メキシコの隅っこ

メキシコの遺跡や動物、植物、人や風景などを写真で紹介してます

ケレタロで泊まったホテル

2010-04-19 08:00:00 | ホテル・レストラン
ケレタロにはけっこうホテルがたくさんあるようですが、
私たちが泊まったのは町のど真ん中にあるホテルでした。
でも部屋は裏道に面するほうの5階だったかな?(すでに記憶が曖昧)
なので、大通りの騒音に悩まされることもなく。

少し古いホテルらしくて、ドアのうちからかける鍵が壊れていたり、
コンセントがひとつしかなかったり
(それにテレビがつながっていたので、サッカー見ながらネットしようと思ったら
 パソコンはバッテリー駆動するしかありませんでした)、
多少は不便なところもありましたが、
お風呂などはとても綺麗でよかったです。
お湯が出てくるまで30分くらいかかったのも許せる範囲?
エレベータが壊れていて、5階まで階段を上り下りしたのも一度だけでした!?



こんなすてきな中庭があるの、帰る日にふと廊下の窓から見下ろして気付きました。
ここに座ってパソコンのんびりいじるのも楽しいかもね~。
ケレタロまで行って何してるんだ、と言われそうですが。

レストランにはこんなものが。



おしゃれなタラベラ焼き(紛い?)のテーブルセット。
実は日本の友達の結婚祝いに何を贈ろうかと迷ってたんですが、
これを見て決定しました。
同じようなのを探したんですが、見つからなくて、
でもメキシコシティに帰り立ち寄る予定だったので、
シティでだったら確実にこの手のいいのを売ってるところ知ってるし。
というわけで、アイディアくれたレストランにも感謝~。

このホテル、部屋数が多いからか、スポーツ団体客が多かったです。
二泊目の晩、外から帰ってきたらホテルの前に……



モンテレイの大学UANLのサッカーチーム、ティグレスのバスが!
うちのダンナが応援しているチームで、私も試合を生で見たこともあります。
もしかして、とわくわくしながらホテルに入りましたが、すでに人影はなし。
フロントに、ティグレス来てるの~?とミーハー丸出しで訊いたら、
来てますけど、ユースチームです、との返事。
なんだ~。
翌朝出かけるところを見かけましたが、確かに知った顔はひとつもなく、
十代後半の男の子ばかりでした。
が、みんなでかいでかい。
誰だよメキシコのサッカー選手は小さいとか言ったの!(私です

おしゃれなタンク

2010-03-21 08:00:00 | ホテル・レストラン
ケレタロの街中を歩いていたら、ふと変なものが目に付きました。



いやいや、何の変哲もない水タンクなんですけどね。
うちの屋根にも同じタイプのが乗っかってますし。
でもこれは……おしゃれ~~~。

何ですか、あれは~、と叫んで、道を渡ってじっくり見てしまいました。



近付いてみたら、Azulさんが、「ああ、ここ! カフェ・ネブリーナス」と。
何だかわりと有名なカフェらしいです。
店構えを見てもそんな感じ、
いかにも貧乏な芸術家の卵とか集まりそうな?
そして、今は有名な画家とかが昔はよくここで仲間とたむろしてました、
なんて伝説がありそうな。

それにしてもこの水タンクはすばらしい。
しかもその横、屋根の上にテーブルと椅子とビーチパラソルが。
お客さんでもあそこに上がって、町並みを見ながら
コーヒーでも飲めるんでしょうか。

時間があったら入ってみたかったです。

個人経営のピザ屋さん

2009-10-21 08:00:00 | ホテル・レストラン
前にどこかのコメント欄でピザの話が出ましたっけ?

で、何となく思い出したんですが、
メキシコもドミノとかピザハットみたいなチェーン店がどんどんできて、
ヤンキーピザが幅を利かせています。
うちも最近はあまり食べなくなってましたが、
以前はピザと言えばやっぱりその辺で食べてた。
でも、もっと前は個人経営のピザ屋さんにも行ってたんですよね。
もう10年以上前のことで、ずっと行ってないなあ。

あの店、まだあるのかな、つぶれたのかな、とダンナに訊いたら、
まだあるだろ、という。
アメリカのチェーン店に負けずに経営してるってすごくない?

で、ダンナも思い出したら行きたくなったらしく、
こないだの晩、食べに行こうと言い出した。
うちは、晩はほとんど食べないんですが、まあいいか。

店のあった通りは覚えてるんだが……この辺だったよね?
ないよ?

