メキシコの隅っこ

メキシコの遺跡や動物、植物、人や風景などを写真で紹介してます

ミニチュアインディヘナ

2010-04-08 08:00:00 | 
これ、博物館の展示物なので、本来なら「観光」カテゴリに入れるところですが、
あえて「人」カテゴリに入れます。
「人」カテゴリはなかなか写真も撮れず難しいカテゴリなので、こんなのでごまかす。

ケレタロの郷土博物館を見ていて、ある一室に入ったら、こんなものが。



どーん!と横たわるガラスケース。
近付いてみたら……中にはインディヘナの生活ぶりが、かわいい人形で
あれもこれもそれもどれも、ちまちまと見事に再現してあったんですよね~。

というわけで、全部じゃないですが、目に留まったのを写真撮ってきたので、
端からお見せしてしまいます。

 メルカードで売っているらしいこまごまとしたもの

 こちらも同じく

 じっくり見れば同じものは一つとしてないくらいいろいろ

 機織のおばあちゃん、かわいい~

 赤ん坊を抱きながらピニャータを売る女性

 フィエスタのご馳走を並べている一家

 ガラスケースの突き当たりにある教会

 その教会の内部もちゃんと作られてます

 焼きトウモロコシを売る若夫婦

 焚き火でスープでも作りながら晩餐、音楽を楽しむ

 おもちゃ屋さんのおじさん、ドン・シンダ!?

 子供たちがピニャータ割りをしているところ
左上にいるおじさんがピニャータを吊るした紐を揺らして叩きにくくします。

 新聞売りの屋台
これを見て気がついたんですが、インディヘナと言っても昔の生活ではないんです。
新聞は今現在本当にこのままのデザインで売っているもののミニチュア。

そして考えたら確かに、フィエスタもピニャータもトウモロコシもメルカードも、
私たちメキシコ在住の人間が普段見慣れている風景そのままなんですよね。
ただ、現実にはこういう人たちの周りにも車が走り、ビルがそびえていたりするだけで。

そしてこのミニチュア、目を凝らせば凝らすほどに、
細部まで実に見事にできているんですよ。
新聞なんて指でつまんだら半分以上隠れてしまうくらい小さいのに……。
人形たちだって、三つも四つも手のひらに載るくらいの大きさです。
ここに、メキシコの生活の基本がすべてつまっていると言っていいくらいでした。

メルカードの外

2009-12-01 08:00:00 | 
きりぎりすさん撮影のチェトゥマルのメルカード、
ぐるっと中を回って外に出たところでもこんな写真を撮ってます。



うん、これはまあなんだ、察してください。
スペイン語ではピラタ Pirata と言います。
これぞ、あれですな、パイレーツ・オブ・カリビアン???
一枚20ペソくらいです。
なんで知ってるのか? 追求禁止です。



そしてまだ朝の光を浴びながらのんびりと客を待つ、靴磨き。
これ、お客じゃないですよ、磨く人ですよ。
そんで、お客が来たら、どうぞどうぞと自分が座ってたところに客を。
日本でやったら、何かと文句言われそうですよね。



こちらはちゃんとお仕事中の靴磨きさん。
磨いてもらっているおじさんは、これからのんびりお仕事に行くところでしょうか。

海辺の画家

2009-10-30 08:00:00 | 
週末の海辺のレストランでは、
一緒に行ったおじさんがお絵描きを始めました。



優雅な日曜の午後ですねえ。

このおじさん、ずっと勤めてた会社は定年退職したんですが、
その後もぼちぼちと仕事をしています。
でもそんなに忙しくないので、老後の趣味として始めた絵画にすっかりはまり、
今では週末ごとにメリダまでレッスンを受けに行ってるとか。
(メリダまでは片道6時間、日帰りはほぼ無理なので、一泊で)



なかなか様になってるでしょう?



