メキシコの隅っこ

メキシコの遺跡や動物、植物、人や風景などを写真で紹介してます

プロサッカー生観戦……?

2007-02-26 12:27:23 | サッカー
土曜日、ペキンチキンを食べたあと、
プロサッカーの試合、生観戦してきました。

レアル・ヴィクトリア・カルメン対コネホス・デ・チアパス。

メキシコサッカー四部リーグの、我が地元チームです。
地元チーム、ふたつあるんです。
でも、これが初の観戦でした。



まずはメキシコサッカーの仕組みを簡単に。
四部までがプロ扱いとなります。
一部リーグから四部リーグまで、所属チームは全部合わせて283チーム。
聞いた話では、日本のプロサッカーは二部まで、30チーム?
文字通り、桁が違います。

一部リーグは(私がいつも見てるやつで)全国に18チーム。
二部リーグ(Primera Aと言います)は全国に20チーム。

三部リーグからはややこしくなって、
(Segunda Divisionと言います。
 セグンダ(二番目)ですが、三部リーグです)
五つの地域に分かれているようです。
南地区  12チーム
中央地区 16チーム
高地地区 14チーム
西地区  14チーム
北地区  12チーム  合計68チーム

四部リーグには
11の地区に分かれた177チームが所属しています。
I:   14チーム
II:  18チーム
III: 20チーム
IV:  18チーム
V:   18チーム
VI:  14チーム
VII: 16チーム
VIII:16チーム
IX:  14チーム
X:   18チーム
XI:  11チーム    合計177チーム



で、私の住むカルメンはプロチームをふたつ持っていて、
ひとつはデルフィネス(イルカ)というカルメン大学のチーム、
もうひとつが、このレアル・ヴィクトリア・カルメン。

四部リーグの「I」グループに属しています。

で、昨日は両チームともホームゲームだったようです。
3時から、大学スタジアムでデルフィネスの試合と、
3時半から子供用スタジアムでレアル・ヴィクトリアの試合。

前者はたいてい20ペソの入場料を取られますが、
後者は、入場無料でした。
まあ……草サッカー場ですからね。

こんなの。



私たちが到着したのはちょうどハーフタイム中。
コンクリートの段々が付いただけの席(?)に、適当に座ります。
すぐ後ろにスピーカーがあって、ガンガンうるさい音楽。

始まるときに、1-0で地元チームが勝ってると言ってくれました。
どっちが地元チームなんだかわかんなかったんですが、
周囲の応援を聞いてると、すぐわかりました。
白と赤のシマシマがカルメン。
チバスみたいだなあ(グアダラハラの人気チーム)。



一枚目で、白ユニがチアパスのチームで、青いのが審判です。

上の写真は後半のキックオフ。
で、試合が始まりました。

まあ~、草サッカーですわな~。
おまけに選手たち、なんか、ちっちゃい~。
まだ子供じゃないの~?
17,8歳の感じがほとんどでした。
でもまあそんなもんですかね。
そこから才能ある人は引き抜かれて、三部、二部とのし上がっていくんでしょう。
でもプロというからにはこれでお給料もらってるわけで。
偉い。

試合レベルは、というと、もちろん一部リーグとは
まずピッチもボールもたぶんスパイクも、質が違います。
でもこの同じピッチで子供サッカーを見たことあるので、
それに比べればもちろん、断然うまいというか、当然ですか。

しかしチアパスチームのウサギ(コネホ)たち、元気がない。
おまけにGKも何だかなあ。
高く上がったループシュートを真下でキャッチ!
したと思ったら、ボロッとこぼすし。
うぷぷ、と思わず笑ったら、そこへプレッシャーかけたカルメンの選手に
肘鉄食らわせてイエローもらったGK。おいおいおい。
で、当然PKです。

 主審と線審が相談中

 ボールをセットし……

 ネットに突き刺さった瞬間。

これでカルメンチームは2-0です。
応援の皆さん、盛り上がってます。
ガンガン叫んでます。
中には、審判に向かって、教科書には絶対載ってない罵り言葉
オンパレードで叫んでる人もいて、みんな大笑い。

しかししばらくして、今度はチアパスチームがPK獲得。
私の座ってたところからは遠かったので、写真は撮りませんでしたが、
こちらも外すことなくしっかり決めて2-1.

そしてそのまま最後まで両者とも攻め込んではいましたが、
スコアは動かずに終了、カルメンチーム勝利です。

45分、コンクリの上に座ってると、
いくら天然座布団がお尻にくっついているとはいえ、
けっこう辛かったです。

でも、スタジアムにはワンコたちが悠然と。

 

喚くスピーカーにもめげずに、土曜の午後を過ごしてました。

まあ、わざわざ見にいくほどの試合か、と言われると躊躇しますが、
テレビカメラの角度じゃまず見られない青空に、
真っ白い真珠のようなボールが舞い上がる光景を見るだけでも、
楽しくてウキウキできることは間違いありません。

レアル・ヴィクトリアより成績いいらしいデルフィネスの試合も
そのうち20ペソ出してもいいから、見てみたいもんです。

ペキンチキン

2007-02-25 09:32:19 | チレとその料理
今日は、写真撮りたさに中華レストランへ行ってきました。

 レストラン「九龍」

割とおいしいです。
お値段も、中華にふさわしく気軽に行けるくらい。
初めて行ったときは、帰りの会計でいきなり
おじさんに中国語しゃべられてしまいましたが。

内装はなかなかに中国っぽく……?

