メキシコの隅っこ

メキシコの遺跡や動物、植物、人や風景などを写真で紹介してます

ぬいぐるみ大集合

2010-10-22 20:00:00 | 芸術・民芸品
すいません、アホなネタです。
こないだのカメのぬいぐるみで、そう言えばけっこう爬虫類いるなあ、と。

で、特にヘビの巨大ぬいぐるみはカメとよくつりあうよね。



ほら、仲良し~。
でも、実はワニもいるんですよね。



爬虫類、大集合~。
と思ったら、そう言えばディノサウルスもいるんでした。



このディノ君はメキシコシティにダンナと行ったとき、
道端で売っててすごく気になって、
でもそのときは通り過ぎてすぐ近くのレストランへ。
食べてるあいだにどーしてもほしくなって、
食べ終わってからもう一度行ってみたら、もう店じまいしてた……。
ああ~、あれほしかったんですけど~、って言ったら、
まだ残ってたおじさんとおばさんが荷物を解いて、
これか? 違います。じゃあこれか? 違います、白と黒のこのくらいの……
とさんざん掘り返してようやく出てきたのを買ったもの。
こういうときイヤな顔しないメキシコ人が好きです。

爬虫類はこれで全部かな~。
そう言えば大好きなイグアナが足りないねえ。
と、あとでダンナに言ったら、
「あ、そー言えばどっかで見たなあ、イグアナのぬいぐるみ」と言ってました。
そのうち出会ったら買おうっと。

で、ぬいぐるみはどっちかと言うと埃かぶるし、
そうすると私もアレルギーがあるので困る、ということで
比較的少なめなんですが、実はでっかいのがまだあります。



ワンコ。
まあこれ、秋田犬じゃないですけどね、
でも何となく似てる、ってのでダンナが買ってきました。
カメともいい感じで仲良くできそうです!?

そしてもう一個のお気に入りはこれ。



何だかよくわからない、正体不明の物体。
これはドイツにいるころ、ダンナがメキシコに帰ってしまう少し前に、
中古品を売ってる店のショーウィンドウにあって、
何となく目を惹かれて立ち止まったら、ダンナ(当時はまだでしたが)が買ってくれたもの。
たぶんフクロウか何かだろうと思いますが、
どんなに毛を撫で付けても、片目はどうしても隠れてしまうニヒルなやつです。

あと、置物でかわいい動物もいろいろいるので、暇なときに随時紹介していこうと思います。

孫の手の手相

2010-07-27 18:45:38 | 芸術・民芸品
今日は、飲み水タンクのポンプが壊れました。
一番普及しているのは、手動でずいっこずいっことピストンを上下させて水をくみ出すヤツなんですが、
それがうちでは、ダンナだか掃除のおばさんだか、力入れすぎなんでは?
というくらいよく壊れてしょっちゅう買いなおしていたので、
数年前、とうとう違うタイプのを買いました。
それは、長いチューブがついていて、水圧で、タンクより下の注ぎ口から水が出てくるタイプ。
ちょっと言葉で説明するとわかりにくいかと思いますが、
とにかく、手動であれこれする必要がないので、壊れにくいんです。
お値段もちょっと高いですけどね。

でもそれで実際、ずっと問題なく使えてたんですが、それが今日、いきなりダダ漏れ。
こりゃ~あかんわ、ということになり、買いなおしにいったけど、ない~。
前に買ったスーパーは、もうとっくに名前も変わって中身も変わってるし。

どうしよう、と思案して、今ちょうどカルメンの聖母のお祭り、フェリアをやってることを思い出しました。
ありとあらゆる台所用品(安かろう悪かろうの典型ですけどね)を売ってるあそこならあるかも!
ということで、行ってみたら、やっぱりなかったんですが、
代わりに、孫の手を発見。

孫の手、メキシコでも本当に手の形をしてるんですが、
これが安いプラスチック製なので、ちょっと力入れて掻くと、ぽっきり。
もう、何本もダメにしてきました。
ちょうどこないだも、背中がかゆくて、折れて半分になったのでボリボリ、
しながらダンナに、新しいの買おうよ~、と言っていたばかり。

だったので、買いました、二本。



選んだのは私じゃなくダンナです、趣味を疑わないでください。
たぶんメキシコカラーのつもり?

で、これがなんか面白くて。
反対側が靴べらになってる、ってのも初めて見るタイプなんですけどね。

孫の手 と 靴べら。

何となく、合うような合わないような。
まあうちは靴べらはほとんどいらないので、たぶん用はないですが。

でも、この手がね……



ちゃ~んと掌のしわまでついてるんですよ。
誰か、手相を読んでやってください、この孫の手の。
まあどっちも同じ手相ってとこが、芸がないですけど。
てか、一個ずつ違ったら、それはそれですごいというか、怖いというか。



手の甲のほうも、何となく妙にリアル。
こんなところに凝らなくていいから、もうちょっと強度を何とかしてほしいです。
日本には竹の孫の手があって、いいですよね~。
メキシコにはないのかなあ、見てないだけかなあ。

さて、一本5ペソ(35円)だったこの孫の手、寿命はいかほど?
あ、手相見ればわかるのか?

