メキシコの隅っこ

メキシコの遺跡や動物、植物、人や風景などを写真で紹介してます

アイランドクラブVW

2010-02-26 08:00:00 | CM・看板
なんかこのごろまた記事が長くなってきて、
結局予約投稿もできず、毎日書いてます。
いや、いいんだけどね……。

というわけで、今日は短めに、手早く。

こないだ道を走ってたら、前にこんな車がいました。



「アイランド・クラブ VW カルメン」。
何ですか、それ?
フォルクスワーゲンの愛好家クラブとか何かかしらん。
まあカルメンは確かに、アイランドだしなあ。

というかそもそもこの車、Chevy なんですけど?
Chevy ってフォルクスワーゲンだっけ?

……って、そんなわけはなく、ちゃんとしっかりシボレーのマークついてるし。
シボレーとVWって親子会社か何か? とも考えてみましたが、
たぶん違いますよね?

でもまあ、この街でもフォルクスワーゲン、特にケーファーはまだまだ現役で、
しかも何かと手を加えて大事に乗っている風情のものが多くて、
私の個人的な思い入れも少しはあるんですが、
オーナーの人に一人ずつ会ってお話を聞いて、
じっくり車を見せてもらい、写真を集めたら面白かろうなあ、
などと、日々夢想するのでありました。

このアイランドクラブにも、そんなVWオーナーたちが集まってるんだろうか?

グアカモレ

2010-02-25 07:25:58 | 食べ物・飲み物
ああ~、しまった、食べ物の話が続くよ♪ どこまでも♪

実はだいぶ前になるんですが、東京在住の友人が、
メキシコレストランでご飯食べてきた~、と言って携帯からの写真を見せてくれたんですが、
そこの「グアカモレ(ワカモレ)」が……。
えーーーーと、それのどこがグアカモレなんですか?ってものでした。
よく覚えてませんが、とにかくアボカドはまったく関係なかったような。

アボカドのないグアカモレなんてありえません。

というわけで、それからしばらくいろんなレストランに行くたびに
グアカモレを注文しては写真撮ってました。
本当は、メキシコシティとかよその町だともっと違うかも、と思って、
そのうち出かけることがあれば、と寝かしてたんですが、行かないし……。
(いや、もうすぐ行くんですが、それはそのときでいいかと思って)

イヤ、何が引っかかってるかと言いますと、ですね。
私が知ってる範囲のグアカモレはトマトが入ってないのが主流なんですよ~。

どうも、私の感覚で言うと、
アメリカナイズされたちょっとおしゃれなところだとトマトが入っているけど、
うちが普段行くような庶民的?なところはトマトなし。
でも、ネットでレシピとか検索すると、トマト入りが主流。

納得いかねぇ~~!

でも、知り合いのメキシコ人のおばさん(メキシコシティ出身)に訊くと、
「当然、トマト入れるわよ~! ぜんっぜん味が変わるんだから!」と言います。
そう言えばOTTOさんも、自家製グアカモレにしっかりトマト入れてましたっけね……。

まあこういうのは味噌汁みたいなもんで、
それぞれの地域や家族ごとのレシピがあって、
どれが正解ってもんでもないんでしょう。

とにかく、絶対に入っているものは、アボカドと玉ねぎかな。
で、塩で味付け。ライムを絞ってもよろしい。
あとは、トマト、シラントロ、チレなどなど、入れたり入れなかったり。

というわけで、いろんなグアカモレをお見せします。



私が考える一番オーソドックスなグアカモレ。
某魚料理のレストランにて、20ペソ。
じっくりと、何が入っているか吟味しつつ食べましたが、
アボカド、玉ねぎ、シラントロ、そして塩でした。
念のためレストランのボーイに、これトマトは入ってないよね?と訊ねたら、
不満があったと思ったらしく、作り直させます、とか言うのであわてましたよ。
いえいえ、トマトなしでいいんですよ~、おいしいです、
ちょっと確認しただけです、と言い訳。



こちらはアラチェラのレストランで出てくるグアカモレ。
アラチェラは北部の肉料理=金持ちの多い地域=豪勢、って勝手なイメージですが。
でも、これだけで60ペソもするんですよ!!!!
原価は何ペソだよ、ってんですよ。
どんだけ手間かけて作ってんだよ、ってもんですよ。
アボカドとトマトと玉ねぎ、みじん切りにしてトトポ挿しただけ。



元を取ろうと、いっぱい写真撮りました。
トトポでアボカドディップをすくいとり、好きなようにトマトや玉ねぎをのっけて食べます。



これはダンナの食べ方?
トトポにアラチェラの肉の切れ端を載せ、その上にグアカモレをこんもり。

それからこちらは、某ファミレスチェーン店のグアカモレ。



飾り程度にトマトのみじん切りが、3,4切れ載ってますがね。
これはアボカド、玉ねぎ、シラントロ、
そしてチレ・セラーノが入ってました。
アボカドがわりと原形をとどめているあたりも、
いかにもアメリカを真似するファミレスって感じ(と偏見全開、いやメキシコのファミレスですが)。

