メキシコの隅っこ

メキシコの遺跡や動物、植物、人や風景などを写真で紹介してます

100年に1cm

2007-03-26 13:28:52 | 植物
三昧の週末ですが、反省して更新しようと思いました……。

というわけで、また古いネタですが。
前にも何度か紹介している遺跡トゥーラの、見ごたえある植物。
実は、取って置きを取って置きすぎて
忘れかけてました。

遺跡の受付から歩いていくと、
戦士像の立つピラミッドが見える手前に小さなおうちがあります。
たぶん、敷地内の整備とかしている人の家族が住んでいるのではないかと。

そのうち、すンばらしいんですよ、庭の植物が。
ちょうど家の前に人がいたので、許可をもらって写真撮りました。



このすごいヤシの木、見てください。
トゥーラには別嬪さんのサボテンがわんさか生えてましたが、
これもすばらしいです。
よほど丹精込めて育てているのか、それとも放置してても土地柄なのか。
こんな木の下に住めるなんて、羨ましいです。

そして、その家の周りにいっぱい生えているこのサボテン。



同行のRさんが教えてくださったんですが、
このサボテン、100年に1cmしか伸びないんだそうです。

さて、ここまで育つのに、何百年?
いや、何千年?
高さ1mとして、100cmですから、一万年?
う、ひゃ~~~



てっぺんには、なんか花が咲いていた形跡?
粉みたいなものがたっぷりと乗っかってました。
謎。



これは隣に生えていた別のサボテン。



植物を撮影する振りでこっそり、家の人も。
この女の子、あとで私たちに恥ずかしそうに近づいてきて、
少しお話しました。
ちょっと、何言ってるのかよくわからないところもありましたが、
ほっぺを真っ赤にして、かわいい子でした。



アロエ(?)の花と並んで、こちらも数千年の長老。

こういうサボテンに囲まれて暮らしていると、
とても謙虚になれそうな気がします。
人の作った家のもろさ、とか、でもそこに暮らす人のはかなさ、とか……。
一万年、生きたらどんな世界を見てきたことか?
ピテカントロプスの時代(たぶんその辺、適当)からですよ?
あ、目眩。
なんか、絶対このサボテンのほうが私より偉いと思いました。はい。

モッキングバード百態

2007-03-22 14:49:47 | 動物
えらい放置してしまいました、スミマセン……。
と思ったんですが、三日?
なんかもう一週間くらい書いてない気分です。
お待ちのかたはもっと長く感じることでしょう、申し訳ない~~。
見捨てられない程度に更新していこうと思います、本当です。

と言いつつ、今日は連続写真で。

前にも紹介しましたが、モッキングバード、
モノマネドリ、スペイン語ではセンソントレ。

うちの前庭、ついこないだまで柵も何もなかったんですが、
最近多いんですよ、放し飼いのワンコにニャンコ。
しかも前庭がフリーなところが減ってきたせいか、
うちの前に茶色いお土産を置いてってくれる奴らがもう増えて増えて……。

玄関のドアに黄色いラブレターまで引っ掛けてってくれるもんだから、
夜中だろうと何だろうと、うちのワンコが怒って吠えるし(当然ですな)。

もう勘弁して!!!
ってことで、塀と門をつくったら、
犬猫が来なくなって、代わりに鳥たちが。

ちょうどお昼ご飯を作るくらいの時間に、上記センソントレが
塀の上をうろうろしてるのですよね~。
それで、ご飯そっちのけで写真を撮ってみました。

 

うっすらと髭が生えてますか?
むふふ、かわいいけど、ちょっと位置が悪いなあ。
それにこっち向いてよ~お願い~、
と思っていたら、あら、もう一羽。



夫婦? よくわかりませんが、
うちの木に巣をかけてくれてもいいよ~ん

てわけで、センソントレ百態(そんなにないけど)。

  

  

  

違うのは首の角度だけなんですけど、
それでこれだけの表情を出せるってのはすごいかも。
前にフォックス大統領で似たようなのをお見せしましたけど、
こっちのほうが個人的には好きです。