タイル特集

2007-01-17 08:12:43 | 芸術・民芸品
ええと、だいぶ前に(て、去年ですわね、申し訳ない
タイル特集やりましょう、なんて約束したような気がします。

ところが、写真を探してみると、意図してタイルを撮影したものは
案外と少なくって……。
それでも何とかかき集めてみました。
タイルを撮ったんじゃないのでピンボケのもたくさんありますが……。
これからはもっと意識してタイルも撮影しようと思った次第。



というわけで、メキシコでタイルと言えばこれでしょう、
知らない人のいない(ホントか!?)「青タイルの家」。
シティの中心部にある有名な建物。

 

さすがにすばらしいです。
16世紀末の建築だそうで、プエブラのタラベラ焼きが一面に。
支倉常長一行が宿泊したところでもあります。

さて、こちらは同じようなタイルでも、ちょっと……。



メリダでバスの窓から見かけて、綺麗だなと思って写真を撮ったら……
右半分は本当に綺麗だったんですよ~!
それなのに、写ったのは左半分、こんな看板……(泣。
法律事務所、リストラされましたか? と書いてあります。



前にお見せしたメリダのアシエンダ、領主の館から、
同じ写真もあってスミマセンが。

 ベランダの壁

 部屋の隅に立つ神父像の足元に……

 ボケボケですみません、部屋の床のタイルも凝ってます

 前にもお見せしたキッチン

 キッチンの隅の棚。こういうゼリー、ありますよね

さすがにアシエンダは豪勢なタイルの使い方してます。
もっとちゃんと写真撮っておけばよかった~!



あとは、あちこちで見かけたタイルたち。



テアパのホテルの洗面台。
フラッシュでタイル部分がつぶれてしまって、味わいゼロですが……。
面影だけ、想像で補ってください。



メリダのホテルの階段。
トカゲ? ヤモリ?
なんか、めっちゃ可愛かったです。



カンペチェの防波堤のベンチ。
ちょっとおしゃれ。

そうそう、それで思い出しました!



NANAOさんとお散歩中に見つけた、シティのベンチ。
手書きの拙ない鳥さん。

それから、これもシティですが。



ソカロの裏通りを入ったところにある、マイナーな教会。
私の持ってるガイドブックには、どれを見ても名前すら書いてませんが、
鐘楼がタイルで覆われているってちょっと珍しくないですか?

えーと、最後に、元祖タイル???



な、なんか違いますか? えへへ……

写真屋さん

2006-06-02 07:04:22 | 芸術・民芸品
今日は用事があって、写真屋さんへ行ってきました。

おっと、フォトショップ、とか言うべきですかね?
私はカメラを、写真機とか平気で言います。
まあコンピュータを電算機と言う人もいますから、
別にいいんじゃないでしょうか。

写真屋さん、デジカメの普及でがっくりと売り上げが落ちた、
なんて話も聞きます。そりゃそうだろうと思います。
しかし、とりあえずまだ写真屋さんでないとまずい用事は、
証明書用の写真とか(今日の私の用事)、
それから結婚式だとか子供とかの、部屋の飾りにする巨大パネルですね。

メキシコ人、巨大パネルが好きですよね~。
いやもう最初はびっくりしました。
大してお金持ちでもない一般家庭に入っていくと、圧倒するようなパネル。
結婚式、うわ~、ベルサイユ宮殿で挙げたんですか?
と思ったら、合成です。
巨大な、ゴジラかと思われる大きさの赤ん坊が、
海辺に座っていたり、ジャングルの真ん中で笑っていたり。
全部合成です。
いやはや。いいけどね。

合成と言うと、土産用の絵葉書にもありますね。
この辺だと、石油基地のプラットフォームが浮く海の風景。
その空に、グアダルーペのマリアが浮かんでいるとか。
なんか、何の脈絡もない合成が多いですな。



それで、今日行ったお店、写真を撮ってからあと、
ちょっと一人待たされる時間があったので、
思いついてお店の様子を写真に。



通りに面して、幅2mくらいの小さなお店です。
ガラス棚でカウンターになっていて、その周囲に見本の写真が。
一番でかい写真は当然、お得意の合成です。
奥には、写真を扱う小部屋があります。

でも写真屋さんも、このごろはデジカメ使ってるんですね。
座って写真を撮ってもらうのは同じなんですが、
なんだか鼻の先、って感じのところにカメラが。
立派な一眼レフのデジカメでした。いいなあ。
おばさんの指導を受けながら、新米らしい女の子が撮ってくれたんですが、
角度やなんかを調整して、シャッターボタン押すとき、またずれてます。
でもデジカメなら、損失なく取り直しも簡単。
そりゃあ写真屋さんだってデジカメにしますよね。



上のほうにもずらずらっと見本写真。
やっぱり結婚式のが多いですなあ。

いやあ、人の好みをどうこう言う気はないですが(でも言う)、
こういう格好した自分とかダンナの、ドアップの写真を
毎日毎日眺めるって、ちょっと恐怖じゃないでしょうか?