ダンナは、昨日通ったときあった、と言い張ります。
何か見間違えたんじゃないのぉ~?
車を停めて、その前後を歩き回り、近くの店で訊いてみると、
それはもっと先だ、という。
変だなあ。

でも行ってみる。
ない。
こんなに向こうじゃ、ぜったいに、なかった。

ところが、ありました。
ありえないくらい向こうに、移転してたらしい。
ピザ・カルーソー。
不滅のテノール歌手の名前をつけてるだけあって、店も不滅です。

6時過ぎでしたが、店には誰もいなくて、
テーブルについたら、兄ちゃんが
「そこは扇風機壊れてるからこっちのほうがいいよ」と奥に誘導。



こんな感じのどんよりとオレンジ色した店内で、
壁とかには前世紀か前々世紀か、というような猟銃とか止まった柱時計とか、
電気を使わないアイロンとか、サボテンとか、刀剣とか、
映画でしか見たことないようなぐりぐり回して使う電話機とか、
とにかく古そうなものがいろいろ並べてあります。



これはフラッシュ焚いて撮ったんですが、
テーブルと、ベンチ。

店は移転したけど、10年以上前と一緒だねえ。
でもダンナは、オーナー変わったみたい、と言います。
あら、そう? と言ったら、店の人が違う、と。
そうか、私は兄ちゃんまで覚えとらんわ。

で、ピザを注文する。
久しぶりだし、いつものでいいよね、ハワイアーナ。
うちのダンナ、なぜかパイナップル使った料理が好きです。



これで中くらいの大きさ、と言っても大きさがわからんか。
すいません。



これならどうでしょう。

八つに切ってあるのを、私が三つ、ダンナが五つ食べました。
最初の一切れを食べて、ダンナ、
「ドミノのほうがおいしい」と言いました。
そう?
ドミノのは生地がもっと分厚くてふわふわしてて、端っこが盛り上がってます。
ここのは、ぺったんこ。
でも味は別に、というか、こっちのほうがチーズがおいしい。

ところが五切れ食べ終わったダンナ。
「こっちのほうがドミノよりおいしい」とのたまう。
ドミノは一切れか二切れはおいしいけど、あとはそうでもないそうで、
ここのは最後まで食べても飽きなかったとか。

まあねえ、私たちがいる間、お客は誰も来ませんでしたが、
ここは配達もしているので、たぶんそっちの注文のが多いんだと思います。
ただし、お値段もドミノに張り合うくらいいいお値段でした。

そして私たちが食べ終わるころに、見覚えのあるおじさんが来て、
おおお~、と挨拶。
オーナーでした。
なんだ、やっぱり同じ人じゃないか~。
しかも、10年経ってもまったく変わってないよ、おじさん。

というわけで、久し振りにここのピザを食べてきました。
が、大事なことを忘れてるよ、って?
はい、その話はまた明日。

自転車ぶら下げたメリダのお店

2009-10-02 08:00:00 | ホテル・レストラン


これはメリダの街中にある小さなお店です。
三年前、のりさんと日本からのご両親を案内して滞在したわけですが、
そのときこのお店を見て、

「あ、あそこメキシコに来てわりとすぐのころ入ってタコス食べた~、
 おいしかった~」

と思い出した私。
ぶら下がっている自転車が印象的だったんですよね。

で、私が何だったかでいなかったときに、のりさんたち、ここに入ったそうです。

「ピザ屋さんだったよ……?」

と言われてしまいました。
……あら? そうだっけ? 
うーん、と思い出してみたらそんな気もしてきました。
うはははは、すいません~、そうだったかも~。

メキシコに来たばかりのころの私って、タコスとピザの区別もついてなかったんでしょうか?
それとも例のあれ、「おいしけりゃ何でもいいや~」?

万が一メリダでこのお店を見つけた人は、間違えないでください。
おいしいけど、タコス屋さんじゃないです、ピザ屋さんです。

タバスコ州で独立記念日のごちそう

2009-09-22 08:00:00 | ホテル・レストラン
さて、9月16日の独立記念日、水曜にぽっかりとお休みになったんで、
前から行きたかったタバスコ州の村めぐりに行こうと出かけたんですが、
あいにく朝からどんより曇り。
しかも途中では前が見えなくなるほどの土砂降り。
これではせっかく行っても、いい写真は撮れないよねえ、ということで
急遽予定を変更して、地味~にヴィリャエルモッサの観光に切り替えました。

まあ大したことは何もしてこなかったんですが、
その話はおいおい出していくとして、
ダンナが12時になるかならないかの早い時間に、もうお昼ご飯と言い出しました。
(メキシコのお昼ご飯は3時とか4時です)

しかも、なんか自分勝手に変な通りに入っていくよ?
ねえ、どこ行くの?

