メキシコの隅っこ

メキシコの遺跡や動物、植物、人や風景などを写真で紹介してます

メキシコにも梅雨があったのか

2008-09-30 05:57:28 | 交通
と思うほど、ここ連日雨続きです。あ~うっとうしい~。
ドイツみたいじゃないかッ!

ハリケーンが来てるわけでもないのに、何日も雨続きって異常ですよね。
昨日(日曜)はちょうど買い物にスーパーに入ってるときに
ものすごい土砂降りになりました。
スーパーって安普請で天井がむやみと高いので、
だばだばだばだばだば、という雨音で会話もできないくらいになります。

うひゃー、と言いつつ買い物を済ませ、入り口でしばらく待機。
弱くなったところで車まで走って荷物を載せ、帰りました。

土砂降りはすでにその前の晩にも一度降っていたので、
その水が引かないうちに二度目の土砂降り。
もう、そこらじゅうすごいことに。

  

いやでもね、ここ数年カンペチェ州もちょっとお金もらえるようになって、
カルメンもあちこちで土管を埋め込む工事やってます。
それで、雨水が道路に溜まらないで、地下から海へと流れ出すように、
してるんだと思うんですけどね。

そのおかげもあって、以前のように街中どこもかしこもこんな状態、
というわけではなくなりました。

なので、こんな光景もあと10年か20年かしたら、すっかりなくなる……かも???

うちのコロニーも、私たちが住んでいる真ん中辺りは大丈夫なんですが、
入り口と奥が低くなっているらしくて、かなり溜まります。

  

ここらの家は、数年前、あれは何年だったかなあ。
ハリケーンが来てこんなふうに洪水になって、床上浸水したので、
どこも家の前に低い塀を作ったり、土台を高くしたりして対策してます。
だから、このくらいだったら家の中に被害はないでしょう。
それでも車は難儀しますけどね。

まあ床上浸水したハリケーンのときはもっとすごくて、
車なんかぜんぜん通れなくて、ボートで行き来してましたけど。

街中も、まだ場所によっては川と化す道路。



それでも日曜の2時過ぎには雨がやんだので、
ちょっと犬の散歩の時間には早いけど、
今を逃すといつ行けるかわからないから行こうか、と出かけました。
写真はそのときのです。

防波堤に行くと、雨に洗われた夾竹桃が綺麗でした。





防波堤もすっかり水に覆われて、海も陸も変わらん?

でも、道端に生えたススキが、
いつもはただのコンクリートに囲まれているのに、このときは



さざなみと一緒にゆらゆら、なんかすごく気持ち良さそうでした。

3分で50円か、1時間で5000円か

2008-09-28 07:30:41 | 雑談
私は慢性の肩凝り症なんですが、
ダンナもここ数年仕事のストレスか、マッサージ大好き人間です。

私の場合、メキシコ人の生半可なマッサージなんかまったく効かなくて、
お金払うだけバカバカしいようなもんなんですが、
メキシコ人ってマッサージ免疫が低いのか、
あんなナマクラマッサージでもけっこう効くらしい。

私は揉むほうもけっこう慣れてるんですが、
メキシコ人を揉むとたいてい悲鳴を上げられます。
きついらしいです。
んなのできついって言ってる程度じゃ、大した凝りでもないだろ~、
と私はいつも思います。

で、私は自分の凝りは、まあいろんな体操とか整体とか
日本でもらってきた肩揉みグッズでやり過ごし、
どうしてもそれではダメなときは一時期マッサージに行ってました。
ひとりだけ、すごくしっかりやってくれるマリーって人がいて、
彼女はほんとに骨の髄まで揉んでくれたんですよねえ。

ところが彼女もだんだんサボることを覚えて、
インド式だの、何とか方式だの言って背中に石を並べたりして揉まなくなり、
でも、そんなので私の凝りはごまかされません。
しかも時間にルーズな人で、予約して行ってるのに2時間とか待たされる。
それも別の人のマッサージが長引いてとかいうならまあ仕方ないけど、
なんか仲間内で遊んでるのか何なのかよくわからない状態で待たせる。

