたんですが、
今日やっと行ってきました。
今日は下見みたいなもんで、え~、実は向かいのおばさんの
知り合いのアメリカ人その他のおば様たちとゾロゾロと。
いやあ、目立ちますって。
お昼ご飯の前だったので、とても全部は回りきれず、
「もう一度行かなくっちゃ! 明日はどう!?」と言われてますので、
また行くかも。
ちょうど友人から頼まれている何やかやも、お手ごろな値段で手に入りそうだったし。

というわけで、今日見てきたほんの一部。



服がずらっと並ぶテントの中のお店。



女性向けカウボーイ(カウガール?)用品の店。
店の兄ちゃん、私がカメラを向けると逃げていきました(笑。

それから少し離れた別の場所にある瀬戸物・プラスチック・金物の山。

 

右を向いても左を向いても、山山山……。

お天気はいまいちでしたが、蒸し暑くてけっこう大変。



 

何でもありますぜ~~。
おまけに、安い。
呼び込みのおっちゃんは、
「今なら安くしとくよ~~、オレのんじゃないからね~~」
とか叫んでます。
つまり、留守を任されてるから、適当な値段をつけると言いたいんでしょうか?

でも、私も別に何を買おうと思ってたわけではないんですが、
ふと見上げた山につけられた値札に、目を疑いました。

実はうちのゴミ箱、三週間ほど前の風の強い日に、
掃除のおばさんがきちっと蓋をしなかったらしくて、
蓋だけ飛んで行ってなくなってしまったんですね。
それ以来、外に出しっぱなしにできず(雨が降ると水が溜まってしまう)、
たんびたんびポーチに置いては、ゴミ回収車が来る日の朝に
道路まで引っ張り出す。という面倒なことをやってました。
しかも、それ、すぐに忘れるし。

しかし、以前スーパーで買ったときも、あまりの値段に愕然として、
どうにか安いのを見つけて買ったのが、今のです。
180ペソの特売でしたが、
ちゃんとした頑丈なのは400ペソとかしてました。

ところが、このティアンギスでは50ペソ!?
いや、それはちょっと小さいけど、その横のは70ペソ!?
いや、それも質があんまりよくなさそうだけど、その隣のは、
がっちりしっかり、蓋にも飛ばないように引っ掛かりがついて、
持ち手がついて、でも値段がついてない。
これいくら? と訊いたら、100ペソと言う。
よし、買った!!

今日の戦利品。



右のが、蓋が飛んじまった180ペソので、
左が今日買った新しいヤツです。
風格からして違うでしょ?

にしても、スーパーはボリすぎや!!
明日はもっとガラクタいっぱい買ってこよ~~、と
密かに決心したでした。

トラルパンのスープ?

2006-07-21 07:07:43 | チレとその料理
そう言えば、チレ特集を忘れてますねえ。
メキシコ代表選手の残りも忘れてますが。

うーむ、またそのうち。
てことで、とりあえず手元にあるお手軽料理の紹介に逃げる!



カルド・トラルペーニョ caldo tlalpeño でございます。
と言われても、何これ?
てな写真ですね。
浮いているのはシラントロと玉ねぎのみじん切りだけ、では。
そこで、中身はこんなの。



あんまり代わり映えしませんか?

鳥の胸肉
お米
ガルバンソ(ヒヨコマメ)
アボカド(賽の目切り)
溶けるチーズ(賽の目切り)
たぶん、チレ・グアヒーヨ
玉ねぎとシラントロ

のごった煮。
これにお好みでライム汁をぶっ掛けて食す。

面倒なので自分では作りませんが、
レストランへ行くと最近お気に入りでよく食べます。
はじめのころはチレが控えめだったのに、
このごろガンガン効いてて、けっこう泣けます。

ところでトラルペーニョって、名前には覚えあるけど、
どこだっけ?
と考えたら、トラルパンから来た名前でしょうね?
トラルパンと言うと、メキシコシティの南東部にある
空気の悪い大通りを思い出すんですが。
アステカスタジアムのある辺りの地区をトラルパンっていうんでしたっけ?
このスープはあの辺の特産なんでしょうか?