到着したのは、どこにあるんだかよくわかりませんでしたが、
La Lupita という名前のレストラン。
まだ時間が早いので、ほとんど誰もいませんでした。



店内はしっかり独立記念日の飾りつけ。

ここのボーイさんたちは全員しっかりマスクをつけてました。
タバスコ州が厳しい、のではなくこのレストラン独自の方針でしょうかね。
まあ新型インフルエンザはタバスコ州ではけっこう早くに広まったようなので、
こういう対策は大いにけっこうなことです。
このレストラン、おいしかったですが、お値段もそれなり。
何やら入り組んだ道にあるにしては、けっこう高級っぽかったです。

こんなとこ、いつ来たのよ、とダンナに訊いたら、先週、という答え。
ああそうだった、一日出張で先週出かけたんでしたね。

さて、ダンナはその先週も食べたという魚のフィレがお気に入りらしく、
あれはないの、とわざわざ訊いてまた同じものを注文。
あ、ちなみにマリスコス(海産物)のレストランです。



ダンナの食べた料理。
何の魚だったか、ロバロ(Robalo、スズキの一種)だったかな?
そのフィレを二種類のソースで食べるわけですが、
あはは、独立記念日にぴったりの、メキシカントリカラーですね。
真ん中のトマトとパセリが、国旗のサボテンとワシの代わり?

そして私は……タバスコ州名産物を。



これまでに、生きているのは何度か見て、このブログでも紹介しました、
ペヘラガルトです。
● ヴィリャエルモッサ郊外のサファリ、ユムカーにて
● カンペチェ~タバスコ州の自然保護区セントラにて

こうして生きて泳いでいるのを見る限りでは、
ちょっと顔の長い普通の魚に見えたんですがねえ……。
間近に見れば見るほど、ものすごい魚でありました。
すでにこの写真でも、頭部の迫力はごらんいただけるかと思いますが。

もう、解剖する勢いで観察・撮影してきました。
それを明日、じっくりお見せします。

お味?
おいしかったですよ~。
あっさり白身の焼き魚。
できるだけ元の姿に近いものがいいと思って、単純な焼き魚を頼んだんですが、
小骨が多かったのが面倒と言えば面倒でしたが、
ちまちまほぐしながら、トルティーヤに包んで、
適当なソースをかけて(ちょっとダンナの皿のソースも拝借)食べたら、
癖もなく、しっとりとして、分量も適度でした。

セノーテ・アスルのレストラン

2009-08-29 08:00:00 | ホテル・レストラン
いやもうね、たったの2泊3日だったと思えないくらい盛りだくさんだった
チェトゥマル滞在、改めて写真を眺めて、もうびっくりでした。

チェトゥマルはユカタン半島なので、当然セノーテがあります。
セノーテって何?というかたは過去記事をどうぞ。
 セノーテ、サク・ムル・ハー(地下湖タイプ)
 ジビルチャルトゥンのセノーテ(池タイプ)
 チチェン・イッツァのセノーテ(井戸タイプ)


チェトゥマルの町から少し郊外へ行ったところにある、セノーテ・アスル(青いセノーテ)。
そのレストランへ、お昼ご飯を食べに連れていっていただきました。

まずその入り口が、おしゃれ~。



メキシコらしい色彩のこれはなんだ~、と近付くと、



船の舵輪に(それとも馬車の車輪か?)板を張って絵を描いたもののようです。
描かれているのは、このあたりの生き物たち(人間含む?)。
う、うむ、右下のはイルカなのかマナティなのかいまいち判断がつきませんが、
深くは考えないことにして。

その隣にあるのは、こんなの。



イエス・キリストの祭壇。
十字架にかかっているのではなく、子供のイエスってところがちょっと変わってますね。
その上に君臨する写真のおじさんは何者なのか、
そのまた隣に写っている人たちはなんなのか、
それも深く考えないことにして。
まあおそらくこのレストランのオーナーとか創立者とかではないかと推測。

それから民芸品などを売っている控えめなお店の横を抜けて
レストランへと入っていきます。
その途中には、これ、メキシコには欠かせない、グアダルーペの聖母像。



しかしこれまた、聖母が現れたのを目撃し、その言葉を伝えたという
インディオの青年(フアンでしたっけ?)までがちゃんと再現されているという丹念さ。
グアダルーペの聖母についてまだご存じないかたは過去記事をどうぞ。
 グアダルーペ寺院バシリカ
 グアダルーペの祝日の祝典の様子