声も豊かで表現力のある鳥ですが、
仕草もなかなか愛嬌があるな~、と感心しました。

ラーメン特集

2007-03-18 11:30:35 | メキシカン和食
前々からやろうと思いながら、なかなか写真がそろいませんでした。
でもちょうどタイムリーでもあるし、もういいや!
てことで、一部のかたがた、お待たせしました~。

もとは、日本の友人とおしゃべりしてたら、
海外のインスタントラーメンって独特の味付けだったりして
日本にはないよねえ、と言うので、あらそう?なんちゃって。

何しろ実は、以前ここで、
最近袋ラーメンがなくて、カップ麺ばかりで~、って嘆いたら、
おおおお、ネット時代のすごさ & 友人というものの有難さ!
さっそく全世界から袋ラーメンが届く!

というわけで、まあご覧ください。
まずは、アメリカ合衆国のラーメン。
サッカーのDVDやなんかと一緒に届きました。



これは割と普通?
日本にもあったような気がします、札幌一番味噌ラーメン。
ドイツにも確か、同じのがありました。
ローマ字表記なだけで、たぶん中身のお味も一緒。

ああ~、懐かしい!
と堪能いたしました。



こちらも同じくアメリカ合衆国からやってきた、出前一丁。
トンコツ・フレーバー
こってりとしたお味がたまりませんでした。
さすが、トンコツ。



同じ出前一丁でも、こちらはスペインからです。
しかも、段ボール一箱ぎっしり、出前一丁。
感涙っ!
まあ、この辺の詳しい事情は、africaさんのこちらの記事を参照してください。

これ、袋の字を見てもらってもわかると思うんですが、
香港製なんだそうです。



しかも、切り海苔入り
実は、メキシコのマルチャンと、このスペインからのラーメンの
密取り引きの約束を交わしたあとで、
マルチャンを送り出すのにさまざまな障害が立ちふさがったもので、
いったん、取り引き解消してくれと頼んだんですよね。
そしたらafricaさんが、
「ホントにいいの? 海苔付きだよ?」と(笑。
うううう、わ、わかった、がむばる

恐ろしく時間かかりましたが
ともかくも頑張りました。
いやもう申し訳ない、こちらはとっくにおいしいラーメンをいただきながら、
ああ、どうやって税関をごまかせばよかろうか、と
思案すること……半年以上か!?

ラーメンの話に戻りましょう。
こうして送っていただいた海苔付きラーメン、
麺をお椀に移して、最後に切り海苔をふりかけると、

ふわっ……、と海苔の香り。

最初んときは、もう感激で目眩がしましたよ、マジで。

さらにこのときafricaさんが、うちのダンナ用にと混ぜてくださったのが、これ。



激辛・韓国ラーメン
見るだけで涙が出そうに辛い。
さすがのうちのダンナも、ひぃひぃと随喜の涙(+鼻水)を流しながら
食べておりましたよ、africaさん!(謝謝

ところがですね、そうこうするあいだにも
メキシコの友人から情報が。
マルチャンが袋麺を新発売!?
でもカルメンにはないよ~~、と言っていると、
だいぶ遅れて出回り始めました。
それでもカップ麺には完全に負けてますけどね。

まあ上記のおいしいラーメンが続々届いているし、
何もマルチャンなど、と思いつつ、こないだ買ってみました。
話のネタに。



エビ味と、マッシュルーム味。
袋のデザインからして、ムニャムニャムニャ、でございます。
一応食べてみましたけど、感想は割愛させていただきます。



ついでなので、カップ麺のマルチャンもちゃんとお見せしようと思ってたんですが、
カメラの具合が悪くなったので、
前にお見せしたスーパーでの並び具合(こちらの下のほう)と、
それから、マルチャンのCM(こちら)なんかもありましたね。
「なんか高級感漂うCMだった」と日本の友人Jさんが言ってたのは
これのことでしょうか。ラストの一枚。