いや、もしやってる人がいたらスイマセン。
私は顔に自信がないだけです……。

このお店はなんだか、比較的おとなしい写真ばっかだなあ、
と思ってしまうんですが、どうなんでしょ。
私の感覚がすでにメヒカーナになっちゃってるだけ?

いっちゃん面白いなと思った写真は、これでした。



セクシー花嫁と、愛を説く(?)キリスト
見事な取り合わせです。ええ。

リベラの壁画:スペインの征服

2006-04-19 06:58:13 | 芸術・民芸品
え~、引きずりますが、今日で最後です、国立宮殿の壁画。

ほんのわずかな隙間にも、壁画。
執念ですな、もう。
こちらも意地になって、執念で端から写しました。

    

左端は、ゴムの木。
幹に傷をつけ、流れ出る樹液=ゴムを下で溜めています。

このゴムの木、私もドイツの学生寮に住んでいたころ、鉢植えで持ってました。
でも高さ1mくらい、ひょろっとまっすぐに伸びたもので、
てっぺんから艶やかな葉っぱが出てきては広がっていくのが、かわいかったです。
アナログ写真ならあるんですが、またそのうち。

ところが、メキシコに来て、大学図書館の前に生えているゴムの木を見て
いやもうびっくり!!
幹は3人が手をつないでようやく一周できるほど、
広がる樹冠はたったひとつで図書館前の広場を覆いつくし、
絡まった蔦がジャングルのように垂れ下がって、
枝の藪の中ではオウムやその他の鳥たちが賑やかに行き来している、というもの。

うーん、ゴムの木ってこんなにでかくなるものだったのね……。
小さな鉢植えで窮屈な思いをさせて申し訳なかった、と
メキシコに来るとき友人に譲り渡してきたゴムの木に今さらながら謝ったのでした。


真ん中の絵は、トウモロコシですね。
一番手前では metate と呼ばれる石のすり板でトウモロコシをつぶしています。
これが、あのおいしいトルティーヤの原料。
隣でそのトルティーヤを作ってますね。

その後ろに立っている賑やかな服装の人は……うーん、誰でしょう?
トウモロコシの神さまかなあ?
さらにその後ろに広がる水田のようなものは……。
ええと、一番奥にポポが見えてるのだけはわかります


そして一番左の、廊下の角にあるのはカカオの木の絵。
何だかノルウェーから来ました、という風情のお兄ちゃんがいたく感激したらしく、
いつまでもいつまでも動かないので、仕方なく一緒に写しました。

カカオの実はでっかいですね。
椰子の実くらいでっかいですね。
それを棒で落として、使うんですね。
モレ Mole とか、熱いチョコレートとか、おいしいですもんね。
板チョコはメヒコじゃあまり作らなくて、逆輸入するので高いですが。


という植物シリーズを通り過ぎて、



あ、すいません、まだ植物シリーズでした!
廊下の梁をものともせずに描いたこの絵は、
左の上にリュウゼツランと、そこからメスカルを作っている人たち。
そして、右のほうは、すみません、たぶんですが、
何かの木の皮をはがし、それをまとめて水にさらし、
犬に食わせ……ているわけではなく、左下の女性たちがやっているように
広げて乾かして布か紙にしているんではないかと推測。

うーん、やっぱりガイドを頼むべきだったか……(ちょっと後悔。

そして最後に、



スペイン人の征服です。
もしかしたら階段の歴史絵巻を除くと、この絵が一番有名かも?
インディオたちが、左下の隅では焼きゴテを押し付けられ、
いたるところで牛馬のように重労働を強いられています。
牛馬たちも重労働させられてます。
子豚はぐるぐる巻きで焼きあがるのを待つばかり?だし、
右下ではスペイン人が連れてきたらしい犬が、無毛のアステカ犬に向かって牙を剥き出してます。
そして、一番奥の木には、縛り首になったインディオたちが……

しかし、リベラの壁画はここで終わりです。
まあ階段部分に全体的な歴史を総括してるとはいえ、
どこで読んだか忘れましたが、リベラとスポンサーのあいだで意見の食い違いがあって、
壁画は本当は歴史をずっと描いて、メキシコの未来まで行くはずだったのに、
途中になったままなのだということです。

メキシコの未来図って、どんなんだったのでしょうか。
ディエゴ・リベラの思い描く未来、見てみたかったです。

リベラの壁画:アステカ王国

2006-04-18 08:04:49 | 芸術・民芸品
さて、昨日の続きで、国立宮殿の階段の踊り場を見てから上がって行きます。
中庭に面する二階廊下に出ると、左手に絵が続きます。

