メキシコの隅っこ

メキシコの遺跡や動物、植物、人や風景などを写真で紹介してます

イグアナ加工してみました

2009-02-21 07:42:20 | 動物
さてと、あまり景気のよくない話をいつまでもトップに置いておくのも何なので。

こないだお見せした、うちの窓辺のパパイヤに来てたイグアナですが。
あれからもときどき見かけます。
窓の格子に乗っかってるのを見つけて、また至近距離から写真撮ろうとしたら、
今度は保護色になってなかったからなのか、
すごい勢いで逃げられてしまいました。無念。

で、こないだお見せした写真、バックの壁が汚なくて残念だよなあ、と思って、
ついつい出来心(?)でGIMP使って加工を……。
暇なわけでは……決して……たぶん……。

 バックに壁紙用の画像を入れてみました。

 ミネアポリスの高層ビルをバックに。わはは~。

なかなかシュールでいいでしょ? なんて悦に入ってみたり。
いや実は銀河系をバックに、とか
夕焼けをバックに、とかいろいろしてみたんですが、
バック画像ってけっこう難しいものですね。
見えるところと見えないところのバランスがうまく合わないと絵になりません。

ま、とりあえずはこんなのでお茶を濁しておきます~。

ちょっくら手術~

2009-02-19 01:20:39 | 雑談
今回の記事はメキシコ関係ないです。
こんなところで公表せんでもいいかなあ、とも思いましたが、たぶんちょっとまた更新ストップしたりもするし、
これをきっかけに健康診断受けておこう、と思っていただければとも思いますので、一応書いておきます。
女性特有の病気の話で、多少お聞き苦しいところもあるかと思いますので、そういうの苦手なかたはスルーしてください。
というわけで、今回に限り記事の表示形式を一時的に変更しておきます。



ことの始まりは、去年の11月から始まった不正出血でした。
生理と生理のあいだに、茶色い粘性のおりものがありました。
ぜんぜん大量ではなく、トイレの紙につく程度。
12月、1月と繰り返し、2月には量こそ増えないものの、日数は長くなってました。
でも、「不正出血」でネット検索したら、ホルモンバランスの崩れでよくあることらしく、
な~んだ、ワンコと一緒かい、と思った(笑。
まあ私も歳ですしねえ、子供産んでないこともあって、いろいろあるわな。

というわけであまり気にしてなかったんですが、気になることがひとつ。
12月から1月にかけて、体重が減ってる。
友人が来て、さんざんメキシコ料理を食べて、さぞ太っただろうと思って量ったら、
2kg減ってました。
まあ肥満ではない標準体重ではあったけど、「理想体重」よりはやや多めだったんで、
これでかな~り理想体重にはなったんだし、別にいいんだけど。
それにたくさん食べもしたけど、出歩いてピラミッドにも登って、よくしゃべって笑って
エネルギーも普段よりふんだんに使ったしな。
しかし、友人が帰国したのちも、さらに1kg減ってきた、ような。
うちの体重計、あんまり当てにならないんですが、ズボンが緩くなったのは間違いない。

というこの二点で、さすがに癌とかだったらヤだしな~、と重い腰を上げて医者に行きました。
おりしもバレンタインデー、ダンナにはステキなプレゼントしちまいましたね。
まず、かかりつけの医者に行ってその話をしたら、触診。
あ、下腹部の左側がめっちゃ痛いです。
卵管炎症起こしてますねえ、ということで、薬を処方。
でも「癌検診は? パパニコロウ検査は? 乳癌検査は? 予防注射は?」と訊かれて
えーと、一度もやってません。予防注射ってなんのですか?
予防注射は、まあ肝炎とか破傷風のことらしいです。
あー、メキシコ来る前にドイツで一回やったきりですね(14年前)。
その他の検査は生まれてこのかた一度もやってないかも。
で、がっつり怒られました。
超音波検査やってくるように! と言われて、同じ建物にある検査室へ。

超音波検査は膀胱をいっぱいにしてやるので、水を1リットル飲まされます。
実はこの日、見たいサッカーの試合があって、予約録画しておけばいいやと思ったら
出がけにセットを忘れて、しまったぁ~!
で、早く帰りたかったので、飲んで割とすぐに検査室へ。
そしたらちゃんと見えない、けど、ん~なんかあるなあ、と言われ、
ダメ、もっぺん飲んで、ちゃんとおしっこしたくなってから来なさい、と。
で、サッカーは諦めて、しっかり膀胱を膨らませてからもう一度。

「なんかある」のは子宮筋腫でした。
あとでいろいろネットで調べたら、複数できるのが普通なので、
腫瘍一個ずつの大きさではなく子宮全体の大きさをいう場合が多いそうです。
で、私の子宮は、幅148.1mm、前後の厚さ85.3mm、縦105.3mm。
と超音波の所見に書いてありました。
うーん、「非常に肥大している」って書いてあるけど、これってどのくらいでかいの?

