メキシコ関連ニュースで日本語のものに、こんなニュースがありました。
ティファナやフアレスでの治安の悪さは、これまでもニュースで耳に入ってました。
フアレスにはインディオスというサッカーチームがあって、
それがこのたびめでたく二部から一部リーグに昇格したんですが、
そのインディオスに移籍することを、治安の悪さを理由に断わった選手もいるほど。
麻薬撲滅に政府や警察が頑張るのはいいんですけど、
市民に犠牲を出していては元も子もありません。
にしても、ちょっと不思議なのは、メキシコ人がそんな簡単に国境を越えて
あっちに行けるんだろうか? ってこと。
まあそれができるのは、ごく一部の富裕なメキシコ人だけなんだろうな……。
◆
その一方で、数時間差でこんなニュースもありました。
これまた、はぁ~そうですか、てな記事。
まあこれ、「アメリカ人」じゃないんですよね、「米住民」なんですね。
名前を見ても、明らかにメキシコ系?
にしても、あっちに行ったりこっちに行ったり、忙しいことです。
◆
もいっちょついでに。
大使館から来たメールに笑いました。
んで、まあ注意するように、とのことなんですけど。
メキシコでそんな手口に引っかかる人、いるんでしょうかね?
しかもスペイン語しゃべる家族がいる日本人、となると対象も限られてきて、
やるほうもご苦労さんなことです。
麻薬戦争から逃れて米国に転居するメキシコ人
2008.6.24 00:47
【メキシコシティー=USA TODAY(クリス・ホーリー)】麻薬密売組織に関連した抗争や誘拐事件が多発するメキシコ。治安悪化に嫌気が差した多くの人々が、米国に移住している。
米国境に近いメキシコ・シウダーファレスに住んでいた弁護士のサルバドル・ウルビナさん(45)は今年2月、自宅を売り払い家族とともにテキサス州エルパソに引っ越した。「本当は転居はしたくなかったが、シウダーファレスでは犯罪者が勝手放題に行動するので、妻や家族のことが常に心配だった」と理由を明かす。
サンディエゴの不動産業者、ミレイア・デュラソさんは「米国の住宅価格の低下もあるが、多くのメキシコ人が米国に移り住むのは、18カ月に及ぶメキシコ政府の麻薬密売組織掃討作戦で、治安が悪化しているからだ」と指摘する。ティファナでは今年だけで誘拐事件が118件も起きているという。
ウルビナさんはシウダーファレスで仕事をし、夕方エルパソに戻る。「高いガソリン代や大気汚染のことを考えるとこんなことはしたくないが、やむを得ない」と話す。
ティファナで寝具の卸売業を営んでいたフランシスコ・モンロイさんは店をサンディエゴに移した。米国で開業し、米国人を雇用すれば永久的に米国に住めるE1、E2ビザが取得できるからだという。「昨年9月に誘拐されたが、家族が身代金を払い解放された。政府も助けてくれないこんな危険な場所から逃げ出そうと、家族を説得して移ってきた」と話す。
ティファナやフアレスでの治安の悪さは、これまでもニュースで耳に入ってました。
フアレスにはインディオスというサッカーチームがあって、
それがこのたびめでたく二部から一部リーグに昇格したんですが、
そのインディオスに移籍することを、治安の悪さを理由に断わった選手もいるほど。
麻薬撲滅に政府や警察が頑張るのはいいんですけど、
市民に犠牲を出していては元も子もありません。
にしても、ちょっと不思議なのは、メキシコ人がそんな簡単に国境を越えて
あっちに行けるんだろうか? ってこと。
まあそれができるのは、ごく一部の富裕なメキシコ人だけなんだろうな……。
◆
その一方で、数時間差でこんなニュースもありました。
安いガソリン求めて国境越え 米住民がメキシコへ
2008.06.23 Web posted at: 20:27 JST Updated - CNN
メキシコ・ティフアナ(CNN) 米国内でガソリン価格の高騰が続くなか、カリフォルニア州南部の住民らが安価なガソリンを求め、国境を越えてメキシコ側で給油するケースが目立っている。ただ、専門家らによると、メキシコ国内で売られているガソリンは硫黄含有量が多く、車の故障につながる恐れがあるという。
メキシコ国境から数キロの町、カリフォルニア州サンイシドロに住むリカルド・フェルナンデス氏は毎週一回、仕事の空き時間に、自家用トラックでメキシコ側のガソリンスタンドを訪れる。米国側で1ガロン4ドル60セント(1リットル約131円)のガソリンが、当地では1ガロン3ドル10セント(1リットル約88円)。20ガロンで満タンにすれば、計30ドル(約3230円)も節約できる。
行きも帰りも渋滞で、1時間から1時間半のドライブになるが、「スーパーあたりで買い物もすれば、さらに節約になる」と、フェルナンデス氏は言う。
一方、国境から北へ約160キロ離れた同州サンタアナ在住のペドロ・エルナンデス氏は、「ガソリンスタンドへ行くためにわざわざメキシコ側へ来ることはない」と話す。ただ、当地に住む親類にはよく会いに来るので、その時は「ついでに」給油も済ませることにしている。満タンで40ドルの節約だ。
ただし、全米自動車協会(AAA)自動車研究センターのスティーブン・マゾア氏は、メキシコでの給油について「確かに目先の節約効果はあるが、長期的にみると損をする恐れがある」と警告する。同氏によれば、米国の車に硫黄含有量の多いメキシコのガソリンを使い続けると、排気コントロール装置に故障が起きる可能性がある。その結果、車が排気ガス検査で不合格となり、多額の修理費がかかってしまうケースも考えられるという。
だがフェルナンデス氏は、そんな警告も気にならない様子。「愛車のトラックは今のところ、メキシコのガソリンで問題なく走っている。米国内のガソリン価格が下がるまで、それ以上の心配をする余裕はない」と、肩をすくめた。
これまた、はぁ~そうですか、てな記事。
まあこれ、「アメリカ人」じゃないんですよね、「米住民」なんですね。
名前を見ても、明らかにメキシコ系?
にしても、あっちに行ったりこっちに行ったり、忙しいことです。
◆
もいっちょついでに。
大使館から来たメールに笑いました。
「オレオレ詐欺(振り込め詐欺)」への注意
日本で流行っている「オレオレ詐欺(振り込め詐欺)」がメキシコでも確認されました。グアダラハラ在住の邦人の方からの情報です。状況は以下のとおりです。
1.発生日時
6月5日(木) 15:00頃
2.発生場所
グアダラハラ在住の邦人宅への架電
(受信番号表示から、発信元はメキシコ市と判明)
3.発生状況
家人が電話を受けると、スペイン語で、泣いている様子の男の声で「人をはねてしまった」との内容で、相手は「Soy Yo, Soy Yo(おれだ、おれだ)」と言い、電話口で身内の者を演じている様子であっ た。「うちには男の子はいない」と応じると、途端に電話は切れたとのこと。
んで、まあ注意するように、とのことなんですけど。
メキシコでそんな手口に引っかかる人、いるんでしょうかね?
しかもスペイン語しゃべる家族がいる日本人、となると対象も限られてきて、
やるほうもご苦労さんなことです。