メキシコの隅っこ

メキシコの遺跡や動物、植物、人や風景などを写真で紹介してます

犬の公園

2010-03-22 08:00:00 | 
世界文化遺産の町ケレタロの散策です。

世界遺産に指定されている旧市街には特に、かもしれませんが、
ケレタロというのはきれいな公園がたくさんある町でした。
ありすぎて、あれ、この公園さっきのだっけ、別のだっけ?と迷うことも。
でもたいていは独特な噴水とか植木があったりして区別つくんですが。
それに、いくつかの公園には無線ランが設置されていて、
学生たちが自前のノートパソコンを開いてそこらに座り込み、
ネットサーフィン(死語?)している風景も印象的でした。

で、これはどの公園だったかなあ、
「犬の公園」で普段通っているとかで、うん、わかりやすい名前だ。
おかげで正式名称を忘れてしまいましたが。
地図で見ると市政庁のすぐ前だったから、プラサ・デ・アルマス Plaza de Armas ですか。



おえええ~っ、と水を吐く犬の噴水があるんですもん、
これは「犬の公園」以外に名前ないでしょ。

犬が強烈すぎて、メインの人物はろくに見ませんでしたが、こんな人。



四隅に犬がいて、おえ~ってやってます。
Azulさんが「あ、この人、水道橋を作った人」と言うので、
後ろの台座の説明を見ると、



「デ・ラ・ヴィリャ・デル・ヴィリャール・デル・アギラ侯爵」という名前だとか。
長い上に、いくつ de がつくんですか。
んで、水道橋の建設にかかった費用は13万1091ペソで、
そのうちの8万8287ペソをこの侯爵が私財から寄付したそうです。
やっぱり、惚れた尼さんがいたのかもね~。

それでもやっぱり私は……



おえ~~ってやってる犬のお尻に止まってるハトとかが気になるのでした。



ところで、ちょっと一週間ほどネット接続の時間やチャンスがない旅行先に出かけます。
記事をアップだけはしようか、迷ったんですが、
コメントのお返事もできませんので、お休みさせてください。
ではでは、行ってまいります。

おしゃれなタンク

2010-03-21 08:00:00 | ホテル・レストラン
ケレタロの街中を歩いていたら、ふと変なものが目に付きました。



いやいや、何の変哲もない水タンクなんですけどね。
うちの屋根にも同じタイプのが乗っかってますし。
でもこれは……おしゃれ~~~。

何ですか、あれは~、と叫んで、道を渡ってじっくり見てしまいました。



近付いてみたら、Azulさんが、「ああ、ここ! カフェ・ネブリーナス」と。
何だかわりと有名なカフェらしいです。
店構えを見てもそんな感じ、
いかにも貧乏な芸術家の卵とか集まりそうな?
そして、今は有名な画家とかが昔はよくここで仲間とたむろしてました、
なんて伝説がありそうな。

それにしてもこの水タンクはすばらしい。
しかもその横、屋根の上にテーブルと椅子とビーチパラソルが。
お客さんでもあそこに上がって、町並みを見ながら
コーヒーでも飲めるんでしょうか。

時間があったら入ってみたかったです。

サンタクルス教会の内部

2010-03-20 08:00:00 | 観光
ケレタロのサンタクルス修道院をぐるっと廻ってから、
教会のほうも見にいきました。



この手の大教会にしては、質素。
フランシスコ修道会の教会ってこんなもんなんでしょうか。



ステンドグラスもわりとモダンというか、地味な幾何学模様です。
こんなステンドグラスのほうが好きです。



どこの宗派であろうともメキシコの教会なら欠かせないグアダルーペの聖母。



正面の祭壇はそれなりに豪華です。
十字架にかけられたイエスを見上げる女性、これは誰?
聖母マリアかなあと思いましたが、ちょっと珍しい構図なんでは。

ところでケレタロって中部メキシコのコロニアル都市らしく、
どの街角にも教会が一個、って感じで教会だらけなんですよね~。
カルメンとかメリダだと、各街角に一軒、薬局があるんですが。
私はそんなに歴史とか詳しくないですが、
建築デザインにはちょっと興味があったので、
いろいろ独創的な教会もあったりして面白かったです。
このサンタクルス教会以外にもいっぱい教会見てきました。
最近は、教会に入っても皮膚がチリチリする、なんて神経質なこともなく、
すっかり慣れてふてぶてしくなっちゃったし。