レストランで何を食べたかについては、また明日~。

島が削れていく

2007-11-22 04:08:45 | ホテル・レストラン
こないだカンペチェに行ったときですが。

ここでも何度かお見せしました、
島のちょうど真ん中辺りにあるレストラン、
割とちょいちょい行ってたし、お友達が来てくれてそこで食べたこともある、
道路と海に挟まれた、パラパの下で海風に吹かれて魚料理を食べるところです。

ワンコを連れて行くこともしばしば、
そんな様子をこちらとかで紹介しましたし、
6月にはこちらで、浜が削られて、パラパが倒れるかも……とか書いてます。

それで、ですね。
こないだカンペチェに行く途中で通りがかったら……
倒れてませんでした。

こんなでした。



これ、道路側から撮ったもんです。
行きは、どひゃ~~~、どうなってんの!?と言いつつ通り過ぎましたが、
帰りに車を停めてもらって写真撮りました。

えーと、客はこの砂山をよじ登ってパラパに……?
行くわけねぇッ!

で、私は行ってみました。
ズルズルと崩れる砂を踏みしめ、サンダルの中砂だらけになりつつ。

そしたら、パラパが……



埋まってる……。
これじゃあ、テーブルや椅子を入れたら屋根にくっついてしまいます。



このところ、ハリケーンだのノルテだの、
激しい風が続いてましたから、いつもに増して海岸線の変動が大きかったようです。
しかしこれでは、レストラン、おまんまの食いあげ。
で、手前に積まれた砂は、たぶんトラックで持ってきて積み上げたものでしょう。
これを適当にまた海のほうへならして、砂浜を広げるのだと思います。

放棄されたレストランの写真もアップしたことありますが(こちら
ここはまだ、戦い続けるようです。
コンクリートの建物より、こういう椰子の葉葺きのもののほうが
復旧は簡単かもしれませんね。
いつ再開するのかな~、また食べに行きたいんだけど。

肉三昧

2007-02-15 08:33:13 | ホテル・レストラン
今日は夕方からダンナが出張で出かけます。
やた~!
というのは内緒で。

それで、朝出かけるダンナに、「お昼は普通に食べるんだよね」と訊くと、
「うーん、今日は食べに行こうか」とのたまう。
なんか、食べたいもの(私には期待できないもの)でもあるのかな?
でも料理しなくてすむ!!!んだったら、いつでもイエスマンのわたくし。
あそ? じゃあそうしよう、いってらっしゃ~い、とダンナを送り出し、
ミクシィニュースを見てたらこんなのが。

「ベルギーではバレンタインに外食」

へえ~、そうなのか。
ドイツもそうだったかね?
バレンタインなんてやったことないから知らないや。

と思ってから、ようやく気が付きました。

1.メキシコは今日が14日
2.メキシコでもおそらく外食が一般的バレンタインの祝い方、かも?

というわけで、行ってまいりましたよ。
今日はダンナ、張りこんでブラジル料理のレストランです。



と言っても写真は今日のじゃなかったりしますが(笑。
だって今日はすごい人で、座ったのがど真ん中。
写真なんか目立ってしまって撮れませんでした。
小心者でスミマセン。

この写真は去年(一昨年かな?)の私の誕生日に行ったとき。
このときはけっこう、がら~~ん、と空いてたんですよね。



今日はいっぱいいっぱい、
しかも天井には赤と白のハート型の風船が張り付いてるし。

料理の写真もなくて(またかよ)スミマセンです。
ブラジル料理、まあ自称ブラジル料理ってことで、
こないだの和食の話じゃありませんが、
どこまで本当にブラジルなのかは、知りません。

ここの特徴は、メニューがないこと。
飲み物だけは別料金で注文しますが、
あとはサラダバーとスープが取り放題になっていて、
メインは肉料理。
でっかい串刺しの肉をテーブルまで持ってきて、
直接お皿に切り分けてくれる方式。

この肉が、10何種類あって、
ちょっとずつ食べても、相当お腹いっぱいになります。
おいしかったのはもっと食べてもオッケー。
でも、そこまで辿り着いたこと、私はないです。

今日も、たぶん一通り食べたと思いますが、
いや、最後のほうの一つか二つはもうダメ、入らない、と断わったっけ。

なんか、肝心な写真がまるでないですが、
以前のこの写真は、並んだソース類がすばらしかったので。
今年中にはもう一度くらい行く、かもしれないので、
そのときにはもっとちゃんと写真撮ってきます……たぶん。

で、メキシコ在住12年目に発見の事実、
バレンタインはみんな外食するのだ!
私もダンナも、そういうの疎いので、今年が初めてだったかも。
いや、もしかしたらよく覚えてないだけかもしれませんが(ダンナ哀れ)。

クジャクのいるレストラン

2007-02-01 04:28:09 | ホテル・レストラン
前に、スズメのお宿ならぬ、スズメのいるレストランを紹介しましたが。
今日はクジャクのいるレストランです。

鳥に格差があるように、レストランにも格差が、
というか
鳥に格差があるからレストランにも格差が(いや、それはないか)、
それとも
レストランに格差があるから鳥も身分をわきまえて……。

なんてこともあるのかないのかわかりませんが。
とにかく。
いや、私はスズメもクジャクも、どっちも好きですよ?



