メキシコの隅っこ

メキシコの遺跡や動物、植物、人や風景などを写真で紹介してます

チレ入りオリーブオイル

2010-01-30 09:52:16 | チレとその料理
これまで普通の家(豪邸だけど)だと思っていたところが、
実は本格的なイタリアンレストランだと教えられてびっくり、
行ってみたら本当にレストランでした。
それから何度か行ってますが、お高いけどおいしいです。
まあイタリアンをここで紹介しても仕方ないかと思って写真は撮ってませんが、
ピザも、前にお見せした個人経営のところと同じように
薄くてぱりっとした生地で、いかにもそこで焼いてますって感じ。
ただし、一回しか食べてませんがちょい塩気が利きすぎてたかも。
チーズのせいかもしれませんけどね。
でもパスタもおいしいし、ちょっと贅沢な食事がしたいときはいいです。

そこでいつもテーブルに置いてあるこれ、
オリーブオイルだと思うんですが。



レストランのおしゃれな雰囲気がわかるよう、ワインも一緒に撮ってみました。
このワインもテーブルに飾ってあるもので、注文したわけではありません。

でもこれではわかりにくいでしょうが、
オイルに、チレ・デ・アルボルが漬け込んである……。



調べてみたら、イタリアでもちゃんとこういうのはあるようで、
メキシカンにアレンジしたわけではなさそうですが。
ただ、チレ・デ・アルボルは乾燥チレで、
加熱すると辛味がオイルに染み出ますが、このままでも辛くなるの?
それとも加熱して、辛くしてますよ~、という飾りの意味で入れてるだけかなあ?

チレ・デ・アルボルは私もけっこう愛用するチレです。
常備していて、ちょっと炒め物とかするときに使います。
ただ、同じ大きさの一本を使っても、ほとんど辛くないときと、ものすごく辛いときがあるんですよね。
最初からオイルたっぷりに加熱して冷まして、それを置いておけば、
辛さが一定になっていいかもなあ、とこれを見てふと思いました。
ま、そんな面倒なことは、私のことですからまずやらないとは思いますが。

空飛ぶ宝石……と言われるらしい

2010-01-29 08:00:00 | 動物
ハチドリは以前にも一度お見せしましたが(こちら)、
飛んでいるやつを見かけることは多々あっても、
たいてい窓の向こうにすい~~~っと飛んできて、
数秒そこらをうろうろっとして、またすい~~~~、です。
カメラを取りに走る暇なんかありゃしません。

ところが今朝、出かけるダンナを見送ってから門を閉めに出ると、
うちの前の垣根の花に、ハチドリが。
あら~、いるねえ、と思いながらもまたすぐ飛んでいっちゃうだろうと、
門を閉めたんですが、その門の動きにも逃げる気配がなく、
せっせと垣根の花を廻ってます。

あれ、これはもしかして間に合うかも!?
と思って急いで家に戻り、カメラを掴んで飛び出しました。
今朝は起きたときからまたしょぼしょぼと雨が降ってる……
という暗いお天気で、あんまり写真撮るのにいい感じではなかったんですが。

まず一枚目。



むあ~、やっぱり速すぎて写らないかも?



こちらはあとからトリミングしてますが、やっぱりぶれぶれ。



鳥の体とくちばしがかろうじて見えるくらい。



おおおお! ベストアングル!
と思ったけど、またぶれてました……



暗いのでシャッター速度が遅く、すごい速さの翼がまったく写らない。
羽を切り落とされたような姿になってしまいます。
でもだいぶ写るようになってきた。



そして、今度こそ! うん、ハチドリらしい姿に撮れました!
が、このときすでに、近所のおじさんが出勤で歩いて近づいてきてて、
私がカメラ構えてるのを見て、歩道からは降りてよけてくれたんですが、
さすがに呑気なハチドリも、すい~~~っとどこかへ飛んでいってしまいました。
でもまあこれだけ撮れたら上等です。

海辺のワンコと匍匐前進

2010-01-28 07:55:45 | 親バカ
お天気のいい週末、海辺のレストランに行ったときのワンコ写真です。

 ごっきげ~ん♪



しばらくしたら寝転がってくつろいでました。
ちょうど帰ろうとしたところへ、黒いミニシュナウツァーを連れたお姉さんが通りがかり、
向こうがガウガウ言うので、こっちもなんだなんだ、と体を乗り出し、
そうすると向こうの人が怯えてキャーキャー言うのでよけいに、
といういつもの悪循環をやってしまいましたがね。

しかし若いころに比べてさすがに年の功、じゃなくて
単に面倒になっただけだと思いますが、
あんまりしつこく相手にしなくなりましたね。
数秒は一応向かってみるけど、あとはもういいや~、という感じ。

実はこの日も、大して海辺で走ったわけでもなく、
そんなに長時間いたわけでもないのに、
家に帰ってダンナと私がコーヒーを飲んでいると、
いつもは足元にオットセイのように伸びて寝ているワンコが、いない。
あれ??? と思って探してみたら、
自分だけさっさと寝室に入って寝てたんですよねえ。
あんた……歳とったねえ。

でもこのごろ本当~~に怠惰になってまして、
人が来てもぐうすか寝ていて気がつかない、番犬失格なんですよ。
最初は耳が遠くなったんだろうかとか思ったんですが、
自分に都合のいいこと(散歩とかご飯とか)は聞こえてるようなので、
典型的老人性難聴?
じゃなくて、単に、ぐっすり寝てるだけか……。

