メキシコの隅っこ

メキシコの遺跡や動物、植物、人や風景などを写真で紹介してます

メキシカンしょうゆ

2009-12-28 08:00:00 | メキシカン和食
せっかく作ったカテゴリだから、というわけでもないんですが、
今日スーパーに行って、人影がないのをいいことに、
醤油コーナーをじっくりと観察&撮影してきました。

私がメキシコに来た15年前にもキッコーマンの醤油はまあまあ普通に売ってました。
でも直後に来た母が、「うわ~、何これ、ぜんぜん味違う!」と言って、
帰ってから日本の、本物のキッコーマンを送ってくれたら、
うーん、違うわ。

とは言ってもひと瓶使ったらもう終わりですからね。
あとはまた、ナンチャッテキッコーマンに戻りました。

それからメキシコでもちょっと健康食ブームみたいな感じで、
お寿司なんかも(まがい物だとしても)割とあちこちで見られるようになって、
それに伴い、スーパーに並ぶ醤油もバリエーション増えました。

とはいえ、中華用の醤油はやっぱりそもそも日本のと違うのか、
それともこれまたナンチャッテ中華醤油なのか、
一度だけ買ったことがあるんですが、イメージする味とだいぶ差があるので、
使いにくくて、その後はキッコーマン一筋です。



キッコーマン醤油です。
ちなみに、ここのキッコーマンは米国製です。
私がいつも買うのはこのサイズで、296ml?
中途半端な分量だなあ。
これより一回り小さいのもあって、左に切れて写ってますが、150mlくらい?
右にある1lサイズがあればいいんですけど、
キッコーマンではそれは、この辺では売ってません。
ま、使うったってうちはふたりだし、そんなに毎日ダバダバ使うわけでもないので、
300ml紛い壜でも充分ですけど。



驚くほど綺麗に並んでいたのが、マギーの醤油。
なんですかね、寿司以外に使うな!と言われているようなこのデザイン。
しかもなんか違和感あるなあと思ったら、この人、左利きなのかも?
まあいいけど。
まさかフォークのノリで、お箸も左手に持つものと思ってるわけでは……ないよね?



こんなのもありました。
北京醤油。



そして、なにやらごちゃごちゃ~っと並んでいるこれ、ほとんど醤油です。
よくまあこれだけあるな、と思いながら、
どれを買おう、と逡巡している振りで、じっくり眺めたら……。



もう一度きちんと並べなおして撮ってみました。

薄緑の帯が巻いてあるやつ、これ、ライム入りですよ~。
そうかぁ~、レストランでライムを搾るわけじゃなくて、
最初からライムが入ってるのを売ってるのか!

どこかに書きましたが、某自称日本食レストランで寿司紛いを食べたとき、
ライム入り醤油がいやだから、入ってない醤油くださいと言ったら、
えらい待たされたことがあったんですよね。
なにをそんな難しいことを頼んだわけでもあるまいに、とそのときは思ったんですが、
もしこの最初からライム入りのを使っていたとしたら、分離はそりゃあ困難でしょう。
でも結果として一応ライムの入ってない醤油が出てきたのは、
まさかスーパーまで買いに走っていた……わけじゃあないですよね???

緑の右隣の赤いのが、まあ普通の醤油ですね。
そしてその向こうが……出た~~~ッ!

醤油・ピカンテ

picante はメキシコでは重要単語、「辛い」です。
よってこれは「辛口醤油」……なわけはなくて。

チレ入り醤油、なのでありました。

そして、よく見れば、左端に配置した黄色い三角っぽい壜も、
チレ・ハバネロ入り、と書いてあります。

「メキシコでは何にでも、ライムチレを入れる」
鉄則を再確認してしまった年末でした。

NHKラジオ出ます & メキシコ人にこれだけは言いたい

2009-12-26 08:01:32 | 雑談
気がつけばもうクリスマスですね~。
うちじゃあふたり揃って風邪引いて、寝クリスマスというか。
昨日(24日)は普段夜更かしの私もそうそうに寝てしまって、
ぐっすり眠っていたら電話が鳴って、
もしかしてラジオの日を間違えてたかッ!?
と焦って飛び起きたらモンテレイの義兄だったりして、
しかも時計を見ればまだ11時45分ですか。
まあ普段の日なら電話かけるにはちょっと遅い時間だけど、24日はねえ、
普通の人ならまだ起きて、ご馳走でも食べながら談笑してるところですよね。