 

いろんなものがちりばめてありますが、
あんまりよく見えなくてすみません。

で、前に行ったとき、
むむむ、これは!?
ってものを食べてしまったんですが、
その日はなぜか超満員で、写真撮るのためらってしまった。

ので、今日はリベンジだぁ!
でも私にはあれはもう一度食べるの辛い(からい・つらい)から、
ダンナに注文させよう、と思ってたのに、
そういう日に限って(いやいつも)ダンナは違うものを食べたいと言う。

うむ~、何のために来たの!?
諦めきれない私、思い切ってもう一度同じものを頼みました。

ペキンチキン

なんか、語呂が悪いですけど。
ペキンダックならぬ、ペキンチキンです。
要するにダックの代わりにチキン使ってるんでしょ?

と思って注文したわけです。

テーブルの上にはソース類。



しょうゆとケチャップ、はいいとして、
ハバネロソース(赤)とハバネロソース(黄)と、
Spirachaって何だか知らないが、それも要するに辛いソース

まあ……メキシコだしね。

で、ワクワク、出てきたペキンチキンは、こんなんでした。



チレのてんこ盛り~~~

これは今日のですけどね、まだマシで、
たったの22本しか入ってませんでした。
初めて注文したときは、28本入ってました。

薄切り唐揚げのチキンに、2mmくらいのみじん切りニンジン。
そしてこの、チレたっぷりのソース。

このチレはたぶん、中の上くらいの辛さのチレ・アルボルだと思います。
我が家の基準ですと、これを一本か二本
二人前の焼き飯とかに入れるとちょうど程よいピリピリ辛さ。

それが……28本。

死ぬかと思いました。

でも今日はね、前よりおいしかったです。
辛いことは辛かったんですが、たまらん、というほどではなく、
さらには前は揚げの衣が割とグチャッとしちゃってたのに、
今日はパリパリだった。

うん、これは案外いけるかもしれない、
と思い始めた、辛さ不感症への第一歩?

ところで……ペキンダックってこんな料理でしたっけね???

ノパールの危機

2007-02-23 04:04:38 | ニュース
今日は、ちょっと気になるニュースを。
ソースはこちら

----------------引用開始----------------------------

メキシコのサボテンが危ない? 食欲旺盛なガの上陸
[ 2007年02月21日 02時01分 ]

[メキシコシティ 16日 ロイター] かつてオーストラリアの広大なサボテン群生地帯を食べ尽くした食欲旺盛なガが、メキシコにやってきた。メキシコにおいてサボテンは食料として人気が高く、主要な農産物であるだけに憂慮されている。

政府は16日、カンクン近くで捕獲されたガは、オーストラリアのサボテン地帯5000万エーカーを破壊したものと同じ種類である可能性があり、メキシコのサボテン農地に広がるおそれがあると発表した。

昨年には、カリブ海の島イスラ・ムヘーレスでこのガが発見され、政府による大規模な害虫駆除が行われた。
害虫駆除エージェントが海岸線沿いに何百もの罠を設置し、ガの上陸を示す兆候はないかホテルや家屋を捜査している。
「これは戦争です」と、「メキシコの動物および植物の健康」代表のエンリケ・サンチェスは言う。 「もしたくさんの数が上陸したら、私たちは可能な限り殺虫剤で消すつもりです」

ノパールと呼ばれるメキシコの食用のサボテンは、年間1億5000万ドル産業と言われており、 およそ1万人がサボテン栽培を生業としている。
メキシコ各地の市場では、業者たちがすばやく動く指でサボテンの葉をむしり、あざやかな緑の山を積みあげている。
サボテンの葉は火を加えるとぬめっとした質感とぴりっとした味が出る。それをタコスにはさんだり卵と混ぜたりして食べる。繊維、ビタミン、ミネラルが豊富で、自然療法の世界では減量に効くとも言われている。

このガは南米原産だが、1925年にウチワサボテンの繁殖をコントロールするためにオーストラリアに持ち帰られた。当時、ウチワサボテンは1839年の1本から、5000万エーカー以上に広がっていた。
このガは10年間でクイーンズランドとニューサウスウェールズのサボテン地帯を破壊し、その土地は再び農地として利用されるようになった。

ガはメキシコのテキーラの原料となるリュウゼツランには影響をおよぼさない。リュウゼツランはサボテンに似ているが、違う科の植物なのだ。

----------------引用終わり--------------------------

うーむ、トウモロコシの値上がりに続いて、
ノパールまでやられてしまったら、庶民は何を食べればいいのでせうか!?
ノパール(ウチワサボテン)については、このブログでもこれまで、
植物自体も、花も、遺跡などのコーナーでお見せしましたし、
スーパーのノパール売り場ノパール料理も紹介しましたっけ。
そのくらい、生活に根付いた大事な植物です。

この「ガ」って何だろう?
と気になるのが生物屋のサガ。
調べてみました。

スペイン語の記事はこちらとかこちらとか。
こっちの記事には、食われているサボテンの写真があります。

ガの成虫や幼虫の画像は、グーグルで学名入れると、ある程度出てきます。
ここクリック。

Cactoblastis cactorum という名前のガらしいですが、
うーん、いかにもサボテン食います!って名前だなあ。

この最後の記事によると、成虫は3cmにも満たない大きさで、
サボテンの根っこ近くに隠れ、明け方になると出てきて交尾し、
サボテンのトゲによく似た細長い卵を産み付ける。
その卵一個からは100匹くらいの幼虫が生まれるとか。