最初の絵は大きすぎて、カメラじゃ一枚に収まりませんでした。

  

左右、つなげて見てください。

アステカ王国時代の首都、テノチティトランです。
場所は現在のメキシコシティがあるところですが、
全体は湖に浮かんだ半島のような形でした。
特に右の絵のバックに、湖が見えています。
さらにその向こうにふたつ並んで雪をかぶって見えるのは、
イスタシワトルとポポカテペトルです。

絵の中央、薄緑の椅子に座っているのが、たぶんアステカの王かな?
その左後方で大きな絨毯のようなものを巻いているのが何なのか、ちょっとわかりません。

手前ではアステカ人たちの市場が開かれてます。
カラー、もしくはアルカトラズと呼ばれる白い花を売る女や、
サトウキビと思われる束を額にかけた紐で担ぐ少年、
野菜や果物を売り買いする人たち、
黒トウモロコシやさまざまな種類のトウモロコシをザルに積んで売っている人もいます。
なんか、こういう雑然とした生活の様子は、見るだけでワクワクします。

左側に立つ白い服の女性ですが、マリンチェかなあ?
コルテスの通訳として裏切り者の象徴になってる女性ですが、
まあ最近はいろいろと違う説も出ているようで。
それより気になるのが、この女性の横に立っている青い羽飾りの男が持ってるもの。
どう見ても、肩から切り落とした人の腕なんですが。
骨まで見えてるし~。
よくわからん。知ってる人、教えてください(昨日に引き続きスミマセン)。

さて、廊下を進むと、ドアとドアのあいだの壁に次々と絵が現われます。



これはたぶん、糸を紡いで、染めて、干して、布に仕上げているところでしょう。
鮮やかな色合いが綺麗で、平和で、いい絵ですな~~。

上部を切り取って拡大すると、こんなの。



左では綿摘みしてるんだと思います。
右の丘では、たぶん炭焼き。
そして奥のポポカテペトルが煙を噴き上げてます。
湖では漁をしているらしい船の群。

次の絵も、アステカの生活の様子を描いてます。



こちらは王族が使う羽飾りや金細工を作っているところでしょうか。
左奥をよく見ると、



川ではおそらく砂金を採っている人たち。
その手前では王族らしい人が立ち、衣装合わせをしています。
大きな羽飾りの冠は Penacho と言います。
サッカーの応援団も、よくこんなアステカ風の格好した人がいますよね~。

同じ絵の右半分をよく見ると、


砂金を溶解して、型に流し込んで冷やし、表面に細工をし、という一連の作業が見て取れます。
その左側では羽を綴ってペナチョを作っている人たちがいます。

カラーの絵の下に、いくつかに分かれた白黒の絵がありますが、
これも作業手順などをわかりやすく描いたもののようです。

その次の絵もなかなかすごいです。



今までさんざん見てきたあちこちの遺跡ピラミッドですが、
現役であればこんな感じなのかぁ~、なんか中国風だなぁ、なんて思ったり。

しかしやはりこの細密画のような細かさは美しいですね。
手前の変な格好をした人たちは……、うーん、戦士か何かでしょうか。
目立つマントの人の足元に黒っぽい犬がいますが、
これは、前にもここで話題に上がったアステカ犬だろうと思います。
他の絵にも、よく見るとこの犬たちはあちこちに紛れ込んでます。

しかし私が目を惹かれるのはやはりバックのほうで、
よく見ると



この一番左端、赤と黒の三角模様になっているのは、
これまた遺跡で何度も見ている球戯場ですね。
実際に球戯をやっているところで、球戯場の上にはびっしりと見学者が集まってます。

そしてその右側では、ボラドーレスたちが。
ボラドーレス Voladores というのは、今でも観光地などでやってますが、
高いポールのてっぺんから、足首に縄をくくって頭を下にした四人のボラドーレス(飛ぶ人たち)が、
ゆっくりと回りながら伸びていく縄によって地上まで降りてくる、という儀式です。
この絵のボラドーレスたちは、ワシのような格好をしてますね。
これは本物のワシを捕まえてこんなことをさせてるのではなく、人間だと思います。
その下でもまた、集まって踊る人たち。

そしてやはり、じっくり見れば見るほど中国だかタイだか、
なんとも不思議な懐かしさを感じさせるピラミッドとその背後の住宅も、
テオティワカンやその他の遺跡と重ねて思い返せば、感無量。

まだもう少しあるんですが、それは明日にします。

ところでヨーロッパの教会について少し勉強したんですが、
ステンドグラスというのは当時、字が読めない信者たちのために、
聖書の物語を絵にして解説したものだそうですね。
このリベラの壁画も、メキシコの歴史を文盲の人たちにも学んでもらえるように描いたものなんでしょう。
そう言えば、私が帰るころに、小学校から来たらしい子供の群が一クラス分ほど上がって行ってました。
先生について、たくさん勉強できたことでしょう。
私もついていけばよかったかな、と今になってちょっと後悔してます。