というわけで、まだまだ続きます、ケレタロ旅行ネタ。
おいしいものも食べてきたし、博物館やピラミッドも面白かったし。
もうしばらくケレタロネタにお付き合いください。

マキシミリアン皇帝の部屋

2010-03-19 08:00:00 | 観光
ケレタロ、サンタクルス修道院の内部ツアーで見逃せないのが、
マキシミリアン皇帝が幽閉されていたという部屋です。

マキシミリアンはオーストリアから派遣されてヌエバ・エスパニアの皇帝として
メキシコに君臨していましたが、
メキシコ独立戦争が起こって最後にこのケレタロに来て、
しかしフランスのナポレオン三世がドイツとの戦争に焦ってケレタロから兵を引き上げてしまった、
そのためにマキシミリアンは多勢に無勢となって敗戦。
このサンタクルス修道院の一室に幽閉され、
最後はセロ・デ・ラス・カンパーナスで銃殺されたということです。
付け焼刃の知識で書いているので、間違ってたら訂正お願いします>他力本願



部屋の入り口の表札。
ぶれちゃっててすみません。
これによると、1867年3月13日から5月15日までは
この部屋はマキシミリアンの居住部屋とされ、
戦争に負けて捕虜となって5月15日から17日までの三日間、
同じくこの部屋に幽閉されていた、とあります。

部屋の中は暗かったのと、人がいっぱいだったので
あまり写真撮れませんでしたが、



修道院だからかもしれないけど、質素な天井にでかい絵。



そして、マキシミリアンの写真。

部屋の中にはなぜかけっこうな数のソファや肘掛け椅子と、
マキシミリアンが寝てたの?というくらい簡素な鉄パイプのベッド、
それもパイプの枠だけが残ってました。
しかしこんな鉄パイプのベッドって19世紀からあったんですかねえ。

狭苦しい(と感じたのは高校生の集団と一緒に入ったからかもですが)部屋から
ようやく外へ出ると、



ああ~、解放感~、青空~~~。
たとえ三日といえども、やっぱりあんな部屋に幽閉されるのはイヤかも。
銃殺はもっとイヤですけどね。

修道院の生活空間

2010-03-18 08:00:00 | 観光
ケレタロのサンタクルス修道院ツアーのお話を再開します。



水道橋から流れる水がこの修道院にも来ている、というか、
この修道院の尼さんのために水道橋を作ったってのが本音?
で、この狭い中庭に、水道橋からの水が流れ込んでいると説明を受けました。
それも面白いけど、この古い煉瓦の風情がいいです。
鉢植えが並んでるし。
中庭に面した窓にも鉢植えが並んでいて、
こっそりカーテンの隙間から修道士が水をやったりしてました。
白い鳩がとまってたりして、もう、絵に描いたような修道院。

キッチンのほうへ行くと、そこにも水が流れ込む仕掛けと水タンクが。



端々に写っているのは一緒のガイドさんについていた高校生?の集団です。
おしゃべりしたい年ごろなので、つい声が高くなったりもしてましたが、
メキシコ人としては珍しいくらい我慢して静かにしてました。



キッチンのかまど。
なるほど~、こんなふうに作って、下から薪で火をつけるのか。
この上にはちゃんと吹き抜けの煙突も。

さらに奥に入ると、こんなおしゃれなタイル張りの……



かまどに気を取られてガイドさんの説明を聞いてなかったんですが、
キッチンの奥にお風呂、なわけもないし、
流しにしてはでかいよなあ、と思ってAzulさんに訊いたら、
なんと、これ、冷蔵庫だったそうです。
すげ~。
水を張って冷やしてたんでしょうかね。