メス一匹は寿命である約9日間に、こういう卵を三つくらい産める、
つまり、一匹のメスから300匹くらいの幼虫ってことですね。

幼虫たちは、サボテンをバリバリぼりぼりムシャムシャ、と
食い尽くしてすっかり枯らしてしまうんだとか。

アルゼンチン北部原産で、フロリダとかにはすでに上陸。
そこからだんだん広がってメキシコにもやってきたということで、
イスラ・ムヘーレスなんかでは去年くらいに見つかってるそうな。
でも、今回はキンタナロー州の大陸部に見つかった、というのが怖いところ。
ノパールはメキシコには111種あるんだけど、
それが支える生態系は、昆虫や鳥、小型哺乳類など、けっこう広大。
それが全滅してしまったら、
ノパール食べる楽しみがなくなる人間ばかりの問題ではないですね。

どうにかこの害虫を抑えてほしいもんです。

やっぱり写真がないのは寂しいので。
トゥーラの遺跡で撮ったノパールたちの写真を。

  

サパタのカーニバル

2007-02-22 08:39:30 | 催し物
終わったころに話題が出てくるのが、とっても、亀。
カーニバルです。
ええ、もう終わってます。

先週末の土日と、そして昨日の火曜日が
メインの催し物があった日のようです。
私は……家にこもってサッカー見てましたけど。

一応誘われたんですが、週末はやや風邪気味でぐったり。
火曜日は、サッカーがめっちゃ忙しかった。いやマジで。

それにさー、言っちゃなんだけど
カルメンのカーニバルって毎年同じじゃないの?
なんか今年は巡回路をちょっと変えて、
海沿いの道だけにしたそうですけど。

それよりも、金曜の朝になってmumuちゃんからメール。
今晩、セニョーラス(既婚女性)のダンスあるんだけど、来ない?

う~わ~、行きた~~~い!
でもその日は、ダンナが出張でいませんでした。
うむ~、残念無念。

というわけで、タバスコ州エミリアーノ・サパタ町の名物カーニバル、
今年も見損ねました。
来年こそは!!!!

でもmumuちゃんが写真送ってくれたんです。
掲載許可もいただきました。
なので、ギリギリ「灰の水曜日」の今日、
カーニバルの話題です。
写真はすべて、mumuちゃんに著作権があります。

なんでも、上に書いたように、既婚女性だけが参加するダンスパーティらしい。
もちろん、仮装ダンス
男性がいないので、かな~りダイタンらしい。

どれどれ。
これは去年の写真だということですが。

 いよ~~ッ!

 およよ~~!

 うわあああっ!

う、うむ……、皆さん、ダイタンだ……。
男子禁制となると、まあハッチャけてしまうオバサンたちの気持ちも
わかるんですけどね、
まあ楽しければいいんじゃないでしょうか。
こういうところで、思いっきり楽しむのがうまいメキシコ人。
遠慮なんかしたって、始まりませんもんね。



で、今年もmumuちゃんとお友達、気合を入れて仮装して。
コンクールなんだそうで、目指せ一等賞!

ということで、おおっ、素晴しい衣装だ。



ええと、黒いのがオオハシで、
赤いのがコンゴウインコ、
緑がケツァル(皇帝の羽飾りになった鳥です)、
そして青いのがクジャクでしたっけ。

鳥シリーズで皆さん、踊ったそうです。
見に行きたかったな~~~

さて、mumuちゃんはどこかって?
それは、ナ・イ・ショ。
わかる人だけわかってね。

もひとつおまけにもらった、美女の写真



未来はクレオパトラですね。

mumuちゃん、楽しい写真を、どうもありがとう~。
来年こそは、カメラ抱えてサパタまで飛んでいけるよう、
頑張りたいと思います。

木を絞め殺す木

2007-02-21 03:58:35 | 植物
ジャングル、というか原生林の中で、割と見かける木ですが。

 

ギリギリと立ち木を絞め殺す木です。
単に、支えにしてるだけでしょ?と思ったんですが、
遺跡案内してくれた植物に詳しい男の子に言わせると、
そうじゃなくて、本当に殺してしまうんだそうです。
立ち枯れた木を支えに、自分だけ意気揚々と枝葉を伸ばす?
「マタアルボレス」(まんま、Mata=殺す、Arboles=木々)という名前を教えてもらったけど、
Matarbolesと綴るのか、Mataarbolesとaを重ねるのか、わかりません。
辞書には載ってないしね。

なんか、巻きつかれた隣の木? 同じ木?
は、苦しいのか知りませんが、枝から根っこ垂らしちゃってるし。



こちらは、その男の子と、並んで歩く近所のおじさん。



写したかったのはもちろん、手前の木で、
赤い幹の木(これも前に名前教わったんですが忘れました)と、
並んで立つもう一本の木が、肩を組んでいるように見えますが、
そのふたり(?)をがっちりと取り囲んで絞め殺す、マタアルボレス。
赤いほうなんか、足元きっちり押さえ込まれて……。