リベラの壁画:メキシコの歴史

2006-04-17 11:26:20 | 芸術・民芸品
さて、国立宮殿の壁画ですが。

入って中庭に抜け、左手に大きな階段があります。
その下にはガイドを申し出るおじさんたちが待ち構えてました。
私はいかにもお金を持ってないように見えたのか、
声もかけられなかったし、かけられても払う気にはなれなかったです(笑。

ので、さっさと上がってみました。
いくらかくらい、参考に訊いてみればよかったですね。
ご存知のかた、教えてください。

階段の踊場に、まずこのメキシコの歴史を描いた壁画があります。
正面は五つのアーチが隣接した続き絵で、
左右にまたそれぞれひとつずつ、大きいのが。
描かれたのは1929年から1945年にかけてだそうです。

まずは、正面の中央の絵を見てください。



ど真ん中に、メキシコの象徴である、
「サボテンにとまってヘビを食うワシ」がいます。
アステカ族が北から南下してきたとき、どこに都を作ろうかと悩んだら、
神のお告げで、「サボテンにとまってヘビを食べているワシのいるところにせよ」と言われたとか。
それで、メキシコの国旗にも硬貨やお札にも、すべてこのワシの絵がついてます。
ここでは、ヘビがあんまりヘビに見えませんが、気にしないでください。

そしてそのワシを取り囲んで、歴史上のさまざまな人物が
有名無名取り混ぜて描かれてます。

と言っても、ガイドさんを頼まず、私の歴史に関する知識も断片的で乏しいので、
すごく適当です。
間違ってても怒らないでください。
正解を知っている人は教えてください。

まずはてっぺん近くに知った顔が見えます。



てっぺんの、帽子と口ひげのおじさんは、エミリアーノ・サパタですね。
チアパス地方でインディオ解放運動を起こして革命の一端を担った人です。
スローガンの「土地と自由を」という赤旗を持ってます。
一緒にいるおじさんたちも、たぶん革命の同志たちかなんかでしょう。

この下のほうにいる、真ん中ハゲの白髪のおじいさんがイダルゴです。
革命の父、だったっけな? 違います、独立の父です。
ドローレスという中部の小さな町で、革命、じゃなくて独立戦争の発端となった叫びを上げた人。
イダルゴという名前の通りは、サパタや後述するモレーロス、ベニト・フアレスらと並んで、
どんな小さな町にもあるんじゃないかと思います。

イダルゴの左隣にいる白いターバンの西郷どんみたいなのが、モレーロスです。
モレリア生まれで、独立において重要な役割を果たした、はずなんですが、
詳しくは訊かないでください、もしくは教えてください……。

私が以前住んでいたカンクーンの近くの村は、プエルト・モレーロスと言いました。
村の中心部は例に漏れず小さい広場になってるんですが、
そこにモレーロスの頭部像があるんですね。
ある日、研究所のみんなとそこを通りがかったとき、研究員のひとりが
「ありゃあ、だれだ?」というわけですよ。
誰だ?って、メキシコで頭にハンカチ巻いたおじさんはモレーロスに決まってます。
「でもなんで、こんな村の真ん中にモレーロスだよ?」とその研究員はなおも不思議がるんですね~。
だって、プエルト・モレーロスだもんさ~

とまあ、中心部にあることは珍しいかもしれませんが、
この人もたいてい、小さな町でもどこかに広場があって、偶像が建てられてます。
特徴的な人なので、すぐにわかります。

その周辺にいる軍人さんたちも、たぶんいろいろ独立戦争や革命期に活躍した人たちだろうと思います。
まあ、またいつか(この言葉が曲者)調べてみます。



下の右隅辺りで、インディオたちとトウモロコシの質について議論しているっぽい
この神父さまは、たぶんインディオの惨状を訴える
『インディアスの破壊についての簡潔な報告』を書いたバルトロメー・デ・ラス・カサス神父じゃないかと思いますが、
すごい当てずっぽうでスイマセン。全然違うかもしれません。
知ってる人教えてk(以下略。

さらに、シンボルのワシの下にあるこんな絵は



これはたぶん(たぶんばっかりですみません)クアウテモックだな~。
「落ちるワシ」という意味の名前なので、それを描いた旗印なんでしょう。
その下一面は、スペイン人とアステカ族の戦いを描いたものかと。


はぁ~、こんな感じに細かく見てると、一日あっても足りません。
そこでちゃっちゃと行きましょう~。

この正面中央の絵の右側にはこんなのが。


ここには、メキシコの父ベニト・フアレスもいますね。
暇な人は探してみてください。

真ん中辺りには、でっぷり太ってインディオを搾取してるっぽい教会関係者とか、
その下では一応マジメにインディオたちに洗礼を捧げている宣教師(たぶんバスコ・デ・キロガ?)とか、
さらに右のほうではインディオを鞭打って働かせている兵隊とかいます。

