メキシコの隅っこ

メキシコの遺跡や動物、植物、人や風景などを写真で紹介してます

ヒョウモンガメ、来ました

2010-09-24 19:30:30 | 親バカ
すでにツイッターやミクシィでは開陳してますが、
実はまだまだ不安です。
我が家にリクガメのベビーを迎えました。

またカメ飼いたいな~、と思ったのは、忘れもしない、去年の3月。
手術後で思うように動けなくてモタモタしている自分に、カメを思い出した(笑。

ドイツで飼ってたのは水棲でしたが、なついててかわいかったし。
そう言えばあのカメ、当時はネットなんてなくて、
ドイツ語のカメ飼育の本で調べて、ドイツ語名は

Chinesiche Dreikielschildkroete

訳すと「中国の三本キールカメ」という恐ろしく長い名前だったんですが、
そうだ、今ならネットですぐに調べられるじゃないか!
あのカメ、日本ではなんていうんだろう?
と思って検索したら……「クサガメ」。みじかッ!
てか、そうかぁ、あれ、クサガメだったのか。
臭くなかったけどな。
半水棲という記述もあり、大いに納得。
うちのも、しょっちゅう水槽から出せと暴れ、出してやると部屋を散策。
数日くらい平気で水なしで生活してました。

さて、今度はミズガメじゃなくてリクガメがいいな~。
クサガメはほぼ毎日、少なくとも一日おきに水槽の水を替えてやらねばならず、
けっこう大変だし、何より出かけるとき預けられる人がいない。
リクガメならそんな世話は要らないし、食べ物も野菜でいいし。

ところが、日本ではけっこうリクガメって普及しているらしいのに、
メキシコではなかなかないんですよね~、これが。
ほしいと思うだけで、具体的に行動には移してませんでした。

こないだ結婚式でモンテレイに行ったのが、手術後初めてで、
昔モンテレイのペットショップに、ものすごくきれいなリクガメが30匹くらい
ケージにごじゃごじゃっと入って売られてた!
あそこに行けば、ということで、結婚式の翌日、ダンナとゴー!
まあそこでもカメさんと対面はしたんですが、問題はお持ち帰り。
飛行機には乗せられない、というので、断念。
ちなみに、そこにいたのは一歳くらいのケヅメリクガメと、アカアシリクガメでした。
ケヅメは12cmくらいだったかな。アカアシは17cmくらい。
どっちもとても元気で、かわいかった~。

しかしそこで初めてカメの魅力に目覚めちゃったダンナが、本気になった。
ヴィリャエルモッサに行ったおりにペットショップを積極的に探すことに。
そしてようやく見つけた、リクガメ扱ってくれるショップ。
しかしそこからまた長~い紆余曲折があり、まあその辺は省きますが、
来るかと思い、やっぱりだめか~とあきらめることを数回。

火曜の晩にメールで連絡があり、水曜に迎えにすっ飛んでいきました。
注文して買うのは、正直、ものすごく不安でした。
状態の悪い子が来たらどうしよう……。
でも、他に(モンテレイ含め)いろいろ手段を考えましたが、
やっぱりこれしかないよねえ。

で、対面したら、予想以上にちっちゃい~! 5cmしかない!
こ、こんなベビー、死なせちゃったらどーすんのよッ!
という不安とともに、3時間車に乗せて持ち帰りました。

まだまだ安心はできず、昨日も今日もあれこれ心配しつつ、
それでもカメは生きてます。
充分かどうかわかんないけど、バリバリ食ってます。
毎朝きっちりウンコもしてます。

 庭でお散歩中

 午後の食事

あと、ツイッターに載せた写真はこちらから(カメをクリック)

日本ではギリシャリクガメとかヘルマンリクガメのような地中海系が多いようですが、
メキシコはケヅメやヒョウモン、アカアシ、キアシなどが主流のようです。
昔モンテレイのショップで見たのはホシガメでしたが、こないだ行ったときはまったくいませんでした。
ケヅメやヒョウモンはでっかくなるので、日本では難しいようですが、
メキシコなら、スペースだけはあるもんなあ。
というわけで、うちでもこの子が無事にでっかくなって、
家の中をのし歩いてくれる日を心待ちにします。
今は、ワンコに踏み潰されたら大変だから、床は禁止ね。
第一こんなにちっちゃいと、どこかにもぐりこんでしまったら大ごとです。

カメの食事風景もさっそくアップしてますので、
まだ見てないかたは、お暇なときにぜひ。





トレヴィの土曜日、という寿司

2010-09-23 20:00:00 | メキシカン和食
昨日はまたまたヴィリャエルモッサへ急遽お出かけ。
途中のフロンテーラで軽く食事をするつもりが、ダンナは軽かったんですが、
私はうっかりしっかり食べてしまった~。