クエルナバカへ連れていってもらった去年の9月。
そのクエルナバカでも最高級、らしいレストランにお邪魔しました。
いやいや、お邪魔しただけじゃなくてちゃんと食べました!

でもまず、こんな洋風の建物に、中庭。
そうそう、ここはホテル付属のレストランなんでした。



向かいがレストランの食事テーブルですが、
まずはこちらのソファに座るんです。
そう決まってるんです(ホントか!?)。

そこでは優雅なヨーロッパ人っぽいお金持ち宿泊客のおば様たちが、
優雅にお茶をすする午後。
そばに寛ぐのは優雅なクジャク。

と思いきや。
クジャクは虎視眈々。

  

テーブルの上のポテトチップスを狙ってます。
狙うだけじゃなくて、食べてます。
まあ、テーブルのおば様たちが撒いてるし。

しかしさすがに、クジャクが直接テーブルから取ろうとすると、
お仕着せをぴちっと着たボーイがさりげなく追い払ってました。

でも、臆することなく歩き回るクジャクたち。



もうね、群がってますから!

食事は、巨大な黒板にチョークで書かれたメニューを持ってきて、
地面に置かれたそれを覗き込んで注文。
支度ができると呼んでくれるというので、それまで中庭をお散歩。



……。
なんですか、そのポーズは、その構図は!?
もうね、mumuちゃんちのワンコ並みですから。
さすが、高級レストランのクジャクはよく躾けてあるもんです。

まあ、中には……



ちょっとお行儀悪いのもいますがね。
「あ~、接待も楽じゃないのよね~。喉乾いちゃった」

庭の隅には極彩色のオウムもいます。

 

ちょっと、活発だから & お天気がもひとつだったからでしょうか、
手ぶれ写真ばっかりになってしまいました。



庭を徘徊しつつソロサックスを聞かせるおじさんもいます。
なんか、手前の少年の座像と、帽子が一緒~。

うろ覚えですが、ホテルの名前はラス・マニャニータス Las Manañitas
(文字化けするかな? n がふたつあったらふたつめ、もしくは化けてるところが「エニェ」です)

最新の「地球の歩き方」データによれば、一泊
205~459USドル
我が家の一ヶ月の家賃より高い部屋もあるのです。

で、食事はもちろん、と~~ってもおいしかったですが、
写真は撮り忘れました。
ええ、一生に一度であろうチャンスをふいにしたと罵ってください。
クジャクの写真ばっかり撮ってきた亀でした……。

スズメのレストラン

2006-10-28 06:21:18 | ホテル・レストラン
さぁて、ハニツィオでモレーロスの像に登ったあと、
お腹が空きました。
そこで、モレーロス像の公園を出て、また土産物の店のほうへ。
合間合間にレストランがあるんですよね。



目についた最初のレストランに飛び込んでみたら、
こんなところでした。



窓からの景色は相変わらず抜群だし、

 

料理はぎょろ目の魚と、当然のように緑色のトルティーヤ。
いや、以前このトルティーヤは黒いか緑色かとここでも議論(?)がありましたが、
すみません、私にはどうしても緑に見えるので。

という、なかなかすばらしいレストランでしたが。
実はそれ以外にも、私たちがどうしてここに入ったか、
と言いますと。

入り口でもすでに見てたんですが、
ここは何故か、スズメがやたらと多い。

私たちが座ると間もなく出て行った家族の
食べ残しに、あっという間に群がるスズメたち。

  

逆光だったりピンボケだったりしてスミマセン。
もうチョロマカと走り回り、飛び回るので、
写真に撮るのもけっこう大変だったんですよぅ~。

しかし不思議なことに、こちらが食べているあいだは来ない。
よって、食べるものにウ○コが……とかいうことはありません。
実に、礼儀正しいスズメたち。

でもですね、白状すると、
このレストランの入り口ではトルティーヤを作るための
マサ(粉トウモロコシを練った塊)が桶に置かれてるんですが、
こんな感じで。



一番手前のバケツに入ってるのがそれです。
で。
最初に通りかかったとき、目撃してしまいました!
このマサに、スズメがちゅんちゅんとたかっているのを!