とこれまた調べてみたら、普通の子宮ってニワトリの卵大なんだそうですね。
長さ7cmくらい。
私のは……ちょっと扁平なダチョウの卵くらい。
どーりで、お腹が出てると思ったよ……(でも単なる中年太りだと思ってました)。

超音波の先生からすでに手術宣言です。
歳も歳だし、子供も別にほしくないようだし(ほしくてもたぶん無理だが)、
子宮全摘手術ですね。
良性だから心配はないけど、でかいよ~、と言われる。
お腹、ゴロゴロしてるの感じなかった? 感じたけど、ウン○かと思ってました……orz
排便困難とかは(腸が圧迫されるらしいです)? 便秘って別に普通だしなあ。
頻尿は(膀胱が圧迫されるらしいです)? 別にないです。
生理は普通? 普通です。
へー。とか言われる……。
どんだけ鈍いねんッ、てことですか。

帰ってからネットで調べると、まず子宮筋腫なんて珍しくも何ともないもんでした。
ただし、普通はちゃんと健康診断とか受けていて発見されて、
せいぜいで腫瘍が2,3cmとか、5cmとか、8cmとか……。
もちろん私並みに鈍い、もとい、タフなかたもいらっしゃるようですが。
で、小さいとホルモン調整とかで成長を押さえたり、
腫瘍だけを切り取って子宮は残すようにしたり、できるみたい。
まあ私の場合はどー見ても手遅れ、子宮も別にいらんし~。
にしてもこんなにでかくなるまでホントに気がつかなかったのか?
自分でも不思議なんですが。

普通に現れる症状としては、

1.月経の過多出血
うーん、出血はここ半年ほどちょっと多いかなあとは思ってたけど困るほどじゃなし。
レバー状のおりものもありましたが、これはもう20代のころからあったし。
むしろ若いころは周期が長くて40日、生理そのものは10日ほどもあったのが、
歳のおかげかちゃんと30日周期で、生理は3~4日で終わってました。
一番ひどい日だけ、頭痛と肩凝りがしてすごく眠かったり。
でもそんなの、普通だと思ってたよ。
一日経てば治ることだし~。

2.頻尿、排便困難
上にも書いたように、ないです。
持病の便秘以外は。
しかも便秘も私の場合、なんら困ることもないのでした。ただ、出ないだけ。

3.腰痛
言われればあったかも。
運動不足のせいだと思ってました。
足がたまにしびれることもあったけど、これも運動不足~と思ってた。
神経が圧迫されるらしい。
もっともこれは手術終わってみないと、ホントに単なる運動不足かもね。

4.鉄欠乏性貧血
これが言われてみて、ああ!と思った唯一の症状。
最近パソに向かっていても軽~~い目眩がしたりしてました。
たった今書こうと思った単語を忘れてぼ~っとしたり、
人様の名前を間違えて書いたことも二度三度。
でも……血の巡り悪いのはいつものことだしな~、と思ってた。
単なる寝不足かと。
集中力がなくなっていたのも、このせいだろうと思います。
サッカーの試合に以前ほど集中できず、試合が面白くないからや~!と思ってました。
違ったのか……。いや、どっちかわかりませんが。
そうだったのか!と気がついたここ数日はチョコレート食べてます(笑。

というわけで、ほんっとに人によって、また筋腫のできる位置や大きさによって
症状の出方はいろいろなようです。
思い当たるところのある人は健康診断、受けましょう~(お前が言うな?)。

私のほうは、今日、尿検査と血液検査。
貧血がひどいと、まずそれを治療してから手術になるそうです。
これまではプライベートの医者にかかってたんですが、
それだと診察料に検査料、これからは入院費と手術代がかかってくるので、
ダンナの会社の保険でまかなってもらうべく、会社の付属病院に行くことにします。
ですので、まだ手術の方法とか日取りとかは決まってませんが、
たぶん日本の体験談とか読んでいる限りでは二週間くらいの入院になりそう。
いやあ、どれだけお腹がすっきりへっこむか、今から楽しみです。