さて、だ~~いぶ前に紹介した乾燥チレですが。

ぼちぼち使ってます。

チレ・カスカベルという丸っこくてかわいいのは、
全然辛くないです
どう使えばいいんだ、と悩むくらいマイルド。
まあ私は種を取っ払ってしまうので、
種も一緒だと普通に辛いかも。

チレ・モリータってのは、
見た目もチレ・アルボルとよく似てて、
ええと、実は冷蔵庫の中でどっちがどっちだったっけねえ?状態。
それでもアルボルよりはやや辛味が少ない、かな?
程度で、普通に辛いです。

チレ・チポトレも一度使ってみたっけな?
これも案外辛くなかったような気がします。
いやどうだっけ?
うーむ、またちゃんと実験してから書きます。

ちなみに実験台は、私とダンナ
前者はやや辛いのに弱く、後者はめっぽう強い。
というか、チレ入ってるでしょ、と言わないと気がつかない、
言っても、「え?」という顔することもしばしば。


どうやって使うか、というと、まあざっと三通り。

1.
まず油で一番最初に丸ごと炒めて、取り出す。
その油でさらに調理。

2.
細かく切ってふりかけ風に炒め物などに混ぜる。

3.
煮物に一緒にぐつぐつ。

それぞれのチレに合った調理方法があるんでしょうが、
細かいことは気にしません。
どう使っても、辛いチレは辛いですよ?
しかし謎なのはカスカベル……。
どう使うのか知ってる人、教えてください。

マリナルコ と 大江健三郎

2006-07-20 09:22:35 | 遺跡
今日は色気も食い気もない、遺跡の話です。
といってもこれは、マヤ遺跡ではなくてアステカの遺跡。

大江健三郎は昔メキシコに半年ほど講師として住んでいたということで、
著作にもそのときの体験と思われるものがあちこちに出てきます。
マリナルコ Malinalco という地名を初めて読んだのは
『人生の親戚』だったような気が。

これは、まり恵さんという女性が息子二人を無惨な事情で失ってからの
フリーダ・カーロを思わせる(ただし苦痛は肉体的より精神的なものですが)困難の末
最後にはメキシコに至るお話ですが、
その中の一節、引用します。

「僕もまたメキシコ滞在中、地形的にもメキシコ・シティーからの位置をいっても、まり恵さんの農場のあるカコヤグヮと似ている、マリナルコという村に出かけたことがある。ドライヴはいったんメキシコ・シティーからそこをかこむ高原に昇り、あらためて降下してゆく道すじのものだった。こちらがあくまで晴れわたっているのと矛盾せず、向うはグレコの絵の空のように悲劇的な嵐が吹き荒れ、そのさらに向うはカラリと晴れている。徹底して広大な空のもと、深い谷から谷へと辿るドライヴは、まさに冥界への下降のような気がした。運転してくれたアルゼンチン人の助手は、--この峠で、いつもプラトンの神話的な異界の道程を思い出す、と話しもしたものだ。」

というわけで、私もシティの知人に連れられて車で行ったわけですが、
なるほど途中のうっそうと茂る針葉樹の水底を抜けるような山道は、迫力でした。

ところで、ここにカコヤグヮという、これは確実に架空であろう地名が出てますが、
これは日本からの移民団が初めて入った、cimaちゃんのアカコヤグアから作った名前でしょうね。

さて、その村マリナルコは、高みから眺めると、確かに



谷底~、という感じです。
ただ、この日はもっとお天気がよかったはずなのに、
現像してもらった写真では空が真っ白にしか出ていなくてすごく残念。

で、この高みは、遺跡マリナルコです。
村をぐるっと半周する感じで行ったところに入り口があり、
移民局の書類を持っていればタダになるはずの日曜だったのに、
日本人5名、ひとりもそれを携帯していなかったという不用意さ。
でも、私たちが声をそろえて、ええ~~っ!? というと、
受付のおじさん、苦笑して、「そんじゃ今回だけ」
とタダで通してくれました。

そこからいやはや、くねくねくねくね、
山道を歩きます。ひたすら歩きます。
しかしさすがに自然が自然のまま残っている地域で、
歩いていても気持ちがいいです。
そこらじゅうの木に、野生のランが咲き誇っていたり。

そしてようやく到達した高みから見下ろす村が、上の写真。
その右手には、巨大なゾウがうずくまったような山。



見ていると、中腹辺りに洞窟があり、人が出入りしてました。
な、何をしてるんだ、あんなところで~~!
財宝でも隠してあるんじゃないか!?
ってのがけっこう現実的なのがメヒコですね。

さて、遺跡のど真ん中にはこんな台座があって



写ってる皆さんごめんなさい、顔見えないから勘弁してね。
写真撮ったのは、同行のカメラマンです。

この台座ピラミッドの正面に、こんな神殿があって、



この藁葺き屋根は、その下の神殿を保護するために作ったものだと思いますが、
中を覗くと、こんなん。



観客が無体なことをしないよう監視してるらしい兄ちゃんが、
ワシとオセロットだと言うんですが、
同行の友人は、「え~、あれ、亀でしょ? 亀にしか見えないよ、ほら、亀でしょ?」
うーん、よくわかりませんが。