店の人も、別に当然、という表情でほったらかし。
まあ……丸めて平らにして、あと熱しますからね。
別に雑菌とかは、残らないんではないかと思います。
このときの我々三人(全員一応日本人)のだれも、
別に気にせず、スズメの足が練ってくれたトルティーヤを食べておりました。
おいしかったですよ?

それより、これですよ、出て行くときに目に付いて気になったのは!



何に見えます?
飢えた(?)私の目には、これはど~しても肉マンに見えます。

もしや、江ノ島や長崎と似ていると言われるハニツィオ島には
肉マンが伝わっているのでは!!??

とまでは当然、このときは考えませんでしたけどね(笑。

横でトルティーヤを作っていたお姉さんに、
ねえねえ、あれ何ですか?
と訊ねたら、あれ、と指差されたのが、
上の写真、バケツのマサの奥に写っている、
石のメタテに置かれている、でっかいトルティーヤでした。

ああ~、なるほど……?
といまいち腑に落ちない(ど~しても肉マンに見える)私に、
お姉さんが手に取って実演。
許可をもらって写真撮りました。

 

肉マンが、パンパンパン!とあっという間に叩きつぶされ、
掌のあいだをひゅんひゅんと飛ぶように行き来すると、
冗談のように伸びて広がっていく……。
す、すげえええ。

なるほど、よくわかりました。
肉マンではありませんでした
と得心してそのレストランを出た次第です。

パツクァロのホテル

2006-10-15 12:15:53 | ホテル・レストラン
さて、盛りだくさんのパツクァロもそろそろ紹介していかないと~。
てことで、手始めにホテルです。

アッシー君を買って出てくださったRさんのお薦めホテル。
ラ・パロキア La Parroquia



見つけるのにちょっと苦労しました。
パツクァロは普通の町のように中心の広場がひとつ、ではなくて、
ふたつあるのです。
バシリカと呼ばれる教会はあるけど、いわゆるカテドラルがなくて、
それに面する公園もない。
代わりに、
バスコ・デ・キロガ広場 Plaza Vasco de Quiroga と、
ボカネグラ広場 Plaza Bocanegra があります。
確か、前者が「大きな広場」、後者が「小さな広場」と
地元の人には言われていたように思います。

このホテルは、ボカネグラ広場の北側にあります。
表はどうということない建物なんですが、
ちょっと通路を抜けると、どーん!と上の写真のような
艶やかな木造に囲まれた中庭が現れます。
お値段をまず訊いてみたんですが、シーズンオフかつ週日だったおかげか、
『地球の歩き方』に載っている値段の半額以下でした。

一泊だし、すごく綺麗だし、ここにしよう~!
と決定。
部屋に上がってみると、また別の意味でびっくりしました。



しっとり落ち着いた建物に、このド派手ベッドです。
でもこのくらいでないと、メキシコらしくない。
特に、到着したときは薄曇りのお天気だったので、
この明るい色合いがとっても新鮮でした。



シャワー室も、とってもきれいなタイル張りです。
いやさすが。

私たちは最上階の部屋だったんですが、
翌朝起きてみると、綺麗な青空に、
少し離れた教会が塔の先を覗かせていました。



焼き鳥屋

2006-08-26 06:04:55 | ホテル・レストラン
都市間道の途中にある村とか集落みたいなところにはたいてい、
排気ガスをかぶっても平気な感じで、食堂とか並んでます。



これはヴィリャエルモサ郊外の、なぜかやたらと焼き鳥屋が並ぶ村。



ほら。
もくもくと煙を上げて、それとともにジューシーないい匂いが。
しごく当然のように、炭火焼き。

残念ながら写せませんでしたが、
ドラム缶を縦割りにして横向けに置いたものに網を張って焼いてるところとか。
なんかそういう、廃品利用みたいなもんで
堂々と生活しちゃうところが、すごく好きです。

前にafricaさん(現在船旅中)がここまで来たときに、
「どうしてメキシコの鶏肉って黄色いの?」と言ってて、
浦島な私は、へ、それって変かなあ? ととっさに返事が返せず考え込んでしまった。
うん、確かに黄色いですがね。深く考えたことなかったよ~?
種類が違うのかな? くらいしか思いつきません。

まあこういうところで食べるのは、外国からのお客様には薦められませんが、
実はやっぱりおいしいんですよねえ、地鶏の炭火焼き。
皮はパリパリ脂たっぷり、中身は柔らかくてお汁たっぷり。
これでトルティーヤがおいしかったら、もう最高。
うははは、自慢してごめんなさい
でもこれくらい楽しみがないと、永住の苦労(?)が報われませんて!?