ちょっくら一休み。
老後のために趣味を持つのはいいことですよね。
うちのダンナにも見習ってほしいもんです。

メリダのトルタ屋さん

2009-10-01 08:00:00 | 
これまた三年前のメリダで、通りすがりに撮影した風景。



安いお店がずらりと並ぶにぎやかな裏通りの端っこに、
トルタ屋さんがあって、たむろする人たち。

トルタは丸パンにいろいろ挟んだサンドイッチみたいなもんです。

ものすごく日常な風景。

イベントに集まる人々

2009-09-16 08:00:00 | 
土曜日は夕方5時からサッカーが2試合、7時から2試合あるというのに、
そのイベントは6時だという。
それでも、行ってみたくて行きましたとも!

夕暮れの海辺。



6時はまだぜんぜん明るくて、普通に海辺のピクニックしてる人がわんさか。
この写真はもうその時刻をだいぶ過ぎて、
いよいよイベントが始まるか!?ってところですが、
私なんか人混みが嫌いなもんですから、
海辺に到着して、この人の群れを見ただけでくるっと方向転換して帰りたくなりましたよ。

場所は石油会社が所有する海辺のクラブハウスとその砂浜。
普段は社員の中でもクラブに登録している人しか入れないところですが、
この日は一般に開放、ってことで、いつもに増してすさまじい人出。



さらにざわざわと集まってくる人。
屋根のついたところでは、普段は持ち込みの飲み物や焼肉を楽しむようになってます。



砂浜に整列?して待つ人たち。
もうだいぶ暗くなっていて、カメラのテストも兼ねて、
どのくらいはっきり写せるか、いろいろ調整しながら撮った写真です。



人混みから少し外れたところには、ワンコが寝そべって、見学のお裾分けを期待?
でもどんどん集まる人に、せっかく寝転がってもまた起き上がり、
数メートル向こうへ退却してまた寝転がる。
また人が来て……ということを何度か繰り返してました。

しかし実は私も野良犬君と一緒。
一番端っこから覗けばいいや~、と思っていたら、
さらに上からドドドドド!と人が降りてきて、うひゃ~、と逃げる。
ダンナも同じタイプなんで、これはもう写真、無理じゃないかと思いましたね。

もう察しのいいかたは見当ついたかもしれません。
私がサッカーを犠牲にしても見に行くものといえば、動物ですよね~。
ウミガメの放流です。
たくさん写真撮ったんで、連載?でお見せします。

カラクムルのカップル

2009-08-13 08:00:00 | 
カラクムル遺跡に行ったときの、ダンナの撮った写真を見つけました。

カラクムルのカップル、ラブラブ?



10倍ズームだと、こんなのも撮れてしまう。
ここで結婚式ってのもいいですねえ。

と思ったら、うちのダンナ、こんな写真も撮ってました。
いつの間に~!



ピラミッドの途中、下というか正面に見えているジャングルに、
サルがいるよ~、と双眼鏡で覗いているところ。



登りの途中で一休み~。



はい、チーズ。

私たち、高校のころから、大小コンビだったんですが、
こうして見ると、ン十年経った今も、変わらんなあ。
きりぎりすさんのほうが、髪の毛切っちゃったくらいですか、違いと言えば。
こうして何年に一度も会うか会わないかなのに、
なぜか行動が似ているというか、呼吸が合っちゃってるというか。
長年の友人ってそんなもんですかね。



で、これはピラミッドを降りる途中で笑いの発作に取り憑かれたふたり。
さっさと先に下りていたダンナが、撮っていたようです。
その私たちは何を笑っていたかというと、
下から写真を撮ってるダンナのお腹がポッコリと出ているのに向けて
きりぎりすさんがあまりに秀逸なコメントしたんで笑ってたんですけどね。



笑いすぎて立っていられなくなった一名様。



笑いすぎて落っこちそうになっている一名様。



そして、「あー! 撮ってるー!」と指差されて動揺(?)したのか、
ぶれぶれ写真。
これ、顔が見えるからとフィルタかけたんじゃないんです、
最初からこんな写真だったんです。

