メキシコの隅っこ

メキシコの遺跡や動物、植物、人や風景などを写真で紹介してます

ノパールは何種類?

2010-10-18 17:42:58 | 植物
うははは~、来ました来ました!
昨日(日曜)、植木屋さんで買ったはいいけど、
でかすぎて自分たちでは持ち帰れなかったノパール(ウチワサボテン)の鉢!

おじさんとお兄さんがふたりがかりでトラックで持ってきて、
下ろして前庭に置いてくれました。

 

これで、このまま放置でいいですか?
日当たりは充分、雨が降っても、降らなくても平気?
ちょっと心配ではあります。
この辺はやっぱり湿潤気候なので、サボテンはそんなに多くはありません。
でもまあ、そこらの庭にたま~に、何年何十年て感じのサボテンが生えてますから、
たぶん大丈夫でしょう。

これで、乾季になっても、カメの餌は確保できました!

うちのカメ、ノパール大好物です。
今はスーパーでいくらでも売ってるからいいけど、乾季になったらどうしよう、
と心配してたわけですよ。
今のうちに大量に買い込んで、冷凍しておこうか、とか。

でももう大丈夫(たぶん)。
これだけあれば、うちのカメなら数年はもつだろうし、
そのあいだにはサボテンも新芽を出してくれることでしょう。
人間も一緒になって食べてたら、すぐになくなるかもですけどね。
でも人間はスーパーで売ってる分だけで我慢します。

というか、これ、売ってるのともしかして種類が違う?
カメは別に、ウチワサボテンなら何でも食べると思いますが、
まあ人間だって食べて毒というわけではないでしょうが、
これ、なんか、棘がないんですけど?



ほら。
つるんとしてます。

よーく見ると、



ところどころにこんな控えめな棘があったりしますが。
まあ、棘はないほうが、うっかりブスッとやられたりしなくていいですけどね。
(昔の苦い経験についてはこちら参照)

食用にスーパーで売ってるのは……
すいません、これ、来週使おうと思って冷凍してた分なので、色が変ですが。



まあこんな感じで、けっこうビシバシ棘が生えてます。
これ、スーパーでは前にお見せしたように、お姉さんたちがそいでくれたのを売ってたりするんですが
(スーパーの風景はこちらの下のほう、棘をそいだノパールの写真はこちら
カメには生で食べさせるので、棘を落としたものだと、
そこからどんどん悪くなっていってあまり長持ちしないんですよね。

それでこないだから、棘を落としているところに行って、
「棘付きのをください」って買うんですが、
そーすると今度はレジで、「棘が刺さったーーー!」って文句言われるし。
いやもうすみませんね。

でも、棘が生えてない種類もあるなら、そして人間がそれを食べられるなら、
スーパーでも棘のないの売ればよくない?

それとも棘のあるほうがおいしいんだろうか……?
カメが、「こんなまずいサボテン、イヤッ!」って言ったら、どうしよう……?

それはともかくとして、
ノパールの棘のあるのとないの、種類が違うのか、
それとも園芸種とか?
過去にここに載せたノパールの写真を掘り返してみました。

カンペチェ州内陸部で見たノパールの花 ……棘なし
北部モンテレイの道端のノパールと上記カンペチェ州の、そしてテオティワカンとトゥーラのノパール ……前者は棘なし、後者はとげとげ
トゥーラの食われるサボテン ……二枚目の写真のノパールは棘なし
しつこく、トゥーラのサボテン(記事末尾) ……どれもとげとげ
ケレタロの遺跡のサボテンたち ……どれもとげとげ

こうして並べてみると、そこらの道端に生えているものは棘なし、
遺跡などの自然が保護された地域に生えているもののほとんどがとげとげ、
そしてスーパーに売ってるのはその中間タイプくらい、
という感じですね。

もっとも、ウチワサボテンことオプンティア(オプンチア)、
この名前を聞くと私はいつも『ブラックジャック』のサボテン寄生のエピソードを思い出すんですが、
これにはホントにあきれるくらいの種類があるようです(ウィキペディアのページ参照)。

それやこれやはともかくとして、
でっかいウチワサボテンの木が、どーん!と庭にあるってのはいいもんです。
よく見たら、葉っぱのあちこちが傷だらけで食われてるところもあるし剥げてるところもあるし、
きれいなばかりではないですが、仕方ないよね、野生の植物だもん。
どんどん葉っぱを増やして、カメを養ってください。