すごく、関係ないけど、こうしてたまたま撮った二枚ともに、
サッカーユニを着た人が写りこんでいたので笑ってしまった。

一枚目は奥に、赤白のチバスの最新ユニ!!を着た兄ちゃんが、
二枚目は写真ではわかりにくいですが、緑色の代表ユニ(まがいもの)を着た兄ちゃんが。
みんな、普段着なんですよねえ。

田舎町の狭い通りにある小さな食堂

2006-08-01 07:41:00 | ホテル・レストラン
まあぶっちゃけ、昨日ご紹介したご馳走(?)を食べたところなんですが。
レストランとはとうてい言えない、ホントの「食堂」なんですね。

何の変哲もない普通の通りの、
普通の家が並ぶ真ん中に、ぽっかりと口を開いた入り口があって。



中はこんなん。
白いプラスチックのテーブルに、
メキシコビールのロゴの入った、これまたプラスチックの椅子に。
天井というか屋根は、まあちょっと立派っぽい(ニスが塗ってあるから)
椰子の葉葺きで。



ぶるんぶるんと巨大なルーフファンが回っています。
一応、海産物 mariscos をメインとするメニューの店なので、
いろいろと海関係のブツが天井からぶらさがってます。

でも前はもっと雑然といろんなものが、
サメの顎の骨だとか、海亀の甲羅だとか、小サメの燻製(?)だとか、
いっぱいぶらさがってたのに、なくなっちゃったねえ?
やっぱ、衛生上の問題でもあったんでしょうか?
でもそんなもの飾ってる食堂、いっぱいありますけどね。

それとここは、一枚目の写真にも写ってますが、
どういう趣味なんだかよくわからない写真とか絵とか地図とか
が、周りの壁に掛けてあるので面白い。
前は、ひとつ目の魚の写真がアップで飾ってありました。
うーん、食欲はあんまり刺激されないかも。
あと、どうも食堂従業員一同さま、みたいな水着姿の一団が
マングローブの林で並んでポーズとってる写真とか。
男の子が自分よりでっかいカジキをぶら下げてる写真とか。
なかなか内輪受けしそうなものばっかりです。

そして入り口の上には、梁に隠れてこっそりと、



グアダルーペの聖母が祀ってありました。

こういう庶民的なところだから、びっくりするほど安いか、
と言うと、実はけっこうそうでもなかったりするんですが、
やっぱりおいしいので、かなり繁盛しているようです。

ホペルチェンのホテル

2006-06-29 08:56:32 | ホテル・レストラン
以前、ホペルチェン Hopelchen という小さい町を基点として、
いくつかの遺跡巡りをしたことがあります。
カンペチェ市からまっすぐ東へ80kmほど行ったところにある町です。
遺跡はほとんど紹介しましたが、
今日はそのとき泊まったホテルを。



これです。これ、ホテルです。
例によって犬連れの旅だったので、山小屋形式のところを探したんですね。

しかしこの辺の民家は全部このタイプでした。
土壁、楕円形、椰子の葉葺きの屋根。

こんな小屋がふたつありました。
二組の客を泊めるともういっぱいですね。
まあ当時建て増しをしているようでしたので、今はもっと増えてるかも。

さすがに珍しいと思ったので、資料的な写真も撮っていました。



部屋の中。
天井にはでっかいルーフファンがあり、
ベッドはシングルがふたつ。
広くはないですが、眠るだけなら問題なし。

窓にはこんな雨戸が。



屋根と壁のあいだは隙間がどうしてもできるのか、
虫除け網が張ってありますね~。

窓を留めている木片、わかるでしょうか?
ちょっと見えにくいですが、片方に釘一本で打ちつけてあって、
グルグル回るようになっています。
それで留めてるわけです。

で、ドアも同じでした。
鍵なんかなくて、こんな木片で留めるだけ。
ええと、夜中にドロボウが入ってきませんかね?
しかし、何とものんびりした村で、
道端には豚やらニワトリやらが悠々と歩き回ってるし、
なんだかドロボウもいないような気がする村です。
実際、夜中に襲われることはありませんでした。

もう一個の窓は雨戸もなく、



丸いです。というか、楕円形。
どうしてここの人たち、楕円形が好きなんでしょう?
格子もはまってますね。何のためなんだかわかりませんが。
虫除け網もついてる、偉い(?)。