遺跡と言いつつ今日はこんな写真でスイマセン。

電線にぶら下がる

2008-05-26 02:32:44 | 
いやはや、ご無沙汰してしまってスミマセン。
もう、前の記事に何を書いたかも忘れてます。
ネタにしよう、と思って写真を撮ることはあるんですが、それきり……。
イヤもう暑いし。
そのうち車の上で目玉焼き、やるかもしれません。

しかし今日は別ネタ。
メキシコ独特の風景ではないんでしょうけど、日々目にする、というほどでもないかな、と。

朝早くお買い物からの帰り道、草サッカー場の横でふと空を見ると。
電線に人がぶら下がってました。
うぎゃーー。
と言いつつ、そのときは呆然と見送っただけで通り過ぎてしまった。

ところがワンコを医者に連れてって(相変わらずの感染症で注射です)、その帰り道。
さっき見たより手前の電線に、また。
よしっ、カメラだ!



ここんとこ、もうずっとどんより蒸し暑い日々が続いてます。
ので、こんな写真ですけど、これがカンカン照りだったりしたら、
こんな作業、とてもじゃないけどやってらんないかも。

 同じ人。

いや~、電線ってけっこうすごい強度あるもんなのね。
人がひとり乗っかってても平気なんだ……。

にしても、さっき見かけた人もこの状態だったんですけど、
ここまでどうやってきたのか、クレーンとかで持ち上げるんなら、
そのままクレーンの先っぽから作業すればいいのに。

などと思いつつ、その先にもまたひとり。

 二人目のおじさん

ダンナと、どうやってあそこまで行くんだろうねえ、と言ってたら、
その答が目の前に。

 鉄塔をのぼる、三人目

そしてさらにその向こうには……
すみません、電線が道から離れていってしまったので、
すごく遠い写真しか撮れませんでしたが。

 四人目は……

鉄塔を登りつめて、腹這いで電線を辿る人。
うぎゃーー(二回目)。

イヤでも冷静に考えたら、これ、ベルトのあたりにちゃんと命綱つけてますよね?
いくらメキシコでも……。
でも、もし、電線がぶちって切れたら……キレたら……きゃーーーー
……墜落死するのか、感電死が先か……? 考えたくなひ……。

メキシコじゃなくて中国の話でしたが、
高圧電線を盗もうとして鉄塔に登り、
ハサミでチョン!とやったら感電して真っ黒焦げになった
泥棒さんの写真見たことあります。
グロ写真なので、お薦めはしませんが……、検索すればすぐ出てきます。
その遺体を取り外す作業やった人も災難だよ……。
でもメキシコでもありそうな事件で、怖いです。



そう言えば、前~~に、すごい田舎道を走っていたら、
鉄塔建設中のところに通りがかったことがあります。
道から少し離れた野原に、ぽつん、ぽつん、と、半分くらいまでしかない鉄塔が立っている。
そして、アリンコのように小さく見える人間が四方から取りついて登っている。
なんか、すごくシュールな風景でした。
そのころは、今みたいに何でも写真に撮っておこうなんて発想がなくて、
ただただ、へえええ、と見るばかりでしたけど。

『鉄塔 武蔵野線』って小説があります。
ファンタジーノベル大賞受賞作品なので、私も興味持って読みました。
それからしばらくは、道を走っていても鉄塔ばかり目につきました(笑。

でも、この電線の途中に取り付けているオレンジのボール、
これは何なんでしょうか?
こんなにも毎日目にする送電線や鉄塔なのに、その構造や仕組み、
まったく知りませんです。
たま~に、鳥が片足引っ掛けて死んでるのとか見るんですけど、
あれも感電死?したんだろうか? どうやって?
とか、いろいろ知らないこと多すぎ。

でも今日は、電線の強度と電線作業の一端を垣間見て勉強になりました。

強風が吹き荒れるなら

2008-01-24 12:55:48 | 
ノルテと呼ばれる激しい北風の季節ですが。
私、これ、ユカタンからメキシコ湾沿いの地方だけだと思ってたんですよね。
でもどうやらメキシコのかなりの地域で吹くみたいです。