でも、何だかよくわからない不思議な光景もあって、



これなんか、実は種類が違うんでしょうか?
絞め殺しているというよりは、松葉杖状態。
どっちがどっちに絡んでいるんだか、よくわかりません。

そしてこれまた。

 

切り株を支えに、抱きついて、
でもそこから上は普通に伸びているので、普通の木なんだろうか?
にしても、この根っこの抱きつき具合は不気味です。
まるで、超巨大な粘菌のようです。

しかし、植物の世界もけっこう生々しい生存競争、あるのだなあ。
ギリギリと巻きつかれると、植物も苦しいのだろうか。
トゲだらけのセイバの木には巻きつくほうが嫌がって遠慮するのだろうか。
それとも痛覚がないから、トゲが食い込んでも平気なんだろうか。

いろいろ想像すると、SFな世界です。

鼻くそ王子のいる遺跡・ベカン

2007-02-20 04:05:50 | 遺跡
ベカンは、前にも紹介してますが、
お堀でぐるっと囲まれていたり、
円形祭壇があったりする、ちょっと珍しいかもしれない遺跡です。

カラクムル遺跡群(と勝手に名付ける)のひとつ。

ここの案内板は、これまた珍しくカラフルで立体的。



見やすくていいんですが……
番号が振られてません。役にたたねえ~。

でもとにかく、一番北にあるピラミッドが一番高いということと、
手前の広場になったところに円形祭壇があり、
その南側に塔二本の大きなピラミッドと、
そしてぐるりにもそれぞれ建物がある、という概要だけは見て取れますね。

入り口は一番右にあって、
矢印が左を指しているのが順路です(一応)。

というわけで、去年の12月、これまたシマちゃんと行ってきました。

入ってすぐ左手に見えるピラミッド。

 とにかく何でも登ってしまうチバスな人と、

 とにかく黙々と歩くティグレスな人。

これで私がクルスアスルとかアメリカのシャツでも着ていたら完璧?

ティグレスな人が歩いているのが、地図で矢印に示される
マヤアーチの抜け道です。

抜けた右手にあるのが、高さ32mのピラミッド。



その隣にあるピラミッドは



てっぺんのトサカが綺麗。
これは登って、裏側へ(何とか)降りました。

ぐるっと回ると、例の球技場があり(でも何もなかったので写真もなし)、
そこを抜けて、
大きなピラミッドの裏側へ来ると、
そこに大仰なガラス張りで保護されたスペースがあります。

保護するのはいいんだけど……。
ガラス拭いてほしいかも。



曇ったガラス越しに、どうにか撮影してみたこれは、
シマちゃん命名「鼻くそ王子」です。
うん、でっかいのがふたつ、付いてますね。

彩色がまだ残っているので、大事にガラスかけているんでしょう。
ここは他にもいろいろと幾何学模様やなんかがきれいに残ってました。

 こんな塀の飾りとか。

 何かを表わしているのであろうマヤ文字とか。

 なぜか半分埋もれたマヤ十字とか。

円形祭壇を取り囲むピラミッド群、特に南のは圧倒的で、

 

いやあ、やっぱり青空の下、遺跡をお散歩するのは楽しいもんです。


ティラノメックス

2007-02-18 03:26:42 | ニュース
昨日のニュースなんですが。

一週間くらいで消える記事なので、全文コピペしておきます。
ソースは一応、こちら

---------------引用-----------------------------------

メキシコで1億1000万年前の恐竜の足跡
[ 2007年02月16日 17時52分 ]

[メキシコシティ 14日 ロイター] メキシコ人男性が干上がった川の岸で約1億1000万年前の恐竜の足跡を発見した。研究者が13日、明らかにした。

生物学者のオスカー・ポラコ氏によると、中央メキシコの砂漠地帯に住む地元の男性が発見した足跡は、当時海に近かった湿地帯だったその場所に水を飲みに来た3種類の古代生物のものだという。

足跡の化石が、どの恐竜によってつけられたかは、さらに研究が必要だという。足跡で最も大きいものは長さ60センチあった。

「今のところ、足跡が白亜紀初期に棲息していた恐竜のものだということだけははっきりしました」

白亜紀初期は、ジュラ紀に続き、1億4400万年前に始まった。白亜紀は6500万年前に絶滅した恐竜が栄えた最後の期間に当たる。

足跡は地元協力者が所有する土地に残されており、その場所を保存するために柵を張り巡らせた。

---------------引用終わり-----------------------------

「中央メキシコの砂漠地帯」って、具体的にどこよ?
と思ったら、プエブラのどこからしいですが。
プエブラに砂漠ってあったのね~。

スペイン語ソースだとさすがにもう少し詳しく出ていて、
こことか。
足跡は全部で40個ほどだとか、
長さは30~60cm、幅は15cmくらいだとか。

まあメキシコにも恐竜くらいいたでしょ~、
そんなにびっくりするほどの発見でも、とは思いますが。
いや、このブログのお知り合いの誰かの地所に、とかだったら、
ものすごく嬉しい、というか見に飛んでいきますけど。

それよりも、ですね。
思い出したものがあって、それをお見せしたくて、このネタなんです。



ドイツの有名なカリカチュアなんですが、
メキシコネタだというので友人たちがアルバムに貼ってくれてたもの。

キャプションには、
「ちなみに、河の南は恐ろしい畏敬の念を呼び起こす
 ティラノサウルス・メックスによって支配されていたことに
 疑いの余地はない」
とあります。

このニュースの足跡も、きっとこの恐竜のものだったに違いない!