でもとりあえず私たちが普段行くようなところでは、
トマトのみじん切りがしっかりと混ぜ込んであるようなのはなかったです。
うちで作るときももちろん入れませんし。

そう言えばうちのダンナ、グアカモレを作ると、
アボカドの種を真ん中にでん!っと埋め込むんですよね。
何のおまじないですか、って訊いたら、
こうしておくとアボカドが黒くならないんだ、と言う。
マジでおまじないかよ……orz
で、そのまま冷蔵庫に食べ残しを突っ込まないでください、お願いだから……。

ところでもう一個、グアカモレを見つけました。



ある日ダンナが「ガソリンスタンドで売ってた」と言って買ってきたサラダレシピ集。
ふむふむとめくってたら、グアカモレが。
サラダねえ、まあサラダかね?
これもトマト入ってませんねえ。
アボカドと玉ねぎとシラントロとチレと、塩とライム。

まあでもとにかく、これだけ並べたら、
グアカモレ=アボカド+玉ねぎ
ってのは確実であると言っていいかと思います。

(て、こんな真剣に検証するほどのもんかい!という声も聞こえそうですが)

追記。
別の記事を検索していたら、ああああ!
トマト練りこんだグアカモレの写真があった!

チェトゥマルのタコス屋さんに行ったときの記事ですが、
ここのグアカモレにはしっかりトマト入ってますね。



このタコス屋さんは純正メキシカン~、って感じのところでしたから、
トマト入れるのはグリンゴ(米国人)の勝手なアレンジ!
なんて私のイメージがやっぱり勝手な脳内創作なのでしょう。

それに、アボカド(緑)、玉ねぎ(白)、トマト(赤)で
メキシコ三色になるのだから、
こういうのも、メキシコ人好きですよね。

海辺のレストランの魚料理

2010-02-24 08:27:56 | 食べ物・飲み物
先日お見せした海辺のレストランで食べる料理。

何回か行って、ものすごく適当に撮った写真なので、映り悪くてすみません。
というか、風景と同じく、料理も逆光になっちゃうんですよねえ。
かといって、席を立ってテーブルをぐるっと回って写真撮るほどのパッションもなく。
そもそも私の座るプラスチックの椅子にはワンコのリードをくくりつけているので、
おいそれと立ち上がれないのでした。



これはダンナの注文したベラクルサーナ(ベラクルス風)。
魚(たぶんロバロ)を、各種野菜と香辛料とともに蒸し焼きにした感じです。



これもダンナの注文品で、鯛の尾頭付き、じゃなくて(いや、ついてますが)、
開いて、チレとライム味で焼いたものです。

この辺りのレストランで一般的な魚はロバロパルゴパンパノなんですが、
(リンク先は前のふたつはOTTOさんブログです。パルゴは最高級とありますが、こっちでは普通かも。
 パンパノは絵のあるスペイン語サイトへのリンクです)
この日、このレストランには、カルメンに珍しいウアチナンゴ Huachinango(鯛)があったんですね。
(リンク先はスペイン語ウィキです。絵があります)

たいていどこのレストランでも、魚を実際に見せてくれと頼むと
お盆に載せて生の魚を持ってきてくれ、そこから選べるんですが、
ウアチナンゴもその状態で写真撮らせてもらえばよかったかな~、と後悔先に立たず。

ま、私も味見させてもらいましたが、柔らかくってほっこりとおいしかったです。

さて、私が注文したのは「魚のフィレのムニエル」ってもんだったんですが、
ムニエルってムニエルでしょ?
と思ってたら、皿が来て、それをチラッと見たダンナ、
「お前の料理、なんか、変なのが来たぞ」と。



うははは~、ホントだ。
何、これ?
とボーイに訊いたら、alcaparraだと言いました。
初耳だ~、と家に帰ってから辞書で調べたら、
1.「フウチョウボク(風鳥木)」
2.「ケーパー(フウチョウボクのつぼみの酢漬け)」
とありました。ほー。



ケーパー、もしくはケッパーでウィキにも載ってます。
メキシコのものというよりは地中海あたりのものっぽいですが、
これが輸入品なのか、気候が似てるからメキシコでも育つのか、不明でした。
まあとにかく、ウィキにも書いてあるように、「独特の風味」としか言いようのない味。
酢漬けというだけあって、さわやかに酸っぱいんですが、
それにプラス、更なる不思議な風味があります。
なんでこれがムニエルなのかはよくわかりませんが、気にしない。

爽やかな海風に吹かれながら、海を眺めて食べれば、
まあよほどまずいもんでない限りおいしくいただけるってもんですよね。

メキシコの梅仁丹?

2010-02-23 08:06:28 | 食べ物・飲み物
こないだスーパーの出入り口でこんなものを配ってました。



パッと手渡されたので受け取ったんですが、
何、これ?