今シーズンはタンカーがプラットフォームにぶつかって大火災、
死者を20人近くも出すような被害が出るほど
このノルテも激しいわけですが、
まあだいたい、いきなり空がどんより掻き曇り、
雨が降るのかなと思っていたら、吹き始める強風。
雨はほとんど降りません。
そして半日から二、三日吹き荒れて、去っていく。
まあタンカー事故は例外で、めったな被害が出るものではありませんけど、
ハリケーン並みの強風となることもあります。

この時期は、ノルテでなくとも、
だいたい風が強い時期です。

で、こないだヴィリャエルモッサに行ったとき、
こんなものを見かけました。



電信柱にくくりつけられてはためく凧。
大きなロータリー交差点で、これ、売ってるんですよね。



見本を片手に、背中にはたたんだのをいっぱい担いで
売り歩くお兄さん。

この日は青空ながらも、おわかりのとおり
けっこう風のある日でしたから、
さぞかし商売しやすかったのではないかと思います。



八角形に尻尾をつけただけの、単純なものですが、
割とよく飛びそうです。



そう言えば去年ミネソタに遊びに行ったとき、
凧揚げしている人がいましたっけ。



おおお~、すごい~~。

        

真っ青な空に、気持ちよく上がってますね~。
そう言えば私も子供のころは、自分たちで凧を作っては揚げてました。
で、このときもちょっとお願いして、糸を持たせてもらったんですが、
あららら、ひゅるるる~、とあっという間に墜落。
ごめんなさい~~。
ま、さすがにン十年経ってると、そうそう一発では操縦感覚戻らないか。

しかしこの凧、よく見ると……



なかなか和風ですな~。
というか……「タコ」なのに「エビ」とはこれイカに……?

雑貨屋さん

2007-03-12 13:54:22 | 


三輪バイクの雑貨屋さん。
タワシにモップ、箒、スポンジ何でもあり。
ガタガタアスファルトの道を、ずばばばば、とエンジンから煙吹きつつ走ります。

関係ないけど、子供のころ日本で、
竿屋がトラックで来てたことを思い出しました。

「竿はいらんか~、竿~、日本で~」

って言うから、日本で一番長い、とか一番安い、とか言うのかと思ったら、

「千円~」だって。

あ、日本でじゃなくて二本で千円ね。
でも一緒にいた父親も同じことを思ったという、関西でのお話。

飛行機見物の人々

2007-02-10 06:16:59 | 
む……。
タイトル、危うく「飛行危険物の人々」になるところでした。

しつこくチアパス空港の話です。
帰りに搭乗口のほうから入ろうとした空港、
二階へのハイウェイ紛いの道路があるんですが、
そこに到着して、こんな光景を見ました。

 

いかにもインディヘナ~、な人たち。
最初は、空港周辺で物を売る人たちなんだろうかと思ったんですが、
それらしいものも持ってないし、
みんなひたすら柵にしがみついて、飛行機見学してます。

まあ昨日お見せしたように、周囲はひたすらジャングル、
でもまあ少し行けば村がないことはない。
その辺から遊びに来た人たちかなあ。
それとも、誰かが飛行機でやってくるというので、
一家(村)総出で、お出迎え?

空港のセキュリティチェックを抜けたところは
こんな感じ。



近代的な空港の建物と、
その向こうに広がる手付かずの荒野のギャップがたまりません。

ちなみに、ここはいいのか知りませんが、
さらに入ったガラス張りの待合室では、撮影禁止?
カメラに×マークの標識がありました。
なんでだろう、やっぱセキュリティの問題で、
「飛行危険物」を仕掛けたりする下調べを警戒してるんでしょうか。

で、いざ出発。



どこから撮ったのか、訊かないでくださいね?
桟橋(?)には相変わらずのインディヘナな人たちが、
そして左側の搭乗ゲートの手前にある広間も全面ガラス張りで、
そこにずらっと、並ぶ人たち。

 

ズーム機能を最大限まで駆使して、こんなん撮りました。
撮ってみたら、何となくこの人たちは
ガラス張りの陳列ケースに並ぶ人たちのほうを見てる?