でもまあ、たっぷりと寝て、たっぷり水分摂って、
あったかくしてたら、一日でほぼ完治しましたけどね。
なんてお手軽~。
これだから、カルメンで風邪やインフルエンザは流行らないわけです。



で、日本時間の12月27日午後5時5分から、NHKラジオに出ます。
えーと、NHK第一放送だったかな?
「地球ラジオ」という番組です。

地球ラジオの公式HPはこちら http://www.nhk.or.jp/gr/

NHKが入らない地域のかたは、リアルタイムでも上記HPで聞けるそうです。
とはいえ、メキシコは深夜の2時過ぎですので、
メキシコ在住のかたで興味持ってくださるかたは、
同サイトの「前回の番組を聴く」というところから、
放送後一週間は聞けるそうです。

生放送なので、本番で盛大に恥かいたりして、
ここで宣伝したことを後悔しないですめばいいんですけどね~。
まあテレビに出演するよりは、深夜で頭ぼさぼさでも、寝ぼけた顔してても
とりあえず関係ないので、かなり気が楽です。

テーマは2009年のニュース。
ボスニアからのかたと交代でお話する予定です。
皆さん、時間あったら聞いてやってください。



で、クリスマスでダンナも今年は珍しく休暇で、
生活が不規則になってしまって更新しにくくなると思います。
すみませんが、これから二、三週間は不定期ということでよろしくお願いします。

ところで、OTTOさんとこの猫ちゃんが明け方のOTTOさんの枕元へ
ステキなクリスマスプレゼントを持ってきてくれた、という話を読んで、
ふと思い出したスレッドがありました。
ん~、どこだったかな、と記憶を頼りに探してみたら、
おおおお! まだあるよ!!

「うちの猫にこれだけは言いたい!」-にんげんの主張

まとめ読みのトップにリンクしておきますので、
「次の5件」というところをずっとクリックしてもらうと、
次々に読めると思います。
そうそう、そうなのよ、お猫様にお願いしたいことってみんな同じなんだよねえ。
と、初めて見たときもお腹が痛くなるほど笑った覚えが。
お願いというか、文句を言いつつも、やっぱり愛情あふれる飼い主さんたちの声。
いいなあ。

というところで、思いついたんですが。
「メキシコ人にこれだけは言いたい!」ってのを挙げてもらったら面白いかも?
メキシコ在住の皆さんは10や20や30は言いたいことがあるでしょうし、
旅行に来ての経験からでも、何でもいいです。
鬱憤晴らしもかねつつ、できれば平和的に(笑)
猫に対する愛情と同じ気持ちで書いていただければ、と。

で、私からいくつか思いつくところを書いておきます。
たぶん、筆頭にあがるであろうのが……

約束をしたら時間通りに来てください。
無理でも30分以上は遅れないよう、努力してください。
それでも無理だったら連絡ください。
遅れるのか、今日はまったく行けないのか、いつ来れるのか、できるだけ正確な情報をお願いします。


その場逃れのヘタクソな言い訳をするくらいなら、
あっさり「できない」とか「間違えた」とか言ってください。
嘘をつかれるほうがよほどストレスが溜まることを理解してください。

できないことをさもできるように吹聴するのもやめてください。

道を聞かれて知らなかったら、知らないと素直に言うほうが
訊いた側にとってもありがたいことをわかってください。

窓口は三つあるのに、ひとつの件に三人頭を寄せ集めて相談しながら仕事するのもやめてください。
それなら最初から窓口をひとつにしてくれるほうが、長くかかる覚悟もできます。


こんな調子で、いくらでも書けそうですね。
皆さんからの投稿、楽しみにしてます。

それでは、よいクリスマスを!!