でも実際のマルチャンは、

  

こんな感じです。
(カメラマンの腕が悪いってことも考慮に入れてください)
でも、お手軽さの割にはそれなりにおいしいんですよね、やっぱ。
まあ……出前一丁には負けますが!!力説

マルチャン全種、ご覧になりたい方は、上記africaさんの記事へどうぞ。
あ、でも今日またスーパーでじっくり見たら
カニ味
カニ味ピカンテ(チリ入り)
ってのがさらに増えてました。
それに、africaさんちには送らなかったらしい
牛肉味ピカンテ
ももちろんあります。
いやはや、すごいよマルチャン。

サマータイムによる省エネ効果

2007-03-16 07:30:58 | ニュース
おおおっ!?
来るブログを間違えたか?と思われそうに
異質な話題ですね。

いや実は、mayuさんのところでサマータイムが話題になりまして。
お隣のアメリカ合衆国はメキシコより3週間早く
サマータイムに突入。
え、まだ3月ですけど?
まあ、年中夏みたいなメキシコでは、大して変わりませんが、
アメリカではどうなんでしょうか。

メキシコのサマータイムは今年はまだ、
従来どおり、4月最初の日曜日から10月最後の日曜日までです。
まあ、いつお隣に迎合して、早まるかはわかりませんが……。

ついでに書いておくと、
日曜の午前2時に、切り替わります。
サマータイムが始まるときは、午前2時に、すべてが3時になるわけです。
終わるときは、午前2時に、一時間余って、午前1時に戻ります。お得です。
日曜に変わるので、まあたいていの場合気付いて、
月曜の出勤に遅刻して恥をかく、ということは少ないです。



で、日本にはないサマータイムですが、
これが省エネ対策だということも意外と知られてないんだなあ、
とは思ったものの、さて、私もえらそうなことを書こうとしたら、
実は大して知らない、ということに気付きました(汗。

まあ要は、日の長い夏のあいだだけでも、
一時間早起きして一時間早く寝ることで、電気を節約しよう、
ということなんですが。
人間の生活がいかに夜型にシフトしてるかってことですよね。

しかし、じゃあどれくらい節約できているのか、となると、
どこかで読んだけど、忘れた~、としか言えません。
あ、もしや、と思ってメキシコの電力会社のサイトを探したら、
なんかけっこういろいろ載ってました。
で、せっかくなので、それをご披露しておこうと。

メキシコの電力会社の公式サイト、トップはこちら
右上に、英語バージョンのボタンもあります。
まあ……中身は見てないのでどんなレベルかわかりませんが……。

で、サマータイム(horario de verano)についてはこちら
スペイン語ですが。

ここからいろいろリンクを辿っていくと、面白いデータがたくさん。
たとえば、サマータイム採用の国の分布
地図になってるので、スペイン語知らない人でもどうぞ。
赤い国がサマータイム採用、黄色いのが未採用です。

じゃあ実際どれくらいの節約になったのか、ということは
こちらに書いてあります。
が……さすが、メキシコの役所仕事、何が言いたいのかさっぱりわからん。

ですがまあ細かいことはいいとして、おおむね、で解読してみたところ。
2006年のサマータイムによる節電量は
1150 Millones kWh(キロワット時)。

Millonesってのは100万のことだから……
11億5000万キロワット時
つうことですかね。

それがどのくらいの電力になるのか、というと、
バハカリフォルニア・スール、ドゥランゴとサカテカス、
三つの州の一年間の個人電力消費量に相当する、と書いてあります。
(個人、ってのは一人って意味じゃなくて、法人に対する個人かな)

三つの州の選択基準が今いちよくわからんのですが、
まあ要するに数字の帳尻合わせに選んだだけ?

そして、その前の年、2005年のサマータイムによる
節電から導き出される国の費用節約は
11375 Millones de Pesos
113億7500万ペソ、だそうです。

その余ったお金を、いいことに使ってくださいね~~?
政治家の懐に入れちゃ、イヤですよ?