いやいやしかし、飛行機がふわっと飛び上がるシーンは
何度見ても面白いもんです。
私もいつか、こんなところで日がな一日
飛行機がやってきては飛び立つのを眺めていたいな~、
と思ったことでありました。

盗撮特集~?

2007-02-02 04:48:55 | 
なんて変なタイトルつけると、間違った検索ワードで来る人がどっと増える?

別に怪しい写真でも何でもなくて、ただ小心者だから、
人の写真をこっそり許可なく撮っただけです。

今日はそんなのをいくつか。



メキシコの北東の端、アメリカ合衆国との国境沿いの町、
レイノーサのバスターミナルに到着したとき見たカウボーイ兄ちゃん。
野良犬が素知らぬ顔で過ぎていってます。
いやあ、北まで来たなあ(シャレではなく)と実感したひととき。





こちらは、メキシコシティで歩き疲れてふと座った公園の、
向こうの隅に集まるおじさんたち。
むむむ、何してるの!?
とズームで撮ってみたら、



怪しい、怪しすぎる!
手前のお兄さん、その手元のは何ですか?
もしや、私、なんぞの取り引き現場とか撮ってしまいましたか?
(白昼堂々まさかと思うところがまさに盲点?)

同じ公園の反対の隅では、好々爺の二人組みが井戸端会議?



いや~、案外一味だったりして……。





道端の果物売りのおばあさん(の背中)。





日曜のサンアンヘル広場。
ここにはアマチュア・セミプロの画家が週末ごとに集まって、
自作品を売りさばいています。

 

同じ公園にて。
絵を眺めながら通り過ぎる人。
噴水のところで休む人。
インディヘナのお姉さんからお菓子を買うおじさん。
のどかな日曜の午後でした。

メリダの人々

2006-12-05 08:00:20 | 
アシエンダのお話、まだ全然終わってないんですが、
連日エネケンばっかりでも何だしな~、
てことで、ちょっと今日はメリダの人たちの隠し撮り特集とか。



まあ平日でも大して変わんないですが、
日曜祝日の公園にゆっくり座って周りを眺めていると、
これまた実に、のんびりと時間を過ごすメリダ人が目につきます。



この雰囲気に釣られて、
私たちも混じって、のんびり~。してしまいました。





おっと、これはのんびりじゃなくて、
パフォーマンス中ののっぽさんですね。

この人、このときはチュッパチャップスかなんかしゃぶってますが、
少し前まで、通る人たちに喜んでもらおうと
懸命に長い足を操って踊って見せてました。
で、同行の友人がその後ろの木に群れるサナテ(鳥の一種)の写真を撮ろうとしたら、
てっきり自分を撮ってもらえるものと張り切って、
カメラの前を大げさに行ったり来たり、
そしてカメラを覗き込んでにっこり。
しょーがないから、撮ってあげたようです、友人。

見上げる二人の後ろを歩く、おもちゃ売りも楽しいです。





アツアツカップル。
ちょ、ちょっといきなり熱すぎますか?
もとい、……てことで(汗。
まあ……不倫かもしれませんが、
深く考えずに。

その頭上では、



ハトが寒そう。
「あ~あ、やってらんないねぇ~」





もう一組の、アツアツカップル(?)。
このおじいさんのほう、公園に座っていた私の顔を、
じぃぃぃぃ~~っと眺めつつ通り過ぎ、
私が見返すと、にっこり笑って会釈していきました。
な、なんだったんだ……?

メキシコ人って無遠慮なほど人の顔を見つめるタイプと、
日本人ふうに盗み見るタイプの人と、両方います。
チアパスでは後者が多いように思いました。
そのすぐあとだったので、
これだけしっかり見つめられて、ちょい焦りました。
そのお返しに、盗撮?