表に書かれているのは「質屋」の広告。
どこかに新しくオープンして、その宣伝ですかね~。

で、裏にも表にも、中身がなんであるか書いてないんですが、
好奇心で開けて食べてみました。



なんかすごく既視感のある、これ、なんだっけ、
と思って、うっすら思い出したのが、梅仁丹。
ただし、味が同じかどうかはわかりません。

でもこのメキシコ製梅仁丹、こんな無料配布の駄菓子にしてはおいしかったんですよ~。
たぶんだけど、これ、チャモイです。

チャモイとは何ぞや、という話はこのブログでもしましたっけ?
ミクシィのメキシココミュで意見を募ったことはありましたね~。
そのときも意見百出で、結局はっきりこれが正解というのはわからずじまい。

1.チャモイという植物があり、その実を干したもの、あるいはそこから抽出したエッセンスである
2.ChabacanoもしくはCiruela(どちらも梅の実に近い果物)を干してライムとチレで味付けしたものである
3.タマリンドベースの練り物にライムとチレで味付けをしたものである

大きく分けて以上の三つの答えが出てきました。
3のソースは確かに存在します。
スーパーでも売っていて、原材料とか見るとチレとライムとその他いろいろ着色料とか。
アイスクリームのチャモイ味とか、料理のチャモイ味なんかには
このソースを使っている場合がほとんどだろうと思います。

しかしまた、干した果物のようなお菓子をチャモイという名で売っていることもあり、
これも確かにチャバカノ(多数派)やシルエラから作っているものもあるようです。

こちら、以前にミクシィでこの話が出たとき、見かけて買ってみたチャモイの写真。

 

チャムキートという商品名ですが、モノはチャバカノだと書いてあり、
種を抜いたチャバカノを酢漬けにして着色料とチレで味付けした感じでした。
はっきり言って、ひっじょ~~~にまずかったです。
見た目の感じと味が似ているので、梅干だという人もいましたが、
日本の梅干とは違うもので、
チャモイが何かまったく知らない人に説明するには「梅干みたいなもの」でいいんでしょうが、
これが何であるのかの説明にはなりませんよね……。

チャモイという植物がある、という説は、その植物自体を見たという人がおらず、
またその学名もわからないので、検証不可能。
チャモイという植物の実を使う代わりにチャバカノなどを使うようになった、という話もあり、
まあ何だかよくわかりませんが、
こちら、ミクシィで友人が見つけてくれたメキシコ人の質問「チャモイってなんですか」。
ここですら、意見が分かれて訳わかんなくなってます。
が、まあ基本的にはライムとチレの味のする酸っぱくて赤いものをチャモイというようです。

で、このお菓子なんですが。
まさに、梅干の味なんですよね~。
酸っぱくて、ピリッと辛くて。
仁丹のあの独特な苦味というか臭みはないです。
あれえ、これおいしい、とダンナにも薦めたらお気に召したようで、
ふたりで4袋、あっという間に食べてしまいました。

これ、普通に市販はしてないのかなあ。
あると思うんだけどなあ。
チャモイのお菓子って上にも書いた干し果物をチレとライムと着色料でどっぷり、
ベタベタにしたようなものがあるんですが、それはちょっと……。
でもこの梅仁丹みたいなのはすっきり、大きさや分量も程よく、
ああ、チャモイっておいしいものだったのだな~、と開眼した次第(笑。

このメキシカン梅仁丹、どこかで見つけたらぜったい「買い」です。

海辺のレストランから見る風景

2010-02-22 08:00:00 | 風景
ここ数ヶ月、雨季も終わったはずなのにどんよりお天気が続くと、
かえって、青空の出るいいお天気の日には出かけなきゃ!と思うもんですね~。
今までは、お天気いいの、当たり前って感じだったんですが。

なので、週末にいいお天気だと
ちょっと遠出をしても海辺のレストランに行くようになりました。
もちろんワンコも連れて。

これは島の真ん中あたりにあるレストランです。



島の東西を結ぶ道を左に折れてこんな無舗装の道を行くと……



こんな感じの浜に出ます。
さらに行ったところにレストランのパラパがあります。



適当なところに車を置いて、犬連れで適当なところに座る。
すぐ前はちょっとした浅瀬になっていて、
カヌーみたいなものも貸してもらえます(有料だけど)。



この海、北に向いているような気がするんですが、
午後に座るといつもすごい逆光。
西向いてるようです。

 海辺を散歩する犬たち

 水浴びする子供たち

 哀愁漂う犬たちの姿

 でも犬も子供も実は同じところにいるんですよね。

 カモメの大群と、遊ぶ人

なかなか絵になるでしょう~?
カモメばかりでなくペリカンやサギ類の大群もいます。
こんな風景を眺めながら、のんびり食事します。
食べ物の写真は、また今度~。

クロコダイルの肉

2010-02-21 08:00:00 | CM・看板
このごろちょっと島の反対側までドライブに行くことが多いんですが、
そのときに目に付く看板がこれなんですよねえ。



「クロコダイルの肉売ります」

ああ、すぐ近くにワニステーションあるもんねえ。
……て、違うだろ!!!