それで頭にきて、行かなくなりました。
その後どうしても我慢できないってことも今のところないです。

が、ダンナのほうは数ある(あるんですよ)マッサージサロンの広告を見るたび
「あそこ行ってみる!」と飛び出してゆきます。
はいはい、行ってらっしゃい。

そのダンナが、耳寄り情報~、
私たちもよく行くプラザに、マッサージ椅子があって、
コインを投入して使えるって言うんですよね。

へえ~、日本のデパートでマッサージ椅子のお試しがあって、
アレは気持ちよかったよねえ。
座るとまずこちらの体型をチェックしてそれに合わせて位置を調整し、
ふくらはぎまで揉んでくれるスグレモノでした。
すっげえお高かったけど。

あんなのは期待しないけど、
物は試しと行ってみました。



5ペソで3分、10ペソで6分だそうです。
ふくらはぎまではありません。
私も3分だけやってみましたが、
お尻のあたりは細かい振動がきますが、それだけ。
主に背中から首筋、後頭部までを上下に揉んで叩いてゆすってくれます。

ダンナは例によって、「うっひゃ~、きつい~」とはしゃいでましたが、
私は、ふーん、まあまあかね?

終わってみると、わずか3分でも、そこそこ背中や首筋は軽くなってます。
これがいつまで持つか、はわかりませんが……。
緩いマッサージだと、一時間もしないで凝りが戻ってきますが、
今のところまだ大丈夫みたいですね。
やっぱり機械だから、力だけはあるよな~。

「ところで、ダンナ、さっきマッサージサロンに電話して、
 5時とか何とか言ってなかった?」
と訊いたら、
「言った」

そのサロン、いくらなの、って訊いたら500ペソっていうんですよ!
ひぇ~~~~!
私がマリーにかかっていたころは300~400ペソくらいが相場でしたけどねえ。
そりゃあ一時間みっちりだし、人の手でやってくれるんだから
機械的に全体ではなく、凝ったところを集中的にほぐしてくれる
……とも限らないところが問題なんですが。

そんな大金払うより、この椅子に毎日3分とかかかるほうが
よっぽど効果的なんでないの?
安上がりだしさぁ~。

まあマッサージは数少ないダンナの道楽(?)ですから、
家計を圧迫するほどでなければ、別に行ってくれていいんですけどね。

しかし……500ペソ分、この椅子でやってもらったら、
5時間ですよ!
体ガタガタになるかもね~。

できればこの椅子、しばらく機能しててほしいもんです。

雨上がりの椰子の実(追記)

2008-09-26 09:38:59 | 植物
このごろ雨続きです。
ハリケーンの季節だからしょうがないのかな。
でも今年はハリケーンはまだこのあたりには来てません。
カリブ諸国にはだいぶ被害が出たようですけど……。

今日も朝から雨降り、涼しくていいんだけどね。
お昼ごろ少し陽が射してきました。
犬が外に出たいというので、私もちょっと付き合って前庭に出たら、
うちの庭の椰子の実がきれいでした。



ちょうど食べ時なんだけど、誰かもらってくれませんかねえ?
水滴をはじく、若々しいお肌です。



このひと房以外にも、もっとびっしりついてます。
ときおり、ドーン! と音がして、庭のコンクリを転がる椰子の実。
頭の上に落ちてこないでほしいもんです。

陽が射したのはお昼時だけで、午後からまた雨が降ってます。
涼しくても、こうどんよりじめじめは、かったるいですね。
用事はいろいろあるのに、ついだらけてしまいます



ついでだから続きに書きます。
昨日、上のような記事をアップしたら、今朝、庭師がやってきました。
「そろそろ切りませんかぁ~」ってことで、まあそうね、お願いします。

