メキシコの隅っこ

メキシコの遺跡や動物、植物、人や風景などを写真で紹介してます

火を吹くおいしさ

2008-11-30 07:18:16 | チレとその料理
どーも話題が動植物に偏りがちなのでちょっと反省しました(嘘)。

今日のスーパーのレジの横で見かけたスナック菓子。
毎度のことながら、よくこんだけ辛そうなのを並べるよな~。



とにかくメキシコ人にとっては、

 =おいしい

なんですよね~~。
我が家のメキシコ人約一名さまも同様で、
たまに「お、これおいしい!」なんてことを言うかと思えば、
それはすなわち辛いからだったりするわけで。
おいしいと言わせたければ辛くすればいいんだから単純明快。
しかしそれでは私の繊細な胃が破れてしまいますので、
まずくても、辛くないものを食べていただきます。

しかしこういうイラストが
    


売りになり、
こういうコマーシャルが
    

(埋め込み無効のため、クリックするとyoutubeページへ飛びます)

流されてるんですからね……。
どんだけ好きなんだよ、って話ですよ、まったく。
というか、その君たちが飲んでる水には……深く考えるのはやめましょう。

パパイヤの夢は……

2008-11-27 02:58:40 | 植物
うちの庭に勝手に生えてきたパパイヤ、
それはもうニョキニョキと新しい葉っぱが増えて、
その新鮮な緑色と、初々しい小さな葉っぱを愛でて楽しんでました。

 緑の天蓋

 これでもかと出てくる新芽

これは11月はじめの写真です。
先日、ふと見たら、わあああ、つぼみだよ!!



むふふふ、これで花が咲いて実がなって……
と思って、しかしこんなに枝分かれしててどうなるんだろう?
ふと疑問に思って検索してみました、パパイヤ。

そしたら……
な、なんだって~~!?

パパイヤには雌株と雄株があるんだって!?
で……これはどうみても、雄花です、ありがとうございました。

こちらに、雌花雄花その他、パパイヤの写真が満載。
うーん、庭からパパイヤをもぎって食べる夢ははかなく消えたか……。

しかし雌花雄花のほかに、両性花というのもあるそうで、
とりあえずもう少しつぼみが大きくなって、花が開いてみないとよくわかりませんが、
両性花ってのは遺伝的な要素のほかに、温度でも左右されるとか……(参照サイト)。
なるほど、ワニの卵と一緒ですね。
うう~む、しかも雄花でも実をつけることがあるって? (参照サイト

いい加減な植物だなあ。
さすが、メキシコ原産

というわけで、あんまり期待はしないで、
でも夢はまだ捨てずにおこうと思います。
てか、今度パパイヤ買ってきて中の種を全部庭に捨ててみようかな?

まあ実がならなくても、日々成長していく緑を
窓の外に眺めるだけでも楽しい、
おまけに花が咲けばなお楽しい。

というわけで、まあ頑張って育ってもらいましょう。

朝日を浴びる山々

2008-11-25 10:24:15 | 風景
この週末は24時間旅行でメキシコシティまで往復してきました。
用事はサッカー観戦、あははは。
いやでも初対面の友人ともいっぱいおしゃべりできて、有意義で楽しい旅でした。
内容的にはサッカーブログのほうで披露するような話ばっかりなんですが、
帰りの飛行機が朝の7時15分シティ発。
早すぎて、サッカー新聞買い漁る予定が、半分くらいしか買えなかった~!
というくらいでした。

で、朝日を浴びる山の写真、飽きずにまた撮ってきました。

 翼の向こうに横たわるポポとイスタ。

 そのアップ。

それからしばらく飛ぶと、私の大好きなピコ・デ・オリサバ。

朝日を背中に、雲海に浮かび上がってます 

     そして飛びすぎてから東側の姿 

いつ見てもすっきりと綺麗です。
富士山に勝るとも劣らない。
と、家に帰ってからダンナにこの写真を見せながら豪語したら、
ふと気がつくとダンナは日本で買った北斎の富士山の絵のシャツを着てました。
私はこのオリサバの写真でシャツを作ろうかしらん。