さて、こちらにはちょっとしたデータが集めてあります。

2006年の時点でサマータイム採用しているのは86ヶ国だとか。

初めてのサマータイムは1916年、第一次世界大戦中に採用されたとか。
戦争中だから、節約に知恵を絞ったんでしょうなあ。

メキシコでサマータイムが始まったのは1996年の4月だとか。
私が来た、次の年だったんですね~。
来たときにはサマータイムなかったの、覚えてます。
でもそれも一年だけだったのね~。

なぜかメキシコでもバハカリフォルニアでは1942年(!)から
サマータイム使ってるとか。
どうしてだったんでしょうか? これは不思議。
まあそもそもあの辺は時間帯が中央とずれてますが。

その下には、この10年間の節約の数値が表になってます。
合計がいきなりてっぺんに来てるところだの、
入力明らかに間違えてるだろ、だのは、
まあメキシコだからと目をつぶってください。

年を重ねるごとに、数値が大きくなってるのも面白い。



正直言うと、メキシコでサマータイムやるって聞いたとき、
意味あるのかなあ、と思ったんですよね。

それまで住んでいたドイツでは、すごく意味がありました。
緯度が高いので、夏と冬で日の長さがすごく違うんです。
でもメキシコは、そんなに変わらないし。
アメリカが早めたって聞いたときも思いましたが、
だったらいっそ一年中サマータイムにしてしまえばいい、
要するに、人間の生活リズムを強引にずらしてしまうことですよね。
でもきっと、そうするとまたズルズルと夜型にシフトしちゃうんだろうなあ。

ドイツなんかだと、それはできません。
子供のころ、冬場はまだ真っ暗な中、起きて
凍った雪をざりざりと踏みながら学校へ向かいました。
それはそれで、何だかワクワクしましたけどね。

まあその分、夏は日が長くて、
サマータイムだと夜の10時くらいまで明るかったです。
学生としてドイツに行ったころの私は、
暗くならないと勉強できなかったので困りましたが(笑。

今は……日本との時差が15時間か14時間(サマータイム時)で
コミュニケーションできる時間帯が微妙に変わるので、
サマータイムはけっこうありがたいかな~。



というわけで、今日は写真無しですみません。
長文にお付き合いくださり、ありがとうございました!

オアハカサントドミンゴの博物館

2007-03-14 05:06:12 | 観光
オアハカのサントドミンゴ教会、
何回かに渡ってお見せしましたが、その中の
博物館になっている部分を今日は紹介します。

修道院だったところなので、やはり主に
スペイン人たちがやってきた当時の植民地時代、
使われていた文物がテーマ別に並べられています。

 

こんな感じで、ヨーロッパの歴史博物館とよく似ています。
たまに、合間にメキシコらしいものが挟まっていたりしますが、
宗教関係のものは、あまり区別がつきません。



「音楽」と題された部屋の展示物はこんなんでした。
音楽というより、仮面大集合?
でもまあ、笛を吹いているお面とか、
弦楽器にマラカス、ボンゴ紛いの打楽器などもありますね。
この部屋はごく小さくて、たぶん修道僧の個室だったのではないかと思います。

見ていてやっぱり面白いのは、メキシコっぽいもの。

 なんかかわいい。

 メキシコに髑髏は欠かせません。

 アルマジロの甲羅を使ったお面。

などなどを眺めつつ、暗い部屋を歩き回る合間には、
前にお見せしたような外の風景も楽しめるわけです。

二階のあるベランダから外を見たら、こんな庭がありました。



すごいハシラサボテンだ~~!
このあいだを歩き回ってみたい。



植物園らしくて、各種サボテンが見事に並んでいます。
これはどうしても間近に見たい!
と思って、どこから行けるのかと聞いて回ると、
いったん教会を出てぐるっと回ったところに入り口がある、
別口の植物園だと言われました。