椰子の実も降ろしてやってね~、と言っておいたんで、
ずっしりいっぱいついてた椰子の実もこのとおり。



こんだけかと思ったら違いました。



後ろにも、ごろごろごろん。
あーあ。
まあ椰子の木も身軽になったことでしょう。

全部、庭師さんたちに持ってってもらいました。



庭師さんたちの仕事道具。
黄色い立派な屋根つき駐車場は隣の家です。

ド迫力な壁

2008-09-23 07:31:39 | CM・看板
メキシコは壁画の国です。
だから、というわけでもないでしょうが、
壁に直接書かれた広告が多い。

消すのも大変なので、お店がなくなっても広告だけは残っていたり、
もう扱っていないのに、外には堂々と広告があったり、
で、店に入ると平然と「ありません」と言われる。

壁絵を描く職人さんもときどき街中で見かけますが、
鉛筆などで下書きしたり、上下線だけ定規で引いたりしている人もいれば
ぶっつけ本番でちゃんとレタリング文字を仕上げる名人?もいる。
すごいなあと思います。
字が書けない人もたくさんいるメキシコで。

職人仕事ですから、まあピンからキリまであるわけですが、
もちろん人に頼んだりしないで、自力で書いちゃう人もいます。

ところで、私の住む町のある一角に、前から目を引く壁があるんですよね。
一度皆さんにお見せしたいと思ってました。



正しいスペイン語では
PROHIBIDO ANUNCIAR と書きます(合ってるよな? この壁見てると自信が揺らぎます)。
意味は「広告禁止」です。

うーん……懸命に修正した跡も見えるが、それでもまだ綴り間違いだらけ。
素人丸出しの殴り書き。文字通り、殴り書き。

しかし、この迫力に負けるのか、効果は絶大。
おかげでとっても綺麗???な壁です。
この壁、見るたびに感心します。

マリスコスのタコス

2008-09-21 01:01:51 | 食べ物・飲み物
いつごろか知りませんが、今年に入ってからの話だと思います。
マリスコス(海産物)のタコス屋があると、ダンナが興味津々。
それ、おいしいの?

物は試しと行ってみました。
と言ってももうだいぶ前の話で、スイマセン、
その代わり(?)二回行ってそのたびに写真撮ったので
メニューは豊富です。

まずは店の看板。



その名も、「タコカイ」。
うーん……。
前にご紹介しました、ナンチャッテ日本食レストランは「カルカイ」でした。
(過去記事参照    
タコはタコスのタコだろうけど、カイ(Kay)って「海」だったり……しないか。
カルカイは「軽海」って説は、無理ですかね。

まあいいや。
店内はこんな感じ。



必殺隠し撮りなのでゆがんでますが、
まあまだ新しいこともあって、かなり清潔な感じです。

で、要するに、安さが売りのタコスで、お高いマリスコスを具にしたら、
む~、微妙な値段?

メニューを見ると、普通のマリスコスのレストランと変わらないんです。
エビとか、白身魚のフライとか、エビフライとか。
うーん、それがどうやってタコスに?
と思ったら。

 

すみません、時間経っちゃって、詳しい中身忘れましたが、
右のは魚のフライとエビフライ、
左のはどっちかのフライに、小エビと焼き魚ほぐしたヤツかな?
トマトと玉ねぎのみじん切りが乗っかってます。

ははぁ、フライってこうして刻んであるのか、なるほど~。
と納得。



セビチェ(酢漬け)のトスターダは割と普通。



これはカソン(小型のサメ)の身を煮付けたものなんですが、
別のマリスコスレストランでいつもつき出しとして出てくるのがおいしくて、
ダンナはそれを期待して注文したけど、あんまおいしくない、と申しておりました。



小エビの入ったエンパナーダ、これもまあ普通によそでもありますね。
しかし、でかっ。



チレ・レイェーノも、無理やりタコスにされて出てくる……。
お味は普通とのことですが(私は食べてません)、
うーん、これをトルティーヤに包む意味がわかんない。



これは……何だっけ?
私が頼んだイカかタコだったかな?
すみません、忘れました。

まあ、いろいろありますが、普通にタコスとしておいしいですね。
トルティーヤが二枚重ねのときと一枚のときとあって、この差は何だ?