それからこれは少し手前でしたが、
見渡す限りのものすごい雲海の真ん中に。



なんか、もっこりと雲が立ち上がってました。
面白~、と写真を撮ったけど、たまたま角度と日の当たり具合でしょうか、
海原を進む船のように見えます。

ポポとイスタに関する記事は過去にも何度も書いてますので、
高さや正式な名前、まつわる伝説などはそちらをご覧ください。

ポポカテペトルとイスタシワトル
メキシコ最高峰(ピコ・デ・オリサバ)
飛行機から見た夜明け」トルーカから見たポポとイスタです
カミングアウトとメキシコの山々」旅行に出るとお約束になっちゃった?
リベラの壁画にも、ポポとイスタは描かれてます。

ステキな改造車

2008-11-19 05:21:06 | 交通
昨日は、20日(木)の革命記念日を前倒しにした連休の月曜だったんですが。

街中走ってて、信号で停まったとき斜め前にかわいい車が。



大改造ボチートことフォルクスワーゲン。

この後ろのエンジンのとこをむき出しにしたり(雨降っても大丈夫なのかなあ?)
こんなふうに透明カバーしたりってのは、最近はやってるのか、よくみます。

でもここまで改造したのは見たことない~面白い~。
しかも、前に小さい女の子が乗ってるじゃないですか、
んで、さらにこの子の足元に、仔犬も乗せてるんですよ。

ダンナが、しばらく眺めて、
「これ、車かなあ? それともバイク?」と呟きました。
三輪バイクのすごいヤツにも見えるなあ、そう言われると。
でもよく見たら、普通の乗用車ナンバープレートがついてますから、車扱いでしょうね。



ズバババババ、と勇ましく走り出す後ろ姿。
前にちびっとだけ毛むくじゃらのものが出てるの、見えるでしょうか?
仔犬です。
ホントは横顔が撮れたつもりだったのに、わずかなタイミングでダメだったみたい。

いやあ、カッコいいなあこんな車。
なんか、巷で、軽自動車に乗ってる彼氏なんて恥ずかしくて別れたい
とかいう発言が話題になってるようで、
私も楽しく読ませていただきましたが、
まさに価値観はひとそれぞれですもんね、そう思う人は別れたほうが幸せでしょう。

その一方で、「男性がステータスと感じるもの」ランキングの1位はやっぱり
男性女性ともに車だったりするしねえ。

高い車かどうか、じゃなくて、どれだけその車を愛して大事にして乗りこなしているか、
ってのが男性のステータス、っていうならまだしもわかる気はします。
この大改造ボチョのおじさんなんか、誇りがにじみ出てますもんね。



ついでに、これはだいぶ前ですが。



これは通常、三輪自転車なんですが、
この人はこれにエンジンつけて、ラクチンラクチン、って感じで乗ってました。
スピードはもちろん、自力でこぐ自転車と大して変わらないんですけどね。

メキシコ人って偉いよな、と思うのはこういうときですね(笑。
何でも自分たちで工夫して改造してしまうところ。

暗号を解読

2008-11-16 08:38:56 | 雑談
今日はちょっと雑談を。
よく見かける間違いや話題に、メキシコの地理的な位置があります。

地理的には、メキシコは「北米」です。
が、よく中米と間違えられたり、ひどい場合には南米にされてたりします。

文化的には、確かにカナダ・アメリカ合衆国と一線を画していて、
メキシコ以南を「ラテンアメリカ」とするのは正しいと思うんですが。

以前NHKに出演したときも、その点でだいぶ説明しなくてはなりませんでした。



グーグルマップから借りてきた地図ですが、クリックして拡大してください。
赤い●をふたつつけたところがありますよね。
メキシコが人魚の尻尾のようにくびれたところ。
ここを「テワンテペック地峡」と言って、
ここが「北米」と「中米」の境目だそうです。

つまり、私が住んでいるユカタン半島に近いところは、
メキシコでも中米に入る部分です。

が、メキシコ全体を見れば、そのほとんどが「北米大陸」にあることは
納得していただけるでしょう。

ついでに青い●をふたつつけたところは、
当然ですがパナマ地峡で、ここが中米と南米の境界線となります。

なんでこんなことを急に言い出したかというと、
ナショナルジオグラフィックのサイトにこんな記事が載ったからなんですね。
南米の古代文明、アステカのダンサー

ちょっと待て、いくらアステカが勢力を誇っていたと言っても、
南米までは到達してなかったんでは……?
と思って記事を見に行ったら、まあ南米関係なかったですけどね。

天下のナショナルジオグラフィックがそんなこと間違えてどーするよ、
などとブツクサ言いながら、記事本文中にもリンクがありますが、
同サイトの「国情報」から「メキシコ」を見てみると、
その第一文が「メキシコは、北アメリカ大陸の南部に位置する」なんですよね。
わかってんじゃん。

ところでですね。
このナショジオのメキシコ紹介をざざっと読んでいて、一番下。

識字率 92%

にびっくりしました。
マジですか!?
それ、メキシコ政府の発表した数字とかじゃないですか?
でもって、それって

  あなたは読み書きができますか

    はい    いいえ


なんてえアンケートの集計結果だったりするんじゃないでしょうか?