ワニって保護されてないの?
まあワニ革製品とか普通にあるんだから、肉も食べればいいのか。
いいですけどね、違法じゃないんなら。

で、ちょっと興味はあったりする。
どんな味なんだろうか。
イグアナは鶏肉と似た淡白なお味と聞くから、似たようなものかなあ。

でもさすがにメキシコといえども、そこらのレストランで
普通にワニ料理が出てくるわけではありません。
肉売りますって言われたって、どんな味がしてどんな料理すればいいのか、
この肉売り場でレストランもやって、
こんなおいしいんですよ~って宣伝すればいいのにねえ。

とダンナに言ったら、ワニ料理の出るレストラン、あるんだそうです。
ここじゃなくて、海辺のレストラン。
ワニは海にはいないけどな~。
今度連れてってもらって試食してみようと思います。
ちょっと検索してみたところ、低カロリー低コレステロールで健康によさそうです。

ゴミ捨て場のコンドル

2010-02-20 08:00:00 | 動物
メキシコの家ってあんまり収納スペースがないんですが、
うち(って借家ですが)はシャワートイレ洗面所が2セットあるので、
そのうちのひとつを物置に使っています。

パソコンとかテレビとか、それからドイツからの引っ越しで使った段ボールとか、
私は子供のころから引っ越し人生だったもので、
何となく次の引っ越しで使うから、とそんなものを大事に畳んで物置に取ってました。
それをこないだ、ちょっとしたものを探すために物置をひっくり返し、
ついでに全部処分することに。
一応水は漏れないよういろいろ工夫してるんですが、
やっぱりすごいゴキちゃんの王国となってたんですよね……。

で、前庭にとにかく放り出したけど、これ、ゴミ収集車、持ってってくれないかも。
ちょっとお金を払えば持っていってくれるんですが、
ゴミ収集車が来るタイミングで家の前にいるのが難しい。
自分たちでゴミ捨て場に持っていくか。

ということになり、前はうちの近くにときどきゴミ山ができるところがあったんですが、
そこはたぶん不法投棄だったろうし、今は立派なサッカー場になってます。
でもどこだか、あったよねえ? とダンナに言ったら、うーん。
島のちょうど真ん中辺、うちから20キロくらい行ったところでした。

うちの車は普通の乗用車なので全部は入りきらず、とりあえず半分。
はるばると行ってきました。
島の端と端を結ぶ道路の途中で折れ曲がると小屋があり、
そこのお兄ちゃんに事情を話して、これ捨てたいんだけど、と言います。
そしたら、ここを行って右に曲がると秤がある小屋があるから、
そこでゴミの重さを量って、1キロ当たり30センターボ(2円くらい)だそうです。

無舗装の道をガタガタと進んでいくと、
秤のある小屋に来ましたが、段ボールなんだよね~、というと、
うーむ、量るのめんどくさいな~、いいや、そのまま入って、と
無料ゴミ捨て。あはは。
いや、ホントはトランクにふた箱ほど、その他のゴミも詰めたのが……。
ないしょないしょ。

で、さらに言われた方向に進んでいくと、ありました。
ゴミの山。



で、当然ですが、クロコンドルの山。
私とダンナが、まずはたたんだ段ボールを担いで登っていくと、
割と平気で、どこうともしません。
まあクロコンドルの写真は前にさんざん撮ったけどなあ、
せっかくだし、もっと撮りたい。
お天気悪いけど。

で、今度はトランクの中身入りの箱を担いでいくと、
ゴミ処理所の爽やかな笑顔のお兄さん、さすがメキシコ人です、
すかさず近付いてきてお手伝いしてくれました。
私は手が空いたので、そんなら、とカメラをこっそり出して近付いたんですが、
これが……逃げるんですよ。
そうか、ゴミを持ってると怪しまれないけど、持ってないとダメなのか~。
意外と賢いやつらめ。

というわけで、こんな写真で満足するしかありませんでした。



ゴミを担ぐ男たちと、トラクター。
まあお天気悪かったし、しょうがないか。

手伝ってくれたお兄さんには小銭を渡そうとしたんですが、
いらないいらないと手を振るんですよ。
いやいや、ちょっとだし、と言っても、
ここではチップをもらうのとか禁止なんですとおっしゃる。
そうですか~、すみませんね~、と帰ってきました。

ところでこのゴミの山、どういう処理をしているんでしょうか。
足元はビニールやプラスチックがほとんどで、
まあコンドルや犬たちがわんさかいるんだから生ゴミもあるんでしょうが、
思ったほどには臭いもなく、
そりゃあゴミの山だからそれなりに臭うけど、という程度。
息もできないような臭気というわけではないんですよね。
ホントは興味あったんだけど、あまり詮索するわけにもいかず、
そのまま帰ってきました。

椅子が並ぶ日

2010-02-19 08:00:00 | 催し物
これは先週の土曜日なんですが、昼過ぎに街中に行ったら、こんな風景でした。
メインストリートの町の中心部へ向かうほうの道筋に。

  

ひたすら並ぶ、椅子、椅子、椅子。

椅子の展示即売会、なわけはなくて。
2月13日、バレンタインデーの前祝いイベント、でもなくて。
カーニバルの日だったんですねえ。
たぶんカーニバルの行列は夕方5時くらいからだと思うんですが、
その道筋に沿って、この時間から場所確保。

 とにかくあらゆる種類の椅子が

ひたすら 

 ならんでおります。

 これは、貴賓席かな?