そしてこちらは、いかにも見本~、な修道士の個室。
実際に今の修道士が住んでいる部屋はどんなんなんでしょうね。
やっぱりこのくらい質素なのか、
それとも案外パソコンとかあったりするのかな。

パルゴという魚を食す

2010-03-17 08:00:00 | 食べ物・飲み物
さてと、またお天気のいい週末だったので、
日曜日に行ってきました、最近お気に入りの海辺のレストラン。

前回行ったときは時間が早かったせいもあってか、
人があまりいなかったんですが、
今回は3時ごろだったので、かなりの人が。

人だけじゃなく、犬までが。

しかもノーリードが基本の(?)メキシコです。
一応遠回りして行こうとしたんですが、無駄無駄。
コッカースパニエルっぽいのとチワワがあっという間に近付いてきて、
スパニエルのほうはおとなしかったんですが、チワワのほうが、
がうがうがうとうちのワンコの鼻面に、うきゃ~~~!

いやね、うちのワンコが少々噛まれたって(イヤだけど)大したこたぁないですよ。
ちっとは血が出たり乙女のお顔に傷が残ったりするかもですけどね。
でももしうちのが、いやん♪と片手を振って相手を振り飛ばして、
内臓破裂で死んじゃった、とかなったらどーすんですか。
そっちの恐怖のほうが、うちとしては切実なんです。
なのに、ちっこいのほど、ガウガウと……。

まあ、ちょっとした騒ぎの末、向こうの家族が犬を回収。
周囲の注目を浴びながら席につきました。
ところがこの日は犬だらけですよ、このレストラン。
私たちの騒ぎを見てすぐにつないでくれたビーグル紛いの中型犬。
そしてさらに奥のほうで楽しそうに走り回る真っ黒のラブラドール。
お客に連れてこられている犬だけでも、うちのを入れて5匹。
さらにはそこらに徘徊するワンコも数匹。
特にさっきのチワワがまたこっちをチラ見しては寄ってくるので怖い怖い。

でもとにかく防御態勢を取りつつ食事です。
私はこの前のロバロのサランデアード~~、と迷わず注文したら、
今日はロバロ、すごく大きいのしか残ってないんですが、と言われた。
じゃあパルゴ? パルゴでいいです、ということに。
ダンナもパルゴのベラクルサーナ。

というわけで、料理自体は新しさゼロですが、魚はたぶん初登場……かな?

 サランデアードはやっぱり真っ赤

 半分にかち割られた口と目が怖い……

ダンナのほうのベラクルサーナ(野菜との蒸し焼き)はこんな感じで。



これじゃあどんな魚だかさっぱりわかりません、と思って、
まだしも形が残っている顔を撮影。



ていうか、パルゴは前にもリンクしたOTTOさんの記事で見てもらえばいいのか……。
というわけで、しつこくリンクです。
立派な生のパルゴはこちらからどうぞ~。

ルーズソックスのワンコ

2010-03-16 08:00:00 | 親バカ
ケレタロ旅行の話の真っ最中ですが、ちょっと話題を変えます。

ケレタロに行く少しまえ、うちのワンコ、またも肘のタコが破れて出血しました。
今度は、前に切ったのと反対の、左肘です。
もう慌てず騒がず(?)獣医さんと相談の上、
ケレタロに行くあいだどうせ預けるんだし、ということで、
出発の日の午前中に手術してもらい、そのまま預けてきました。

帰ってきたらはしゃぎすぎてか、縫ったところがぱちぱちと弾け飛んで、
傷口開いてるんですけど~……。
でもまあ犬ですからね、ほっといてもそこそこ治るようです。
皮ができてきてるから平気平気~という獣医さん。
まあいいけどね。