というわけで、ヴィリャに到着してからダンナはこのまま帰ると途中でお腹が空く、
でも私は今は食べられないよ?という食い違い空腹状態になってしまいました。
だからという訳ではありませんが、用事のあったプラザのスシイットーに入りました。

久し振りのナンチャッテ和食です。
しかも珍しくダンナがお寿司を食べたいとか言っちゃうし。
で、メニューからダンナが、これ、と選んだのは、
名前忘れましたが、マンゴーとアボカドを外側に巻いたというもの。
あ、味が想像できない……。
しかしウェイターさんがいうには、今マンゴー切らしておりまして。
こちらなどはいかがでしょう。

と薦められたのが、「トレヴィの土曜日」という名前の巻き寿司でした。

さっぱり訳がわからない名前だ……。
やってきたのは、こんなもの。

 

中はエビフライとチーズ、海苔が中央に巻き込んであって、ご飯は外側、
そしてそのさらに外に、アボカドを巻き、カツソースがかかっているというわけです。

メキシコ人は(ダンナ含め)海苔の食感が苦手な人が多いようで、
この海苔を内側に巻き込んだのがけっこう多いです。

そして、ここのメニューをじっくり見てみたら、
「甘い巻き寿司」なる項目があるんですよね~。
マンゴー入りもそのひとつ。
この「トレヴィの土曜日」もそうだっけな? よく覚えてません。

で、私は食べませんでしたが、おいしかったそうです。

私は、お腹空いてないから、一個単位で注文できるNigiriを頼むことにしました。
この、握り、高いんですけどね~。

 

まあその代わり、それなりのちゃんとしたものが出てきますかね。
MaguroとSakeです。
ちゃんと紅しょうがとわさびもついてるし。
ご飯が、日本人でもこれは控えめだろ、というくらい少量で、
しかもちょいぱさついてましたが、それでも上等。
ネタによりますが、この握り一個で30~50ペソします。
今のレートで210~350円くらい。

飲み物は緑茶を頼もうかと思ったんですが、
ちょっと暑かったのと、過去の苦い経験から思わず敬遠。
レモネードなんか頼んじゃいました。
お寿司にレモネード、私も脱日本人、してますかね?

あんたら~!

2010-09-22 20:00:00 | CM・看板
ちょっと長い記事が続いたので、また小ネタで。



これ、よく通る道にあるレストラン?なんですが。

アンタラねえ、アンカラだったら知ってるけどなあ。
などといつも思ってたんだけど、
ある日、ふとこれが日本語に見えちゃった。

「あんたら~! ちょっと寄っていきなさいよ!」……とか?

車のなかで、ぶぶっと笑っちゃって、ダンナに不審な目を向けられました。
それから、ブログネタにしようっと!と、
ここを通るたびにカメラを取り出す私に、ダンナ、更なる不審の目。

いや、わりと大通りなんでスピード落とせないし、
ちょうどハリケーンカール君が過ぎた直後でどんより曇り空、ぶれちゃった~、とか、
ああっ、通り過ぎるおじさんが邪魔ッ! とか、
いろいろあって、何度目かの正直でようやく撮れた写真です。

しかしなあ、ダンナに、これをわざわざ訳して聞かせるほど面白いわけではないし。
まあわざわざブログに載せて面白がるほどのもんでもないかも……。

甘さの限界に挑戦する

2010-09-21 20:00:00 | チレとその料理
こないだメニューだけお見せした、チレ・エン・ノガーダですが。
実はAzulさんが自分で作ったお話をブログにアップしておられました。
勝手にリンク、こちらです。
何が入っていて、どんなふうに作るかは、Azulさんとこを参照してください。

別記事のコメント欄にも書きましたが、知り合いと会っておしゃべりしたときに、
チレ・エン・ノガーダがおいしいところない? という話になり、
薦められたのが、サンボルンス。
うーむ、私、サンボルンス(カルメンのね)で食べて、おいしいと思ったことがないんですが。
でもダンナが、タマーレスはあそこのがおいしいと言ってたし。
まあ、その知り合いも、サンボルンスで食べたわけではないそうですが。

とりあえず、土曜日のお昼ご飯に行ってきました。
何しろ、「こってりと、重いから!!」とメキシコ人が言うくらいですから、
相当の覚悟を決めて、お腹を空かせて出かけ、
そしてダンナはフルコース頼んじゃってましたが、私は単品で。