ところで、そう言えば、今私が着てるシャツ、こんなんです。
       ↓



こないだ研修に行ったダンナが、
「ハイ、お土産~」って買ってきたもん。
ン十歳の妻に、このシャツですか……。

ええ~!?
と言いつつ、結局着てる私も私ですがね……。

蛇の口の家、チカナー

2007-02-17 07:45:43 | 遺跡
たまにはマジメに書かないと見捨てられてしまう~、
ということで、今日はまた久しぶりに遺跡の話を。

カラクムルへ行く途中にある小さな遺跡のひとつ、
チカナーは以前にも紹介しました。
こことかここ
写真がでかいですが、びっくりしないでくださいね。

前回はお天気今いちでしたが、
今回は、シマちゃんと一緒にカラクムルへ行った、昨年12月の写真。
シマちゃんのお天気パワーで青空でした。

まずは遺跡内の案内図。



わかりやすいというか、何もわからんというか。
順路くらい書いとけッ!と思いました。

まあでも道はそんなにいろいろないので、とにかく歩きます。



まずは遭遇するのは、このトウモロコシの神殿。



探検家が約一名、登ってます。
私たち(=私とワンコ)もあとから、えっちらおっちら追いかけてみました。

細い階段を登って、左右に分かれているのを、
確かシマちゃんは右に登ってたよな~。
と右に行っても、シマちゃんはもう影も形もない!?

と、ワンコが階段の向こう側をしきりと覗く格好。
む!? 何者!?



未知との遭遇
だって、ほら!
   ↓


宇宙人の残したモールス信号。かも。

そして前にもお見せしましたが、これが名前の由来の、
「蛇の口の家」チカナー。



何度見てもすばらしい、大口ですな~。
他にも、いくつも崩れたピラミッドがあって、
整備も半分、いかにも埋もれた遺跡~、って感じです。

もっとも、道はちゃんとついていて、



こんな感じののどかな散歩道。
ワンコもご機嫌で歩いておりました。

途中に、井戸かな?
こんなものがあって、

 

ワンコと一緒におそるおそる覗いてみましたが、
中には別に、水も、その他の怪しげなものも、ありませんでした。

30分くらいでぐるっと一周できる遺跡です。
小振りだけど、最初のピラミッドや蛇の口の家の表面のマヤ文字は
保存状態非常に良好で、見ごたえあると思います。

メキシコについての本とか

2007-02-16 09:12:54 | 文学
すみません、今日は別ブログでお茶を濁しておきます。
(あ、お茶飲みたくなった~)

ご覧くださってるかたもあるかと思いますが、
本に関するブログのほうに、
ミクシィに書いていたレビューを転載完了しました。

ここでも以前、メキシコに関連した本を何冊か紹介したことがありますが、
そこに挙げたのも含め、
また違う本もあり、

シマちゃんから教えてもらって読んだ榎本殖民関連の本や
その他の移民関係の小説、
もっと読みやすい冒険小説でメキシコを舞台にしたもの、
メキシコに住んだことのある作家さんの作品、
などなど実にいろいろな本が世の中にはあるのだなあ、と
感心します。

メキシコに興味のある皆さん、
ぜひともこんな本も手に取って、
また違った視点のメキシコを味わってみてください。

別ブログ「本棚の隅っこ」の
カテゴリ「書評・メキシコ関連の本」のところです。

肉三昧

2007-02-15 08:33:13 | ホテル・レストラン
今日は夕方からダンナが出張で出かけます。
やた~!
というのは内緒で。

それで、朝出かけるダンナに、「お昼は普通に食べるんだよね」と訊くと、
「うーん、今日は食べに行こうか」とのたまう。
なんか、食べたいもの(私には期待できないもの)でもあるのかな?
でも料理しなくてすむ!!!んだったら、いつでもイエスマンのわたくし。
あそ? じゃあそうしよう、いってらっしゃ~い、とダンナを送り出し、
ミクシィニュースを見てたらこんなのが。

「ベルギーではバレンタインに外食」

へえ~、そうなのか。
ドイツもそうだったかね?
バレンタインなんてやったことないから知らないや。

と思ってから、ようやく気が付きました。

1.メキシコは今日が14日
2.メキシコでもおそらく外食が一般的バレンタインの祝い方、かも?

というわけで、行ってまいりましたよ。
今日はダンナ、張りこんでブラジル料理のレストランです。



と言っても写真は今日のじゃなかったりしますが(笑。
だって今日はすごい人で、座ったのがど真ん中。
写真なんか目立ってしまって撮れませんでした。
小心者でスミマセン。

この写真は去年(一昨年かな?)の私の誕生日に行ったとき。
このときはけっこう、がら~~ん、と空いてたんですよね。



今日はいっぱいいっぱい、
しかも天井には赤と白のハート型の風船が張り付いてるし。

料理の写真もなくて(またかよ)スミマセンです。
ブラジル料理、まあ自称ブラジル料理ってことで、
こないだの和食の話じゃありませんが、
どこまで本当にブラジルなのかは、知りません。

ここの特徴は、メニューがないこと。
飲み物だけは別料金で注文しますが、
あとはサラダバーとスープが取り放題になっていて、
メインは肉料理。
でっかい串刺しの肉をテーブルまで持ってきて、
直接お皿に切り分けてくれる方式。