というのは冗談で、にっこり会釈がとても上品で、
感じのいいおじいさんでした。
にしても、仲よさそうな老夫婦というのは、
見ていて気持ちがいいですね。
これは、もうすぐ(=二時間後)路上で民族ダンスが始まるのを待ってるところ。





通り過ぎるこのふたりは、親子かな?
お母さんのほうが、綺麗な民族衣装(って言っても普段着ですが)だったので、
こっそりパチリ。
しかし、娘さんのほうはなにやら、悩みでもありそうな?



さて、民族ダンスが始まって、
(ダンスの写真はまたそのうちに~)



正装のダンサーのお姉さん。
笑顔がすばらしい。
こんがり綺麗な小麦色の肌に、カラフルな衣装と髪飾りが映えますね~。



ダンスを見学する、じっちゃんばっちゃん。
特に中央の、サングラスの婆ちゃん、ポップでステキ





こちらは紛れもない平日の午前中、
サンティアゴ公園でハトに米を撒くおじさん。
満足気な様子がとっても印象的でした。

いやいや、人生の楽しみ方を知っているというのは
すばらしいことです。
簡単なように見えて、実は自分の楽しみ方を知らない人も多いのでは。
お金のかかることである必要はないんですよね。
こういうほっこりした時間を持てるって、大事ですね。
(メキシコ人はほっこりしすぎ、てご意見もあるでしょうが 笑)。

自転車に乗った砥ぎ師のおじさん

2006-10-23 08:55:49 | 
土日は更新しないとか言いつつ、こっそり更新。
て、日本はすでに月曜日ですかね?

今日は、垂れに垂れ下がっている椰子の実を何とかせねば!
ということで、切りました。



玄関先に、ごんろごんろ。
でもまだ、木にはこんなにあるんです。



だれか、いりませんかぁ?



そこへちょうど、砥ぎ師のおじさんが
「ちょっと影貸して~」
とやってきました。
はいな、どうぞどうぞ。

うちのキッチンの前なので、キッチンから隠し撮り。

 

自転車のペダル、前向きにこぐと自転車、
後ろ向きにこぐと砥石ですか~。

うちの包丁とマチェテも砥いでもらいました。
けっこう火花が散って、すごいすごい。

日本では包丁とかってどうしてますかね?
砥石が家庭用にありますか?
うちの実家ではドイツで買ってきたのを後生大事に使ってた記憶が。

このおじさん、焼き芋と同じ笛を鳴らして客を呼んでました。
包丁25ペソ、マチェテは40ペソでした。
けっこういい値段だな~。
影貸してあげたのに



追記で、この自転車どうなってんの!?
という疑問にお答え……できないんですけど、
写真を見て推測してみる。

というのもですね、実はおじさんが砥ぎ終えたものを返しに行ってる隙に。



自転車だけの写真も撮ってあったのでした。
それを切り取り、コントラストとかちょっといじってみました。
それでもまだ見えにくいでしょうが……。

砥石と後輪タイヤを結ぶベルトがかかってますね。
これでは走れないから、砥ぐときだけかけるんでしょうね。
そして、ペダルでぐ~~るぐる
意外と単純ですかね。

ちなみに、ドイツの自転車は後ろ向きにペダルを回すと
ブレーキがかかる構造になってます。
ハンドブレーキも一応ついてますが、
このペダルブレーキは車輪をガッツリと止めるので、とても確実。
これに慣れると、ハンドブレーキなんて緩すぎて怖いですね。

でも、ドイツ製の自転車では、この商売はできません。

寛ぐ人々

2006-07-26 06:44:13 | 
ときどき、こっそりと人の写真を撮ります。



軽食堂の前に椅子を持ち出して、通りを眺めるおじさんたち。
食堂も、シャッターが半分、開いているのか閉まっているのかよくわからない。
お客が来たら、おじさんたちちゃんと立ち上がって仕事にかかるんだろうか?