昨日の一大イベント、サッカー観戦

2009-12-21 10:55:58 | サッカー
すみません、今日はサッカーブログのほうの記事が長くなったので、
こちらはお休みさせてください。

私の住む田舎町に、グアダラハラからトップチームの選手たちがやってきて、
親善試合をしたんですよね。
それを見に行ったわけですが、そんなイベントは私も初体験だったので、
あれこれ書きたいこと全部書いてたら、めっちゃ長くなりました。

サッカーそのものについてよりも、
スタジアム(野球場でしたが……)の様子とか、周りの人の反応とか、
イベントの運び方(の不手際)とか、そんな話がメインですので、
よかったらお暇なかたは覗いてみてください、こちらです。

ちょっと選手の名前とか、その背景や事情を知らないとわからないところもいくらかあると思いますが、
スタジアムの写真なども大量にアップしています。

耳の樹、グアナカステ

2009-12-20 08:00:00 | 植物
この前、魔法村バカラールの名物だという大樹を紹介しました。
木の名前を金太な郎さんが教えてくださって、ああああ!と思い出したんですよね。

木の実の形がものすごく特殊なので、実がなっていれば一発でわかる、
グアナカステ Guanacaste です。
実がなってるのを写真に撮ろうと思ってその後気をつけて探してるんですが、
やっぱりこんな街中ではなかなかないみたい。

で、昔、例のマヤ儀式ツアーに参加したとき、
洞窟の中で儀式やるのに行ったところで、大きなグアナカステがあって、
そのとき撮った写真があったはず。
でもその写真もいまいち、木が大きすぎてうまく写ってなくて、
ここでは紹介してなかったはず(たぶん)。
と思って、探し出してきました。

これです。



バカラールのほどじゃないですが、
それでもまあまあ大きいのはわかっていただけるかと。

で、実がなってるところも写したかったんですが、
でかすぎて、遠くて、何だか訳がわからないものになっちゃった。



単に、ちまちまと実がついてるだけにしか見えないでしょ?

でもこの実、けっこうすごいんですよね。
いくつか拾って帰ったのを、家で写したのが、これ。



クリックしていただくと、ほぼ実物大になります。

「耳の樹」という和名がものすごくよくわかりますよね。
前からだけど、最近とみに物覚えの悪い私でも、これはきっともう忘れません。
忘れてもいいけど、一応ここにメモしておく学名は、Enterolobium cyclocarpumです。

海辺の収穫物

2009-12-19 08:00:00 | 動物
うああああ、こんなしょうもないもんお見せしようと思ったら、
どのカテゴリに入れればいいのかわかりません。
動物の残骸だから、動物でいいか……?

週末の海辺、散歩に行くだけなんですが、
職業病というか。



こんな貝殻でびっしりの浜ですが、見てもらうとわかるように、
そのほとんどが割れたり削れたりしていて、
完全な形のものはほとんどありません。
長いあいだ波に揺られ、浜に上がれば人間に踏まれ……。
まあ仕方ないですよね。

でもこんな中から、まだしも見られる貝を見つけるのがまた嬉しいもの。
数拾っても、結局邪魔になるだけってのはわかっているので、
厳選します(ほんまかいな)。

たとえば、これ。



Strombus、えーと、和名は前にもこのブログで……と調べなおす。
コンク貝でした、成長すると30cmになろうというでっかい貝の、幼生です。
写真の実物は高さ3cmほど。
でも表面の筋も綺麗に残っているし、
てっぺん(殻頂といいます)も欠けずに残っているので、
これは悪くないです。
タイかどこかの寺院を思わせるような螺旋部分もきれいだし。

余談ですが、貝の種類によってはこの殻頂、というのはつまり
貝が生まれたてのときに持っている部分ですから、一番古い部分ですが、
これが成長とともに取れてしまうものと、残るものとがあります。
残るものであっても、長い人生?のうちにはぶつかって欠けたりして、
それが大事な部分であればちゃんと修復もするんですが、
この赤ちゃん時代に貝(軟体部分)が入っていたところってのは、
ある程度大きくなれば、もう飾りというか子供時代の記念品みたいなもので、
欠けたままになってしまうことも多いんですよね。
特に、もう最初から殻頂は落としてしまうタイプの貝の、
殻頂がまだついたままの貝殻を発見したりすると、
貝の専門家たちは、おおお~~!と叫んで目を輝かせるわけです。
まあ知らない人から見たら、単なるアホですわね。



カニの爪です。
この辺ではよくあるものです。
でも、大きいほうの爪先と、手首部分が綺麗に動く逸品?です。
こういうものを見るにつけ、外骨格生物の面白さを感じます。



