メキシコの隅っこ

メキシコの遺跡や動物、植物、人や風景などを写真で紹介してます

昨日の夕焼け

2010-05-31 22:28:59 | 風景
言い訳したら気が抜けて……?
すっかり放置も大放置です、すみません。
いっそこのままワールドカップ終わるまで……とか悪魔のささやきも聞こえましたが、
それはさすがにヤバかろう。

ということで、ひとまずリハビリです。
昨日の夕方は、また久し振りに夕日に間に合う時間に防波堤に散歩に行きました。



沈みゆく太陽。
しかし今日はえらく右のほうに沈むなあ。
まあもうすぐ夏至ですもんね。

地平線に霞がかかっていたので、太陽が赤く赤く平坦になっていきました。



ところで、写真フォルダを久し振りに眺めていたら、
あれ? この写真まだアップしてなかったっけ?



未使用の写真フォルダに入ってるので、たぶんまだですよね。
これは日付を見ると3月15日の夕日のようです。
これは防波堤から真正面に沈んでいます。

金色に輝いているところもいい感じに撮れてると思いますが、
何よりこっそり左端に入れた親子がステキです。


これからも毎日はちょっと無理ですが、
せめて週に一回くらいは更新するよう頑張りますので、
皆さん懲りずに遊びにきてやってくださいね~。

蚊が居座ろうとしたら

2010-05-12 17:36:40 | CM・看板
こないだサッカーの代表試合を見ていたら、その合間にこんなCMやってました。

いろんなところで、いろんなカップルが次々に映って、
その男性のほうが深刻な表情で彼女に向かって、
「ちょっと自信がなくなってきたんだ……」
「どうすればいいかわからないんだ……」
「少し距離を置いたほうがいいんじゃないかと思うんだ……」などなど。
言われたほうの彼女たちも戸惑った様子。
そして、男たちの言うことには
「少し冷却期間を置かないか……」
「ちょっとひとりになってゆっくり考えたいんだ」などなど。
どのくらいの時間が必要なの? と訊ねる彼女たちに、
「そうだな、ひと月くらいかな」
「ひと月ほどもあれば、そう、7月10日か11日くらいまで……」

で、結局これが何のCMだったかは覚えてないんですけど、
(追記:またサッカー見てたらやってました、SolビールのCMでした)
この日付が出てきたところで私は噴き出したんですけど、ダンナはわからなかった様子。
7月11日はワールドカップ決勝戦の日なのですよね。
6月11日の開催日からひと月、
ワールドカップのあいだは彼女のことなんか考えていられないから、
そのあいだはそっとしておいてほしいって気持ち、よーくわかります(笑。
開催まであとひと月を切って、代表の親善試合が今次々とありますし、
実は私もかなりそれに近い心境。
クラブチームのいろんな試合も佳境に入ってますし。

というわけで、前置き長いですが、
これからふた月ほど、ちょっと不定期更新になるかもしれませんが、
どうかご勘弁ください。

何のCMかわかって、探したらありましたので貼っておきます。






んで、久し振りの今日もこんな小ネタですみません。



街中で見かけた、塀に直接描かれた広告。

このあたりは蚊が媒介するデング熱という病気があるんですが、
それを撲滅するために、蚊を増やさないようにしよう、というキャンペーン。

キャンペーンの広告自体は前からよく見ていたのでなんてことないんですが、
この広告の文面、車で通りがかって読んで、
数秒置いてから、ぶっと噴き出してしまいました。

一番上の太字で書いてあるスペイン語、訳すとこんな感じですかね。

もしも蚊があなたの家に居座ろうとしてやってきたら
家から追い出しましょう


で、ついこんな会話を想像しちゃったわけですよ。

私「ちょっとちょっと、蚊さん、ここに滞在する気なの?」
蚊「Siiiiiiiii」(そぉなのぉぉぉ)
私「おととい来やがれ!」

あるいは、蚊が居座るつもりなかったとしたら、
私の問いに対して、
蚊「いえいえ、ちょっと通りがかっただけですので~」
とか言うんだろうか?