ところでさっき、公式サイトを見つけまして。
こちらのページに遺跡案内がありますが、
この内部をちゃんと中から映したのがあります。
一番奥の真ん中のがオセロットの頭で、
その両端にワシの頭、
そして中央の、友人が亀だ!と主張したのも、こうやって見ると
確かに、平べったくなったワシのようです。



マリナルコの写真、他にもあったように思うんですが、
今のところ見つかりません。
めぼしいのが出てきたら、またアップしますね。

で、帰りにはマリナルコの郊外にあるレストランに寄りました。



ここは、連れていってくれた知り合い(もともとレストランをしていた人)が、
ここのシェフに和食の手ほどきをしたという曰くつきの、
上品な静かなレストランです。

そのシェフのお父さんというのが、
東ドイツ人で、日本文学研究者で、アメリカに亡命して、
さらにメキシコに来て、ミスインディオの美しい女性と結婚した、
という複雑な経歴の持ち主でして、
有名人だから写真載せちゃいますが、



なぜ有名人かというと、これまた大江健三郎の
『同時代ゲーム』に登場するから。
まあ名前は変えてありますし、描かれている状況も、
実際にはどこまで本当に起こったことかはわかりません。
書かれているのが本当だとすると、大江はこの遺跡で
虫歯を抜こうとして石斧を口に突っ込んで血を噴き、
このドイツ人はじめ、友人たちを愕然とさせたことになってますし、
またこの穏やかな笑みを浮かべるレストランシェフ(次男)の兄貴は
当時とんでもない悪がきで、大江に食べかけのマンゴーをぶつけたことになり、
またこの年老いたドイツ人はその大騒ぎに堪忍袋の緒を切らして、
ドイツ語で罵り喚いて屋敷を飛び出したそうです……

ですが、とりあえず私が知りえた情報では、
『同時代ゲーム』に書かれているこまごまとした事柄に嘘はほとんどないです。
興味のある人はぜひ読んでみてください。
冒頭部第一章に、かなり入り組んだ形ではありますが、
いろいろと書かれてます。

で、このアルフレート(作中の仮名)さんも、ご自分でおっしゃってました、
『同時代ゲーム』に出演していると。
日本文学の研究者なんですから、当然ご存知ですわな~。
あ、ちなみに、私は少しだけドイツ語も話してもらいましたが、
日本語、やや堅苦しいながらも、やはり達者です。

マリナルコの遺跡もですが、こちらの出会いも印象的な一日でした。
もう何年も前になりますが。
このレストラン、まだあるのかな~。
誰か行くチャンスがあったらぜひどうぞ。

グリンガ・パストール

2006-07-19 09:25:01 | 食べ物・飲み物
週末ですが、食べに行った食堂に
以前ここでchamoyさんにいろいろ教えていただいた
グリンガがありました。

しかも、種類がいくつかあるよ!
というわけで、好奇心半分、勉強(?)半分で
とりあえずひとつ注文してみました。

グリンガ・パストールってやつです。
来たのは、上記写真のブツでした。

小麦粉トルティーヤ一枚に、
溶けたチーズをたっぷり載せて、
その上にパストールの肉とパイナップル。


し、しまった、グリンガってどういうものかと確認したかったら、
グリンガ単品を頼むべきだった!
と気がついたのは皿が来てからのこと……

うーむ、普通のパストールとの違いは、
やはりトルティーヤが小麦粉である点と、
溶けたチーズですね。

また今度行ったときに、グリンガ単品を注文してみます。
何が載っているのか楽しみ。
もちろん、その店では、という参考にしかなりません、
よその店では違うものを同じ名前で出していたり
メヒコじゃよくあることです。

ちなみに、これ一個で25ペソでした。
ちょっと高くないか?

グリンガ(アメリカ人女性)だからしょうがないって?



すいません、今日は肩凝りから来る頭痛がひどいので、
短いですがこれで。
コメントもたくさんいただいてますが、
お返事は明日の朝までご容赦ください~~

洟垂れワンコ と 猫の6年越しの野望

2006-07-18 06:42:13 | 親バカ


ぐうすか眠るワンコの鼻から……



ポットン、ポットン……。



だけでたまには終わってみようかと思ったんですが、
どうも長編体質は変えられないようでして。



我が家の犬猫、こういう光景はもうすっかり珍しくなくなり、
仲良さもこれで充分、と思えるんですが、
実はニャンコにはまだまだ果たせぬ野望があるのです。

そのうちのひとつが、先日、じつに6年越しで達成されました。
最初に見たときはカメラがなかったんですが、
その後また繰り返されたところを見ると、
ただのまぐれではなく、両者の了解のもとで行われる交歓のようです。



