mayuさんとこのコーヒーの話を見ていて思いつきました。
私のとっておき、じゃないですが、お気に入りのコーヒー紹介しませう。
メキシコはコーヒー原産地で、ベラクルスやチアパスのコーヒーが有名ですが、
なんか、その割には安くないような気がします。
ドイツはコーヒー、すごく安くておいしかったんですよねえ。
どの家庭にも、どんな貧乏な学生でも、コーヒーメーカーは持っている。
で、1kgの真空パック(粉)でおいしいのが5~8マルク(マルクなところに時代?)。
当時で400円から700円ってところでしょうか。
メキシコは原産地だからさぞかし安くておいしいのが、と期待したら、
メキシコ人の好みは薄いんですかねえ。
全然コーヒーじゃないよ、と言いたくなる、それもインスタントが主流。
どうなってんだ、と思いました。
シティの語学コース、入学式の日に知り合ったドイツ人ふたりも
同じ不満を抱えていて、それでもひとりが、
「ちゃんと飲めるコーヒー店を知っている! 行こう」
ということで行ったのがコヨアカンの Jarocho でした。
ハロチョ、ってメキシコではベラクルス出身者のことです。
通りの角の小さな店に、コーヒー豆を床にこぼれるほど積み上げて、
すす(?)だらけの機械で、がぁぁぁっと豆を挽いている。
使い捨てのカップにいっぱいいっぱい注いで、シナモンをかけてくれます。
うん、安いし、そこそこおいしいかな。ドイツ並みには。
などと生意気な比較をしながら飲んで、
「もう一軒同じ店が近くにあるんだ。教えてやろう」
と親切な(?)ドイツ人に連れられて、コーヒーのハシゴ。
というわけで、シティならまあハロチョがあるよねえ。
と言えるんですが、田舎はどうしましょう。
もちろん普通にコーヒー粉売ってるんですが、
どうも挽き方が荒いのか何なのか、いまいち出ない。
色のついた水みたいです。
あと、レストランで粉から淹れたコーヒーが出てきても、粉がかなり混じってますよね。
うちのダンナ、コーヒーを必ず1cmほど残すヤツでして、
私はまたそういう無駄が我慢できないほうで、
なんで残すのよ~~残すなら最初から少なめに淹れなさいよぅ~~、
と文句を言うと、さんざん思案して自分で原因を追求したあげくに
「底に粉が残るから、残す習慣がついてるんだ」と言うんですね。
インスタントだったら残らないでしょ?
と理屈でわかっていても、子供のころから染みついた習慣は簡単には取れませんな。
あら、また長話を。
で、粉コーヒーもいまいち気に食わない私が見つけた、
これなら飲める、メヒコのインスタントコーヒー。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/48/142cde6872762fceb358ec2cf7e06800.jpg)
もちろん、お値段高めですが、これで45ペソくらいかな。
メキシコで言うと、けっこうな贅沢商品かも。
でも、おいしいコーヒーってやっぱり、生活必需品でしょ?
写真が変な構図なのは、期せずしてバックに写ったワンコが笑ってるから。
いや、単に暑くてあえいでいるだけかな?
シティに行ったとき、グルメな日本人も同じコーヒー使ってたんで、
たぶん大丈夫。自信を持ってオススメします。
◆
ついでにもうひとつ、メキシコ原産と言うと、カカオ豆がありますよね。
チョコレート大好きな私は、それも楽しみにしてたんですが、
あら~、お値段、ドイツとあんまり変わらんじゃん。
ドイツと変わらないってことは、こっちの物価にしたら高いってことです。
どうやら、カカオ豆原産だけど、加工はしないで、逆輸入しているらしい。
高くなるはずだよ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_z.gif)
まあそうでなくとも太りやすいメキシコ生活、
誘惑がひとつ減ったと思えば。
しかし私がこっちに来て間もないころ、新しいチョコレートが売りに出されました。
その名も、
Carlos V.
「カルロス・キント」と読みます、「カルロス五世」です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/1c/f61a000ed774661db0294d33a0c895ac.jpg)
それはもう、大々的に広告宣伝、見かけない日はなかったですね。
ちょうどそのころ、私はシティの語学コースにいたんですが、
同じクラスで仲の良かった日本人が、
「カルロス五世ってチョコレートにつける名前としては、
メキシコ人あっぱれだよなあ~」
え、そうかな? と鈍い私が首を傾げると、
「だってさあ、日本で『チョコレート卑弥呼』とか、出すと思うか?」
うーん、なるほど。
いや、カルロス五世と卑弥呼では時代が違いすぎるような気もしますが、
ていうか、カルロス五世っていつの人? 何した人?
メキシコ皇帝ならマクシミリアンだし~?
まあどっちにして、チョコレート卑弥呼は笑えるかも。
で、このチョコですが、種類がいくつかあります。
その中で私のお気に入りがこれなんですね、a la francesa。
箱にも semiamargo とあるとおり、少~し苦めのチョコなんです。
ということは、甘すぎないんですよ、これが!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/6f/8ff7114c816486c820223c4119c79d03.jpg)
箱の中はこんなふうで、これ、道端のお菓子売りがバラ売りしてることもあります。
バラで買うと一個2ペソくらいかな? もっとするかな?
いや、もっとしますね。
この一箱、スーパーで買って42ペソくらいですから。
ただ問題は、この苦めのチョコは、ド甘いのが大好きなメキシコ人には受けないらしくて、
あんまり売ってないこと。
最近ようやく、あるスーパーでは売ってることを発見して、
これだけ買いに、そのスーパーへ行ったりします。
都会ならもっとあちこちにあるでしょうけど、
そのうち売り上げ悪いからとなくなるんではないかと心配。
というわけで、メキシコ式ド甘さの苦手な日本人の皆さん、
このチョコレート買ってください!