とまあ、私は蚊の意志を確認するというところに注目しちゃったわけですが、
笑い出した私にダンナがびっくりしたので、説明したら、
ダンナは「追い出せって……殺せじゃなくて?」と、
そちらに疑問を感じていました。
それもまあそうだねえ。

マジメな話をすれば(一応)、
蚊への対策はメキシコといえどもかなりマジメにやってまして、
殺虫剤をヘリコプターや専用トラックで町中に撒き散らしたり、
保健省から人が一軒一軒回ってきて、
水が溜まりそうなところをチェックして指導してくれたり
(ぼうふらは溜まり水に湧くとか、そういう知識がない人も多いので)、
水タンクにぼうふら駆除の薬を入れてくれたりします。

それでも蚊はいるし、入ってくるし、
蚊取り線香にもめげないやつもいるし、大変ですよ。
こないだ見つけた記事では、
虫よけスプレーの効かない蚊が出現」してるんだとか。
いや~、ぜったい蚊取り線香効かない蚊もいますよ、すでに!!
しかし人間のほうもいろいろ工夫と研究を重ねてはいて、
蚊の遺伝子を組みかえることによって、蚊を絶滅させようとか、
画期的なアイディアは出ているようです。
私、動物は好きだけど、蚊は撲滅してくれてもいいですよ……。

ケレタロ教会ツアー その三

2010-05-09 10:00:00 | 観光
さて、教会に興味のない人には申し訳ないですが、もういっちょ。
だって、ケレタロの教会って言っても、カテドラル(大聖堂)は?

という話なんですけどね。
これ、実はAzulさんもどれがカテドラルだかよくわかんないんですよね~、
というくらい、ケレタロのカテドラルは地味なんですって。

普通の町だと、町の明らかに中心となっているところにある
一番大きな教会がカテドラルなんですけどね。
ケレタロは大きな教会がたっくさんあるうえに、
よくある同心円状に発達した町ではなく、
どこが中心なんだかもよくわからない。
まあ、モンテレイのカテドラルもけっこう地味でしたけど、
でもあれは一応それらしき公園に面してはいました。

ところが、ケレタロのはどこにあるのかもよくわかんないし。
でも市内をうろうろ歩いていて、ある小さな街角に来て、教会があって。
これはなんていう教会? と簡略地図を広げて、
えーと、さっきこの教会を見て、こっちに歩いてきて、この角……。
ああ、教会の印、あるある。

と思ったら、それがカテドラルって書いてありました。



うわ~、なんて控えめな。
塔が一本しかないし、それもすごく低いし。
でも、ファサードはさりげなく手が込んでます。
六本の柱が立ってて、おしゃれだし。

でも、中に入るとやっぱり地味かも……。



なんか網が張ってあるのはなんだろう、と思ったんですが、
どうやら天井の漆喰が落ちてくるので、それを受け止める用?
ああ、うちのキッチンの天井もこんななってる~、と変なところで親近感。



でも小さいステンドグラスはけっこうモダンでかわいいのでした。

ケレタロ教会ツアー その二

2010-05-08 10:00:00 | 観光
ケレタロの豪華絢爛教会第二弾、というか、これはですね、
最初に街中をタクシーで通り抜けたときに目に飛び込んできました。
うわっ、何あれ、と度肝を抜かれて、
そのあと結局Azulさんにわがまま言って二回も(夜と昼)訪ねていったという……。

サンタ・ロサ・デ・ヴィテルボ教会です。



何がすごいって、これ。



な、なんじゃあ、こりゃ!?と目を疑ったわけですよ。
これ、たぶん通常はフライング・バットレス(飛梁)と言われる部分でして、
教会の本堂部分は屋根がアーチになっている場合、
そのアーチが横へ広がろうとする力がかかるので、それを押さえるための建造部です。
これを外側に出すことで、教会全体の高さがいっそう高くできるようになり、
また壁を分厚くする必要がなくなって、ステンドグラスの窓が大きく取れるようになりました。