それで、もう広いところを歩き回って足がけっこうくたびれてたんですが、
頑張っててこてこと歩いていくと、
ちょうど閉まったばかりだという。
でも受付のおじさんがいるので、
え~、日本から来てこれがラストチャンス!
10分だけでもいいから入れてぇ、とおねだりしてみたら、
うーん、入れてあげてもいいけど、
問題は入場料が50ペソってことなんだよね、と。

む~、いくらなんでも10分のために50ペソはなあ。
見回しましたけど、入場料が書いてあるところはなく、
もしかしたらこれは迷惑料込みのお値段だったのかも。
でもやっぱりな、ということで諦めました。
まあ疲れてもいたしね。

オアハカに行く人でサボテン好きならぜったいお薦めです。

雑貨屋さん

2007-03-12 13:54:22 | 


三輪バイクの雑貨屋さん。
タワシにモップ、箒、スポンジ何でもあり。
ガタガタアスファルトの道を、ずばばばば、とエンジンから煙吹きつつ走ります。

関係ないけど、子供のころ日本で、
竿屋がトラックで来てたことを思い出しました。

「竿はいらんか~、竿~、日本で~」

って言うから、日本で一番長い、とか一番安い、とか言うのかと思ったら、

「千円~」だって。

あ、日本でじゃなくて二本で千円ね。
でも一緒にいた父親も同じことを思ったという、関西でのお話。

花ゼリー

2007-03-11 12:39:39 | 食べ物・飲み物
今日は電気の工事で9時から14時まで停電、とお知らせがあったんですが、
8時半にいきなり停電!
私の無停電装置、いかれかけているので、ぶっちり切れましたムカー
そのおかげで、復旧してみたらファイアフォックスのブックマークが全部吹っ飛んでて、
焦ったのなんのって。
まあどうにか復旧できましたけどね。

それはまあいいとして、停電のあいだお出かけして
プラサをぷらぷら(ダジャレじゃないです)してたら、
こんなもの見つけました。

 

こんなの、日本のほうが得意そうだから、ありますかね?
花の入ったゼリー。

ダンナが食べたがるので、一個買ってみました。

 ぴっちりプラスチックに入ってます。

 お皿に出したところ。
真ん中に綺麗に載ってないのが、亀家の流儀?

お店のお姉さんに、この中、なんなの?って訊いたら
「全部ゼリーです」とのこと。

 ダンナと半分こ。

確かに、全部ゼリーでした。
ほんとの花びらだったら、こんなふうにスプーンでざっくりとは行きませんよね。



無惨な断面。
あっという間になくなってしまいました。
お味は、ゼリーでした。普通でした。
食べるより見るほうが楽しいかもですね。
あ、お値段は16ペソ(160円くらい)でした。

オアハカのサントドミンゴ教会 2

2007-03-10 12:48:47 | 観光
さて、昨日の続き。
でかいサントドミンゴ教会。
博物館なので、いろいろ展示物もあるんですが、
それはまた今度お見せするとして、
今日は建物自体の写真をさらにご覧ください。

 廊下~~~~

この景色は割と好きです。
質素で幾何学的、でもちょっと模様もあったりして、
正面のアーチを抜けた向こう側にはひっそりと十字架が。
廊下に落ちる太陽の光も柔らかで、柄にもなく敬虔な気持ちになれそう。



外はやっぱり、さんさんと輝く昼の太陽、青い空。
このギャップもまた、修道院での楽しみですね。



この修道院には中庭がいくつあるんだったか……。三つか四つかな?
囲まれてひっそりとした空間もいいですね。



こちらは昨日お見せした、入ってすぐのところにある中庭を
二階から見下ろしたところ。



もう少し歩くと、またキンキラキンの天井。
翼の生えたライオンに乗った人?