これは、このあたりだとそこそこ上等の部類なんですけど、
まあこんなのはお店に行けばもっと完璧で綺麗なのをいっぱい売ってるから、
あんまりパッとしませんね。



これは、不思議な形をした石。
珊瑚のように微妙に枝分かれしていて、
前後に突き抜ける穴が開いていて、
そこには小さな二枚貝がふたつ、どうやって入ったものか閉じ込められています。
そして、片方の穴から空気を吹き込むとピーピーと……だったら面白いんですが、
まあ普通に吹いたくらいでは、鳴りませんでした。
これ、石かなあ、珊瑚かなあ、とダンナにも見せましたが、
しかとはわからない様子。
触った感じは、普通に石なんですけどね。

 

そしてこれは、箸置き、ではなくて、ただの石です。
でもなんかかわいいので拾ってきました。

という具合に、我が家のガラクタは増えていくのであります。
これでも、子供のころ石を拾っては持ち帰り、
家が傾く~~!と親に悲鳴を上げさせていたころからはだいぶマシになってます。
貝は、石よりはだいぶ軽いですしね。
でも石も貝も、どっちも好きです。

この木なんの木、日陰を作る木?

2009-12-18 08:54:09 | 植物
週末に行った海辺で、車を止めるのにちょうどいい日陰がありました。
……とか言って、その全貌を撮影し忘れたという、お間抜け亀。

しかしその木があんまりにもすごかったんですよねえ。



なんじゃこら、のびっしりと言うよりぎっしりの枝ぶり。
季節柄なのか、葉っぱはついてませんが、
葉っぱがつくような隙間すらないのではないか、これは。



何だかでんぐり返って撮ったような写真になってしまいましたが、
普通に見上げて撮った写真です。



普通に水平に撮ると、こんな感じ?

葉っぱなんかないのに、この木の下は車一台充分置けて、
しかもまったく日が当たらないほどの日陰になっていました。
ので、当然私たちもここに車を停めてお散歩。

あちちち、と戻ってきて、この木の根元でしばらく涼みました。
根っこのほうもそれなりに奇々怪々な形になってるんですが、
でもまあ枝ほどじゃないですけど。
そして、腰を降ろすのにちょうどいい感じになった根っこは
すでにこれまで何千人何万人のお尻にすられて、つるつるのピカピカ。
そしてその周囲には新旧取り混ぜたビールの王冠がいっぱい散らばってます。
みんなここに座って海を眺めながら一杯やるんだろうなあ。

木の名前はわかりません、あしからず。
でも一度、葉っぱが出ていそうな季節に行って、
いったいこれのどこに葉がつくのか、
そしてどんな葉っぱなのか見てみようと思います。
それでも図鑑に載っているような木かどうかはわかりませんが……。
幹の感じはわりと見覚えある気がするので、案外簡単なものだったりして?

とにかくこの木は海辺にはお薦めですね。
そのまんまで、天然パラパです。

メキシコの鉄塔

2009-12-17 08:00:00 | 交通
ずいぶん前になりますが、日本ファンタジーノベル大賞を受賞した
『鉄塔武蔵野線』という小説を読みました。
応募原稿が重さ4kgにもなるほど大量の
挿絵写真(当時は銀塩写真だったんでしょう)を含んでいたとかいう、
まあ非常にマニアックな作品で、そのユニークさは確かにすばらしかったですね。
少年二人が鉄塔を追いかけて、発電所まで行くという冒険物語なんですが、
鉄塔に関する知識が満載で、作者も好きなんだろうなあという熱情がひしひし伝わる。
鉄塔に男性型と女性型があるなんてことも、この本を読むまで知りませんでした。
小説としてうまいとは思わないんですが、でもとにかく面白い。
これを読んでから、ドライブ中にも鉄塔に目が行くようになりました。

しかしねえ、メキシコの鉄塔は日本とは違うのか、
それともやっぱりこんな付け焼刃な知識では分類できないような複雑なものなのか、
なかなか、これは○○鉄塔、などと認識できるものではないです。
それでも、これまでは風景の邪魔でしかなかった鉄塔が面白くなるんだから、
この小説の力はすごいもんですね。

前にきりぎりすさんが遊びにきてくれたときも、
街中で鉄塔の写真を撮ろうとしていて果たせず、
珍しい? と訊いたらやっぱり日本とは違うらしい。
ので、そのうち街中の写真も撮ろうとは思ってたんですが。

前にこんな写真をお見せしました。
作りかけの鉄塔だったわけですが、
あれから一ヵ月半ほどしてまた同じ道をドライブしたので、
そう言えばあれはどうなってるか、とカメラを構えて楽しみにしました。