でも、こんなに大胆な存在感で自己主張するフライングバットレスを見たの、初めてです。
いや、すばらしい。

しかもこれ、色違いのレンガを積んでいるように見せかけて、
実は色塗ってあるだけ、というところも人を食ってます。

 

こちらはフライングじゃない普通のバットレスですが、同じデザイン。
しかもまたそれが、さりげなくおしゃれ。

そしてしかも、外側はこんなに突飛なのに、中は相変わらず~。

 

グアダルーペの聖母もちゃんといます。
これまた目を引いたのが、このすごい細工の説教台です。



どこまですごいんだ、この教会は。
そして丸天井は、これまた案外あっさり系だったりする。




ただ、このときはなぜか教会内の彫像がすべてこのように……

 

紫の布で覆われていて、見ることができませんでした。
Azulさん(のご主人)の説明によると、このときはもうすぐセマナサンタだったので、
そのために覆われていて、セマナサンタに外すのだろう、とのことでした。
そんな習慣というか儀式があるとは、これまた初めて知りました。

まだまだメキシコの教会には驚かされることがたくさんあります。

ついでに、このサンタ・ロサ教会の向かいにはすごい噴水があるとのことだったんですが、
このときはこれまた修理中。
水がすっかりなくなって、部品を外して修理だか清掃だかしているお兄さんたちが。
Azulさんによると、「ダンサーの噴水」と呼ばれていて、
夜はカラフルにライトアップされて、水が踊る噴水だそうで、
それを見られなかったのは残念ですが、
でもある意味、めったに見られない噴水の素っ裸~なところを見られたわけで。



なんだか未来都市の模型のようでしょ?
こんなのを見るのもけっこうワクワクするのでした。

ケレタロ教会ツアー その一

2010-05-07 18:00:00 | 観光
さて、ケレタロには何週間いたんだよ!?てなくらい
写真撮りまくってたのがまだまだ残ってるんですが。

メキシコ中部のコロニアル都市らしく、ケレタロには豪華な教会がたくさんありました。
しかもそのほとんどが市内に集中していて、歩いても廻れるくらい。
とはいえ、本当に歩くと暑いので、Azulさんの案内と車で、
ぐるぐるといっぱい廻ってきました。

これはそのうちのひとつ、サンタ・クララ聖堂です。



手前にネプチューンの彫像があり、ケレタロに多い噴水のひとつとなってます。

 

ここは塔とドームがタイルで覆われているのが特徴(ガイドブックによると)。
前にお見せしたホテルのレストランにあったテーブルセットと同じような、
青と黄色がきれいなタイルで、ところどころ覆われています。

しかし中は……

  

出たー、キンキラキンのウルトラバロック、とまでは行かない、
チュリゲラ様式。
まあこのくらいはまだまだ許せる範囲?

とか思いつつ、一番後ろのいすに座って正面祭壇を眺めていて、
ふと横を見上げると。



こっ、怖い! イエスさま、怖いです。
この血まみれイエス、初めてメキシコに来て見たときは
軽いカルチャーショックでしたねえ。
ドイツでも十字架にかけられたイエスは必ず教会にありますが、
ここまで血みどろじゃないです。
ラテンの(ってことはたぶんスペインやフランスも?)イエスって、
脇腹の槍で突かれた傷だけじゃなくて、とにかく全身血まみれですよね。
リアルに刺激の多いここらでは、少々の傷では
イエスの苦悩が伝わらないのだろうか……などと考えてみたり。

