メキシコの隅っこ

メキシコの遺跡や動物、植物、人や風景などを写真で紹介してます

ガがカになる日

2008-03-24 13:29:44 | 出来事
先日、「ガ」の話でけっこう盛り上がりましたが。

あれを見かけたのは、某中華レストランの前でした。
で、この土曜日にまた同じレストランに行ったんですが、その前に、
あら、同じ車が。

ところが、レストランに入ると、時間がうんと早かったせいか、
セマナサンタでそもそも人がいなくなっているせいか、両方か、
客は誰もいませんでした。

てことは、この車、レストラン関係者の?
などと思いながら食事を済ませ、店を出て、車のお尻を横目で見ながら
一旦帰ったんですが。

あとでふと気付く。
「ガ」、だったよな……?

で、本日日曜、ダンナを説き伏せてもう一度中華レストランの前を通ってみました。
ありました、車。
けっこう人目が多かったんですが、これは逃せない!
カメラだけ持って(コンパクトでよかったと思いました)、さりげな~くよそ見しながら
盗撮、成功~~!



ナンバープレートも消えているところがまた不思議なんですが、
間違いなく同一の車です。

「カ」。

ちなみに、横腹についていた「ガ」は消えてました。
左のサイドミラーの外側に、同じ黄色でまっすぐ横線が入ってました。
「一」かなあ、と思いつつも、そうは見えませんでしたけど。

にしても、謎は深まる一方です。

パイナップル叩き売りの時期

2008-03-19 13:12:46 | 食べ物・飲み物
たまにはこちらを更新しておきます。

いや暑いです。

今年はセマナサンタが今週末に当たります。
4月か5月なのに、ヤケに早いです。
それに、3月18日のペメックス国営化記念日と
3月21日のベニト・フアレス生誕記念日が重なって、
この一週間ほとんどお休み。

で、セマナサンタのころが一番暑いと言われるんですが、
確かに暑い。
ちょっとクーラー入れたくなるほど暑いです。

そんなおり、パイナップルの時期が来たようです。



道端の叩き売り。
3個で25ペソ(250円)。
うーん、まあ安いかなあ?

去年はきっと20ペソだったんでしょう。
「5」だけ露骨に張り替えてあります。

パイナップルねえ、好きなんですけど、
マチェテを扱い慣れてない私には、皮をむくのが重労働なんですわ。
包丁で切れるほど生易しいもんじゃないし。
というわけで、ついいつも、切ってあるのばかり買うのでした。

そうそ、この写真わかりにくくなってしまいましたが、
青いシートを被せているのは大きなトラックの後部です。
トラックにパイナップルゴロゴロ積んで持ってきて、
道端で後ろ開いてお店にするわけですね。
ここは自動車がぶんぶん走る道路のすぐ横です。

海辺の大量死

2008-03-10 06:10:51 | ニュース
ちょっと気になるニュースがあったので紹介します。
日本の隅っこ」が終わるまではこちらの更新が滞るので(いやいつも滞ってますが)、
こんな記事が長期トップというのもなんですが……。

ちょっと前に、こんな日本語記事を見ました。

メキシコ湾でイルカの大量死、原因は赤潮か? 米海洋当局

メキシコ湾、というと、うちの辺りもイルカが多いことで有名で
(と言っても観光とはまったく結びつかず、研究者のあいだで、ですが)
そのイルカが大量死かと思って読みにいくと、
(いつまでリンク先があるかわからないのでコピペします)

【3月5日 AFP】米海洋大気庁(NOAA)の海洋水産局(National Marine Fisheries Service、NMFS)は、テキサス(Texas)州のメキシコ湾(Gulf of Mexico)沿岸で3、4日の両日、バンドウイルカの死がいが大量に打ちあげられているのを発見したと発表した。

 同局によると、発見された死がいは計21体だが、前年にも同地域で約2週間に70体のイルカの死がいが打ちあげられたことから、さらなる大量死も懸念されているという。

 前年は、イルカの死がいは発見時、腐敗が進みすぎていたため大量死の原因を解明することはできなかった。

 今回、同州ガルベストン(Galveston)に近いBolivar半島で見つかったバンドウイルカの死がいも腐敗が進んでいるが、まだ原因解明できる可能性があるとして同局は期待を寄せている。すでに死がいから検体が採取され、病気の兆候がなかったか調べる予定だという。

 また、今回は海洋調査を実施して腐敗の進んでいない死がいを発見し、より多くの情報を得たいとしている。

 さらに、過去3週間の衛星写真から、赤潮が原因で大量死した可能性についても検証するという。赤潮は有害な藻で、メキシコ湾では頻繁に発生するようになっている。

 当局によると、赤潮はこれまでにも発生していたが、同海域では頻繁に発生するようになり、また海洋生物への影響も見られるようになった。近年メキシコ湾岸で頻発する海洋生物の大量死の原因は赤潮だという。