で、裏から見るとこんなふうで、



飛び出したコンクリート部分が、シャワーと洗面所になってます。
ここだけは現代的です。
でもボイラーがうまく点火しなくて、冷水シャワーでしたけど。
まあいいか。

朝は例によって家畜や虫や鳥の大合唱で目が覚めますが、
爽やかな村の朝は気持ちがいいです。



しかし今思うともっともっと丹念に記録の意味で
写真を撮っておけばよかったよなあ、
村の朝ごはんとか通りとかお店とか。
と後悔してもあとの祭りなのでした。

これはブログを始める前に行ったところなのです。

チアパスの山小屋

2006-05-05 07:04:57 | ホテル・レストラン
そうかぁ、ホテルをいろいろ紹介してもいいんだな、
ということに遅まきながら気が付きました。
ので、新カテゴリ作って、過去記事も移動してみたり。
もっとも、これまでは紹介しようと思って撮った写真ではないので、何かと不完全ですが、
そこはまぁ拙ない筆でどうにか補っていきたいと思います。

チアパスのホテル、というと以前にもいくつかまとめて紹介しましたが。
そのときは確か…… 紹介しなかった、ような気がする
チアパス州都トゥクストラ・グティエレスの山小屋をお見せしませう。


トゥクストラはそれなりの都会ですから、街中には立派なホテルがたくさんあります。
しかし相変わらずワンコ連れの私たちは山小屋タイプのホテルを求めて
メインストリートを……いくら走っても、そんなのあるわけないですね
そこでネットカフェに入って、検索し、どうにかなりそうなホテルの情報をプリントアウトしたら、
カフェの兄ちゃんがそれを見て、郊外にあるというところを教えてくれました。
ありがとう、お兄ちゃん!

メインストリート(一本しかないですから!)を北東に、かな?
ずーっと走っていくと、道は町をあっさり離れて山を登る道となります。
そこをしばらく行くと、右手に La Cascada と書いた門が立ってます。
門しかないけど、信じて、ガタガタの上り坂を車で上がって行きますと、
山羊や牛を飼ってる農場とトウモロコシ畑のあいだに抜け、
本当にあるんだろうか?と不安になるころに道がわずかに下って現れるのが、
この La Cascada です。

私たちが行ったのは平日で、客は他におらず、とても静かでした。
あるのは山小屋ひとつきりです。
1泊575ペソだったと思います。
ややお高いけど、でも綺麗なところだし、まあいいか、ということで泊まりました。



前の記事では cabaña というタイプの山小屋ホテルでしたが、
これはちょいと、カバーニャと呼ぶには立派過ぎ。

あ、ただし、鍵が見つからない~~、と係りの兄ちゃんが
探し回ったあげく、窓から侵入してドアを開けてくれました。
泊まっているあいだも、鍵をかけたことなし

ワンコももちろんオッケーで、テラスでくつろぎ、
「ありんこがいるよ?」とか、呑気なものですね。
ホテルの宿泊契約書(?)には、「ペットは三匹まで」と書かれておりました。すンばらしい

小屋の中は、
いやもう、普段の私たち&ワンコが泊まるホテルとしてはあんまり綺麗なので、
中も丹念に写真撮ってしまったのが、今回は幸い



キッチン、冷蔵庫(ちゃんと機能している)付き、
食器や調理用具も簡単ですがそろってます。



居間にはなぜか、甲冑が立ってますが、
まああまり気にしないことにして。

奥にはトイレシャワーを挟んで両側に寝室がふたつ。



セミダブルのベッド一個の部屋と、



シングル二個の部屋。
これなら夫婦二組で来てシェアしても充分使えるくらい。



山小屋自体はこんな感じで、周囲にはマッサージをしてくれるところとか、
マヤ式焼け石サウナ、テマスカルも。



プールもあります。
ゆったりリラックスした時間を過ごすように考えられたところです。
週末にはけっこう人が来るそうで、日帰りで日中だけ楽しむ人も多いようですが、
私たちは週日、誰もいないところで本当に静かに過ごせてラッキーでした。

夕方、マッサージ師や管理人さんたちが帰ってしまうと、
残るのは住み込みの管理をしているインディオ夫婦とその子供たちだけ。
でっかい麻袋に集めたトウモロコシをドラム缶のような鍋で茹でて、
それを5歳くらいの男の子が私たちにも持ってきてくれました。
それがもうね~、ほっかほかで柔らかくて、おいしぃぃぃ~~!
塩茹でしただけで、何にも味付けしてないトウモロコシが、
こんなにおいしいものだと知っただけでも、あそこに泊まった甲斐があったというモノです