まあ今日明日にも手術しなけりゃ!というもんでもなし、
メキシコのことなのでどんな段取りになるのかわかりませんが、
まあわかった時点でここのコメント欄ででも報告していきます。
ブログ更新もできるあいだはしていきます。
ただまあ確かにこのところちょっと貧血がひどい感じではあって、
よく頭がぼうっとしてるので(いつものことか?)、
てきとーに無理せずゴロゴロとしていようと思いますので、
更新やお返事が遅れてもご容赦ください~。



これだけでは寂しいので、ダチョウの卵の写真を探してみました。
こちらのかたの写真とか、大きさがわかりやすいかと(「動物園の一日」)

キュートなダチョウの写真はこちらとか(「Lala live 2」)
か、かわいい……!

そう言えば昔シティで乗ったタクシーの運転手さんが、
ダチョウ農場をやろうと思ってるんだ~、という話をしてくれました。
む、シティじゃなくてオアハカだったかな? チアパスだったかな?
卵も羽も肉も使えて、効率よくて、育てやすくて云々。
まあメキシコ、場所ならたっぷりあるし、気候的にもアフリカと近いだろうし、
実際すでにダチョウ育ててるところ、あるようですね。
あの運転手さん、ダチョウ農場の夢は今ごろ叶ってるんでしょうか……?
なんてことも、ふと思い出しました。




そうだ、メキシコ在住の日本人女性の読者もおられることですので、
関連用語のスペイン語も書いておきますね。
お役に立てれば幸い。
必要なければもっと幸い。

子宮筋腫 mioma/miomatosis uterina
子宮   u'tero/matriz
卵巣   ovario
卵管   trompa
良性腫瘍 tumor benigno
悪性腫瘍 tumor maligno
貧血   anemi'a

癌検診   examen de ca'ncer
パパニコロウ染色 papanicolaou
乳癌検診  mamografi'a
予防注射  vacuna
肝炎    hepatitis
破傷風   te'tano
超音波検査 ultrasonido
レントゲン rayos equis(X)/radiografi'a

ではでは、皆さんも健康には気配りを~!

山積みのオレンジ

2009-02-16 07:50:07 | 食べ物・飲み物
旅行の話も書かなくちゃな~、とか思いつつ。
小ネタばかり小出しにします。

今日の一枚。



道端で売ってるオレンジの山。
幌をかけたトラックの、陰になってる部分が、ちょっと怖いほどです。
この辺りには地震はないけど、
もしグラッと来たら、もしくは車が突っ込んだりしたら、
このオレンジがざぁ~~っと流れ出して、
そこらじゅうオレンジの海になりそう。

下と左のトラックに積んでいる網の袋に入ったので、30~50ペソくらいですかね。
100~120個入りだと思います。
赤いのと緑のは別に意味なし(たぶん)。

にしても左のトラック、これ売り物として展示してるんでしょうか、
それともこんだけ買ったところ?
幌のトラックはこのごろいつもここにいるんですが、
白いほうはあんまり気にして見てないので、いつもいるのかどうか不明。

しかもこれだけの量のオレンジ、一日で売り切れるんでしょうかねえ?
それとも毎日毎日ここにいて、全部売れるまで粘るとか?

ちなみにこれ、例の「ドライブスル」のところです(笑。



追記です。
きりぎりすさんがうちに来ていたとき、
やっぱり絞りたてのオレンジだよね~、と一袋買ってせっせと絞りました。
お客さんがいないと、面倒なのでめったにやらないんですけどね。

で、切ったオレンジを写真に収めていたので、それを拝借。



あはは、そんなもん撮ってんの~、と笑ってたんですが。
どうせなら出来上がったジュースと、あとに残る大量のゴミ(オレンジの皮)も撮っておけばよかった……。
て、それは自分でやれってかい!?
うーん、またそのうちオレンジ買ってきます……。

メキシコでこんなもの売ってました

2009-02-13 13:34:36 | 出来事
友人が来ているあいだに、ちょっと立ち寄ったデパート。
普段はあんまり用事がないところなので、久し振りだったんですが。

そこで、こんなもの見つけました。



日本文字を見ると、ビビッと反応してしまうんですよね。

だけど……何これ~?