電気を食う植物

2010-09-15 20:00:00 | 植物
続く、週末のお出かけネタ。
これまたヴィリャエルモッサの、街中で。



車の中から撮ったので、角度悪いし、窓ガラスが写りこんでるし。
でもまあ拡大してもらったら見えるかと。

ティランジア、エアプランツとも言って、
日本じゃお高い観葉植物として売られてたりするようですが、
ここらじゃこんなふうに電線にびっしり茂って、雑草並み。

昔、ドイツ人の友達が来ていたとき、この植物を見て「なんだありゃあ」とびっくり。
ダンナが解説して言うには、
「あれは寄生植物と思われることが多いけど、
電線でも成長することからわかるように、立派な自生植物である」。
でもねえ、もしかしたら電気を食ってるのかもよ?
と私が言ったら、SFっぽくて受けました。
この話、前にも書きましたかねえ? もしそうだったらすみません。

まだまだ続くエル・セリート散歩

2010-04-30 10:00:00 | 植物
まだまだ続く、と言っても今日でおしまいにします。
旅行に出る前に、gooさんのサービスで大量写真アップ機能がお試し期間で使えたんで、
ケレタロの写真、とにかく使う予定のをアップしておけ~!
とアップしておいたら、そのときは一応、これとあれはこういう記事にして、とか
ある程度の構想を頭にアップしたはず……だったんですけどねえ?
旅行から帰ってきたら、頭、すっからかんになってました。

まあいいや(お得意の台詞)で、適当にちりばめてたら、
変な組み合わせの写真が残ってしまいましたよ。

というわけで、

 サボテンの上にできた鳥の巣

どんな鳥が住んでるんだ?と覗いてみましたが、
このときはお留守のようでした。
そう言えばこのピラミッドの敷地内には
センソントレ(物まね鳥)がたくさんいましたが、
この地域のはうち(南部)にいるのとちょっと種類が違うはずなんですよね。
図鑑によると、こちら(メキシコ中部)にいる種類のほうが鳴き声が豊富なんだとか。
でもピラミッドで鳴いているのを聞く限りでは、そんなに違いはなかったような?
センソントレがどんな巣を作るのか、図鑑には書いてませんでした、残念。



こちらはにょっきりハシラサボテン。
これぞメキシコ、ってなやつでしょうか。
こちらも新芽がぽちぽちと出ていて、かわいかったです。



だんだん怪しくなってきた空模様を見ながら、ピラミッドをあとにします。

入り口に戻ると、やっぱりリュウゼツランがすばらしい。



この葉っぱの裏の模様がね……



前にも、似たような写真を載せた気もしますが、気にしない。
レース編みのようなこの模様、単に葉っぱがまだ若くて
ぎゅっと重なっていたときについたものだと思うんですが、
でもやっぱり、芸術だよなあ、と見ほれてしまうのでした。

ピラミッドの敷地の隅っこに、



こんな石碑がひっそりと立ってました。
この村、エル・プエブリートの紋章のようです。
Azulさんによると、この下に彫られている幼子を抱いた聖母は
この村の教会にあるシンボルなんだとか。
そこまで見に行く時間はなくて残念でしたが。
小さな村ほど、昔ながらの伝統やシンボルが残っていて、興味深いです。

ピラミッドを覆う健康食品

2010-04-29 10:00:00 | 植物
なんだかブログの仕様が変更になって、
記事の投稿時刻が日本時間じゃなくて現地時間?になるように。
ああ、それって便利なんだけど、だけど、だけど、えーと、どうすればいいのだ?
もう長年、脳内換算で日本時刻を割り出して投稿するのに慣れているので、
いきなりメキシコ時間になっても戸惑いますって。

この記事をこのまま投稿したら、昨日の時刻に、いや、日本ではどうなるんだろうか???
なんだかよくわかりませんが、予約投稿もこっちの時間に合わせて出るんかしらん~?
一日一記事を守りたいんですけどね、一応。

まあそんなことはどうでもいいか。
エル・セリートのピラミッドの周りには、ハシラサボテンばかりでなく
ウチワサボテンだってたっぷり生えてます。



青空に映える、ウチワサボテンの新芽。



わさわさと青空に伸びるウチワサボテン。
ああ、おいしそう~~~。
なんて思うのはすでにメキシコ人化してますか?
この上のほうのウチワをちょんちょんと切り取って、
ふちをぐるっと包丁で切り、表面の棘をさっさっとなで斬りにして落とし、
適当にざっくざっくと切ってじっくり茹でて、
あとは自由自在、対コレステロール、対高血圧、対糖尿病の健康食品です。