うっそりと暗い廊下から、真っ青な空が覗いているのも気持ちいいです。



明と暗を交互に歩く人。
なんちゃって。

オアハカのサントドミンゴ教会 1

2007-03-09 14:20:33 | 観光
更新滞りがちですみません。
大きなネタかうんとつまんない小ネタばかり残ってきて、
ちょうどいいのがなかったりして、
ついつい……。

それではいかん!と心を入れ替えて、
大ネタを小出しにしていきます(をいをい。

てことで、今日はオアハカのサントドミンゴ教会、
今は歴史博物館になっていますが、
その内部の豪華絢爛なところを。



前にも図書館ネタで、この外見の写真はお見せしたと思います。

修道院に入ると、



小石を敷き詰めた中庭と、突き抜ける青空。

修道院って、僧侶が清貧生活を送るところだろうと思うんですが、
神の偉大さを日々体感するためには、立派で美しい建物が必要なんでしょうか?

 きんきらきん~の天井から見下ろす聖人たち

 単なる階段

 その上部

きんきらきんで心を清めて神にお仕えしましょうね……?
いえいえ、嫌味(?)は別にしても、
やはり庶民は圧倒されてしまう素晴しさですよね?

続きはまた明日。

アカコヤグアの文化会館

2007-03-07 12:25:46 | 日系移民関連
今ちょっと用事があって、シティでいつもお世話になるIさんにお電話したら、
思いがけずまたアカコヤグアの名を聞きました。

なんと、榎本移民に興味を持たれた漫画家さんが、
取材にいらっしゃるのだそうです。
榎本移民とアカコヤグアの日系の皆さんのこと、
コミックになれば若い人たちにもたくさん読んでいただけるだろうし、
いやあ、すばらしい、いいお話ですねっ!
とすっかりひとりで盛り上がってしまいました。

そこで、まだチョボチョボと残っているアカコヤグアの写真をば。
シマちゃんの元職場ですが。

村の外れにいきなり、和風家屋。



メキシコ・日本文化会館、というのが正式名称でしょうか?
門を入って左手に、



1996年4月20日に設立、とあります。
100周年を前に、ということでしょうか?

Iさんに言われて気付きましたが、
今年は移民110周年です。
あの100周年記念をやったときから、もう10年。
早いもんですねえ。
(て、私は当時何もしませんでしたが)

さて、文化会館、
けっこう厳重な格子に錠前、開けてもらって中へ入ると、
そこは日本語学校。



七夕と鯉のぼりと、壁には日本のポスター、KYOTO、TOKIO、
そして日本地図に、シマちゃんお手製の50音表。



生徒さんたちが書いたお習字も、
一字一字に個性が、そして選ばれた単語にユーモアが。
ひとつずつ鑑賞して、突っ込んで楽しませてもらいましたよ。
七夕にぶら下げられた皆さんのお願い事にも、
笑ったり唸ったりほろりとしたり。

さらには、壁にガラスの額に入った古い一葉の写真。
すいません、感動のあまり写真を写真に撮ること忘れてしまいました。
が、さまざまな資料で見ることのできる、
榎本一次移民の皆さん勢ぞろいの、あの写真です。

今は……この空間、どうなっているのでしょうか。
きっとシマちゃんの志を継いだ生徒さんたちが集まって、
自分たちで日本語学習を続けていることでしょう。
本当に、本当に、何とかならないものかと歯がゆい思いです。



ところで、この記事で、ここに掲載する写真が
ついに、2000枚となりました。
皆さま、ご愛顧ありがとうございます。

斑入りマゲイ

2007-03-06 06:40:17 | 植物
昨日、投稿しようと記事を書いてたらブラウザがフリーズしやがりました。
あっさり諦めました(言い訳)。

さて、マゲイ(リュウゼツラン)はこれまでにもいろいろ紹介してますが。
ときどき散歩に行く防波堤の食堂横に、
斑(ふ)入りの綺麗なマゲイがあるんです。
いつも、綺麗だな~、写真撮りたいな~、と思いつつ、
夜のことが多くて、撮れませんでした。
こないだ、ようやく昼間に行って、カメラもあって(その後壊れたわけですが)
時間もあって、撮りました。
食堂の他の客が、座ったり立ったりしてる私に笑ってましたが、
気にしてはなりません。