でも最初の何日かはやっぱり包帯巻いてやってました。
抜糸(麻酔なしでもいい子でじっとしてました~)のあとで
助手の男の子が包帯巻きなおしてくれたんですが、
私のほうがもう年季が入ってうまいわね、ふふんッ!てな巻き方だったもんで、
一時間もしたら、ずり落ちてきちゃって。
それが……何かを思わせる。
なんだったっけ、としばらく眺めて、思い当たりました。

そうです、ルーズソックスです。
えらく、ずず汚れてますけど。



水飲んでるところです。



うーん、しかしあの愛らしさが出ないな~(親バカ丸出し)。
もういっちょ。

 

いやあ、正直、あのルーズソックスなるもの、
流行りだしたのは私がとっくに日本を出てからなので、
風の噂に聞くだけでしたが、そのたびに、なんじゃいそりゃ、と思ってました。
どこがかわいいのかカッコいいのかさっぱりわからんぞい、と。
でも、こんなところでちょっとわかっちゃったかも~、などと思ってる親バカおばさん。

ちなみに、このあと包帯はさらにずり落ちて、手袋になっちゃってました。
もう外す? と訊いて、手からすぽっと外してやりました。

今もまだ傷口はちょっと生々しいですが、
適当に自分で舐めてきれいにしているようです。
乾燥させたほうがいいだろうし、出血しない限り、あとは放置の方向で。
前に切った右の肘はきれいに治って、ちょっとハゲが残っているだけです。

サンタクルス教会、名前の由来

2010-03-15 08:00:00 | 植物
ケレタロ、サンタクルス修道院の中庭には、こんな木がニョキニョキ。



ミモザ科の植物のようですが、この棘の形がちょっと特殊です。
植物としては、たぶん三方に伸ばした棘のつもりなんでしょうが、
それを信仰心あふれる(?)人間が見ると、十字架に見えるという仕掛け。

柵の隙間から写真撮ってみたんですが、
うまくピントが合わなかったりして、こんなのしか。



じいっと目を凝らしてそのつもりになって見てみると、
長い棘の付け根から両側に垂直に短いのが二本出ているのとか、わかるでしょうか?

この教会の売店では、この棘を十字の形のまま折り取って、
それをさまざまなサイズと材質のベースに貼り付けたり埋め込んだりして、
お土産として売ってました。

修道院の壊れた日時計

2010-03-14 08:00:00 | 観光
ケレタロのサンタクルス修道院は、ガイド付きで中を見学できます。
ガイド料は、心づけってことで任意。
私たちが入ったときは、高校生くらい?のかなり大きなグループが一緒で、
大人数でゾロゾロと民族大移動になりました。
でも入る前にきっぱりと、中では静かにしてもらいます、
騒ぐ人は遠慮なくつまみ出されます、と注意が。



入ってわりとすぐのところにある中庭の噴水。
えーと、この修道院でももっとも古い部分とか言ってたような気が。
でもいろいろたくさん見たので、話がごっちゃになってるかも……。

この写真、帰ってからパソコンに移してよく見ると、
正面の顔の、水を吐き出す口の部分が……。



なぜか向こうに、空が見えてる!?
まっすぐ突き抜けて……と言いたいところですが、
向こうには空なんかないような気がするんだけど……。
もしかしたら異次元に突き抜けていたのかも?