そうそう、こういう軽食レストランでよく見る方式ですが、
プラスチックのお皿にビニール袋をかぶせて出してきます。
洗うよりも、袋を外して捨てるだけで手間要らず。
パーティなんかで使う使い捨てのお皿よりも経済的だろうし、
ゴミがいっぱい出るけど、皿洗いの水を節約するのと、どっちがエコか?
それから脂っこいものには、ご覧のように藁半紙が敷いてあるのも
こういうタコス屋さんではよく見かけますね。
ちょっと指先を拭くナプキン代わりにもなります。

首を傾げるイグアナ? トカゲ?

2008-09-17 14:26:44 | 動物
今日はけっこう一日かかって、亀父のブログの引越し作業やってました。

その合間に、ふと窓から外を見ると。
これはイグアナなんだか、でっかいトカゲなんだか、よくわかりませんが。
とにかく。



最大ズームにしてもこれだけしか近づけなかったので、
特大サイズでアップしておきました。
ぜひともクリックして(爬虫類アレルギーの人以外)見てくださいね。

裏庭のフェンスを越えた裏の家に生える植物ですが、
そこに、ちょこんと乗っかって首を傾げるやつ。

か、かわえええええええ~~~。
フェンスが邪魔ですが、フォトショップとか駆使して消してやるだけの技術もないので
皆さんの想像力で消してやってください。

よく見れば、彼が見つめる葉っぱはすでにいくらか食いちぎられてますが……。
でもこの子が食べたとは限らないんですよね。
もしトカゲだとしたら葉っぱなんか食べないだろうし。

とにかく、けっこう長いあいだこの格好でじっとしてました。
何を考えているのだろう……。
いや、やっぱりこの皮膚のたるみ具合はイグアナのような気がします(そういう分類?)。



気の向くままに書くと、ネタが極端に偏りますが、あしからず。

世界一すばらしい国旗?

2008-09-16 06:14:55 | 催し物
週末も過ぎたし、また更新しようと思ったんですが、
考えてみたら明日は祝日、独立記念日ですね。
まあうちはダンナが風邪でダウンしてますので、別に何があるわけでもありませんが。
てか、なぜダンナは風邪を引くのに、私は引かないのだろう……?
高いところにのぼるのが好きだから?

それはともかくとして、せっかくだから国旗の写真を披露します。
と言っても独立記念日とは関係なくて、
カンペチェにはいつ行っても巨大な国旗がはためいてます。



撮ったのはだいぶ前で、
当時構築中だったサッカーサイトのトップに使おうと思って、
旗のはためき具合と雲の感じとか、いろいろいろいろ何十枚か撮ったうちの
数枚だけ。



必死に写真を撮る私に、先に行くダンナとワンコ。
ワンコが、何してるの~、と振り返ってます。
私ゃ忙しいのよっ。



しかしでかい。
これがうっかりヒモ切れて落ちてきたら、
真下を走る車にふわっとかかって、運転手は前が見えずパニック、
事故になることは間違いなし!?



ちなみに9月16日は独立戦争が「始まった」日で、
独立が成立した日ではないんですが。

カルメンの街中では「2008年独立記念日、もうすぐ200周年!」とありました。
そうなのよね、1810年だったから、あと2年。
そして1910年にはメキシコ革命が始まっているので、
2010年にも何かでっかいことが起こるに違いない、と信じるメキシコ人、多し。

いや、私は「ワールドカップ優勝」だったらいいな~、と思ってるんですが。
ダメ? 無理?