あれ?
この記事、カテゴリは「植物」でしたよねえ?
まあいいか。

空に向かってすっきり伸びるサボテンもいいですが、
こんなふうにちんまりうずくまってるのもかわいいです。



しかしアレですね、ここのウチワサボテンは
そこらで売ってるのより、棘がすごいですね。
もしかしてこれは食用じゃない種類?
まあ、うっかりその辺のものを食べないほうが安全かもしれません……。

サボテンって本当に、木なんです

2010-04-25 08:00:00 | 植物
またまたサボテンですみません。

ケレタロ郊外のピラミッド、エル・セリートにはこのタイプのサボテンがたくさんありました。



これもハシラサボテンの一種なんでしょうか。
種類については、手に負えないほど豊富らしいので、
最初から努力放棄してます、すいません。

見事な枝の広げっぷり。



そして、ちょうど花の季節だったらしく、こんな可憐な花が。



大きさがわかりにくいかもしれませんが、
1cmにも満たないくらいの小さな花です。

ところが、ピラミッドへの小道を歩いていると……



前の晩にでも風で倒れたらしい、巨大サボテン。
まあ道を外れて歩いていけばいいだけで問題はないのですが、
スナフキンのガイドさんは携帯でどこかに連絡を取って、
このサボテンのことを報告してました。

歩きながらAzulさんと、すごいねえ、と覗き込んだら、
その折れた部分が、まるっきり普通の木と同じなんですよ~。
なぜその写真を撮らなかったのか、自分でもよくわからないんですが、
写真なくてすみません(今日はこればっかりですみません)。

でも、どこからどう見ても、杉や樫と同じように、木。
これ、他のサボテンと同じやつだよねえ?
としっかり立っているのに近付いて見比べたら、
上のほうの緑の部分は普通のサボテンなんですが、
一番下の幹の部分は、がっちりと木化してるんですよねえ。

ああ、サボテンって木本だったのね、と納得した次第でした。

ハシラサボテンのつぼみ

2010-04-24 08:00:00 | 植物
ケレタロのピラミッド、エル・セリートで出会ったサボテン、
ピラミッドの写真をお見せするより前にすみませんが、こちら優先です。

ハシラサボテン(というのは便宜上の総称のようで、種名ではないです)が生えてたんですが。



サボテンって本当にいろいろあって、見ていて飽きません。
ここのハシラサボテン、私は実は初めて見るつぼみをつけてました。

ウチワサボテンの実は、なにしろスーパーで売ってますし、
そこらに生えているのにも、花や実をけっこう見るんですが、
ハシラサボテンはこんなところにポチポチとかわいいのが~、
と思っていたら、これが、存外伸びるんですねえ。

こんなふうに。



みょみょ~~~ん。

改めて見ると、Azulさんがブログで「これなんでしょう」って載せておられた、
正体不明のブツに似ているような気も?

ガイドさんに確認すればよかったですが、
たぶんこれ、枝分かれの新芽ではなくて、つぼみだと思います。
ここから花が咲いて、それから実がなるんでは、と。

こういうのを見ていると、家じゅうサボテンだらけにしてみたい誘惑に駆られます。

この木なんの木?

2010-04-10 08:00:00 | 植物
ケレタロの郷土博物館の中庭で、こんな木を見つけました。



空が明るくて、中庭はひんやりと薄暗いので、
ちょっと見えにくい写真になってしまい、すみません。

果実はこんな感じ。



パッと見、マンゴーみたいな色と形ですが、
地面に落ちてつぶれているのを見ると、もっとかさかさ乾いている。
拾って匂いを嗅いでもほとんど匂わない。
鼻をくっつけるほどにして嗅ぐと、あ、なんか覚えのある匂い。
やっぱりマンゴーか……?

と私は思ったんですが、あとで例のミニチュア展示の部屋にいたおばさんに
Azulさんが訊いてくれたら、なんと、サポテだと言うんですね。
あ~~、言われてみればそうかも?
Zapote amarillo、黄色いサポテなんだそうで、
私がよく見るサポテは皮が茶色くて、中がオレンジかなあ。
あれ……? それってマメイか?

何だか頭がごっちゃになってきて調べてみたら、
マメイはもともと「サポテ・マメイ」というサポテの一種?
しかも、日本で言うところの柿も、種類としてはサポテに含まれてる?