 お気に入りの一枚

そして、持っていかれないように、すべての椅子には紐を通してあるんですよねえ。
熱心だなあ。

カーニバルの行列は以前に何度か見に行って、ここでも紹介しましたが、
もともと私もダンナも人混みが好きではなく、
ワンコも人の多いところは嫌がるし、そもそも嫌がられるし、
今年は行く気もまったくなくてスルー。
なので、この土曜日に、ああ、今日行列やるんだねえ、と言ってたんですが、
その一部を見ました。



たぶん、行列の開始地点に向かうカーニバルの車。
他にも、いろいろ見かけましたが、それで充分ですって感じ。

しかし、行列は普通二日続けてやるので、土曜と日曜かと思ってたんですが、
その次の月曜も、そして火曜も、この手の車と、
そしてアステカの戦士なんかに扮装した人や、ティアラをつけて歩くお母さんたちを
あちこちで見ました。
カーニバル、いつまでやってんだ?
そもそも、いつもワンコの散歩に行く防波堤が閉鎖されてしまうので迷惑~。
ここ何週間か、熱心に太鼓とダンスもやってましたが、
それはまあ端っこのほうでやっていたので、ほほ~、と眺めただけですんだんですけどね。

まあでもとにかく、今年のカーニバルはもうそろそろ終わっていると思います。
バレンタインデーと日曜日とカーニバルが重なったんで、街中は大変だったかも。

サボテン親指小僧

2010-02-18 08:00:00 | 植物
すっかり放置してすみません……。
毎日のように、あ、ネタ、と思って写真を撮るところまではやるんですが、
その写真を整形してアップして記事を、というところまで手が廻らず。
ちょっと余裕ができた、かも、なので、また予約投稿で頑張ろうと思います。

時事ネタもあったのに、すでに日が過ぎてしまったから、まあいいか。
というところで手近な話題から。

こないだスーパーにサボテンがいっぱい並んでいました。
うちは植物は犬と猫に荒らされるのでほとんど置いてないんですが、
猫がいなくなったので、テーブルの上なら犬は届かないし。
ということもあって、ちょっとほしい気分でもあり、
これまでいくつのサボテンを水やりすぎて腐らせたかも省みず、
つい買ってしまったのが、これ。



いろんな種類があったんですが、ダンナがよそに行ってる間にじっくり吟味。
太陽のように広がる金色の棘がかわいくて、これにしました。

 上から見たとこ

ダンナに、ほら~うまく撮れたでしょ、と上の写真を見せたら、
「スケール(ものさし)が入ってなくて、大きさがわからん」とのたまう。
はいはい、スケールと学名と年月日がないと標本としては不完全で役立たずですね。

サボテンの種類についてはわからないのでパス。
スケールならこれでどうだッ!



完璧。
そっくりさん。

ちなみにこのミニサボテン、7ペソ50でした(今のレートで50円くらい)。
ひとりじゃ寂しいかも、と思って、次の週、ちょっと違うのをさらにふたつ買いました。
でもそれはまだ写真撮ってません。
またいつか、そのうち~。

イスラ・アグアーダの風景

2010-02-08 08:00:00 | 
さて、たっぷり二時間のボート周遊を終えて、
イスラ・アグアーダに戻ります。

イスラ(島)と名前のつく村ですが、でも島じゃないんですよね、ここ。
カルメン島と面した大陸側の村です。
なんでこんな紛らわしい名前にしたんでしょうね。



カルメン島と大陸を結ぶ、東の橋と、イスラ・アグアーダ。
うっすら夕焼けをバックに、手漕ぎボートのおじさん。



これは村を流れているらしい河の河口。
ちょうどボートが出てきてました。



もうあとはひた走るボートに、
ワンコは風の匂いを嗅ぎながらも、耳がなくなってます。
少し肌寒いくらいになってきてました。

桟橋に戻って、お金を払って、
夕暮れのペリカン。





これがそのボート乗り場です。
突き当たりの広くなったパラパの下に、到着したときはいっぱい人がいたんですが、
帰り着くころには誰もいなくなってました。
たぶん近所の人たちが涼みに来て、ここでお弁当開いたりするのかな?

私たちはここに来るには橋の料金所を通らなければならないので、
往復で100ペソ以上取られてしまうんですよね。
それがなければ、もっと気軽に遊びにきたいところです。
今度はもっと早い時間に行って、どこか食堂でおいしいご飯でも食べて、
それからまたのんびりボート乗りたいと思います。
まあ村の中は犬だらけで、うちのワンコ連れてたら、
ワンワンと大騒ぎになってしまうかもしれませんが……。

鳥の島

2010-02-07 08:00:00 | 動物
イスラ・アグアーダのボート周遊、
イルカを見て、無人島に行って、さて終わりかと思ったら、
遠目にも鳥だらけだとわかるところへ近付いていきました。
あ、もしかしてあれが鳥の島?