あとでこれを見た友人が、
「あ、どーも君」と言ってやっぱり写真撮ってました。
何やらのマスコットキャラクターとか言ってたような……。
すみません、日本の話は聞く端から忘れてしまいます。

しかし一度こうして覚えてしまうと、
なんかちょこちょこネット上で見かけるので、
日本では有名?
メキシコの片田舎でまで売ってるくらいだしねえ。

ウィキペディアで見てみたけど(どーもくん
なるほど、海外でも人気があるとのこと。
しかしやっぱり、どーもよくわからん(ゴメン)。
これは結局、「なに」なんですか???
なんでこんなに四角いの? なんで歯があるの? なんで「どーも」なの?

メキシコより不思議の国ジャパンでありました。

パパイヤとイグアナ

2009-02-12 02:32:29 | 動物
このごろ寒いので(といってもだいぶマシにはなりましたが)
夜は窓を閉めて寝てます。

今朝起きて、私の部屋の窓を開けようとしたら。



パパイヤに、グリーンイグアナ。

以前も、小さなグレイイグアナがこの窓際にやってきまして、
私はパソに向かってたんですが、
網戸をしきりと見あげては飛び上がろうとしている。
何してんだ~~? と思って見ていたら、
とうとう網戸をバリバリッと駆け上がって、窓の格子の中ほどにある
水平棒のところに乗っかりました。
んで、パパイヤの葉っぱをおもむろに食べだしたわけです。

うははは、おもしろ~!
と思ってカメラを取りに立ち上がると、部屋の中に誰かいる!
と気付いたらしいイグアナ、すごい警戒しちゃって、
せっかくあれだけ苦労して上がったのに、
大して食べもしないで逃げてしまいました。
邪魔してごめんよ~。

しかし今朝のは、窓を開けるまで気がつかず(だって保護色してるしな~)、
目と鼻の先で、視線が合っちゃったよ。
まあ向こうは、細い茎に顔を隠してはいますが、
すぐに逃げる気配はなかったので、カメラを取ってきてパチリ。
カメラを警戒するかな、と下の方から撮ったのが上の写真です。

でも保護色を意識しているのか、それともちょっとは人に慣れてるのか(?)
じっと動かないので、カメラを上げて、もう一枚。



パパイヤの花と一緒に、これはいい感じに取れました~。
両足がだら~~ん、に笑っちゃった。
んで、両手は中指だけ引っ掛けて、見事にバランス取って乗ってますねえ。

ちょうど、友人のところで、見事な桜とメジロの写真を見たところなんですが、
日本だなあ、としみじみ。
こちら、メキシコではパパイヤとイグアナというわけですね。
バックが残念ながら薄汚ない壁ってところが、風情ないですが……。

しばらく放置してると、動き出したので、
ダンナの10倍ズームカメラ(こないだ新しいの買いました)なら、と思って
部屋の中ほどからズームで撮ってみたんですが。



うん、まあパパイヤの陰に隠れられはしませんが、
網戸が写ってしまいますね。
まあ仕方ないか。

そして、しばらくしたら消えてました。
このパパイヤ、掃除のおばさんが引っこ抜くというのを止めた話は前書きましたが、
こうしてイグアナたちばかりじゃなく、ハチドリも飛んできます。
ちっちゃくて速くて、しかもカメラを取りに行く間もなく消えるので
未だ写真に収めることはできてませんが。
イグアナに葉っぱむしられてちょっとボロボロになってるパパイヤ、
それでも頑張っていっぱい花を咲かせてくれてます。

豚皮せんべい

2009-02-07 15:14:34 | 食べ物・飲み物
カルニータのタコスは豚を丸ごと使うので、当然皮もあるわけです。
んで、その豚の皮を揚げたおせんべいが、チチャロン。



スーパーとかにもポテトチップスみたいな感じにして
袋入りのが売ってますが、なんかまるで別物ですよね。
これは正真正銘の、豚の皮をバリバリに揚げたチチャロンです。
でも脂っこくなくて、香ばしくって、おいしいんだよね~~~~。



アップ。
さくさくバリバリ感が少しは伝わるでしょうか?



幸せな人(笑。
いやごめん、顔にモザイク掛けて、目にハート入れたらつい……。
後ろの兄ちゃんの顔にはモザイク掛けなくていいのか?
いいんです、たぶん。
(ハート素材はこちらから、唇はこちらからいただきました)

内側をよく見れば



これは毛穴だよね?
裏をよく見れば



ちょっとケロイドっぽい気もしますが……気にしない気にしない。

このままバリバリと食べてもあっさり味でおいしいですが、
もちろん、塩とライムを振ってもいいですし、チレでもよし、
ピコ・デ・ガヨを愛する人はそれを載っけてもよし、
サルサをかけたい人も、どんどんどうぞ。