混乱してきたところで思い出したんですが、
この前(ってもうだいぶ前ですが)メリダに行ったとき、
途中何ヶ所かで止まって、ダンナの仕事の地層掘りをしたんですよね。
そのとき立ち寄ったランチョに、こんな木がありました。



あ~っ、これマメイだよね、と自分が言ったか、
サポテだよね、と言ったか、我がことながら今となっては何だか定かでないのですが……。



こんなふうに、幹に直接実がくっついている、変な木です。
でもケレタロの博物館のと、葉っぱも同じですね。

マメイはスーパーでも売っていて、
オレンジ色の果肉が柔らかくて、ほんのりと甘くておいしいです。
真ん中に大きな種が一個。
果肉に適度に筋っぽいものが混じってるところも、柿とよく似てる。

サポテ、はよく聞くけど、
じゃあ確かにこれ、と意識して食べたことがあるか、と言われると……
よくわからんのですが、とにかく
サポテにはいろいろ種類が(白とか黒とか茶色とか)あるのは知ってる、ような。

ちょっとまたそのうちきちんと確認してみようと思います。

絵に描いたようなオレンジの木

2010-04-09 08:00:00 | 植物
ケレタロの郷土博物館、と言っても元はたぶん修道院だった建物なので、
閑静な中庭があちこちにあるんですが、
そのひとつを通り抜けようとして、ふと目に付いたオレンジの木。



きれいな丸いオレンジが均等に散らばって葉に埋もれ、
木の足元には落ちたオレンジがひとつ。

同じ中庭のもう一方の片隅にも、オレンジの木がひっそりと。



こちらは実が少なめでしたが、噴水と並んでこれまたステキな木です。

オレンジの木って、ラテンアメリカ文学で大きな役割をすることが多い気がします。
ブラジル人作家ですがホセ・ヴァスコンセロスの書いた『ぼくのオレンジリマの木』、
(同名のメキシコ人教育者がいますが別人です。
 この作品、日本では絶版になっていますが、『わんぱく天使』という題で角川文庫から出てました)
これは貧しい暮らしをしている5歳の少年が、
心のよりどころとして庭のオレンジの木と会話をするというところが出てきます。
日本では考えられないような貧しさの中で、
家族や周囲の人たちとの交流、そしてすべてが失われていくことを
わずか5歳にして学んでしまう人生の厳しさ。
何度も何度も読み返しては涙を流してしまう作品です。

もうひとつオレンジの木が印象的だったのは、
ニカラグア人女性作家のジョコンダ・ベリの書いた『La Mujer Habitada』。
『宿られた女』とでも訳せばいいでしょうか。
日本語訳は出てないと思います。
これもあまり書くとネタバレになってしまうんですが、
若い建築家である主人公の女性が、独裁政権のラテンアメリカの架空の国で、
庭のオレンジの木から実を食べているうちに過去とつながっていく話です。
インディヘナと宗主国の過去の戦いと、
現在の独裁政権を握る将軍との戦いが見事に折り重なっていく、その仕組みに
オレンジが大切な役割を果たします。

どちらの本も、まだメキシコに来る前に初めて読んで、
オレンジの木には何かラテンアメリカ人を惹きつける魅力があるのかと
不思議に思っていました。
実際にメキシコに来てみれば、こうしてどこにでも生えていて、
どちらかと言えばかわいい印象のある木なんですけどね。
それでもやはり、オレンジの木を見るたびにこの二つの作品を思い出します。

サンタクルス教会、名前の由来

2010-03-15 08:00:00 | 植物
ケレタロ、サンタクルス修道院の中庭には、こんな木がニョキニョキ。



ミモザ科の植物のようですが、この棘の形がちょっと特殊です。
植物としては、たぶん三方に伸ばした棘のつもりなんでしょうが、
それを信仰心あふれる(?)人間が見ると、十字架に見えるという仕掛け。

柵の隙間から写真撮ってみたんですが、
うまくピントが合わなかったりして、こんなのしか。



じいっと目を凝らしてそのつもりになって見てみると、
長い棘の付け根から両側に垂直に短いのが二本出ているのとか、わかるでしょうか?

この教会の売店では、この棘を十字の形のまま折り取って、
それをさまざまなサイズと材質のベースに貼り付けたり埋め込んだりして、
お土産として売ってました。

象さんの木

2010-03-05 08:00:00 | 植物


こんな象さんがいました~。



ちょっとかわいくないですか?