私のとっておき、じゃないですが、お気に入りのコーヒー紹介しませう。
メキシコはコーヒー原産地で、ベラクルスやチアパスのコーヒーが有名ですが、
なんか、その割には安くないような気がします。
ドイツはコーヒー、すごく安くておいしかったんですよねえ。
どの家庭にも、どんな貧乏な学生でも、コーヒーメーカーは持っている。
で、1kgの真空パック(粉)でおいしいのが5~8マルク(マルクなところに時代?)。
当時で400円から700円ってところでしょうか。
メキシコは原産地だからさぞかし安くておいしいのが、と期待したら、
メキシコ人の好みは薄いんですかねえ。
全然コーヒーじゃないよ、と言いたくなる、それもインスタントが主流。
どうなってんだ、と思いました。
シティの語学コース、入学式の日に知り合ったドイツ人ふたりも
同じ不満を抱えていて、それでもひとりが、
「ちゃんと飲めるコーヒー店を知っている! 行こう」
ということで行ったのがコヨアカンの Jarocho でした。
ハロチョ、ってメキシコではベラクルス出身者のことです。
通りの角の小さな店に、コーヒー豆を床にこぼれるほど積み上げて、
すす(?)だらけの機械で、がぁぁぁっと豆を挽いている。
使い捨てのカップにいっぱいいっぱい注いで、シナモンをかけてくれます。
うん、安いし、そこそこおいしいかな。ドイツ並みには。
などと生意気な比較をしながら飲んで、
「もう一軒同じ店が近くにあるんだ。教えてやろう」
と親切な(?)ドイツ人に連れられて、コーヒーのハシゴ。
というわけで、シティならまあハロチョがあるよねえ。
と言えるんですが、田舎はどうしましょう。
もちろん普通にコーヒー粉売ってるんですが、
どうも挽き方が荒いのか何なのか、いまいち出ない。
色のついた水みたいです。
あと、レストランで粉から淹れたコーヒーが出てきても、粉がかなり混じってますよね。
うちのダンナ、コーヒーを必ず1cmほど残すヤツでして、
私はまたそういう無駄が我慢できないほうで、
なんで残すのよ~~残すなら最初から少なめに淹れなさいよぅ~~、
と文句を言うと、さんざん思案して自分で原因を追求したあげくに
「底に粉が残るから、残す習慣がついてるんだ」と言うんですね。
インスタントだったら残らないでしょ?
と理屈でわかっていても、子供のころから染みついた習慣は簡単には取れませんな。
あら、また長話を。
で、粉コーヒーもいまいち気に食わない私が見つけた、
これなら飲める、メヒコのインスタントコーヒー。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/48/142cde6872762fceb358ec2cf7e06800.jpg)
もちろん、お値段高めですが、これで45ペソくらいかな。
メキシコで言うと、けっこうな贅沢商品かも。
でも、おいしいコーヒーってやっぱり、生活必需品でしょ?
写真が変な構図なのは、期せずしてバックに写ったワンコが笑ってるから。
いや、単に暑くてあえいでいるだけかな?
シティに行ったとき、グルメな日本人も同じコーヒー使ってたんで、
たぶん大丈夫。自信を持ってオススメします。
◆
ついでにもうひとつ、メキシコ原産と言うと、カカオ豆がありますよね。
チョコレート大好きな私は、それも楽しみにしてたんですが、
あら~、お値段、ドイツとあんまり変わらんじゃん。
ドイツと変わらないってことは、こっちの物価にしたら高いってことです。
どうやら、カカオ豆原産だけど、加工はしないで、逆輸入しているらしい。
高くなるはずだよ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_z.gif)
まあそうでなくとも太りやすいメキシコ生活、
誘惑がひとつ減ったと思えば。
しかし私がこっちに来て間もないころ、新しいチョコレートが売りに出されました。
その名も、
Carlos V.
「カルロス・キント」と読みます、「カルロス五世」です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/1c/f61a000ed774661db0294d33a0c895ac.jpg)
それはもう、大々的に広告宣伝、見かけない日はなかったですね。
ちょうどそのころ、私はシティの語学コースにいたんですが、
同じクラスで仲の良かった日本人が、
「カルロス五世ってチョコレートにつける名前としては、
メキシコ人あっぱれだよなあ~」
え、そうかな? と鈍い私が首を傾げると、
「だってさあ、日本で『チョコレート卑弥呼』とか、出すと思うか?」
うーん、なるほど。
いや、カルロス五世と卑弥呼では時代が違いすぎるような気もしますが、
ていうか、カルロス五世っていつの人? 何した人?
メキシコ皇帝ならマクシミリアンだし~?
まあどっちにして、チョコレート卑弥呼は笑えるかも。
で、このチョコですが、種類がいくつかあります。
その中で私のお気に入りがこれなんですね、a la francesa。
箱にも semiamargo とあるとおり、少~し苦めのチョコなんです。
ということは、甘すぎないんですよ、これが!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/6f/8ff7114c816486c820223c4119c79d03.jpg)
箱の中はこんなふうで、これ、道端のお菓子売りがバラ売りしてることもあります。
バラで買うと一個2ペソくらいかな? もっとするかな?
いや、もっとしますね。
この一箱、スーパーで買って42ペソくらいですから。
ただ問題は、この苦めのチョコは、ド甘いのが大好きなメキシコ人には受けないらしくて、
あんまり売ってないこと。
最近ようやく、あるスーパーでは売ってることを発見して、
これだけ買いに、そのスーパーへ行ったりします。
都会ならもっとあちこちにあるでしょうけど、
そのうち売り上げ悪いからとなくなるんではないかと心配。
というわけで、メキシコ式ド甘さの苦手な日本人の皆さん、
このチョコレート買ってください!