ところで、このメキシコ国旗、意外と人気があるようで、
国旗というと何となく戦争を思い出させる日本やドイツのものと違って、
私もメキシコ国旗は大好きなんですけどね。

なんでもスペインの新聞サイトがやった読者投票では
メキシコ国旗が圧倒的一位だったようです。
投票結果の出ているサイトはこちら
「もっとも美しい国旗第一位」ですって。

確か途中経過では日本の日の丸も30位くらいには入ってたと思いますが、
最終的に上位10ヶ国から最終決戦を行って、
やっぱりメキシコがダントツ一位。
スペイン語のサイトだし、スペイン語圏の国旗ばかりなのも当然、
その中で人口とネットの普及率とか考えたら、
まあ妥当な結果でしょうか(ぜんぜん、ホントに美しいとか解釈しない亀)。

とは言いつつ、上位3ヶ国の国旗のデザインがあまりにもパターン化されてて、
何だかこの形式そのものに、ラテンアメリカ人の血が騒ぐ要素でも入ってるのか?
などとも考えたくなりますね。

いやいや、でも青空にはためくメキシコ国旗、
普通にとっても美しいと思います。

イグアナの楽園

2008-09-12 08:18:14 | 動物
うちの裏庭、奥行きは1mくらいしかないんですが、
私たちが越してくる前から大きな木が二本生えてます。
ちょうど西日が当たる側でもあるので、この木の枝が広がって屋根を覆ってくれて
午後の暑さがかなり緩和されるので、私には貴重な木でした。

ところが、隣のおじさんから苦情が来まして、
隣は自前の井戸から水を汲み上げているんだそうですが、
うちの木の根っこがその井戸まで伸びて、壊すんだそうです。
それで、植木職人に頼んで、うちの木のそっち側の根っこをぶった切ってもらいました。

それなのに、まだ伸びると言うんです。
おまけに、この木のせいで、虫だのイグアナだのがいっぱい集まってイヤなんだそうで、
うーん、そんなこと言われても、私たちが植えた木じゃなく大家のものだし、
私はイグアナを眺めるのが幸せだし……。
でもとにかく隣の井戸を壊すのは困るだろうからと、もう一度職人さんを呼んで、
徹底的に掘り返してもらいました。

そしたら……うちと隣のあいだには、がっちりコンクリで固めた壁があって、
うちの木の根っこなんかぜったい隣の敷地に侵入しているはずがありません。
適当な嘘つきゃ~がったな、あのおっさん~、むかつく。
しかもうちの木は、根っこを切りすぎたのでしょう、それから間もなく立ち枯れ。
(実は他にももう一件お隣との事件があって、木が枯れたのはそっちのせいかもですが、不愉快なので省略)
まあ根っこ近くから出ていた細い幹がまだ生きていて、
そこからチョボチョボと葉っぱが生えてはいますが、
屋根の上はカンカン照りです。まあしょうがありませんね。

しかも、一度うちの屋根の上の水槽に用事があって登ったとき、
ふと隣の家の裏庭を見てしまったんですが、庭と言っても殺伐として、
瓦礫の山があるだけなんですが、そこにでかいイグアナが。
私の姿を見て、そのイグアナ、瓦礫の下にするっと逃げ込みました。
おじさ~~ん、お宅の庭にイグアナ住んでるんじゃないですか~。



という愚痴はともかくとして。
まあうちの木の葉っぱは堅くてイグアナにも食べられませんが、
葉陰があるのと、コンクリの塀があるのとで、うろうろしてることはしてるんです。

それが最近、なんかすごい数?
と思ってたら、今日はついに一度に四匹を目撃しました。
どれもまだ鮮やかなグリーンで、ごくごく小さいイグアナです。



逆光ですが、まず三匹。
右の二匹は兄弟? 仲良さそうで、左の一匹をジト目でにらむ。
にらまれた一匹は、いたたまれず(?)するするっと逃げて、



反対側に。
……行ったと思うんですが、ふと葉っぱが揺れるので気づくと、
あら。



枝に登ったのがもう一匹。
これで、つごう四匹です。
どれもよく似ているので区別がつかないんですが、
少なくとも四匹はいるってこと。
ちょっとさすがに人口密度高くないですか?