だって、ほら~、こんなに綺麗なんですもん。
真ん丸くて、トゲトゲ。

 自然造形の美。

 あんまり意味はない構図。

 空に突き立つトゲ。

マゲイは、テキーラを作ったり、
エネケンから繊維を取ったりするわけですが、
この種類はたぶん、純粋に観葉植物なんでしょう。

綺麗だね~、とうっとり眺めてたら、ダンナが、
「前、こういうの持ってた。けど枯れた」と。
ああ、なんかサボテンとかリュウゼツランいっぱい持ってたドイツ人教授が
国に帰るときにみんなに分けて帰ったって言ってたね。
花が咲かないよう、ちょん切れって言われてたのに、切らなかったんでしょ。
その話は聞いたけど、こんな斑入りの種類だったんだね~。知らなかった。

でもまあ、考えようによっては、花を咲かせて綺麗に散ったほうが、
リュウゼツランにとっては幸せな人生(?)と言えるのかも。

この防波堤のリュウゼツランも、花をちょん切られている口なのかなあ。
まあでも、もうしばらく綺麗な姿を楽しませてください。

メキシカンな朝食

2007-03-04 06:10:10 | 食べ物・飲み物
前にも同じものを紹介したことありますが(こちら)、
今日のはもっとちゃんと、庶民派レストランというか、食堂で食べたもんです。

クレーン船(これもまたお見せします)が働く防波堤を眺めながら、
安くてたっぷりでおいしい朝食。
これぞメキシコならではの幸せ?

  

メインディッシュと、トルティーヤと、果汁100%オレンジジュース。
トルティーヤは、これで二人前。
何十枚出してくるんですか、と呆れました。
ケチなレストランなんかだと、追加注文しないと足りないくらいだったりしますが。

メインディッシュは、


ハム入り掻き卵、フリホーレス(黒いの。豆の塩煮込みすりつぶし)、
プラタノ・マッチョ(バナナの一種)を揚げたもの、
そしてアボカド一切れ。
うち的には、これはけっこう豪勢な朝ご飯です。

これに、

 

欠かせないチリソースと、刻み玉ねぎがつきます。

このチレソース、ジュースを撮ったときに端っこに写ったものなんですが、
光っちゃってるのでちゃんと撮りなおそうと思いました。
そしたら……。



げげげげ、こんなん、なっちゃった~!
どうしたんだ、と何度撮り直しても同じ。
モードをいろいろ切り替えてみましたが、ダメです。
まあこのカメラ、前からたまにおかしくなることあったんですが、
いよいよ本格的に壊れたんかしらん。
困ったもんです。
まあこれは、新しいものに浮気してないで、
今あるネタをさっさと消化しなさい、ってことかも。

で、このソースをどうしてわざわざ撮りなおそうと思ったかと言うと、
実はボーイさんが持ってきたとき、ダンナが、
「これなんだ~?」と。
見ると、体長2mmくらいのちっちゃな虫が、真っ赤なソースの中を泳いでます。
コメツキムシみたいな感じ。
必死で泳いでます。
まあ汚ない虫じゃないでしょ、とダンナがスプーンですくい取ったんですが、
そのスプーンから降りようとしない。
私がさらにティースプーンでそれを掻きだして、
人命救助、じゃなくて虫命救助いたしました。

ところが、メインディッシュを持ってきたボーイが、
このソースを新たに持ってきて、虫が入ってたのは持ってっちゃったんですよね。
何も言ってないのに。
もしかして私らの救助活動を、見てたんでしょうか。
メキシコにしては珍しく気の利いたことをするもんです。
別に、替えてくれなくても良かったんですけどね。

いやまあ、それで、
真っ赤なチリソースで溺れて死ぬのって、
一番イヤな死に方かもしれないな~、と思いました。
虫は、全身辛くてたまんない~~~、とかいうこと、なかったんでしょうか?
けっこう元気に(必死に)泳いで、
救い(掬い)出されたあとはどこかへ歩いて行きましたけど。
私は、ぜったい、チリソースには溺れまい、と思った朝でした。