この中庭の両端には日時計があったんですが。



「壊れているので、これで時間はわかりません」とガイドのお姉さん。
そうかぁ~、日時計って機械仕掛けの時計と違ってぜったい狂わないよね、と思ってましたが、
(太陽が翳ったら読めませんが、北ヨーロッパと違ってメキシコではそんな心配ほぼゼロ)
時計台そのものが壊れたら狂うんですね。



同じ中庭の、午後用の日時計。
こちらも壊れているようです。

でも何となく、壊れた日時計ってものに風情を感じてしまいました。

犬のいる教会サンタクルス

2010-03-13 08:00:00 | 
ケレタロの話の続きです。

水道橋を眺め渡す展望台から、歩いてちょっと行ったところにある教会が、
サンタクルス(聖なる十字架)教会です。



市内観光をしているらしい、かわいいチンチンバス。
これは展望台のところに停まっていましたが、
わりとあちこちで見かけました。



サンタクルス教会の前に立っているインディヘナの銅像。
メキシコシティのカテドラル前なんかに、よくこんな格好して踊ってる人がいますが、
アステカ族だと思ってました。
ケレタロではオトミ族がメインらしいですが、これもかなあ?
オトミの前にはトルテカ族がいたり、チチメカ族という記述もあったり、
このあたりは独立戦争・革命時の歴史ばかりでなく、
スペイン人到来以前の歴史もなかなかに複雑っぽいです。

で、なぜかサンタクルス教会の全貌の写真がなかったりするんですが、
ふと覗いた修道院の廊下に……。



でかいオオカミのような犬が寝てました。
うちのワンコ、前に切ったのとは反対側の肘のタコが化膿して破れて、
旅行に出る前に手術してもらって、そのまま獣医さんに預けてきたんですよね。
それもあって、よけいに犬に反応してしまう。



涼しい廊下で気持ちよさそうに寝てました。

明日からサンタクルス教会と修道院を紹介します。

ハチドリ……のシルエット

2010-03-12 08:00:00 | 動物
ケレタロのセロ・デ・ラス・カンパーナスを散策中、
丘の一番端をぐるりと廻る道を歩いていたら、低い塀の向こうに
電線に止まったハチドリが。

あ、ハチドリ、と言ってAzulさんと立ち止まって眺めても逃げない。
そこでカメラを取り出す亀。



逃げないねえ。
逆光なので、いったい何色なのかすらわからないんですが。
とりあえず撮っておく。

 いい天気~

ん? あれは何? 

 変な人がいるけど気にしないでおこうっと

単なる黒い影じゃん~、とか言わないでください。
ハチドリがこんなふうに落ち着いて座っているところなんて、
なかなかお目にかかれないのです。

鐘の丘

2010-03-11 08:00:00 | 観光
ケレタロで水道橋と並んでこれだけは!と思っていたのが、
「鐘の丘」、セロ・デ・ラス・カンパーナス Cerro de las Campanas でした。

今は街の西部分のど真ん中になってますが、
歴史の長いケレタロで、ここで歴史が形作られたころはまだ郊外だったそうです。
そして独立戦争の仕上げとして、オーストリアのハプスブルク家から
メキシコに派遣皇帝として来ていたマキシミリアンが銃殺されたところ。

後年オーストリアが(フランスという説もあり)建てた礼拝堂が、
入ってすぐに見上げる坂道の上にあります。



礼拝堂入り口の表札。



格子が閉まっていて、中には入れませんでしたが、
覗いたところはこんな感じ。



あとで調べていたらこんなサイト(スペイン語)に、
この礼拝堂の十字架は、マキシミリアンをメキシコへ連れてきて、
そしてまたフランスへと連れ帰った船の材木を使って作った十字架が飾られているとか。
写真を見れば確かに十字架立ってますが、二本あるなあ(記述では一個)。
それに、船はフランスへ戻ったんなら、どこか取り外しちゃったんだろうか。
何となく、「これはイエスキリストが5歳のころの頭蓋骨」的な胡散臭さがないでもないです。

ところで、ここがなぜ「鐘の丘」と呼ばれるかというと、
ここにある石を打ち合わせると、金属的な響きがするから、だそうです。
ところがその石がどんどん盗まれてしまって、
今ではふたつしか残っていないとか。
この礼拝堂を覗いていたら、たぶんあれが、その石?