しかもここにはなぜか白ペリカンもいます。
カルメンにはハイイロペリカンはたくさんいるんですが、
シロペリカンはほとんど見ません。
以前、メリダからセレストゥンに行ってフラミンゴ観察ボートに乗ったとき、
シロペリカンも見て、おおお、と思ったことがありますが。



ここにもウジャウジャいるなあ。
こんな近くにいるのに、なぜカルメンには来ないのだろう?

そして、さらにいるのが、グンカンドリです。
すごーーーーーい!



グンカンドリはカルメンでも、いつでも空を飛んでいるのが見られるくらい
ポピュラーな鳥なんですが(こちらとかこちら)、
前の記事にも書いてますが、飛んでいるばかりで、
どこかに留まっているところや水面に浮かんでいるところは見たことありませんでした。
いったいどこで休んでいるんだろう、と思ってたら、こんなところに。
まあすごい飛翔力のある鳥なので、数十キロくらい一跨ぎでしょうが。

ボートのおじさんの解説によると、この鳥、水面に浮くことはほとんどできないんだそうです。
どーりで、その辺で見ないはずだよ。
喉元に赤い袋があるのがオス、胸が白いのがメス、
頭が白いのは幼鳥。



ざっと見ただけですが、目に付いたオス鳥はこれ一羽でした。
あとは全部メスと幼鳥。
ハーレムですか?

もうすでに薄暗くなってきてたのと、
ボートがあまり近付けないので私のカメラのズームではこれが限界でした。
そのうちいいカメラを手に入れて、また行くぞー!

 

グンカンドリは何度見てもカッコいいですねえ。
こんなに大量に見られて、幸せでした。

無人島に立つ

2010-02-06 08:00:00 | 風景
イルカをたんまりと見たあとでボートが向かった先は、
例のカブトガニを見つけた無人島でした。
鳥の島へ行くと聞いていたので、ここに鳥がいるのかな?
犬も上陸していいんだろうか?
と思いつつも、問題なさそうなので連れて降りてみました。

チラッと足元を見ただけでも、カルメンとは微妙に貝の種類が違うッ!
カルメンではめったに見つからない種類が、ざっくざっくと落ちてます。
しかも、人がめったに来ないところだからでしょう、
浜を歩くと、ざりざりばりばりと、貝が砕ける砕ける。
ああ、なんてもったいない、でも他に足の踏み場がないのよ~。

浜を伝って歩いていくと、ホントに無人の空間。

 

かなり入り込んだ形の湾があって、でも鳥はほとんどいないねえ。

 

まあいいか、広々として(島はちっちゃいけど)気持ちいいし、
イルカを見ているあいだ退屈していたワンコが、
島に降り立つなり大張り切りで、ぐいぐい引っ張るほど歩くし。

 ごっきげ~ん、な顔と

 軽快なフットワークで生き生き

ボートに戻って、今度は反対側のほうへ行くと、
同乗していた家族が波打ち際で泳いで遊んでました。
それを見たワンコ、自分も入る~~~、と引っ張る。
が、あんたはダメ! 濡れたらタオルないし、ボートびしょびしょにするでしょ、
と入らせなかったら、そうでなくともテンション上がってて、
浜の砂(そこは貝が少なく砂ばかりになってました)を引っかいて掘るわ掘るわ、
こらあっ、やめろ! とリードで牽制すると、
今度はそのリードに飛びかかって引っ張りっこです。

私は慣れてるし、ワンコもふざけているだけなので大した力じゃなし、
それにどんなに飛びかかってきても手をかんだりはしないんですが、
はたから見てるとちょっと怖かったかも。
ボートのおじさんと少年は笑ってましたけどね。
まあとにかく、イルカを見てるあいだに溜まってたらしい鬱憤は
ここで存分に晴らしたワンコでした。

地球とイルカ

2010-02-05 08:00:00 | 動物
イスラ・アグアーダのボートに乗って、ぶらぶらとカルメンのラグーナを散歩しました。
なんか適当なところに停めて、おじさんのおしゃべりとか聞いていると、イルカが~。

始めのうちはなかなか出てきてくれないし、
出てきてもまったく見当違いな方向に出てくるので、えっと振り向いたらもう消えるところ。
しかもおじさん、真後ろからボートで追いかけたらよけい逃げない?
もう少しこうさ~、横を並行するように走ったほうが……
とか思いつつ、これがまた根気よく粘るんですよ、おじさん。