この木、よく垣根とかに使われてて、うちの前にも一直線に並んでますが、
それをたまにこんなふうに刈り込んでるところがあるんですよね。
他にも、ウサギの形に切ったのとか、
アーチにしたのとか、いろいろあります。

うちのコロニーの入り口には、別の木ですが、こんなのが。



これ、前はちゃんと窓までついてたんですが、
失敗したのか面倒になったのか、刈り落とされちゃったみたいです。
子供のころ、木の上に小屋を作るのにあこがれたもんですが、
これは……うーむ、どうなんだろう?



ところで、日本も木を刈り込んで形を整えるということをしますよね。
ヨーロッパでも宮殿の庭とかだと、円錐形に刈り込んだ木や、
花壇を時計のように仕立てたりとかありますが、
普通にそこらの街路樹を刈り込むということはないです。

私がまだドイツにいたころ、明治生まれの祖母が、
「亀ちゃんがドイツにいるなら、ぜひ行きたい!」とか言い出して、
当時何歳くらいでしたっけね~、母をお供に、はるばるドイツに来たことがありました。
ま~、その話もしだすといろいろ面白エピソード大変エピソード満載なんですが、
その祖母がドイツの街路樹を見て、
「ふんとにもう、伸びっぱなしにして手入れもしないで……」と
小さく罵ったのに、逆カルチャーショック。
そう言えば祖母は昔大きな庭付きの家に住んでいて、
立派な松とかいつも手入れさせてたなあ。
でもなあ、ドイツの街路樹はやっぱり切らないよなあ。

それがメキシコにきたら、わりとこんなふうに普通にそこらの木が刈り込まれている。
しかも日本人が見ても笑っちゃうような刈り込み方だったりするらしい。
四角く切ってあるのとか、普通に見てたんですが、面白いんですかね?
またそんな写真も撮ってみようと思ってます。
しかし祖母が生きててこんなのを見たら、何と言ったでしょうねえ?

セイバの新芽

2010-03-04 08:00:00 | 植物
私の大好きな木、セイバ(カポックの木)は以前にも何度も紹介しましたが、
その実を延々と解体してお見せもしましたが()、
まだしつこくセイバの写真です。

この週末スーパーの駐車場の隅っこに生えているセイバの木をふと見たら。



葉っぱがほとんどなくて、新芽がつくつくと生えてる~!

これは写真に撮りたい、とダンナに頼んで、別の用事で出かけたときに、
またこの駐車場に立ち寄ってもらって写真撮りました。



お天気もよくて、写真日和でしたしね~。



新芽のアップ。
ここから、新しい葉っぱが開くようです。
まだまだ小さな若木ですが、これからどんどん大きくなるんだろうな。

にしても、早くちゃんと本格的にあったかくなってほしいですけどね~。

マンゴーの花咲くころ

2010-03-03 08:00:00 | 植物
うちの近所に、マンゴーの木が立ち並ぶところがあるんですが、
そのうちの一本が、見事な満開となってました。



葉っぱも見えないほどの満開ぶり。
どんだけ実がなるのか楽しみです。

しかも、同じ並びの他の木はそんなに、というかほとんど咲いてない。



前に立ってる椰子の木が邪魔ですが、何となくわかってもらえるでしょうか。

マンゴーって、種類が20以上もあるようですが、
種類が違うからとかではなく、
季節にまったく関係なく、それぞれが好き勝手に花を咲かせ、実を結ぶようですね。

ここから少し離れた道端の別のマンゴーの木は、
この満開の木の半分くらい花を咲かせているのもあり、
また別のところではまだまだ青いけど、すでに実をぶら下げているのもあり。

まあそれでも一応、マンゴーが旬の季節と言えばこれからの数ヶ月でしょうが、
何となく一年中、ごろごろとあるのもマンゴー。
KYというか、マイペースというか、自分勝手というか、
メキシコ人によく似合う木だと言えるかもしれません。

サボテン親指小僧

2010-02-18 08:00:00 | 植物
すっかり放置してすみません……。
毎日のように、あ、ネタ、と思って写真を撮るところまではやるんですが、
その写真を整形してアップして記事を、というところまで手が廻らず。
ちょっと余裕ができた、かも、なので、また予約投稿で頑張ろうと思います。