正面左側では、


下のほうで異教徒の処刑をしてたり、
偉いさんたちがわらわらと集まって何やら政治をしていたり、
しますかね、もしかして?
有名な独裁者ポルフィリオ・ディアスとかもいますね。

そして、階段の両脇の壁、左には


これは労働者たちの戦いを描いたものでしょうか。
ストライキの文字も見えます。

右には



ケツァルコアトルの伝説が描かれています。
羽の生えた白いヘビに乗って、白い肌の神が戻ってくる、と言われたケツァルコアトル、
上のほうに飛んでます。

そしてその下では、たぶんコルテスでしょう、
ケツァルコアトルだとアステカ人たちに信じられてもてなしを受けてるところ。

ちょっと、どの写真も手ぶれだったりして不鮮明でごめんなさい。
人もけっこう多かったので、その合間を縫って急いで撮った部分もあって。
実際にじっくり見てみたい人はぜひ現物を、ってことで。

明日からは、ようやく廊下のほうの絵をお見せします。
アステカ族の暮らしの様子など、圧巻です。

ルフィーノ・タマヨ博物館

2006-03-31 11:25:45 | 芸術・民芸品
以前に紹介した画家、ルフィーノ・タマヨですが。
オアハカには彼が集めた膨大な数のインディオ文化の埴輪コレクションの博物館があります。

以前オアハカに行ったときにも訪ね、しかしカメラがなかった話はもう三度目ですか。
それで、そこでどうしても気になった埴輪があったので、
博物館の場所を調べ(ダンナが泊まるホテルから一区画でした)開館時間を調べ、
写真撮ってきて~、と頼みました。
しかし最後の詰めの説明が悪かったのか、それともあまりに前のことで展示物が入れ替えられてたのか、
私が当時インパクトを受けた埴輪は見つからなかったとのことで、
代わりに、なんかいろいろ撮ってきてくれました。

それら、けっこう面白いのも多いんで、紹介します。



いきなり、埴輪の群。
タマウリパス州のウァステカというインディオの初期のものらしいです。
単純素朴だけど、群れると迫力。



コリマの戦士。しかし詳細はいろいろ言われているがわからないとのこと。
戦士としても、何ともぽっちゃりと、少年のようでかわいいです。



ワンコも集まってます。ワンコもぽっちゃりしてますねえ。
猟犬じゃなかったんでしょうか、これでは走るの大変そうです。
でもメヒコらしい。



これは比較的最近の、アステカの神さま、ショチケツァル、愛の神だそうです。
しかし……、お鼻、どうかなさいましたか?
それともイヤリングとおそろいの鼻輪かな?
いずれにしても、なるほど愛の神だから、大事なものがむき出しに(以下18禁。



こちらはナヤリットの女性たち。素朴な笑顔がたまりません。

ところで、以前この博物館を訪ねたときは、埴輪は埴輪、ただの土の人形、と思ってたんですが、
実はそうではないことを徐々に知りました。
単純でデフォルメされているように見えますが、これがけっこう的確に、
現実のメキシコ人の特徴を鋭く捉えていたりするんです。
こんな顔の人、いないでしょ?と思えるかもしれませんが、
この笑顔なんか見てると、ああ、いるよ、こんな感じの笑いをする人、と思い当たるんですね~。
昔の人ってすごいです。

そして、うおおおお!と叫んでしまったのが、こちら。


タヒンの笑う人たちが、こんなところに!!
うははは、笑ってます、みんな笑ってます。いい顔してるなあ~。



こちらは逆に、ムッツリ君。
この姿勢の民芸品、ありますよね。ベラクルスの出土品だそうで、
たぶん、女神トラツォルテオトルに仕える神官だろうとのこと。
こういう根暗もメキシコ人にはありがち?

こちらも味があってステキです。


死神。ベラクルス、トルテカ族のものだとか。
このひょうきんな顔、なるほどタマヨの絵を彷彿とさせるというか、逆ですか。

しかし、こちらの死神はもっとかわいい。
見て、これ~~~!


いやもうたまりません~~。
レプリカがあったら、抱っこして寝たいくらい。

そしてこちらは、もうどうコメントつけていいやら。


各自で好きな名前つけてかわいがってやってください。

不気味ですか? ルフィーノ・タマヨ

2006-03-03 08:57:58 | 芸術・民芸品
昨日のナワトル語の続きが残ってるんですが、
興味のない人に申し訳ないので、ちょっとそれはまたにして。

今日はまた私の好きな画家を紹介します。
と言っても、この人、評価がだいぶ分かれるようで、
「気持ち悪い」「不気味」という声もあるみたいです。
へー、そうかな?