 今回の大量死以前に、1991年から米国の海域で発生した海洋生物の異常大量死は41件あり、うち23件は過去3年以内に発生している。(c)AFP


記事のほうには写真もあります。
テキサス州かぁ、とは思ったものの、やっぱり異常気象とか環境破壊とかなんだろうなあ。

とちょっと他人事気分だったんですが。
今朝、車で走っていると、交差点で売っている新聞のトップが目につきました。
「亀」がどうしたって?
親近感で気になります。
で、入ったレストランのレジの横に、別の新聞ですが
やはりトップに同じ記事があるのが置いてあったので、もらってきました。
(4ペソ(40円)だから買おうとしたら、差し上げますと言われた、うははっ)。

トップの割には記事は短いですが、
ええと、メキシコの二流三流新聞って、グロテスクな写真を堂々とトップに載せて、
それで売り上げ伸ばしているようなんですよね。
首吊り心中した(なぜか)全裸の死体とか、奇形児のまともなアップ写真とか。

これもその部類に入るのかもしれませんが、
ちょっとグロ写真なので、苦手な人は注意してください。



頭がぶっちぎれた亀が浜に流れ着いた、という話です。
甲羅の長さは67cm、体重推定30kgものウミガメが、
頭ちぎれて、他にも殴打の跡がいくつもある状態で死んでいた、と言います。
まあ殴打は、浜に打ち上げられるまでに、岩とかにぶつかったのかもしれないけど。

頭の切れ具合は、なんでしょ、何かの機械にはさまれて切れたようにも見えます。

そう言えば、カンクーン近くに住んでいたころ、
研究所から見える海に、片方の前ひれがなくなったウミガメが
うまく泳げずに、半分溺れた人のようにアップアップと泳いでいたことがありました。
たぶんサメに食いちぎられたんだろうと助手のおじさんが言ってましたが、
今回のこれはどうなんでしょうか。

新聞記事によると、今年に入って妙な死に方をしたカメは
この近辺で三頭目なんだそうです。
そして、実はイルカも原因不明で死んでいると。
ああ、やっぱりテキサスだけじゃなかったのね……。

海というのは、でかいこともあって、
地上ではかなり安定した環境なんですが、
そこにまでこうして顕著な影響が出てくるというのは……怖いです。



殺伐とした話題で申し訳ないので、ついでに。

この新聞、Novedades のカルメンローカル版なわけですが。
トップのタイトルの横に、



エビちゃんが。
ああ、やっぱりカルメンの立役者はエビであるのだなあ、
とこんなところで再認識しました。

ところで、前にご紹介したカルメンのエビの銅像ですが……
また後日談を。
お楽しみに。

カミングアウト と メキシコの山々

2008-03-01 04:45:07 | 風景
え~、実はいっぱい不義理したもんですから隠してましたが、
今回の旅行って、日本でした。

会おうねと言ってたのに電話でしゃべるしかできなかった友人、
電話すらかける余裕も取れなかった友人、
いっぱいいます。
ごめんなさい。

でももうおおむねバレ(?)ちゃったのでカミングアウトしてもよかろう、
ついでに、また大量に撮った写真を、
自分の覚え書きも兼ねてブログに載せて、
会えた一部友人に送りたい写真もそっちで見てもらおう、
ということで、作りました、「日本の隅っこ」。

まあ、隅っこどころじゃない、ど真ん中の東京にも一日だけ行きましたけど……。
おおむね隅っこと言っていいんじゃないか、ってところを回ってきたので。

で、そちらを更新するあいだ、こちらはお休みさせていただきます。
ここに一緒にしても良さそうなもんですが、
やっぱりちょっとね……。
まあ、二週間ほどの滞在だったので、ちゃっちゃと済ませて、
一ヶ月……くらいで終わるかな?
そのあいだは、日本にあまり興味がない人はごめんなさい。



でも、カルメンからシティまでの飛行機で撮った写真は、
まだメキシコなので、こっちで披露しておきます。



毎度おなじみ、カルメンとメキシコの大陸をつなぐ橋。
これ、飛行機が飛び立って、パソコンなどの使用許可が出たあとです。
それで、この高さ。
一列に座席が三つの、ちっちゃい飛行機でした。
橋をちょうどくぐろうとしているモーターボートの航跡まで見えます。
右側が北になります。



うっすらと雲がかかって水墨画のように淡い風景でした。



いつ見ても神々しいピコ・デ・オリサバ、メキシコ最高峰。



火山なので、少し離れたところとはいえ、
何やら煙が出ているのが気になりました。

 

またも、毎度おなじみ、ポポとイスタ
ポポも、黙々と、いやもくもくと煙を吐いてましたねえ。
まあこれは珍しいことではないですが。

……というメキシコの大地にしばしの別れを告げて、
日本で遊んできたわけです。

あら。
日本で雪13年ぶりとか言ったり書いたりしてたけど、
これ見たらバレちゃうわな、
メキシコにも雪があって、私、見てるじゃん。

でもオリサバやポポの雪は遠すぎて、
綺麗だけど雪だか砂糖だかわかりませんて。

というわけで、こちらはしばらく休業です。
でも面白いことやショッキングな話題があれば書くかもですけど。
皆さん、どうかよろしく。