覚悟はしてたが……でかいよ。
チレ・ポブラーノのお腹を割って、なかにいろいろ詰め物が。



チレは、ヘタのほうが辛いので、先っぽのほうから食べてみました。
あら、ぜんぜん辛くない。よかった~。
上にかかっているソースはクルミから作っていて、甘い。
なかの詰め物は、ひき肉に各種干し果実を混ぜ込んだもので、確かにこってりと重いです。
そして、甘いです。

少々食べ進んだところで、中身をお見せしておきます。



まあ、ぐじゃぐじゃでよくわかんないでしょうが。

そして……このあたりで、すでに持て余す甘さ
さらに、チレのヘタに近づくにつれて激化する辛さ

でもとにかく、辛さより甘さに参りました。
最後のほうは、パンを食べてごまかしつつ、
辛かったときのために、と頼んだスイカジュースを激しく後悔しつつ、
結局ちょっと残してしまいましたよ。

そんなに甘い代物を食ったあとなのに……。
フルコース頼んだダンナには、デザートが来るんですぜ!
いくつかの選択肢からダンナが選んだものは……。

Capirotada(カピロターダ)なるもの。



ダンナ、メキシコ人のくせに(?)チレ・エン・ノガーダを食べたことがなかったそうです。
知り合いから、「甘い」と聞いて、俄然食べる気になって、この日、初挑戦。
ええ、完食してましたとも!

そしてこのデザートのカピロターダは、
「昔よく食べたなあ。もう20年くらい食べてないよ」にこにこにこ、
だそうです。

私も一口だけ味見させてもらいましたが……。
パンに、じっとりと蜂蜜をしみこませたような甘さの、各種果物とナッツ入りのブツでした。
ピーナッツでさえ、膨張しているほど、甘いソースがしみこんでます。



お。おえ~~~。


それでもダンナは、完食、してましたとも! ええ!



ただし、チレ・エン・ノガーダがまずいというわけではありません(たぶん)。
昔食べたのはこんなに甘くなかった気がするし(よく覚えてないが、普通に平らげたはず)。
知り合いのお薦めとはいえ、やっぱりサンボルンス@カルメンですからね。
きっと、どこかには、もっとちゃんとおいしいチレ・エン・ノガーダがあるのでしょう……。
これからも果敢な挑戦を……繰り返す気には、少なくとも今はなれませんが。

独立記念日直撃のカール君

2010-09-20 20:00:00 | ニュース
一応ハリケーン扱いになった、今年11番目の熱帯性低気圧カール君ですが。
カルメンに来たときは、ただのトロピカル・ストームでした。
トロピカルストームは、定義で行くと、弱い~並の強さの台風に相当するようです。

ハリケーンになったのは、メキシコ湾に出てからで、
カテゴリー3にまで成長してベラクルスを直撃。
そこからメキシコシティに向かったようですが、上陸すればまたおとなしくなりますからね。

というわけで、うちでは大した被害はなし。
今年に入って、大家さんにやってもらった雨漏り対策はほとんど役に立たず、
カール君の訪問に備えて、家中にたらいを置いて廻ったことくらいでしょうか。

しかも、カール君がうちにきたのはちょうど9月15日の夕方でした。
ザバザバと降り始め、夜になって少し小止みになりましたが、それでも降り続け、
メキシコシティのソカロで独立記念200周年の叫びが終わった11時過ぎ、
我が家の周りでもそろそろ爆竹の用意をし始めたな、と思ったら、
一気に、どばーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

おかげで、静かな独立記念日を迎えることができました。

翌日は、街中はこんな感じでしたが。

 

 

まあ……いつものことか。
ハリケーンじゃなくても、ちょっと大雨が降ればこんな感じです。
ニュースにもなりません。

ちょっと一部交通規制がかかった道は、毎度のことなので、
その道の脇に数年前、ポンプを設置しました。
そのポンプで水を吸い上げて捨てて、はいおしまい。
カルメンもどんどん発達して……じゃなくて、
どうしてそんなポンプを設置するなら、根本的に溜まらないようにしないんでしょうね?

彩雲

2010-09-19 20:00:00 | 風景
これもちょっと前のネタなんですが。



ちょうど夕日に雲がかかって、
この写真じゃ小さくてわかりにくいかもですが、



こっちならわかるかも?
雲の周りが虹色になってました。

数ヶ月前くらいだったか、日本ですごい彩雲が見られて、
その写真がネットに出回ってましたね。
あれに比べたら鼻くそくらいの彩雲ですけど。
虹は二重でも三重でもしょっちゅう見るけど、彩雲は(気付いたのは)初めて。
ということで、記念に。

おうまのおやこ

2010-09-18 20:00:00 | 動物
先週末、草を集める必要があって、ちょっとドライブに出かけました。
道からちょっと入ったところで、「あ、この辺。止めて」と車を降りたら、
馬がいました。