これ。
と言っても、パッと見、何の変哲もない写真かもしれませんが。

猫は親愛の情を示すのに、体をすり寄せてもたれかかるのが好きですよね。
しかし犬にはそういう感情表現の方法がないので、理解されません。

昔、日本で飼っていた紀州犬と黒猫も同じでした。
こちらは犬のほうが年上で、仔猫がその足にスリスリとすり寄ると、
犬は戸惑った表情で足をヒョイ、と除けるので、
猫はヨロリ。
なぜだかわからず、またスリスリ、ぐらり。

で、今の我が家の場合は、猫がすり寄ろうと相手を見定め、
寄っていっても、犬が先によけてしまってました。
しかし、とうとう念願かなった!というわけですね。
さらにこのあと、



うっふ~~ん



もっと~~ン



しかし、猫の野望はここでおしまいではないのです。
上の写真のようにハナをたらしつつぐっすり寝ているワンコに、
添い寝をしたい!!! というのが、
猫の窮極の野望らしい。

うーん、猫は数匹いればお団子のように重なり合って眠るの、普通ですが、
犬はそういう習慣がないです。
ましてや、寒くもない、どころか暑くてたまらんのが日常では……。

しかし、石の上にも三年、念ずれば通ずる、
あと何年かかろうとも、猫は虎視眈々
野望達成への道を歩むでありましょう。




草サッカー場は誰のもの

2006-07-17 05:20:26 | 出来事
え~、ヴィルヘンのお祭りはたぶん今日やっていたと思うんですが、
ちょいと事情があって行けませんでした。
また来年
これだけは、さすがのメヒコでもちゃんと来年もやると、
安心&確信できますね。



さて、昨日巡礼行列を見た道の途中ですが、
割とまっすぐになっているところの横に、草サッカー場がありました。

道はこんな感じで、



住宅とのあいだの空き地ですね。
手前は以前コンドルの写真を撮ったゴミ捨て場になってました。
この少し向こうに、草サッカー場がありました。

と言っても、石をのけて平らにしているのはたぶん子供たち。
ちょぼちょぼと草が生えて、
両脇にネットのないゴールポストが錆びついて、
ふたつ立ってました。
平日の夕暮れや週末、子供たちがいつもサッカーしてました。

その子たち、いつもみんな、はだしでした。
素足でもボール蹴れるんだなあ~。
いや、たくましい。

まあたま~に、ボールが道路に転がり出て、
車のほうもそう簡単に止まったりよけたりできない場合も多く、
つぶされたボールが道端に転がっていることもありましたが、
タッチライン(フィールドの長いほう)が道路に平行になっていたので、
まあその辺も子供たちの技術如何ってことですね。



ところが、少し前から、そこの整備が始まりました。
何作るんだろう?と思っていたら、
やっぱりサッカー場なんですが、
こんなの。



おおおっ、すごいぞ。
立派な照明灯までついています。

ゴールが道路のほうを向いているのは問題ですが、
ここまでするならちゃんと道路とのあいだにフェンスも張ってくれるでしょう。
見ていると、こんなのを三つ並べて作る様子です。

心配なのは……
はだしの子供たちに、このセメントのフィールドは使いにくくないか?
ということ。
土より固くて痛そうだし、それはまあ足裏鍛えられているとしても、
日中は熱くなってはだしじゃ踏めないのでは?

と思っていたら、未完成なのに、さっそく使っている子供たちがいました。
走る車の中からなので、ぶれてしまいましたが。



あっら~、みんな靴はいてます。

これって……
靴を買える子供たちだけが集まってきているのか、
それともこのサッカー場建設費用の一環として、
そこらの子供たちにシューズを配って回ったのか?

子供たちの顔の区別がつくほど私もじっくり見たことないのでわかりません。
しかし、いつもプレイしていた子供たちより、
やや年齢層が上になったような気はします。

プレイしている子供たちが入れ替わったとしたら、
場所を奪われてしまった子供たちは、今どこで遊んでいるんでしょう?
ちょっと気になってしまいました。
まあ……そこらの無舗装道路とか、いくらでも場所はあるとはいえ。



しかし、これ、絶対道路側のゴールを守るほうが有利です。
だって、相手シュート打てないじゃん。
ゴールネットさえない状態で、道路に向けて、どうやって?

まあいずれちゃんとゴールネットもつけて、
さらにはフェンスも立てるものと期待してますが、
それまで待てないのがメキシコ人の子供たちですね~。

照明灯が点くようになったら、
暗くなってからも遅くまでプレイする子供たちが見られるのでしょうか。
それとも、さらにぐるっと囲んでしまって、
会員制とかどこかの専用練習場になってしまうのか……?

先行きを見守りたいと思います。