私が住んでいるのがオアハカ、チアパスに続く貧困州だからかもしれませんが、
私の受ける感じでは、識字率、もっと低いです。
これまで何人もお付き合いしてきた掃除のおばさんたちも、
数字は何とか読めるけどそれ以外はいっさい読み書きできない、とか、
読むのは何とか読めるけど、書くのはぜんぜん、とか。
町の銀行で自動引き出し機だの、電話の支払いを自動で済ませる機械だので
何をどうしたらいいかわからず立ち往生している人に遭遇しますし、
中には暗証番号を書いた紙を私に見せて、お金を引き出してくれという人もいます。

まあそこらのメキシコ人より、外国人で女だから、私が特に頼まれやすいのかも、
ということを考えても、識字率が90%超えてるとは思えない……。
向かいのおばさんですら、決して貧乏ではない、むしろイギリス系の白人だという人ですが、
字を書くときはものすごくゆっくりと、考え考え、まさに金釘流。
最初はリュウマチとかで手が動かないのかと思ったくらいです。
まあでもこのおばさん程度なら、充分読み書きできるほうに計算されてるんでしょうけど。

この 92% という数字がどこからどうやって出てきたのか、
ちょっと知りたいと思ったことでありました。

しかしその一方で、プリペイドの携帯電話の普及はすごく、
うちの掃除のおばさんもジャカジャカジャン♪と賑やかな音楽の鳴る携帯を持ってます。
で、都合でうちに来られないときはメッセージを送ってるんですが。

携帯のボタンでスペイン語を綴れること自体がすでにすごいんですが、
これが……毎回解読に苦労するんですよね。
たいてい前半は何となくわかるんですが、後半で考え込んじゃう。
ダンナに見せると、まあ30秒くらいで解読してくれます。
それもまたすごいと思う。
言われてみれば、ああなるほど、おばさんのしゃべり方をそのまんま
字にして並べたらこんな感じかなあ、と納得するんですが。

興味のある人は、一部を無断転載しておきますので
解読してみてください。

メッセージその1
Di s cu pe me si e
tomal me du e le
mu cho la ka be sa
si kie r boyoma
nana

メッセージその2
Se llora xxxxx(私の名前) boy
abrabajar o boy
manana por que
meto placha

メッセージその3
Pu e do iri ma n ana
co te me

メッセージその4
Dircu peme pero n
o pue do ir mi ni na
es ta ene fer mi ta
la bo a ye bar
aldotor

メッセージその5
Di kulpeme n o
teni pe sa sa li ri pe
ro n o pu e do iriyo
ye go ko m o a la u
na de la ta rde

この5本目にいたってようやく私も自力で解読できました。
なんかこう、ちょっと、石碑でも解読してるようなワクワクなんですよね。
というか、普段ふつうに対話している人のスペイン語なのに、
表記するとここまで違ってくるのかっていうのが
新鮮な驚きというか、面白いというか。

でもやっぱり読み書きがこのおばさんくらいであっても、できるというのは
とても大事なことだと思います。
以前チアパスから来ていた人は本当にぜんぜん読むこともできなくて、
2歳くらいの男の子を連れてきてたので、
暇を見てその子にはちょっと教えたりしたんですが、
本当はおばさんにも教えたかった……。
仕事もものすごくきちんとしてくれる人だったので、
もっといてくれたらよかったのに、と今でも懐かしく思い出します。

湿ったところがお好き

2008-11-11 01:24:10 | 動物
トケイソウの種、植えてみました~。

週末に、安物のプラスチックの植木鉢を二個と、黒土買ってきて、
家にあった陶器の植木鉢二個と、あわせて四つ。

トケイソウの種も、一個はまだぜんぜん熟してなくて、
採るの早すぎたか、ごめんなさい、
しっかり種ができていたのは四個。
一個につき、中に種は10~20個入ってますが、
植木鉢四個しかないし、まあいいや。
発芽率低いという話もありますし、芽が出てから考えよう。

というアバウトさで、植木鉢に土を詰め込み、種をバラバラッと適当にまき、
さらにその上に土をかぶせて、ドバッと水をやる。

ま、これで芽が出てくるまで忘れないで毎日水やって。
あとはどうするか、また考えよう。
というわけで、続報、期待しててください!?