こういうのんびりと、何をするでもない人たちって、
メヒコじゃよく見かけますよね。
通りを眺めていて面白いものがあるんだろうか?
と不思議に思うほど、ゆったりのんびり。

まあ二人いれば、談笑することも。



楽しそうだ~。
うん、おじさんたちが幸せなら、ステキな人生だと思います。
あくせくしないで、あくまで質素に、必要最小限の稼ぎでも、
幸せかどうかはその人次第ですもんね。





一方のこちらは、レストランで隣り合った軍人のおじさまたち。
しかも下っ端兵じゃなくて、将校さんたちかな?

なんか、いかにもな、
ちょび髭ロマンスグレイの威厳たっぷりおじさんと、
スキンヘッドのコワモテおじさんと、
眼鏡のインテリ風おじさん、
というトリオが面白くて、さりげな~くカメラをテーブルに置いて
パチリ。

その同じレストランの隅では、ベビーカーの女の子がかわいい。



この子、いくつくらいでしょうか?
体が柔らかくって、足なんか簡単に口まで届いてしまう。
で、退屈だったのか、しきりと靴を口に突っ込んでしまうので、
横で食事をしているお母さんが何度かそれを止めたあげく、
キリがないと諦めて、靴を脱がせてしまいました。
この子、右足が利き足なんでしょうか、それで諦めて、
左足は舐めようとしないから不思議。

私やダンナのことも、ひとしきり眺めて観察して、
納得した様子?



いや、気がついてみたら私も、
軽食堂のおじさんたちやこの赤ちゃんのように、
そこらの人を眺めて面白がっているのでした。

なんだ~、みんな相手のことをこっそり
「あの人、何見てるんだろう、暇だなあ」
思いながら眺め合っているわけですね……

オアハカの人々

2006-04-09 13:43:05 | 
今日は、くーまくーまブログのafricaさんご一家が
スペインからはるばるカルメンまで訪ねてきてくださいました(半分嘘、でもホント)。
いやあ、日本語をしゃべりまくって楽しい一日でした~~。た・ん・の・う
なんかお喋りに夢中になってしまって、観光のほうはまるでお留守状態でしたが、
そもそも観光するところなんかない町なのでした……

うおお、やっぱり旅行は楽しいよね~、と
africaさんたちが回ったあちこちのお話を聞きながら再認識。
セマナサンタ、やっぱりどこか出かけようかな~、て今さら遅くない???

というわけで、今日はアップがやや遅い時間になりました。
手短に、これまたダンナが先日行ったオアハカの町の写真から、
写真の隅っこにこっそり写っていたりした町の人々をいくつか。



週末の公園はお休みを過ごす家族連れで賑わってますが、
そういうときこそお仕事が大変な、掃除のおじさん。
オレンジ色のドラム缶ゴミ箱、天然の小枝で作った箒、
お仕事ご苦労さまです、ありがとうございます。



こちらはカテドラルのミサですね。
日曜には神さまへのお祈りを欠かさずに。
ミサをあげている神父さまは紫の衣。
シティのカテドラルのミサはスピーカーでしたが、
ここではちゃんと生身の神父さまです。

そしてカテドラルの前では巨大人形劇?


人が群がって見学してます。

この写真の左端に、インディオの行商人風おばさんが三人写ってました。


ちょっと暗いですが、わかるでしょうか?
左端です。
大きな包みを背中にしょって、まだこれからどこかへ売りに行く途中でしょうか。
大きな悪魔の人形を、ちょっと警戒してか距離を置いて見ているふうなのが微笑ましいです。


ピンポイントで写した写真じゃないので、
不鮮明だったり陰の具合がよろしくなかったりしますが、
ご勘弁を。
でもこうして仔細に眺めていると、地元の人の生活が垣間見えるようで楽しいです。
オアハカもまたゆっくり遊びに行きたいな~~、と思った一日でした。

africaさんご一家はこれからまだ少しメキシコを回ってご帰宅の予定。
ブログの続きはメキシコ旅行のお話になるでしょうから、楽しみです~~!
皆さんもお見逃しなく~