まだ少し早い時間だったので開いてなかったんだと思いますが、
開いていれば、この石の横の椅子に見張りの人が座っていて、
見に来た人は上の小さい石で下のをカンカンと鳴らすことができるのかも。

この公園は入場料1ペソでした。
中に博物館があって、そこの入場は別途15ペソだったかな。
でも博物館は街中にもたくさんあって、そっちに行くつもりだったので、
ここでは割愛。

丘のぐるりに散歩道がついていて、朝の気持ちのいい時間、
おしゃべりしながら街を見下ろしながら、散歩しました。

丘のてっぺんには、独立戦争後共和制になったメキシコの
初代大統領であるベニト・フアレスの巨大な像が立っています。



モレリアのハニツィオ島に立っている巨像を思い出す仕様ですが、
これは中を登れるようにはできてないみたいです。

水が流れる街ケレタロ

2010-03-10 08:00:00 | 
引き続きケレタロのお話です。

水道橋から引いた水が豊か、ということなのだと思いますが、
ケレタロの世界遺産に指定されている旧市街、街の真ん中では、
あちこちに凝った噴水を見かけました。



ほとばしる水が弦となっているチェロを弾く女性。
弦が3本しかないのは気にしてはいけません。



こちらは道路が工事中で、水は出てませんでしたが、
何やら凝った造りの噴水。
そして、世界遺産だからでしょうか、
こういった見所にはちゃんと看板が立っていて、名前と説明が書いてあるんですね。
親切~。
と言いつつ、ぜんぜんマジメに読んでませんが。



さらには、こんなふうに街中の普通の家の並びの合間に、
ふっと水が溜まる水槽があるんですよね。
これが、けっこう頻繁に。
さすが、水道橋の町、と思ったことでした。
しかも、こんな水槽にまで、ひとつひとつちゃんと名前がついているのです。

ケレタロはメキシコシティから北へ3時間ほどの
中央高原地帯にあります。
カルメンなどという海抜ほぼ0mばっかりの平地から行くと、
おおお~、山が見える! 坂がある! と感動することしきり。
しかも空気がとても乾燥しているので
(メキシコシティと気候が似ていますが、大気汚染がずっと少ないです)
日向は陽射しがきつくても、日陰に入ればひんやり、鳥肌立つくらい涼しい。
そんなところだからこそ、水があることを常に視覚的にアピールするのが
街の豊かさと安心感につながるのかなあ、などと思ったり。



ケレタロの旧市街はユネスコ世界文化遺産ですよ~、という
証拠(?)の石碑。

そして、街中を歩いていて、ふと足元に目をやると。



きゅ~~~っ!
って書いてある~。
ケレタロ Queretaro だから?
そう言えば、「スーパーQ」ってミニスーパーもよく目に付きました。
Qで始まる州なんて他にありませんもんね。
字の形もかわいいし、独創的でいいなあ。

ところで、このQ、単なる道路の設備の一種かと思ったら、
よく見たら「ツーリストガイド」と、英語、スペイン語、イタリア語、フランス語で。
ああそうかぁ、これを辿っていけば、観光名所一周ってことですか?
一定間隔で点々と埋まってました。
さすが観光の街、と感動しました。

ケレタロと言えば……

2010-03-09 14:03:55 | 観光
水道橋ですよね~~。

ついに行ってきました、ケレタロ。
ずっと以前、語学コースにいたころ、サン・ミゲル・デ・アジェンデに行くのに
長距離バスで通過したことはあったんですが、それきりだった町。
たまたまダンナが仕事で出張先がケレタロだというので、
わーい、行きたいッ!
ちょうどブログで知り合ったAzulさんにもお会いできるし~!

ということで、Azulさんにあちこち案内していただいて、
短い滞在期間で、けっこういろんなところを見て廻ることができました。
Azulさん、ありがとうございました!
なんと言っても久し振りの対面での日本語の会話は楽しかったですし、
ケレタロはさすが世界文化遺産の町だけあって、きれいで見ごたえありました。
その辺ももちろんまたおいおいご紹介しますが。

ケレタロのバスターミナルに到着するなり、街のロゴが水道橋、
ってくらいケレタロと水道橋は切っても切れない関係?