ところがですね、昨日の昼ごろこの庭仕事(?)をやっつけ、
まずは水遣りを忘れないよう、前庭のコンクリのところに並べておいたんです。

で、夜になって犬の散歩から帰ってきたときにふと見たら。



これはフラッシュ焚いて撮ってますが、
実際にはもっと暗いので、最初なんだろうと思いました。

うはははは、べったり座り込んでるよ!

最近、寒いせいか、空気が乾燥しているようで、
私もお肌が荒れてクリームつけるほど。
ちょっと金属触ると火花が飛んだりします。

だもんで、このガマガエル君も湿気が嬉しかったんじゃないかな。
ちゃんと買ってきた黒土(そこらの土でもいいかと思ったけど一応購入)はしっとりと、
そこへたっぷり水やりましたから、そりゃもういい具合にしけってます。

嫌がられるかな~、と思いながら、何度もフラッシュ焚いて写真撮ったんですが、
びくともしませんでした。

 アップ写真

 ドアップはイヤだけどもう少し大きくても、というかたはこちら

いやでも見れば見るほど、二重まぶたでつぶらな瞳と内股のお手手がかわいいです。

これは昨日の晩ですが、今朝見たらいなくなってました。
昼間はもう少し暗いところに隠れてるのかな。
まあ、芽が出るまでは好きに使ってくれていいですよ?

生チレ特集 その2

2008-11-07 07:36:25 | チレとその料理
「その2」って、「その1」はいつやってん……、という亀っぷり。
すみません、「生チレ特集その1」はこちらです。

とは言っても、オーソドックスな生チレはだいたい網羅してたような。
でもですね、そのあともずっと、スーパーでたまに見かけて気になるチレがありました。
名前がわからなくて、ずっとずっと放置だったんですが、
先日スーパーに行ったら、珍しく値札がちゃんと品物と呼応している、気がする。
しかも、何だか聞きなれないチレがいくつか並んでいる。
日曜のわりと朝早くだったので人も少ない。
これはチャンスだ!!

というわけで写真撮ってきました。
買わないのにねえ。
でも、知らないチレを買ってもどうやって食べたらいいかわかんないもんね。

ずっと気になっていたのはこちら、右側です。



こんな薄黄色いチレって、他にないので目立ちます。
シルエットは何となく「暴君ハバネロ」のキャラクターと似てますね。
長さは8cmくらいです。
そう言えばあの暴君ハバネロって、チレ自体は形がぜんぜん違うんですが、
モデルはなんなんでしょうね???

で、この黄色いチレは Chile Caribe というんだそうです。
カリブのチレ?
もしかしたらこっちのほう、南部に特有な種類なのかもしれません。

左側に写っている、キュウリのようなチレは、
Chile Chilaca というらしいです。
でかい~~。
色はちょうどチレ・ポブラーノの色濃いやつみたいですね。



その隣にあったこれは、生のハバネロに似てますが、ちょっと違います。
表面がツルッとして、ころころとしてて、小振りです。
これは Chile Xcatic というようです。
乾燥チレのカスカベルによく似てますね。
これを乾かしたらカスカベルになるとか???
(乾燥チレ特集その1はこちら

さらにその隣に、



すみません、ぶれました。でも何となく見える?
これは Chile Dulce というようです。
乾燥したチレ・デ・アルボルと形が似てますが、もっと長いです。

ただし、Chile Dulce(甘いチレ)とは、普通のピーマンのことをそう言う人もいますよね。
辛くないから、「甘いチレ」。単純。
この写真のチレが辛くないかどうか……買ってないので確かめられませんが。

しかも、甘いチレ、めちゃ高いよ……。



これは、チレ・カリベとドゥルセはともかく、
真ん中の二つの名前は覚えられ~~ん! てことで撮ってきた写真です。

なんかよくわからないなりに、この名前でいろいろ検索してみると、
サルサ(ソース)の作り方とか、
ユカタン料理のレシピとか出てきます。
興味のある人は探してみてください。英語もけっこうあったような。

画像検索すると、ますますどれがどれなんだか混乱することは請け合います。
私も、この名前がぜったいそれぞれに呼応していると
自信を持って言えるわけではないので、そこらはご勘弁を~。
もし、絶対確実、どこを調べても誰に訊いてもこれはこの名前!!
という情報がありましたら、ぜひぜひお寄せください。