時事ネタもあったのに、すでに日が過ぎてしまったから、まあいいか。
というところで手近な話題から。

こないだスーパーにサボテンがいっぱい並んでいました。
うちは植物は犬と猫に荒らされるのでほとんど置いてないんですが、
猫がいなくなったので、テーブルの上なら犬は届かないし。
ということもあって、ちょっとほしい気分でもあり、
これまでいくつのサボテンを水やりすぎて腐らせたかも省みず、
つい買ってしまったのが、これ。



いろんな種類があったんですが、ダンナがよそに行ってる間にじっくり吟味。
太陽のように広がる金色の棘がかわいくて、これにしました。

 上から見たとこ

ダンナに、ほら~うまく撮れたでしょ、と上の写真を見せたら、
「スケール(ものさし)が入ってなくて、大きさがわからん」とのたまう。
はいはい、スケールと学名と年月日がないと標本としては不完全で役立たずですね。

サボテンの種類についてはわからないのでパス。
スケールならこれでどうだッ!



完璧。
そっくりさん。

ちなみにこのミニサボテン、7ペソ50でした(今のレートで50円くらい)。
ひとりじゃ寂しいかも、と思って、次の週、ちょっと違うのをさらにふたつ買いました。
でもそれはまだ写真撮ってません。
またいつか、そのうち~。

耳の樹、グアナカステ

2009-12-20 08:00:00 | 植物
この前、魔法村バカラールの名物だという大樹を紹介しました。
木の名前を金太な郎さんが教えてくださって、ああああ!と思い出したんですよね。

木の実の形がものすごく特殊なので、実がなっていれば一発でわかる、
グアナカステ Guanacaste です。
実がなってるのを写真に撮ろうと思ってその後気をつけて探してるんですが、
やっぱりこんな街中ではなかなかないみたい。

で、昔、例のマヤ儀式ツアーに参加したとき、
洞窟の中で儀式やるのに行ったところで、大きなグアナカステがあって、
そのとき撮った写真があったはず。
でもその写真もいまいち、木が大きすぎてうまく写ってなくて、
ここでは紹介してなかったはず(たぶん)。
と思って、探し出してきました。

これです。



バカラールのほどじゃないですが、
それでもまあまあ大きいのはわかっていただけるかと。

で、実がなってるところも写したかったんですが、
でかすぎて、遠くて、何だか訳がわからないものになっちゃった。



単に、ちまちまと実がついてるだけにしか見えないでしょ?

でもこの実、けっこうすごいんですよね。
いくつか拾って帰ったのを、家で写したのが、これ。



クリックしていただくと、ほぼ実物大になります。

「耳の樹」という和名がものすごくよくわかりますよね。
前からだけど、最近とみに物覚えの悪い私でも、これはきっともう忘れません。
忘れてもいいけど、一応ここにメモしておく学名は、Enterolobium cyclocarpumです。

この木なんの木、日陰を作る木?

2009-12-18 08:54:09 | 植物
週末に行った海辺で、車を止めるのにちょうどいい日陰がありました。
……とか言って、その全貌を撮影し忘れたという、お間抜け亀。

しかしその木があんまりにもすごかったんですよねえ。



なんじゃこら、のびっしりと言うよりぎっしりの枝ぶり。
季節柄なのか、葉っぱはついてませんが、
葉っぱがつくような隙間すらないのではないか、これは。



何だかでんぐり返って撮ったような写真になってしまいましたが、
普通に見上げて撮った写真です。



普通に水平に撮ると、こんな感じ?

葉っぱなんかないのに、この木の下は車一台充分置けて、
しかもまったく日が当たらないほどの日陰になっていました。
ので、当然私たちもここに車を停めてお散歩。

あちちち、と戻ってきて、この木の根元でしばらく涼みました。
根っこのほうもそれなりに奇々怪々な形になってるんですが、
でもまあ枝ほどじゃないですけど。
そして、腰を降ろすのにちょうどいい感じになった根っこは
すでにこれまで何千人何万人のお尻にすられて、つるつるのピカピカ。
そしてその周囲には新旧取り混ぜたビールの王冠がいっぱい散らばってます。
みんなここに座って海を眺めながら一杯やるんだろうなあ。

木の名前はわかりません、あしからず。
でも一度、葉っぱが出ていそうな季節に行って、
いったいこれのどこに葉がつくのか、
そしてどんな葉っぱなのか見てみようと思います。
それでも図鑑に載っているような木かどうかはわかりませんが……。
幹の感じはわりと見覚えある気がするので、案外簡単なものだったりして?

とにかくこの木は海辺にはお薦めですね。
そのまんまで、天然パラパです。