椰子の木につながれて草を食んでいましたが、
私を見てか、車を見てか、はたまた車の中のワンコを見てか、
ぶひひひひんッ!と鼻息が荒い。
うーむ、ワンコはちょっと散歩は控えたほうがいいかもね。

しかも反対側にもう一頭いるし。
と思ったら、こちらはフリーですか。



とことこと道を横切って、椰子の木の馬のほうへ。



ああ~、親子だったのか。
並んでようやくわかるくらいしか大きさの違いはありませんが、
それでも体つきや顔はまだまだ子供。
それで、お母さんが心配してたのかもね。

馬糞だらけのそこで、うろうろして草を集め、
戻ってくると、子馬はまた道の反対側でのんびり。



いいなあ。
いつか、馬飼いたいです。

9月の食べ物

2010-09-16 20:00:00 | チレとその料理


これ、なぜか9月になるといっせいにあちこちのレストランのメニューに現れます。
チレ・エン・ノガーダ。
昔食べたことあるけど、そのころはまだデジカメがなくって。
そしてもう10年以上も食べてない。

ピーマン大のチレ・ポブラーノに詰め物をして、
白いソースにザクロとシラントロを散らしてます。
赤、白、緑のメキシコ三色が愛国月間である9月に合うのと、
たぶんザクロの季節が今ごろだから?

これ、某ファミレスのメニューなんですが、
じゃあ注文して実物を載せろやッ!と言われそうです。
でもこの写真を撮ったときは晩で、こんなもの食べられないし、
そもそも今、チレを(ポブラーノといえども)丸ごと食べる元気は私の胃にはないし、
それに、今日聞いた話では、ダンナの同僚がここでこれを食べたら
まずかったそうです。
まあそうだろうねえ、こんなファミレスじゃね。
どうせ食べるなら、もっと庶民的なところ、
こういう伝統料理をきっちり作れる人がいるところで食べたい。
しかし、そんな日はいつ来るのやら。
というわけで、今は写真のみで失礼。

電気を食う植物

2010-09-15 20:00:00 | 植物
続く、週末のお出かけネタ。
これまたヴィリャエルモッサの、街中で。



車の中から撮ったので、角度悪いし、窓ガラスが写りこんでるし。
でもまあ拡大してもらったら見えるかと。

ティランジア、エアプランツとも言って、
日本じゃお高い観葉植物として売られてたりするようですが、
ここらじゃこんなふうに電線にびっしり茂って、雑草並み。

昔、ドイツ人の友達が来ていたとき、この植物を見て「なんだありゃあ」とびっくり。
ダンナが解説して言うには、
「あれは寄生植物と思われることが多いけど、
電線でも成長することからわかるように、立派な自生植物である」。
でもねえ、もしかしたら電気を食ってるのかもよ?
と私が言ったら、SFっぽくて受けました。
この話、前にも書きましたかねえ? もしそうだったらすみません。

帯のあるトンボ

2010-09-13 20:00:00 | 動物
週末、隣町のヴィリャエルモッサに出かけました。
手放したいけど手放せない持ち家、めんどくさい~、と言いつつ、
行かねばなるまいということで行ってきたんですが。

その家の前に、腕をぶんと振り回したら10匹はぶつかるであろう、
というくらいトンボが密集して飛んでいました。
いや、ぶつからないと思うけど、何だかちょっとひらひらと
頼りない飛び方のトンボだったもので。

 

でも、羽の黒い帯がきれい。

日本にもこんな羽のトンボ、いたよなあ、と検索してみたら、
ミヤマアカネとか?
でも羽の帯がこんなにくっきりしてないようです。

ホントはもっとじっくり写真撮りたかったけど、
何しろ用事で行ってるものだから、さっさと済ませて次行くぞ~!
というわけで、ワンコと引っ張り合いしながらの一枚しか撮れませんでした。

メキシカンなバーガーキング

2010-09-12 19:59:42 | 催し物
ひっそりと再開します、ブログ更新。
すみません、もう最近熱意も消えてきて、ネタも尽きてきて、
メキシコブログじゃなくて、単なる亀の日常ブログと化してきそうで、
どうしようかと迷ってたりするんですが、
まあそんな感じでひっそりと、ささやかに続けられるだけでも続けていこうかなと。

というわけで、これからは大したことのない、なんてことのない一こま漫画みたいなブログになります。
今日は、これ。



週末出かけた道行きの途中のガソリンスタンドにあるコンビニ。
入ったら、まあここんとこどこもそうですが、
メキシコ一色。
9月の愛国月間、しかも今年は独立200周年ですからね。
いつもにまして、メキシコ三色だのこういった飾りだの、見かけます。

バーガーキングがソンブレロかぶってカッコつけてるよ。