トケイソウの花

2008-11-04 12:27:52 | 植物
ますます偏る話題。

10月最後の日曜にサマータイムが終わって、時計が一時間遅くなったんですが、
早起きの習慣はなかなか直りません。
いつもはギリギリまで寝まくるダンナも、出かける一時間前に起きてしまう。

しかもなんかこのごろ晩の飲み会が多いダンナ、サッカー見たい私、
で、晩の散歩より、朝の散歩にしない?
ということになりまして、先週から犬の散歩は朝になってます。

するとまあ、涼しいし、明るいからまたいろいろ新しい発見が。

で、発見したのが近所の公園の垣根に巻きついて伸びてるトケイソウでした。
さっそく翌日にはカメラを持ってお散歩に。
あ、グアヤバの泡吹きも、記録(?)のために割れた部分を撮ってアップしておきました。

で、トケイソウ。
ツル植物で、垣根や電柱に巻きついて伸びていて、
つぼみから真っ赤な実まで勢ぞろい。

 つぼみです。トゲトゲの先のしずくがかわいい。


こちらはたぶんこれから咲くとこ 


 一番下に花、それから上に行くごとに実が膨らみ始める。


そして、緑色だった実が徐々に赤く染まっていくようです 


見たら、種が一つ破れて、中が見えてました。
それをちょっとちぎってもらってきて、中身をじっくり撮影。

 うわ~、グラナダにそっくり……

取ってきたやつはうんと小さいですが(指と比べてもらってわかるように、1cmくらい)、
グラナダ、日本ではパッションフルーツというようですね、
食べるための品種はもちろんもっと大きいです。
まあこの近所のトケイソウも、写真に写っている実はもっと大きいのもありました。

でも、中身はほぼ同じですね、白っぽいゼリーに包まれた黒い種。
蛙の卵にそっくり。
以前から、グラナダ(パッションフルーツ)と、この道端で見かけるトケイソウ、
どうつながるのかピンと来てなかったんですが、納得しました。
もちろん、この道端のは食べられる種類じゃないと思います。
食べられるとしてもこんなちっこかったら、味なんかわからんかも。

でもとにかく納得したところで。
トケイソウの花ってやっぱり何度見ても不思議だし、きれいです。

 
  

カトリーナさん

2008-11-03 06:02:57 | 催し物
他にもネタはあるんですが、まあせっかく死者の日だから、
ということで、2年も前の写真を引っ張り出してきました。

弟たちとオアハカに行ったときに立ち寄った、
わりと有名らしい民芸品店の入り口にあったものです。



いらっせ~~~い。

死者の日じゃなかったのに、きっとこれは
年がら年中いらっしゃるのでしょう。



微妙にリアルなような、そうでないような。

死者の日のお祭りは、いつかちゃんとしたのをやってるところへ
行きたい行きたいと思いつつ、
しかし私も出不精ですが、それに輪をかけて出不精のダンナの賛同を得られず、
今年こそは、ええい、私ひとりででも出かけてやる!!
とか思ってたんですが、よく考えたら1日2日はちょうど土日。

サッカー、あるじゃん。
ダメじゃん。

まあ……サッカーに囚われているあいだは、
そうそう出かけられる日なんかいつまで経ってもありゃしません。
チアパスに行って、ついでにサッカーも生で見る!
といってもチアパスのチームはそういうときに限ってアウェイだったりして。

そんなこんなで、メキシコに住んで十数年、
未だにまともな死者の日の祭りを見たことがないのでありました。
誰か、一緒に行ってくれる人がいればなあ、思い切れるんだけどなあ。
誰か行きませんか~?



そんな、死者の日のお祭り気分の薄い田舎町のくせに、
なぜかハローウィンだけは浸透しつつある……。

けど、そう言えば去年も、最初の日にお菓子買い忘れてて、
やってきた子供たちに、「悪いっ、明日、倍あげるからカンニン!」
とか叫んで、翌日はごっそり買い込んで待ってたのに
来なかった、という苦い記憶が。

ちなみに、ハローウィン用ばかりではなく、
誕生日に使うピニャータに入れたりするのに使う
安物の飴ちゃんとかその他の駄菓子、
2kgとか一袋になって、ごそっと売ってるんです。