でもイグアナって縄張り争いしないんかしらん?



少なくともこの二匹は、いつまでも仲睦まじげに寄り添ってました。
まあ草食性だしね、狩りをする動物じゃないから、縄張りとかないのかも?

と言いつつ、実は数日前に、窓の外でズザザザ!と何かが落ちる音がして。
何だろうと覗いてみたら、塀の上に勝者。



これはかなりでかい灰色のイグアナ。
そしてその下には敗者。



思い切りアップで撮っちゃったのででかく見えますが、
先に紹介したグリーンイグアナのうちのどれかだと思います。

ふーむ、種類が違うからやっぱり喧嘩するのか、
それとも同種間のジェネレーションギャップか!?
そう言えば前にも、この二種類のイグアナがひそかに争ったのを目撃して、
ここでも披露したことがありましたっけ。

まあさすがに今の状態は多すぎると思うので、
こうやって少しずつ追うもの追われるもの、で棲み処が広がっていくのでしょう。
隣のおじさんの庭に行ってもいいですよ?
てか、きっとそっちにもいっぱいいるんだろうと推測。
いいじゃんね、イグアナなんてどんな迷惑かけるわけじゃなし、
畑でもしてるってなら作物食われてムカつくかもだけど、そんな庭でもなさそうだし。

というわけで、このところ連日、美しいグリーンイグアナを堪能してます。
せめて、網戸越しでももう少しまともな写真が撮れるカメラがあれば
もう言うことないんですけどね……。
欲望は果てしなく。

ホタルの墓場

2008-09-11 06:20:08 | 動物
連日更新してます、すいません。

昨日の夜、ダンナの帰りが遅くなるというので、
犬を前庭に出してやりました。
まあつなぎで、オシッコだけね。

たまたま隣の家もまだ玄関の電灯を点けてなかったおかげでしょうか、
ふと見ると、こんなものが。



なんじゃこら、な写真ですみません。
モニタのドット落ちではありません。
でも、最初、パソコンに向かいすぎで目がちらついてるのかと思いました。
しかし見れば、ふうっと消える光。またふうっと点く。
あら~、ホタルだよ。

気がつけばあっちにも、もう一匹。



やっぱりよくわからん?
フラッシュを焚いて撮ってみました。



おお、いるよいるよ。
見ればちょっと探しただけで3匹、点滅。
でも動かないねえ。
キッチンペーパーを持ってきて、暗闇の中手探りで、
虫をつぶさないようおそるおそる、拾ってみました。



全員ひっくり返って、ゆっくりを足を動かしてはいますが、
起き上がる元気はない様子。
でも点滅してます。
体長は7mmくらいだったかな。



背中のほうはどんなんなんだろ、と思って一匹ひっくり返してみましたが、
やっぱり動く気配はなし。
もうお役目を果たして死にかけている動物をいじり回すのもかわいそうですが、
ホタルをじっくり見るチャンスもそうそうないだろうから、と
ここはじっくりと観察させてもらって。

部屋の電灯の明るさでも、ホタルのお尻の点滅は充分わかりますが、
電灯を消して、もう一度見せてもらいました。

 

動画も撮りましたが、サーバに負担をかけて見ていただくほどでもないので、
まあ今回はアップしません。

5分ほど写真を撮らせてもらって、
あとはまた前庭に戻しておきました。
にしても、うちの周りをホタルが飛んでいるのを見たことはありますが、
なぜうちの庭にまとまって落ちてるんだろ?
それとも、近所中、全体に散らばって死んでるんだろうか?
この界隈にホタルが卵を産むような水はないんですが。

そう言えばこのごろ、朝夕、殺虫剤を撒き散らす衛生局の車がよく通ります。
そのおかげか、以前のような蚊の大量発生はないですが、
ホタルだって死ぬんじゃないのかなあ。
まあホタルを保護しようって意識はメキシコ人にはないでしょうけど。