禅キーボード

2007-03-02 03:47:31 | 雑談
サボっててすみません~。
あげくにこんなネタなんですけど。

ちょっとパソ環境をもう少し何とかしようと思って、
いろいろ画策中なんです。
で、今日はメモリ増設をするために街中のお店に行きました。
ついでにノートパソの修理も頼んでみる。
ダメだったら新規購入、かなあ。
と思って、おいくらくらいするものなのか偵察にも行きました。

まあノートパソは修理の具合次第なのでまだわからないんですが、
そう言えばキーボードがもうだいぶヨレヨレだったな、と思って
店の棚を眺めてみました。

皆さんお察しだと思いますが、
私、日がな一日パソに向かってます。
よって、マウスとキーボードはほとんど消耗品。
最近、中国製のがすごい勢いで出回ってますよね。

私は手が小さいので、マウスでも普通サイズだと大きすぎて
手が痛くなるのでイヤ。
ノートパソコン用の小さいのが好きです。
でも中国製、安くていいんだけど、ちょっとチャチかも。
割とすぐに壊れます。
半年から一年に一度くらい。
で、中国製じゃないマウスはないのか!
と思って一度探したんですが……
ありませんでした
あれもこれもそれもどれも、み~~んな中国製。
中国産業、恐るべし。

で、キーボードも、ストロークが浅いのがいいです。
ノートパソを3年ほど前に初めて使ってみて、
そのコンパクトさとストロークの浅さ=打ちやすさに感激。

それで今のパソを買ったとき付いてきた安物キーボードは
当然気に食わなくて、新規に購入。

でも、それも二年ほど使ってたらキーが一個取れちゃいました。
矢印キーなので、右端の数字キーをブロックして代用。
ちょい面倒だったけど、慣れてしまえばなんとでもなる。

ということでずっと壊れたまんま使ってたんですが、
今日お店を見てて、まあキーボードも新調してもいいかなあ、と。

で、見つけたのが、こんなの。

 

ZEN EDITIONですよ!
こっそり中国製より、このくらい堂々としてると、いいですねえ。

キーボード、安いのだと120ペソくらいからあるんですが、
そういうのはいかにも安物~、で、手触りもストロークも問題外。
高いのは600何十ペソとかありましたけど、
この禅キーボードは449ペソでした。
まあ中の上くらい?

でも、「ソフトタッチ」って売りで、
キーが薄いです。
それも気に入った理由のひとつ。

店の棚でガサゴソと勝手にいろんな箱を開けて、キーまで確認。
袋の上から「テストテストただいまテスト中」とか書いてみる。
店の兄ちゃんが、「何かお探しですか」って声かけてきましたけど、
見りゃわかるでしょうがそんなもん!
でも、「いや~、見てるだけなんで」とか言っちゃって、
さらにガサゴソ。
ゴキブリと化した亀。

で、まあ安くはないけど毎日何時間も使うもんだし~、
てことで、結局一番気に入ったこの禅キーボード購入~。



おお、黒光りしてきゃでらっくのようじゃ~。
パソにセットしたら、さっそく埃がくっついて目立ちますが……。

これまでのは、お疲れさま~。



ちょっとね、手がいつも当たるところがハゲハゲになってたりして、
だいぶ惨めっぽくなってました。
右矢印キー、今でもついつい数字キーのところまで手を伸ばしそうになります。

ちょっとキーの微妙な大きさや配置が違うので、
まだ間違って打ったりしますが、
すぐに慣れるでしょう。

さて……。
キーボードで書いたら、
どんな素晴しい文章が書けるかなあ~~?

しかし、箱の裏とか見ると、メインはハングル文字なんですよねえ。
メイド・イン・チャイナではあるんだけど……。
と思ったら、サムソン・コーポレーションって書いてますね。
なるほどね。
最近は中国にまで韓国資本が伸びてるんでしょうか。

まあ何にしても、これからこのキーボードで
ますます深遠で高尚な文章が……書けることを祈ってます。