去年はそんなのを買って、全部残っちゃったよ、これ……。
食べておいしいもんでもなし、どーすんだよ。
で、すべて掃除のおばさんとこにいきました。
まあ一族郎党親戚、子供はわんさかいるようなので、
喜んでもらえたと思えば無駄ではないですが。

んで、今年はどうしようかなあ、と思いながら、
結局買いに行く時間もなくてそのまままた夜になり……。
でも今年もやっぱり、もう来ませんでした。
なんだろ、コロニー町内会で一晩だけとか規定ができたんだろうか。
よくわかりませんが、買わなくてよかったと思いました。

来年こそは、逃げも隠れもせずに子供たちを待てるよう、
頑張ろうと思います……???
いやそれよりもやっぱり、どこかにお祭り見に行きたいなあ。

田舎劇場でマヤ音楽

2008-11-01 15:25:04 | 催し物
先日、向かいのおばさんとおしゃべりしてたら、
なにやら、セルバンテス・フェスティバル?とやらで、
この田舎町の劇場に、インターナショナルな催し物が続いているそうです。

ドイツの楽団や、モロッコの音楽、インドのダンス(ナニ!?)、
キューバの音楽、などなど。
へー。

金曜の晩は、マヤの伝統ダンスなんだよ~、一緒に行かない?
と誘われましたが、金曜の夜はサッカーあります。
まあそうね、考えとくわ~~、(断わる口実を)。

ところがだ。
金曜は魔の「ハローウィン」なのであった……。
あああああ、また忘れてたよ、お菓子買うの!!

すでにここでも過去に書いてますが、
メキシコだろ、死者の日だろ、ハローウィンじゃねぇだろッッ!!
という、苦い苦い思いがありまして、
子供たちには楽しいイベントなんだろうと思いつつ、
お菓子がない罪悪感が拍車をかける、
Queremos Halloween! Queremos Halloween! という子供たちの声への苛立ち。

サッカーを見るには居間に座らねばならず、
居間に座っていると道路から丸見えで隠れるところなし。
カーテン閉めればいいんですが、テレビの音声は漏れるし、
これはどう考えても、落ち着いてサッカーなどみられません。

というわけで、諦めて劇場に行ってきました。
とはいえ、ちょっと別の用事があったので、向かいのご夫婦とは別に、
少し遅れて。
入場無料なので、出入りも自由です。

で、入っていったら……。
耳をつんざく音量で、こんな舞台でした。



うーん……?

サンボルンスのウェイトレスさん、じゃなくて、民族衣装は着てますが、
ドラムにエレキギターにバイオリンとボーカル、パーカッション?
これが……マヤ音楽?
ダンスは、どこ???

聞こえてくる音楽は、まあ「メキシコ音楽」ではあるようですが、
歌詞はすべてスペイン語。
そのほうが意味わかるからいいですけどさ、
マヤ音楽は、いつ始まるの……?



唯一、手ぶれしないで撮れた写真。
私は一番後ろの列に座って、まあズームで撮れるだけ撮ってみたんですが。
バイオリニストさん、どう見ても、総白髪。

あとで聞いた話によると、このおかた、94歳だそうです。
バイオリン弾くわ、サックス吹くわ、パーカッション各種にバンジョーまで弾いてました。
すげ。

そう、バンジョーまで出てきちゃったんですよ。
ボーカルのお姉さんが舞台をリードしてるんですが、
「さて、それでは、伝統楽器、バンジョーです!!」というアナウンスとともに、
始まる、カントリーみゅ~~~じっく~~~。

ねーーー、マヤ音楽は、どこ??? ダンスは、どこ???
てか、何でも「伝統」ってつければいいってもんじゃないぞ!?

 タンバリンとバンジョー、両脇のパーカスも

なぜに女性ばかりなんだか、最初を逃した私にはさっぱりわかりませんでしたが、
それでも音楽そのものはそれなりのレベルで楽しめました。
マヤじゃなかったけどな。

そこらのおばさんたちのように見えて、やはりプロではあるようです。
終わりに、CD販売もやっておりました。
インターナショナルな活動を続けている本格的マヤ音楽グループなんだとか、
終わってから合流した向かいのご夫婦の解説。

音楽自体はそこそこ楽しめたけどさ(遅れていったので30分だったし)、
本気でマヤ音楽とダンスを求めていったとしたら、怒るかもしれません。
ま、無料だしな。
ハローウィンの悪夢から逃れるにもいい口実でしたし。

帰ってくるころには、子供たちも回り終わって……
明日のためにお菓子、買ってこなくては~~~。

悪夢は続くのでありました orz