イルカを追いかけてあっち向きこっち向き、広い広いラグーナを走るから、
方角わかんなくなったりしないか心配になるほど。



太陽は出てるし、それにまあちょっと行けば島や橋が見えてましたけどね。

ところで、ラグーナの内部なので、正直、水は汚ないです。
でも逆光で水面がぴっかぴかに光っていると、これがなかなか神秘的。





遠くのほうにイルカいますが、これじゃあゴミだか何だかわかりませんて。



ボートの水先案内少年が、うっふ~ん、ボクを見て、
ではなくて、その向こうのイルカを撮ろうとしたんですけどね。

こんな感じでなかなか写真は撮れないけど、でも見るだけは見たよな~、
でもおじさん、諦めないねえ。
ボート周遊の一行程は2時間ってことだったから、時間はたっぷりあるわけですが。

見ているうちに、どうやら四頭連れのイルカたちらしいとわかってきました。
しかも、慣れてきたのか、だんだん近付いてくるんですよ。
いつも先頭のやつは背びれの先っちょが千切れているので、同じ個体だとわかります。
水面に現れて、ボートに向けてざざ~~っと迫ってくる。
背中のてっぺんの呼吸孔がぽっかり見えるくらい近くまできます。

そんなことを繰り返しているうちに、何となく写真も撮れました。
呼吸孔までは撮れませんでしたが。



海と、空と、イルカ。



だんだん雲が広がってきて、空と海の境目がよくわからなくなってきました。
空爆な空間のど真ん中。
なんかもう、世界はこれだけで完璧で、
他のものいらないんじゃないか、という気になってきます。



これはもうすっかり雲に覆われて、写真としてはいまいちですが、
三頭めのイルカの顔が見えているので載せておきます。



そして最後にさようなら~~。

いやあ、さすが、粘った甲斐がありました。
思えばちょうど一年と一ヶ月前の2009年1月1日に、
カルメンできりぎりすさんとボート乗ってイルカ見に行きましたが、
まあこのときもそれなりにイルカを堪能したし、楽しかったけど、
こっちのほうがよかったかなあ?
でも当時はここでこんなことやってるの、ぜんぜん知らなかったんですよね。
今回、広告が出ていて初めて知った。
まあこういうのは運不運もあるので、どのくらいイルカ見られるかは
そのときになってみないとわかりませんしね。

イルカがいることがわからないワンコは、退屈してました。
太陽が照っててけっこう暑そうだったので、
日よけに救命具をかぶせてやったり、水を飲ませたり。
それでもイルカが近付いてきて、みんながおおお~!と身を乗り出すと、
なになに!?と自分も覗いてましたが、
イルカが見えていたかどうかはわかりません。

たっぷり時間を過ごして、それでは、とボートが動きはじめて、
帰るのかと思ったら、まだ続きが。

島の反対側のボート周遊

2010-02-04 09:19:03 | 観光
土日に泊まりで出かけたときのこと、
こんなものを見かけました。



カルメンの町は島の西端にありますが、反対側の東の橋を渡って、
カンペチェに向かう道が始まるところにある村、イスラ・アグアーダというところです。
イルカと、鳥の島をボートで見に行くツアー。

メリダにいた土日はものすごくお天気悪くて、
せっかくのユカタン半島でもまったく遊ばないで帰ってきたんですが、
その翌日の月曜日、祝日はなぜかそこそこいいお天気。
じゃああれ行ってみようか、ということになり、午後から出かけました。

まずはこの写真を撮って、電話をかけて値段とか訊いてみました。
そしたら……ひとり100ペソだって言うんですよ。
普通はボート一隻あたりいくらという計算で、まあ600から800ペソくらいが相場。
犬連れてるんだけど大丈夫かな?というお伺いにも、ノープロブレム!

通り抜けることは何度もあっても、村自体の奥に行ったことはなかったので、
教えられた道を探しつつ行ってみると、ボート着き場がありました。
海(というかラグーナ)に突き出た桟橋の突き当たりはパラパ(椰子の葉葺きの屋根つき)になってて、
なんかそこに20~30人くらいがたむろしている……。
もしや、ひとり100ペソってモーターボートとかじゃなくて
でっかい観覧船みたいなやつなんじゃないの?
うちのワンコは人見知りが激しいので、あまり大勢と一緒だとなあ……。

で、ちゃんと話を訊いてみると、やっぱりモーターボートで、
6人まで600ペソ、そこから一人増えるごとに100ペソ追加、ということ。
なーんだ、じゃあ相場くらいか。



というわけで、ワンコも連れて桟橋へ。
桟橋のすぐ下では、海草がゆらゆら。



ボートに乗り込んだところで、もう一組乗りたいって言ってるけどいいかな?
とボートのお兄さんたちが訊いてくる。
向こうが犬さえイヤでなければいいですよ~(うちの払い分安くなるからむしろ歓迎)。
ということで、6歳くらいの男の子連れの家族が乗り込んできました。
ちょうど6人(?)乗って、出かけます。



快晴~~~~。

一緒になった子供とお母さんはうちのワンコに触ってもいい?と訊いて
ちょっと撫でたりしてくれましたが、
すいません、よその人にはまっっったく愛想のない犬で……(汗。
完全無視。

メリダへの道中でちょっとダンナの仕事関係で、
途中の農場に立ち寄って入らせてもらったんですが、
そこにいたワンコたちは吠えながら駆け寄ってきても、
ちょっと手を出して匂いを嗅がせてやるともう尻尾振って擦り寄ってくるんですよね。
うちの犬に慣れていると、いいのかこんなに知らない人に愛想振りまいて?
とちょっとびっくりしてしまうくらい人懐こい。
それを見ていた翌日に、うちのワンコの態度を見ると、ねえ……。
でもまあ性格だからしょうがないですよね。

 なんかいるのー?