今日の絵は、私が持ってる絵葉書をスキャンしたものなんですが、
この絵葉書はもともと日本でタマヨ展があったらしくて、
それをメキシコの画家だってことで見にいった人が買って送ってくれたんです。
よって、日本でもご存知の人多い画家なのかもしれませんね~。
日本の美術館にも、この人の作品置いてるところ、いくつかあるようです。

ルフィーノ・タマヨは1899年生まれ、1991年に亡くなってます。
一応リベラたちと同じ時代のメキシコ画家なので、
壁画も手がけてはいたようで、
パリのユネスコ本部ビルに、彼の壁画があるそうです。
見たことある人いませんか?

でもほとんどの作品は、もっとこじんまりした油絵など。
絵のテーマも、他の壁画画家のように社会運動とか闘争とかではなく、
人間を描いたものが多いです。
その人間が、あんまり人間っぽく見えないところが
気持ち悪いんかしらん?



オアハカに昔行ったことあるんですが、
そこにタマヨ博物館ってのがあって、
すでにタマヨの絵に興味持っていたので行きました。
タマヨの作品ではなく、彼が集めたメキシコのインディオの
土偶とか、壺とか皿とか、民族博物館も真っ青、てなくらいの
品がひたすらひたすら並んでおりました。

タマヨはそういうものにすごく惹かれていたらしくて、
作品も、原始的というんでしょうか、
土着のパワーみたいなのが出てると思います。



前書いたかもしれませんが、
カルメンでバスに乗っててかわいい女の子を見ました。
かわいいっていうかね、すごく独特の顔で、
輪郭は逆三角形、目がアーモンド型でおっきくて、おちょぼ口で、
くっきりとおかっぱ髪。
うーん、どこかで見たことあるぞあるぞあるぞ、
と考えて思い当たったのが、このタマヨ博物館でさんざん見た土偶だったわけで。
そうか、土偶って作った人の腕が未熟であんなふうなんじゃなくて、
昔のインディオってきっとみんなああいう顔をしてたんだなあ、と納得。



タマヨの作品で一番のお気に入りは、これ。



『大銀河』。
なんかね、これもやっぱりSFなんですよね~。
私にはこれ、他に誰ひとりいない惑星に見えます。
おーい。と虚しく叫ぶ人。

もう一枚は、これ。



『対話』。
あったか~いです。
上の寒い惑星の孤独と比べると、なおあったかい。



ところで、タマヨはメキシコでもそこそこ有名です。
単純な図柄で、色彩も統一されているのが多いから、
パッと目立つ表紙として使いやすいのでしょうか。

私の持ってる本の表紙にも、タマヨのがあります。

話ずれますが、この辞書、めったに使いませんが、
それでも重宝してます。
メキシコにおけるスペイン語の辞典です。
コレヒオ・デ・メヒコが編纂したものです。

収録されているのは約1万4000語、少ないです。
少ないので、そんなマジメ(?)な、スペインの辞書にも載ってる意味なんか載せんでいいから、
もっとメキシコ独特な単語だけ載せてくれりゃええのに~~!
と思わないでもないですが、まあそれでも一応。

まあ、メキシコ独特の単語、というと、何ですかね、
やっぱ、Glosería がほとんどでしょうかね?
p の項に多かったりして(笑。
ええ、載ってますよ、pendexo も pinxhe も puxa も(笑。
ちゃんと説明もついております。引用はいたしませんが
まあ、こんな単語、辞書引かんでもみんな覚えますがね(笑。

あと、重宝する理由のひとつは、
動植物の名前を引くと学名が載ってること。
これ、私にはありがたいです。
たとえば lechuga キャベツ、と引くと
キャベツの学名が載ってるわけですよ。
これがあれば、メキシコのキャベツと日本のキャベツは同じなのか!?
とかで悩んで夜も眠れない、なんてことはなくなります
学名が同じなら同じ種、違っていれば違うわけですから。間違いなし!
ま、辞書が間違ってないって保証はないんですがね

もし万が一、メキシコの独特な言葉に手がかりがほしい、と思う人がいたら、
一応英語圏のアマゾンで注文できるようです。
こちら

メキシコに住んでる人は、Gandhi とか Sótano 行けば売ってます。
たぶん、まだ。

レメディオス・バロ と 山尾悠子

2006-02-22 08:41:31 | 芸術・民芸品
さて、昨日は暗い話題に付き合っていただいてありがとうございました

気を取り直して、またチアパスの遺跡めぐりの記事でも、
と思ったんですが、
どうも最近ちょっとマンネリのような気がしないでもない。
遺跡もいずれは紹介しますが、
今日は気分一新したいと思って、新しいカテゴリ作ってみました

お気に入りの画家など、紹介してみたいです。
当然、写真は私のオリジナルじゃなく、
どこからか引っ張ってきたパクリ画像となりますが、
うーむ、著作権の問題とかあるでしょうかねえ?
ネット上にいくらでも出回ってるものだし、
ちゃんと作者名も明記しますので、問題ないということにします。
あるようでしたら、その筋から連絡いただければ対処します。