1200mを超える建築物が、街の東側に当たる道路沿いに伸びてます。

Azulさんのお話によると……って、これ、私が書いちゃっていいのかなあ?
まああくまで又聞きレベルなので、いずれ詳しいお話はAzulさんのところで読める、
ということにして、ここではさらっと。
この水道橋、ある尼僧に懸想したお金持ちの男性が(侯爵だったかな?)、
その尼さんに、街の人たちが水がなくて困っていると言われて一念発起、
水道橋を建てて尼さんに感謝はされたけど、
尼さんは、「私は神に仕える身ですから」と侯爵の求愛を拒否。
うーん……それって一種の結婚詐欺では……?
まあ、「作ってくれたら結婚してもいいわよ~ん?」とは言ってなかったんでしょうね。
勇み足だった侯爵の泣き寝入りってわけですか。

まあそれはいいんだけど、この水道橋、水が流れる部分が、ものすごく細い。



柱はこんなにごっついのにねえ。



真下から眺めたところ。
細いでしょ~?
いったい、時間あたりどのくらいの水が流れてたんでしょうか。
まあ細くても、深ければそれなり?

水は確か、ラ・カニャーダというところから引いているんだとか。
ケレタロからそんなに離れていない街のようですが、
そこには豊かな水源があったのでしょうね。

ところで、ある教会と修道院を見学したときにも、
この水道橋から水を引いていましたという説明があったんですが、
水道橋自体は軽い傾斜をつけて水を流していたと思います。
が、ケレタロ側で水がたっぷりになったとき、どうやってその流れを止めてたんだろ?
というところが気になってしまいました。
どこかに水門でもあって、必要以上は流れてこないようせき止めたりしてたのかなあ。
そのあたり、ガイドのお姉さんにAzulさんが訊いてみたりしてくれましたが、
あんまりよくわかんなかった、みたい。



ま、とりあえずあんまり難しいことは考えずに、
この立派な古い建造物を、あが~、と口を開けて見上げてきました。

それから展望台に行って、全貌を。



夜になってから、仕事の終わったダンナを連れてもう一度、
この水道橋沿いの道を車で走ってもらったんですが、
ライトアップはされている……のかなあ? という程度の弱くて不規則なランプ。
それでも、端のほうまで行くと、車や通りの家々の明かりが少なくなって、
アーチがそれなりに照らし出されてはいましたが、
よくある観光客向けのライトアップみたいな派手さはまったくありませんでした。

前にモレリアの水道橋をお見せしましたが、
こちらは柱部分と水道部分の幅が同じですよねえ。
支えきれないってこともないと思うんですが、
まあ何らかの理由があって、ケレタロのはこんなに細くなっているのでしょう。

巨大な王冠とサブリータ

2010-03-08 08:00:00 | CM・看板
実は旅行に出てました~。
予約投稿があると便利ですね、記事は何もしなくても出てくれるし。

で、旅行先でまたいろいろネタをたっぷり仕入れてきましたが、
今日はまだ週末でもあるので、お手軽に。
旅の途中で見かけた面白広告です。



いきなり山の真ん中にそびえるビールの王冠。
コロナってスペイン語で王冠の意味でもあります。



こちらはバスの中から見かけたポテチの運送車。
サブリータスって前にも面白いCMを紹介しましたが(こちら)、
これにも思わず目を奪われました。

よく、鶏をこんなふうにぎっしりと詰めて運んでいるトラックがありますけどね~。
今回の旅行中でも見ましたが、後ろから一羽が、だら~んと首を出していて、
うわ、生きてるのか? 死んでるのか?
ちょっとビビりました。
でもポテチならこれだけぎっしり詰めて運んでいても平気。
こんなトラックがそこらに停まっていたら、思わず手を伸ばして一袋……。