ブティックの名前

2010-05-06 18:20:57 | CM・看板
すみません、勝手にお休みしてました。
日本も連休のようだったし、こちらも祝日がありました。
5月5日はこどもの日ではなくて(メキシコのこどもの日は4月30日)、
対仏戦勝記念日といって、プエブラでフランスに勝った!という
メキシコとしては奇跡的な勝利の日らしいんですが、
なんか、今朝見つけたナショナルジオグラフィックの記事によると、
この祝日がなぜか米国でもお祝いされているとか。
しかもなぜかメキシコの独立記念日と混乱されていたり、
ビール祭りになっているとか……?
うーん、死者の日がハローウィンと混乱されるのは困りもんなんですが、
これは何なんですかねえ、面白いですね。

というところで、今日は手短な話題を。
ときどき通る道に、こんなお店があって、気になってました。



ド派手なピンクの外装はまあいいんですけど、
この名前がね、

ブティック TOILETTE

最初に見たときは目を疑ってしまいましたよ。
たぶん、フランス語のつもり……なんだろうと思うんですが。
香水のオードトワレとかいう、あの、トワレ。
仏西辞典を引いてみると、確かに「身支度・身だしなみ」などの他に
「ドレス」みたいな意味もあるようです。
ブティックなら後者の意味かなあ。

でも、ドイツ語でまさにこの綴りで、まんま「トイレ」なんですよねえ。
お洒落な単語でも婉曲な言い回しでも何でもなくて、そのものずばりの日常用語。
せめて冠詞をつけるとかして、フランス語とわかるようにしてくれれば……。

とはいえ、このお店、開いているのを見たことがありません。
まあ私たちがここを通るのが週末か夜遅くだからかもしれませんが。

かわいい亀

2010-05-01 10:00:00 | 動物
今日はケレタロ、ピラミッドが一段落ついたので、ちょっとお休みして。
この前の週末、というか日曜日、朝から遠出しました。
ダンナの仕事関係で、エスカルセガ近辺の地層掘りに。

この地層掘りも案外楽しいので、そのうち紹介しようと思ってますが、
今日はその帰り道に立ち寄ったレストランでの発見。

このレストラン、これまでにも何度も行ってるところです。
うちからカラクムルへ行く途中にあるところで、
カルド・デ・レスがおいしいんですよね~~~。

席についてから、手を洗いに行って戻ってきたダンナが、
「亀がいるぞ~」と言います。
え、ホント!? どこどこ!?
と、私もレストランの隅にある洗面台へ行きましたら、
こんな水槽が。



おおおお、折り重なっているよ!
やっぱり、かわいいねええ。

私、名前に「亀」とついてはいますが、
特に亀がごひいき、というわけではなかったりします。
子供のときから好きだったのは、ヘビ。
巳年だから。
でも、亀だってもちろん好きなんですけどね。
ドイツで飼っていた亀はよく懐いてかわいかったし。
なんと言っても爬虫類同士、ヘビと亀は顔つきがよく似ています。

「亀」という漢字も好きです。
だって、見るからに、いかにも、亀、でしょ?
亀亀亀亀亀亀……と並んだり折り重なったりしていると、目に見えるよう。

でも「浦島の亀」というHN、こんなに長年使い続けることになるとは思ってませんでした。
あんまりにもぴったりとフィットしちゃって、もう変えようとも思いませんが。
リアルで会う人たちでも、本名より「亀さん」と呼んでくれる人のほうが多いかも!?

そしてなんだかだんだん、本当の亀好きになってきたようで、
たまに気に入って買ってしまう置物なんかも亀が増えてきたし、
友人たちも、亀を見ると私を連想するらしくて、
なにかと「かわいいの見つけた~」と贈ってくれたりして、
だんだんコレクションが増えてきました。
そのコレクションも、いつかここで自慢させていただこうと思っとります。



でも今はとにかく、よそ様の亀で。
ああ、この顔がかわいいんだよねえ。
つぶらな瞳と、つんと柔らかく尖った鼻先、流線型を描く顎の線。
なんだかあんまり誉めると、自分が亀を名乗っているのが厚かましい気がしてくるのでこの辺で。