ごそっと両手に余るくらいのビニール袋に入ったチチャロン、
ここでは15ペソだったかな。
大小いろいろあるんですが、でかいのは結構でかい。

そう言えば、mumuちゃんのランチョでご馳走になったときも、
豚を解体して、皮もちゃんと一緒に食べました(こちら)。
このときは、揚げるのではなく煮込んで、コラーゲンの透明な塊みたいになってましたね。
これもおいしかったなあ……。
豚の皮、侮るなかれ! メキシコでは立派なごちそうです。

屋台で舌鼓を打つ

2009-02-03 13:26:59 | 食べ物・飲み物
今日もふたたび食べ物シリーズ、またまたきりぎりすさんの写真拝借です。

もう明日は帰る、という日の朝、バルバコアを食べに行きました。
ちょうどカイマンさんが数日前に似たようなビリヤなる料理について書いておられて、
ビリヤって私は聞いたことないんですが、どんな綴りなんでしょうか、
biliya、billa、villa、それともbiriyaとかbirillaとか……
うわ~、さっぱり見当つきません!!

でも、バルバコア同様、羊の肉を柔らかく蒸してほぐして、
それをトルティーヤに包んでタコスにして食べる、というものらしいですね?
バルバコアは、基本は羊肉ですが、牛肉でもいいみたいです。

この町でもおいしい屋台があるので、そこに行きました。
ここのは牛肉、たぶん。



正真正銘の屋台です。道端でやってます。
右下に見えているのがガスタンク。
これで鉄板を温めて、トルティーヤを焼いてます。



これはマサ masa と言って、トウモロコシの粉を水で練ったもの。
トルティーヤ屋さんに行くと、このマサも売ってます。
これを掌で丸めて、トルティーヤプレスでつぶして平たくして、
鉄板でちゃっちゃと両面焼きます。



なぜか、ライムが鉄板の真ん中に。
これ、汁がじゅーじゅーと鉄板に広がって、トルティーヤに滲みるんでしょうか?
訊いてみればよかったかな。
今度行ったら訊いてみます。

この日は少し時間が遅くて、マシサ(肉だけ)がないと言われ、
その時点でモツ嫌いのダンナは「いちおーりた!」となり、
私たちは、えー、と顔を見合わせて……ふたりだけで食べることに。
ダンナはそのあいだお預け状態。

テーブル、というか屋台ですけど、
当然、ソースがでんっと。



そして、飲み物は? と訊かれ、アイスボックスにいろいろ入ってますが、



オルチャタ(カルピスみたいな米から作った飲み物)と
ハマイカ(ハイビスカスの花のジュース)と
タマリンドのジュースしかありません。
きりぎりすさんはオルチャタを、私はタマリンドを、それぞれ一本ずつ。



ボトルのバックに見えるは、これまた欠かせないライムと、
チリとニンジンの酢漬け escabeche。

でもそう言えばバルバコア自体はここで作ってるわけではないのかな?
見ませんでしたね。
道端なので、車の排気ガスとか掛からないよう、三方を囲った鉄板の上で、
肉をほぐしているおじさん。



ここで軽く加熱もして、あっためているようです。
そのままトルティーヤに載っけて、お皿に載っけて、
ハイっ。



これはスルティード、モツ入りですが、みた感じマシサとあんまり変わらないかも。
ジューシーで、すごくおいしいです。
表現力なくてすみません。

そうそう、お皿にはこんなふうにビニール袋がかけてあって、
これを外して新しい袋をかけて、次の客に使います。
洗い物をしなくてすみます。

うーん、おいちいおいちい、とふたりでパクついて、
そろそろ楽しかった休暇も終わり、という意識があるので、
友人とふたり、幸せに食べてるところもちゃんと写真に撮っておきたいな~。
というわけで、車で待ってたダンナをおーい!と呼び寄せ、
ふたり並んで食べてるところを撮ってもらいました。



手前のおじさんたちは関係ないんだけど、
何となく、顔を加工したら、つい……。

こんなして、キャイキャイとはしゃぎながら食べて、
ごちそうさまでした~、と立ち去ろうとしたら、
肉をさばいていたおじさんが追っかけてきて握手を求め、
「明日も来てくれたら、タンもマシサもあるから!」と……。
いやあごめんなさい、彼女は明日帰っちゃうんです。
でも私たちはまた来ます、と言って名残りを惜しみました!?

ちなみにこの屋台、その名も、Taqueria Higienica 「衛生的なタコス屋」と言います。
どーりで、食中毒なんか出したことない、はず……!?