この肉が、10何種類あって、
ちょっとずつ食べても、相当お腹いっぱいになります。
おいしかったのはもっと食べてもオッケー。
でも、そこまで辿り着いたこと、私はないです。

今日も、たぶん一通り食べたと思いますが、
いや、最後のほうの一つか二つはもうダメ、入らない、と断わったっけ。

なんか、肝心な写真がまるでないですが、
以前のこの写真は、並んだソース類がすばらしかったので。
今年中にはもう一度くらい行く、かもしれないので、
そのときにはもっとちゃんと写真撮ってきます……たぶん。

で、メキシコ在住12年目に発見の事実、
バレンタインはみんな外食するのだ!
私もダンナも、そういうの疎いので、今年が初めてだったかも。
いや、もしかしたらよく覚えてないだけかもしれませんが(ダンナ哀れ)。

バレンタインデーなので

2007-02-14 05:00:31 | 植物
こっちはまだ一日早いですが、
日本はもうバレンタインデーですね。

クリスマスも、今の日本では私の理解を超えた「恋人デー」になってるらしいですが、
バレンタインデーも、友人の日記とか読んでいると、
どうにもこうにも不可解な行事の日と化しつつあるらしい……。

まだ理解できる共通点は唯一、チョコレート、でしょうか。
むむむ、チョコレートの話題、なんかあったっけか。
メキシコでチョコと言えば、あれでしょ、あれ、
モレ
え、違う?
チョコレートとトウガラシのハーモニーでしょ?

でも残念、モレの写真はありませぬ。
メキシコじゃ2月=愛の月とか言っちゃって、
14日だけなんてケチなことは言いませんから、
まあそのうちどこかで食べるときに写真撮ってきます。



で、代わりにこんなのを。



スーパーで買った菊の花です。

スーパーで売ってる鉢植えって、たいていしょぼくて、
売れる前からショボショボで、死にかけたようなのが多いんですが、
これは珍しくしゃんとしていました。

犬猫に食われるので、植物は買わない我が家なんですが、
なぜかこれは、ちょっと買いたくなって購入。

つぼみがたくさんついたのを選んで……
棚の上に放置してたら、いつの間にか満開に。



どだっ、見ろ、私でも枯らさずに持たせることはあるのだ、
たまには。

放置したのがよかったのかも?



アップで見ると、あれを思い出しますよね。
パスポートの……。
色も似てるし。

でも、こういう赤はけっこう好きです。
渋くていいですね~。

これのどこがバレンタインデーかって?
「愛の花」でしょ?
…… いやまあ、何となく。



でも日本で菊って言ったら、



こんなんでないと、菊!!!って感じしませんかね?
数年前訪ねた、小雨の明治神宮にて。
さすが、貫禄ありますね。



旅行ネタもまだいっぱい残ってるんですが、
スミマセン、このところ
何となくこういうつまんない日常ネタ書きたい気分なので。
トロトロとお付き合いください。
そのうちまた旅行・観光ネタも出します。

皆さまにとって、ステキな14日となりますように

そろそろ季節ですねえ

2007-02-13 03:10:38 | 動物
何の、ってこれですよ。



壁を這い上がる干しブドウ

この前ワンコを遺跡に連れて行ったので、
またぞろくっついてきたようです。
帰ってすぐに、小さいのをいくつか見つけて、
それで終わったかと思っていたんですが、甘かった。

でかいのが出回る時期に入ったようです。
先週は連日、朝になるとこんなのを1~4匹見つけました。
見つけるごとに、つまんでトイレに「えいやっ!」と投げ入れます。

一度、水がもったいないからと流さずにそのまま置いていたら
(溺れ死ぬだろうと、普通思いません?)
ふとあとで見たら、ちょうど水から這い上がってくるところでした。
し、しぶとい。
死ぬやつもいるんですけどね。
流すのが確実で安全ですね。



アップでどうぞ。
え、いらない?



気持ち悪いという人も多いかもですが、
日本にいるときから、野良猫のダニとか取ってやってました。
手でつまんで、ちぎらないように、そっと、
でもブチッと。
この力加減が重要。
日本の大学構内でみんなでかわいがっていた野良猫がいて、
私がそれをやったら、生物学科だった友人が引いてましたけどね。
え、気持ち悪いってなんで? と言いつつ、地面にポイ、ぐしゃ。

今でも同じことやってます。
猫じゃなくて犬ですが。
ぐしゃ、の代わりにトイレにぽい、ですが。

だってそのままにはしておけませんもの。
こいつら、増えたら人間にも喰らいつきます。
蚊どころの痒みではないです。
犬だってこりゃあたまらないでしょう。

そう言えば昔、ワンコがもっと仔犬だったころ、
今よりも大量のダニに悩まされた時期がありました。
毎日毎日、何十匹と壁や窓際に張り付いているの(でもうんと小さい)を集めて、
確実に処理。
それでも毎日新しいのが出てくる始末。

まあそれは結局害虫駆除を頼んで、どうにかコントロールしたんですが、
まだ困っていたころ、
シティへ行く用事があって、私、でかけました。
当時は片道15時間の夜行バスです。
ひと晩寝て、朝早くにシティに到着。
それからメトロに乗って、大学なりお世話になるお宅になり行くんですが。