ちゃんと完成して、電線も張られています。
白と黄色がまだつやつやと青空に輝いてますね。



凛々しくそびえ立つ、おニュー鉄塔。
これはコックさん型というやつでしょうか。
そんで、男性型で、碍子V吊りタイプ?
よくわからんが……。



鉄塔の高圧電線はいつの間にか道の右側から左へと移動し、
ここでは鉄塔の他に、
コンクリ製の電信柱と、木製の電信柱も平行して走っている賑やかさ。



行く先、電信柱だらけ。



そして、威厳と迫力では鉄塔に負けますが、
木製電信柱だって、ちゃんと腕が複数ついていたりして、
しかも三兄弟が力を合わせていたりもするのです。



そしてこれは、カーブになっているところに立つ、頭が赤い鉄塔。
ちょうど、ガタガタの横道へ入ったところから撮ったので、ぶれてますが。

こうして眺めると、鉄塔もいろいろあって面白いのでした。

泳ぐ?ワンコ

2009-12-16 09:34:30 | 親バカ
ワンコ、このごろ涼しいせいもあってか、めちゃんこ元気です。
ちょっとでもお出かけの気配があると、もうはしゃいではしゃいで。
週末はお天気もよかったので、そんなら、と出かけました。



わーい、海だ、海!
ちょっと今抜け毛の季節なんで、ワンコの胴体が世界地図になっちゃってますが。

 岩場から覗き込む

うちのワンコ、小さかったころは町の遠浅になった海へ
ちょいちょい連れてって、20mくらいの洗濯紐を引きずらせた状態で
自由に走らせたりしてました。
紐はまあ、気休めですね。何かあったとき走れば追いつくこともあるかも、くらいの。
で、遠浅の海にはけっこう好きでざばざば入っていってたんですが、
たまにこの、ちょっと遠いほうの海に来ると、波が怖くて、
波打ち際に寄ってもすぐに、うきゃーー、って逃げてたんです。

ところがこの日はそんなこともなく。



わりかし平然と歩いてるねえ?

 ご機嫌な顔

で、けっこう水のほうを気にしているようなので、行かせてみました。









す~~いすい、というわけではありませんが、
けっこう気持ちよさそうに水の中を歩いてました。
まああんまり濡れてもらっても、帰りの車に乗せるのが大変なので、
お腹が少し濡れるあたりまでですが。

ちなみに、このあと昨日今日とブラッシングをして、
お腹の世界地図はだいぶん消えてくれました。
それでも未だに家の中では抜け毛が固まりになってふわふわ飛んでますが……。

南国の海辺

2009-12-15 12:32:51 | 風景
今日はgooさんのメインテナンスが長くかかりましたね~。

週末に島の反対側、プエルト・レアルにドライブに出かけました。
ワンコネタにしようかと思ったんですが、写真が大量になるので、
今日はまず海辺の風景だけ。



微妙にまだ早い時間だったので、だれもいません。
椰子の木が風に吹かれて、絵葉書のような南国風景。
暑中お見舞い申し上げます、とか書いて葉書にしたくなりますね。



ここは、この島には珍しく、ちょっと岩がある浜辺です。
岩があるから、あんまり削られないで残ってるみたい。



これは、何の変哲もないただの空。
帰りの車の中から撮ったんで、色もちょっと変だな。

一週間早いグアダルーペのお祭り?

2009-12-14 08:00:00 | 催し物
前にも書きましたが、12月12日はメキシコの守護聖人グアダルーペの聖母の日です。

「メキシコはカトリックだけど多神教」というすごい話を、
こっちに来て間もないころに聞いて腰を抜かした話もどこかに書きましたが、
それはつまり、町ごとに守護聖人というのがあって、それを信仰しているから、
ということなのですね。
そして、国全体を守ってくれる聖人が、グアダルーペの聖母というわけです。
市役所と政府みたいなもん?