ホタルといえば、シマちゃんが遊びに来てくれて、
ふたりでmumuちゃんところまで行こうとしたバスの中。
エスカルセガでダンナとワンコと別れてバスに乗って、
すぐに暗くなった道を、二等バスでずんずん走ったんですが、
そのときホタルの大群に遭遇しました。

窓の外に、一面見渡す限り、飛ぶ光、光、光。
バスは時速70kmくらいで一本道をひた走ってたんですが、
半時間以上走ってもまだ続いていたっけなあ。
ものすごい数でしたね、あれは。

それまでにも、ひと群れ、とかなら見たことありましたが、
あんなのを見ちゃったら、ちょっとやそっとじゃ感動できなくなりますね。
死にかけたホタル三匹、んなもんアップするならその大群を、
と私も言いたいところですが、走ってるバスから撮れるはずもなく、
途中下車するわけにもいかなかったので、残念。
でもあの風景は記憶に焼きついてますけどね。

にしても、
「ホタル、なんですぐ死んでしまうん?」
なのですね……。

夕焼け

2008-09-10 03:27:57 | 風景
また何の変哲もない夕焼けの写真です。

日曜日ですが、防波堤に散歩に行ったら、曇ってて、
雲の隙間からちょこっと金色の空が筋を引いたように見えてるだけ、
だったんですが、それから少しすると、地平線近くに太陽が出てきました。



犬もちょうど用事が終わっていたので、
さっさと車のほうに行くダンナを無視して座り込み作戦。
そしたら、まあダンナも気がついて戻ってきて、
犬もおとなしくしてたので、珍しく落日をずっと見ることができました。

  

黄昏れていく海。
こういうとき、三脚があればぴったり同じ位置から写真が撮れるんでしょうけど、
ま、ハンドではこんなもんですか。




最後の一枚。
右端に写りこんだおじさんが釣りでもしててくれたらもっと絵になったのに(?)、
この人も写真撮ってたみたいです。

廃屋貸します

2008-09-09 11:05:26 | 出来事
週末にいつも散歩にいく防波堤は、町の中心部から通りを二、三本行ったところなんですが、
この町の中心部ってのが、まあ町の中でも一番古いわけですから、
建物はかなり立派な天井の高い、コロニアル風ではあっても、
かなりボロボロだったりして、
しかも、空き家が多いんですよね。
気にして眺めていると、かなりあります、空き家。

で、これは防波堤に面した通りにある家なんですが。



手前の青いのも、Se Renta、貸しますって書いてあるから空き家か。
でもその向こうの薄いオレンジの家、
これはもう私がこの街に来た10年以上前から空き家だったような気がします。



屋根は完全に落ちちゃって、ないし。



二階のバルコニーからはニョキニョキ木が生えてるし。
そもそも、二階の床がまだ存在しているかどうかも怪しいところ?

扉はすべて(かつては)がっしりとした木製で、
チェーンと錠前で閉めてはありますが、
数ヶ所破れて、野良犬とか入り込んでいそうです。

でも、



この左の角にある赤と白と青の看板、
これも Se Renta、貸しますって。

実はこの写真、もう何週間か前に撮って、アップしようしようと思ってたんですよ。
で、この週末は行った時間が遅くてもう薄暗かったので
写真は撮れなかったんですが、
実はこの看板、外されてました。

代わりに、二階のバルコニーに二枚、垂れ幕で SE RENTA とでっかく。
おおっ、貸す気満々、マジですか?

ううう~む、すごく興味はあります。
中、どんななってんだろ。
子供のころの廃屋探検とか、やってみたくてもこんな見事な空き家は
日本ではそうそうなかったもんな~。
でも大人になっちゃった悲しさ、堂々と覗くのすら気が引けて、
前を通るとき、さりげな~い視線でドアの隙間から覗くだけ……。

で、貸しますって、お家賃はいかほどなんざましょ、
てか、これを借りて、人はなにをしようってんだろうか、探検以外に、
と多少首をひねるのでありました。