その朝のメトロに乗って立っていて、ふと、
すねの辺りを這い上がるモゾモゾを感じました。

う、イヤな予感……。

この写真のダニは血を吸って膨れ上がってでかくなってますが、
血を吸いに寄ってくるやつは、お腹が空いてぺしゃんこ。
全長2mmくらいの平べったいもんです。
あれがここまで膨れ上がるんだから、大した柔軟性でしょ。

そいつが、おそらく、
カルメンではほとんど使っていなかったズボンに潜んでいたのであろう。
今、目を覚まして私の足を這い上がっている。

人がいっぱいのメトロの中で、私はさりげなく
ズボンの膝下をつまんで、パタパタ。

メトロの床を見ると、落ちてました。
赤黒い、小さい、足の生えた生命体が。

シティはカルメンと違って乾燥した気候で、
気温も朝晩はかなり冷えます。
ダニが生き延びるのは相当難しい環境。

そんなことも知らずに、ヤツは、
カサコソと人の足のあいだを歩いて、
メトロのどこかへと消えて行きました。

ちょっと、大昔読んだ、
19世紀だったか、オランダで作られた家具に入り込んで寝ていたら、
船で日本まで連れてこられてしまったオランダの鬼の話を思い出したりして。
あれはかわいそうなお話だったけど。
いや待て、逆だったか。日本の鬼がオランダへ行っちゃったんだったか?
一本角の鬼の挿絵があったような気がするから日本のか。

ダニよ、さようなら。
と私はメキシコシティの雑踏に消えたヤツに向かって呟いたのでした。

これは……なんだ!?

2007-02-12 13:28:38 | メキシカン和食
今日は、というか今週末はサッカー的に久し振りに充実していた、
ような気がします。
笑えるプレイ多し(それかよっ!)。

おかげで昨日はこちらの更新パス、
今日もこんな遅い時間になってしまいました。
しかも小ネタですみません。

今日もまた、何となく中途半端にお腹の空かないダンナと私、
例のプラサへ行きました。
あの、自称日本食レストランカルカイのあるところです。

それにつきましては、
こことか、こことか、こことか
まだご覧になってない方はどうぞ。

で、何となくダンナ的には、
「おじいさんは中華レストランへ、おばあさんはカルカイへ」
という図式ができているようでして。
え、そんなに今お金持ってない、と言うと、100ペソくれました。
ありがとう。
(たぶん、ダンナはカルカイの値段を今いち把握してない様子……。
 でも黙っておこう、バレる日まで)

さあ、今日はどんな冒険をしようかな、と
ワクワクとメニューを眺めました。

そうそう、握りは一個28~35ペソでした。
殺人的値段……

今日はちょっと趣向の違うものにしよう!
と私が頼んだのは、
ヤキソバ……

チキンが入っているそうです。

しばら~く待って、カウンターの兄ちゃんに呼ばれて、
「おいしく召し上がれ」と手渡されたのは、白いパック。
お持ち帰りじゃなかったんだけどまあいいか。

席について、すでに食べているダンナの前で
おもむろにパックの蓋を開けて……

笑ってしまいました。

これだもんな~。
   ↓



割り箸と見比べてくださいね。

お前……。

これじゃ、ヤキソバじゃないだろッ!
うどんだろッッッ!!!

そう言えばね、お寿司にもネタに「Udon」なるものが入ってるのがあったんだけど、
きっとこれが入ってるんだろうな……。

しかも、正体不明のソースがふたつ(写真右上)。
ひとつは緑がかって濁った黄土色。
匂いを嗅いでみると、どうも例のライム入りしょうゆらしいです。
でも……今日のは、ライム:しょうゆ=1:1くらいの気がする……。
もう一個は、おそらくトウガラシソースであろう、と思われます。

いずれにしても却下。

お味と値段は、武士の情けで訊かないでくださいませ……。



え~と、無断リンクではございますが
こちらをご覧ください。
お世話になっているメキシコのモンスターことユースケさんのブログ、
その記事のタイトルは「日本食を守れ!」です。

今日ほど、この記事の主旨に賛同したことはなかったかもしれない……。

ああ、でもお蕎麦のヤキソバじゃなかったからまだしも?
昔食べた、チェーン店Sushi Ittoのヤキソバも、死ぬほどまずかったなあ~(遠い目)。

飛行機見物の人々

2007-02-10 06:16:59 | 
む……。
タイトル、危うく「飛行危険物の人々」になるところでした。

しつこくチアパス空港の話です。
帰りに搭乗口のほうから入ろうとした空港、
二階へのハイウェイ紛いの道路があるんですが、
そこに到着して、こんな光景を見ました。

 

いかにもインディヘナ~、な人たち。
最初は、空港周辺で物を売る人たちなんだろうかと思ったんですが、
それらしいものも持ってないし、
みんなひたすら柵にしがみついて、飛行機見学してます。

まあ昨日お見せしたように、周囲はひたすらジャングル、
でもまあ少し行けば村がないことはない。
その辺から遊びに来た人たちかなあ。
それとも、誰かが飛行機でやってくるというので、
一家(村)総出で、お出迎え?