もっとも、グアダルーペの聖母、出現したのはメキシコシティ北部なんですが
バシリカのあるところね)
中南米にわたって広く信仰されているようで、
メキシコだけの守護聖人というわけでもないようです。

さて、こないだヴィリャエルモサに行った日ですが、12月4日でした。
私としては、グアダルーペのお祭りより重要な、
ワールドカップのグループ分け抽選会があった日です。
本当なら、四年に一度のこの日はテレビにしがみついて抽選を見守るはずが、
テレビは壊れてるし、でもネットで情報を探してドキドキするはずだったのに、
それも叶わず、旅路に、ということになってしまったわけですが。

カルメンからヴィリャへ向かう途中に、アタスタという村をとおります。
この村、やたらと細長くて、村境の標識が立っている両端を
通り抜けるときに車の距離メータをじいっと見ていたら、
端から端まで11kmありました。
ただまっすぐな一本道の両側に、小さな家がポツポツと建つだけの村なんですけどね。

まあそれはいいんですが、このアタスタ、
私たちが行きに通ったとき、どこの家でもカラフルな風船を飾り付けてました。
一軒や二軒なら、お誕生日とかかなと思うんですが、村じゅうです。
何かのお祭りかなあ、それとも12日に向けて、今から?

と言いながら行きは通り抜けたんですが、
帰りになった6時ごろ。
なんか車が多いな、と思っていたらとうとう村の真ん中で渋滞。

事故でもあったのかな、と思いながら待ってたんですが、
もう薄暗かったので、通りすがりに家々の飾り付けを撮影してもぶれるところ、
止まっているあいだに、そこから見えるおうちを撮らせてもらいました。



あ、これはまだ通りすがりにとっさに撮った写真です。
風船ばかりでなく、夕方にはこうして、
小さなテーブルを設置して、グアダルーペの肖像を飾り、
周りに花や果物、ろうそくを置き、祭壇を作ります。
そして、家の人たちは、その周りに座って何かを待つ。



これが停車中に撮った写真です。
家のお母さんが、コンビバスの運転手か乗客とおしゃべり中。



もう少しズームで。
祭壇の細かい様子はわかんないでしょうが、
なんとなく雰囲気はわかっていただけるでしょうか。

そして、長いこと待たされて、向こうからそろりそろりとやってきたのは、
やっぱりグアダルーペの聖母を掲げたトラックと、
その前後にそぞろ走る車の群れでした。

なんで一週間前にやっちゃってたのかは謎です。
もしかしたらグアダルーペがメインではなく、
アタスタの村の聖人の日で、
でもそういう場合でもグアダルーペは担ぎ出されることが多いので、
肝心の聖人のほうを私が見落としたのかもしれません。
そのトラックが私たちのところを通り過ぎたときはもうかなり暗かったですしね。

いやはや、とんだ時間がかかってしまいましたが、
お祭りの一端を見せてもらったと思えば。

でもつくづくカルメンって面白くないなあと思ってしまいます。
こういう村の楽しさ(さまざまな家畜や動物を見る楽しみを含め)もないし、
メキシコシティのように博物館や劇場があるわけでも、本屋があるわけでもない。
まあ私は、お買い物とかおしゃれなものには興味がないので、
そういう意味ではまったく不便は感じてないんですけどね。
ダンナが退職したら、ランチョで馬を飼いたいなあ、と思っている亀でした。

七面鳥の群れ

2009-12-13 08:00:00 | 動物
ヌエボ・カンペチートの村の端っこの廃れたところと
ほんの隣り合った家の庭には、
でっかい倉庫の前の群れる七面鳥が大量に。



あ、鶏も一緒に写ってますね。
うわ~~、リアル「サン牧」!と思ったのはここばかりではなく
(「サン牧」わからない人、ごめんなさい、ネットでやる育成ゲームです)
牛や山羊の群れを見てもサン牧~、と思う私は立派なゲーム中毒?



でもやっぱり、バーチャルゲームより本物のほうがおいしそ……じゃなかった、
楽しそうですけどね。

誰もいない海辺の灯台

2009-12-12 08:00:00 | 風景
引きずってすみませんが、まだまだヌエボ・カンペチートの写真です。

ちょっとコメントをいただいて、説明不足だったかなと思ったので、
付け足しで、村の全貌をグーグルマップでお見せしておきます。



サンペドロと書かれた左に流れるのがサンペドロ河です。
カルメンとヴィリャを結ぶ道路は黄色い線で、カルメンは東になります。

この河口部分を拡大したマップがこんな感じ。



行ったときはわからなかったんですが、
河口の内側のほうへは、砂が溜まっていって、小さな入り江を作ってるんですね。
私たちは上の写真の黄色い線の道路から、この写真の下から伸びる白い道路に入って北上、
ちょっと道路のつながり具合が私たちの行ったときと違う気がするんですが、
たぶんY字になっている右の道へ入って突き当りが、廃屋の並ぶところです。
赤い丸で囲んだところに車を停めて、まっすぐ歩いて浜に出ました。
下で紹介する灯台があったのは赤丸上部のすぐ右手の辺りです。
浜をぐるっと歩いて、青い丸をつけたあたりで、昨日の記事でお見せした写真などを撮りました。
でもY字の左端になっている道や家は、浜からは見えませんでした。
ずっと椰子の林が続いているばかりでした。
なのでやっぱり、このグーグル写真が撮影されてから、かなり地形が変わっていそうです。