 わくわく期待

ということで、続きは明日~。

生きた化石カブトガニ

2010-02-03 08:32:27 | 動物
昨日、月曜日は祝日だったので、お出かけしました。
って昨日も書いたっけ?
ボートに乗ってきたんですが、今日はそのボート周遊で立ち寄った無人島での収穫物、
興奮が冷めないうちに書かせてください。

ボートから島に上がって、砂と貝で覆われた浜に立ってわずか数秒。
ワンコが何やらふんふんと匂いを嗅いでいるので、ふと見下ろすと……。



うわああああっ、カブトガニだ!!!

メキシコにいるのはアメリカカブトガニ Limulus polyphemusですが、
日本にも普通のカブトガニがいます。(リンク先はウィキ)
古生代からずっと同じ姿で生き続けている古代生物です。

まだかなり臭かったですが、ワンコのウンチ袋を大量に持ち歩いているので、
それに包んでお持ち帰りしました。



これは昨晩、ダンナがフラッシュを焚いて撮った写真ですが、
今日の午後、これをきれいに磨きました。
ふふふ、生物屋はこういうのはお手のものです。



どだっ!
生きてるみたいでしょ~。

すでに昨日の晩ホルマリンを買いにいったんですが、見つからず。
実験用具とか売ってる店を教えてもらったけど、閉まってました。
ホルマリン漬けにするための平べったい蓋つき容器も買ってきたんですが、
これまた適当な目測で買ってきたら、尻尾が5mm長かった……orz
というわけで、臭いまんま洗濯場に放置。
今日、ダンナがホルマリンと容器を買ってきてくれる予定です。

でもホルマリン漬けにしたら、今はやわらかい部分も固まるし、
色も変わってしまうので、今のうちにと写真をたっぷり撮りました。



ナウシカに出てきそうな姿です。



左右に一個ずつあるこの目は複眼。
ウィキによれば1000個以上の単眼が集まっているそうです。

 脇腹のとげとげ

 頭のてっぺんの模様

 尻尾

尻尾の先は残念ながら、やや欠損していました。
でも尻尾にまでとげとげが生えてます。
とにかくこの甲羅はものすごく硬くて、そしてあちこち棘だらけです。

さて、裏返しますとちょっとグロくなるので、
そういうのが苦手な人は要注意です。

 裏から見た全身像

実は、持ち帰ってこの洗濯台に出して一晩明けたら、
蛆虫がいっぱいたかっていたことに気付きました。
磨くときにどんどん、出てくる出てくる。
いっそこのまま放置しておけばきれいに食べつくしてくれるんでは、
とか思いましたが、蛆のままではいてくれず、何かに変身するだろうし、
もうほぼ食べつくされているし、
関節部分まで食べられたらばらばらになってしまって困るので、
ごめんなさい~、と謝りつつ、全員流れていっていただきました。

 うじゃうじゃの足

カブトガニは、ウィキにも書いてありますが、
カニではなく、クモに近い仲間だそうです。
でもまあ足の感じとか見ているとやっぱりエビやカニに近いですけどね~。

スケッチしている暇はないので、足の一本一本、
棘の一本一本までわかるように大量の写真を撮りましたが、まあそれは割愛。
しかし古生代(4億年くらい前)から生きている動物の、
精巧な爪のひとつひとつ、並ぶ棘の精密さ、軽くて頑丈な殻の造りに、感動します。

足の下にある半月形をした膜をべろんとめくると……



半分くらい取れてなくなってますが、えらがあります。
肋骨みたいに、内臓を支えていた突起も並んでいるのが見えます。



えらの感じをわかってもらおうと、ホースで水を流しつつ撮ったんですが……
難しいですね。
平べったい丸いひらひらが、ぎっしりと一列に並んでいるんですが。

まだまだ乾いてないし、ホルマリン固定もしていないので、
こんなふうに……



関節のところでだらんと折れ曲がります。

 

ぶら下げて、裏表。
裏から見ると、半透明なのもわかるでしょうか。



改めて、正面顔。
左右の複眼の他に、中央正面に鼻の穴のように小さく二つ並んでいるのは、
鼻の穴ではなくて単眼です。



斜め後ろ姿。
こんな姿で、4億年も、どんな気持ちで生きてきてるのかなあ。

カルメンにカブトガニがいるという話は前から聞いていたんですが、
ダンナも私も実物を見たことはありませんでした。
今回、小さめの個体とはいえ、こんなのを見つけてラッキー。
いつか、生きているのを見てみたいものです。
どこへ行けば見られるのか、そのうちどこかから情報が入るのを期待してます。