空港のセキュリティチェックを抜けたところは
こんな感じ。



近代的な空港の建物と、
その向こうに広がる手付かずの荒野のギャップがたまりません。

ちなみに、ここはいいのか知りませんが、
さらに入ったガラス張りの待合室では、撮影禁止?
カメラに×マークの標識がありました。
なんでだろう、やっぱセキュリティの問題で、
「飛行危険物」を仕掛けたりする下調べを警戒してるんでしょうか。

で、いざ出発。



どこから撮ったのか、訊かないでくださいね?
桟橋(?)には相変わらずのインディヘナな人たちが、
そして左側の搭乗ゲートの手前にある広間も全面ガラス張りで、
そこにずらっと、並ぶ人たち。

 

ズーム機能を最大限まで駆使して、こんなん撮りました。
撮ってみたら、何となくこの人たちは
ガラス張りの陳列ケースに並ぶ人たちのほうを見てる?

いやいやしかし、飛行機がふわっと飛び上がるシーンは
何度見ても面白いもんです。
私もいつか、こんなところで日がな一日
飛行機がやってきては飛び立つのを眺めていたいな~、
と思ったことでありました。

チアパスの空港

2007-02-09 11:45:07 | 交通
え、飛行機の離着陸のときはやっぱ、デジカメもダメなんですか!?

どうだろうなあ、と思いつつ、今までけっこうバシバシ撮ってた私……。
ここでも何度もご披露しちゃってますが。
こことか。
掲示板でもカルメンの航空写真お見せしましたが、
あれだって当然飛行機から撮ったもんです。

デジカメくらいちっちゃければ影響ないんじゃないの?
機内案内で電気製品に関する注意のアナウンスとか
何度もじっくり見ましたが、デジカメは載ってません。
使ってよろしいとも言ってませんが……

で、だんだん大胆になってきて、スチュワーデスさんがいても
平然とカメラ使ったりしてましたけど、
注意されたこと、ないけどなあ。
まあ、メヒコだし

一度、いざ着陸、というときに、私の後ろの座席で
ちゃちゃらん♪ ちゃららん♪ と携帯が鳴り出したこともあります。
さすがにそのときは間髪入れずアナウンスが飛んで、
「今すぐに切ってください!」と叫んでました。
まさか、「今まずいからあとでかけ直すわ、うん」とか言ってから切るんじゃあるまいな?
と邪推しましたが、さすがにそれはなくて、
答えずに切ってました。

いやだってね、コンサートの最中でも平気で携帯鳴らして、
あまつさえ座ったまま会場のど真ん中で通話する人もいる国ですからね?

でも最近ですが、飛行機で私の隣に座ったおっちゃんが、
滑走路に入って、さあ今にも離陸!てときに、
ぱちぱちぱちと携帯でメール打ってるんですよ。
私、携帯のことはよく知りませんが、
メール打ってる=電源が入ってる=いつかかってきてもおかしくない
てことなんでは?
そのメールをそのとき送信しないと仮定しても、です。

でも……スチュワーデスさんが何度かその横を通りましたが、
何も言いませんでした
このおっさん、政治家かマフィアのボスなんかしらん?
とちょっと思ってしまった私の思考回路て……



まあそういうのは置いといて、
今日もそれでは、禁断の写真をば!?

チアパスには何度か行ってましたが、陸路ばかりでした。
シマちゃんを訪ねていったとき、初めてのチアパスの空港。
いや、正確にはトゥクストラの空港ですが。

それまで、モンテレイ、トルーカと都会ばかりを回って
それから到着したトゥクストラ。
感動です。



ひたすらジャングル~~~~~。
人家など、目につきません。



ほらね。

 

滑空路も当然、無人の地のど真ん中。
見えるのは、山々と荒地ばかり。



広くて白い、滑走路。

そして、飛行機がぐる~~っと方向転換して、


空港の建物が見えたときには、あまりの立派さに笑っちゃいましたね。
すごいよ、ぴっかぴか!
しかも、インターナショナル



さて、初めてのこの空港で、タクシー乗車券を購入し、
タクシーに乗り込むと、行き先も訊きません。
トゥクストラからバスでアカコヤグア(の近く)まで行く予定だったので、
バスターミナルまで、と言ったんですが、
走り出してすぐに、どうして行き先も訊かなかったかわかりました。

トゥクストラまで一時間

で、モンテレイという大都会から、一気にチアパス。
恐ろしいようなくねくね道を恐ろしいスピードで走っても走っても、
ひたすら山と緑と、たま~~に、村。

で、その山間からトゥクストラの巨大な町が見えてきたときは
またもや感動

ああ、地上に、こんなに人が住んでる!!

大げさじゃないんですよ、チアパスだと本当にそんな感じ、するんです。

ちなみに、このタクシーの運ちゃん、私たちがバスターミナルへ行くと聞くと、
「どこまで行くの? アカコヤグア? ふーん、ついでだからそこまで連れて行こうか?」
バカおっしゃらないでください、バスで7時間かかると
シマちゃんから聞いている行程ですよ?
そんな距離をタクシーで行ったら、いったいいくらかかるんですか。

私もダンナも、即座にブンブンと首を振りましたけれども、
好奇心でしょう、ダンナが、
「アカコヤグアまで、何時間くらい?」と尋ねました。
私に、ここからさらに7時間と聞いたときちょっとショック受けてましたからね(笑。

そしたら……タクシーの運ちゃん、なんて言ったと思います?
「まあ、2時間だね。バスはあちこち立ち寄るから、もっとかかるけどね」

……メキシコ人の大言壮語、ここに極まれり。