で、メキシコの画家、というとフリーダ・カーロとかディエゴ・リベラ、
シケイロスにオロスコ、といった辺りが定番でしょうか。
フリーダ・カーロとか、私も好きな絵が何枚もあります。
まあその辺もいつか紹介するかも。



私の自慢(?)は、シケイロスの孫娘さんをちょっと知ってること~
仲の良かった学生の男の子の元彼女で、日系三世だというので、
おうちに遊びに行きました。
今もシティで芸術活動していると思います。
いつだったかアラメダ公園の辺りを通りかかったら、
彼女の展覧会の看板が立ってました。



んで、今日はレメディオス・バロ Remedios Varo です。
いきなり、メキシコ人じゃなかったりしますが。
1908年、スペイン生まれの女流画家ですが、メキシコに亡命し、
主な活動はメキシコで、ということで、
日本でも紹介されたことはあるようなので、知ってる方もおられるでしょう。
そうそう、あとで気付きましたが、ガルシア・マルケスの『百年の孤独』の新装版表紙絵が、この人の『螺旋回廊』でしたね!

私が初めてこの人の絵を見たのは本屋さんでした。
いつも行くM.A. de Quevedo の本屋のレジの隣に、絵葉書が何枚もあったんです。

トップの絵は『太陽音楽』。
この画像では色がとてもくすんでますが、
私の持ってる絵葉書だともう少し鮮明な色合いです。
どちらがオリジナルに近いのかはわかりません。

木漏れ日を弦にしてチェロのように奏でる人。

こういうシュールな絵、好きなんですよね~。
しかも、彼女の絵は、光や音を手に取れる実体として描いたものが多く、
音楽を題材にしているものもたくさんあります。

これとか。


『フルート奏者』

笛の音がそのまま塔を織り上げていく様子です。


意味があるようでないようであるようなシュールな
『塔に向かう』






山尾悠子の『ラピスラズリ』を読んだとき、バロの絵を思い浮かべました。
静謐な雰囲気と、繊細な描写が同じ。

駅舎にある深夜営業の画廊で、古めかしい銅版画に出会うシーンから始まる
山尾悠子の『ラピスラズリ』は、圧倒的な描写力で読者を引き込みます。

「わたしが壁際に立ち止まって眺めていたのは
横並びに展示された三枚組みの銅版画だった。
時代のついた金縁で一枚ずつ額装され、
見たところ古めかしい意匠の小説の挿し絵として製作されたものらしいが、
今では骨董としての価値しかなさそうな古色蒼然とした腐食銅版画--」

「やや稚拙な画力ながら細部まで偏執的な熱心さで描きこまれ、
意味ありげなのにもどかしく意味のわからない画面の絵解きに心を奪われて、
あるいは視線をさまよわせながら実際には放心していただけなのかもしれなかったが。」

「経年による劣化の著しいシートには錆のような染みが点々と浮かび、
それは自然と黄ばんだ古書の頁から漂いだすあのほのかな臭気をわたしに連想させた。
絡みあう描線の要所要所に淡い手彩色が施されているのが、
疲れた眼に色インクが一滴ずつ滴り落ちるように、
いつのまにか沁みた。」


そしてこの不思議な三枚の絵が、目に浮かぶように描写され、
そこから、描かれた「冬眠者」たちの物語が始まる、という仕組み。

この導入部の絵自体も、また山尾悠子の作品そのものも、
バロの絵と通じるところがあるように思います。





『鳥たちの創造』

窓から射し込む星の光をプリズムで集め、鳥を作り出す不思議なフクロウ女……。

この人の絵は、見るだけでものすごく「物語」を喚起されます。
地味だけど、とても好きな画家の一人です。

新年は戌年?

2006-01-01 13:38:35 | 芸術・民芸品
らしいですね。

いやもう、日本を離れてこんなに経つと、いちいち何どしだったかわからなくなります。
平成何年かも、何度聞いても忘れる健忘症亀ですが。

でも親バカの犬写真はもうさんざん出してますので、
ここはひとつ、自慢のコレクションの一つを見てください。
ん? これも親バカの一種か?

うちには、カメはもちろん、
猫、ヘビ、カエル、魚、カモ、フクロウ、その他正体不明
などの雑多な動物の置物があります。

これは、そのひとつで、
オアハカで買ったものです。
木を削って色を塗って、組み立てただけのものですが、
オアハカの特徴的な置物です。
いろいろともっとすごいのもあったりするんですが、
これはそんなオアハカ民芸品の中でも
シンプルだけどかわいくて気に入ってます。

え?
これ、犬じゃないじゃん!って?
気にしない気にしない、
祖先は一緒です。

そんなアバウトな一年がまた明けようとしてますね~。
日本の皆さまはもうたっぷりお餅を食べたでしょうか?
いいな~(よだれ。

楽しく明るくよい一年となりますように!!!