 夕陽を浴びる廃屋

そして、河とは反対の方を見ると、こんな景色でした。



へえ~、灯台が立ってる、と思ったんですが、
よく見ると……。



力尽きて倒れた先代が。
まあ潮風にさらされて、金属でもけっこう早く朽ちてしまいますもんね。
それにしても、村の端っこも廃村状態になっているのは、
単に海風に負けたからではなくて、
もしかしてハリケーンでも来たときに大きな被害があったのでしょうか。



ところで、灯台というと、最近見たこんな記事を思い出しました。
らばQさんの「こんなところで働くなんてムリ…あまりに波が激しい恐怖の灯台(動画)

すごいです。
こんなところにいったいどうやって灯台を建てたのか、そこからまず不可解です。

でも、ちょっと、この灯台から、迫り来る波を体験してみたいと思うんですが。

誰もいない海辺

2009-12-11 08:00:00 | 風景
ヴィリャまでの往復6時間。
うちのダンナは無口なので、その間に聞くCDをたっぷり持っていくんですが、
実は私、メキシコに来るまでは車にあまり乗ることがありませんでした。
日本にいたころは、うちには車がなかったので乗らなかったし、
ドイツではまあたまに知り合いに連れられて長距離移動もしましたが、
ドイツ人って音楽をBGMとしてあまり聞かないのですよね。
聞くときは、真剣に聞く。
だから、久しぶりに日本に帰ったときなど、スーパーや商店街、あらゆるお店で
ガンガン鳴ってる音楽に耳が痛くなったほどです。

で、メキシコで自分たちの車を持つようになって、
運転しながら音楽を聞いて、最初の違和感。
それは車の外で鳴るごうごうと空気を切る音と、音楽との不協和音でした。
いつも家で聞き慣れているはずの音楽が、狂って聞こえるのです。
最初の車にはCDプレイヤーなんていいものはなく、カセットテープだったので、
テープが痛んだか、プレイヤーが壊れているかと思いました。
まあすぐに慣れて、気にならなくなったんですが、
ヴィリャまで往復のあいだそんな音楽を聞いていて、
立ち寄った村の外れから海辺へ出たとき、
ただ波と風の音だけがざんざんごうごうと鳴り響いていても、
それがなんだかすごく心地良かったのですよね~。
車が時速100から120キロで走るときに空気を切る音は、
やはり耳が疲れるものなのだなあと思ったことでした。

前置きが長くなりましたが、そういうわけで、
このまったく無人の海辺に出たときの感動と安堵感は大きかったということです。

まあ、家もまだ保存状態がよかったように、
この海辺にもまだ人がいた痕跡はたくさん残っていましたが……。



逆光にしてしまえばゴミも見えないし~。
千鳥たちが平和に歩いてます。

なんと言っても、まったく誰も踏んでいない新雪のような砂浜が気持ちいい。

 

太陽の光を載せて押し寄せる波と、細かくて光る砂と。



まあ普通の角度で見れば、普通の砂浜なんですけどね。
カルメンの海辺はこんな綺麗な砂は、人工的に持ってきて敷き詰めないと、
自然のままだと貝殻だらけの浜になってしまうので、
人がいないことも加えて、さらに神秘的に見えるのでありました。

廃墟の向こうの海

2009-12-10 08:00:00 | 風景
さて、昨日お見せした村外れの廃屋のあいだに、海へと出る道があります。



なんか、こういうところ、ワクワクします。

抜けていくと、正面は海。



ごうごうと鳴る風、ざんざんと押し寄せる波の音が重なって、
誰もいない。
すごい迫力でした。

 河口から対岸を見る



上流のほうを見ると、前にこの河の写真を撮った橋が小さく見えています。



人がいなくても、びっしりと生い茂るヤシの林。
続きます。