一度なんか、出かけてた私たちが帰ってきたのに、出迎えなし。
どーしたんだ……!? と探したら、
寝室の一番奥で、ぐうすか寝てました。



寝室の入り口からベッドの向こうを覗いたところ。
ダンナはトイレに入ったんですが、その物音にも気付かず寝るワンコ。



ずずいっと近付き、ベッドの下から撮ってみました。
それでもまだ目が覚めないワンコ。



ベッドの下に潜り込まんばかりで撮ったワンコ。

そこへダンナがトイレから出てきて……発見するのは
匍匐前進中の亀のお尻なのですね。
どっちがとんでもないかは、皆さんの判断にお任せします。

島の端っこの変な電柱

2010-01-27 08:00:00 | 交通
島の反対側のレストランに行った週末ですが、
昨日も書いたように目指すレストランが閉まっていたので仕方なく、
もう少し先まで行きました。
普段めったに行かないところです。
そしたら、そこに、何とも異様な、圧倒するような姿の電柱が。

行きはびっくりして、うわーーーー、と見上げるだけで通り過ぎたんで、
帰りは写真に撮ろうと思ったら、
もう夕暮れだったので逆光に。



この、道の両側に立ってる電柱なんですがね。



ほらっ、すごいでしょ。
と言ってもこれじゃあ見えませんかねー。

通り過ぎる瞬間を見上げる。



これでどうでしょう?

木製電柱なんだけど、丸太じゃなくて組み木。
しかも四角い。
四角いと言っても切り口が正方形じゃなくて、長方形。
ものすごく、長方形。

風が強い日だったんで、こんな形してていいのかなー、と思ってしまいました。
何だろう、こんな形にすることに何か利点があるんでしょうか?

電柱の謎は尽きません。

海を越える高圧電気

2010-01-26 08:00:00 | 風景
先週は久し振りにずっといいお天気でした。
週末もすっきり青空だったので、ワンコを連れてお出かけ~。
前にお見せした海辺のレストランに行くと……。
あら~、閉まってる?
もう倒産したの?
と思ってよく見たら張り紙が。

「お天気が回復するまで閉店します」

いやあの、とっくに天気は回復してるんですけどー!

しょうがないので、もう少し先にあるところまで行きました。
そこはもう人でいっぱいでしたが、
隅のほうにテーブルを設置してもらって、
ワンコもよその人に怖がられずに座ることができました。

そこからの風景。



海を渡る高圧電気。

反対側には並行して、橋が通ってるんですが。



軽く食事をしつつ、夕暮れるのを眺めました。




高潮とノルテ

2010-01-25 12:53:19 | 風景
今日(日曜)の夕方、すごい風が吹き始めました。
もういい加減季節も終わりかけのはずなんですが、ノルテです。
ノルテ Norte はこれだけでは単に「北」って意味のスペイン語ですが、
この場合は、冬に吹くものすごく強い北風のことを言います。
雨は降らないんですよ、ただひたすら、暴風。

でも雨は降らないから、大丈夫だよね~、と干した洗濯物もそのままに、
犬の散歩に、いつもの防波堤へ行きました。



今日は水面が高いよ、満潮の時間ですか……。

そして、吹き付ける風でさらに波が荒くなってます。



ざっぱーーーん。
いつもの散歩道が水浸し。
それでもけっこう人はいるんですよね。
まあ若い人たちは波が来るのを楽しんでいるところも。

ワンコは道がぬれたりしてて嫌がるかと思いきや、
変なところには神経質なくせに、変なところでは超鈍感ワンコ。
平気でぐいぐい引っ張っていつものコースを進むんで、
おかげで私らもざっぱーーん、と海水を浴びてきました。

今日の夕方はこんなお天気でしたが、
でもノルテは涼しいので気持ちいいんですよね。
それでつい、家の窓を開け放しておいて、パソコン周りが埃でざらざらになったりしますが。
そして、今週はおおむね青空のいいお天気でした。
気温も無事回復して、28度とか29度の(カルメン市民には)快適温度。
週末には海にも行ってきましたので、またそんな写真もお見せします。

セシーナとウブレ

2010-01-22 10:50:58 | 食べ物・飲み物
すみません、性懲りもなく食い物ネタです。

こないだウブレ(乳房)のタコスを食べた人気の食堂に再挑戦。
なんか表まで人があふれてたんで、こりゃ無理かも~と思ったんですが、
五人連れのおじさんたちが大きなテーブルが空くのを待っていたので、
奥に小さいふたり掛けテーブルは空いてました。

無事に座って、テーブルの上の小物などを眺める。
この食堂、El Negro(黒んぼ)というらしいです。
紙ナプキン立てが特製。



その他の常備品は、塩と爪楊枝とハバネロソースですね。

ダンナの注文したセシーナが来ました。
セシーナ cecina ってのは、牛肉の薄切りにけっこうこってりと味付けして焼いたもんです。
もしかしたら焼く前にちょっと干し肉っぽくなってるかも。



真ん中の肉がセシーナで、右奥の黒っぽいのが煮豆のフリホーレス、
そして左側の赤いのがエントマターダ entomatada と言って、
トルティーヤを折りたたんだ上にトマトソースです。



あーそうそう、ソースをかけるのを忘れてはいけませんね。
ダンナがぽとぽとと、それでも控えめにハバネロソースをかけたところでもう一度撮影~。

そう言えば今朝のニュースで、ドイツのアウグスブルクにて、
14歳から16歳の少年8人が病院に担ぎ込まれた話が出てました。
なんでも、タバスコソースの100倍の辛さである53万スコヴィルのソースを
「肝試し」として、壜から直接飲んだんだそうです。
10人飲んで、8人が病院行きに。

病院の話では、少年たちは顔が緑色になっていたとか。
辛さのあまり肌や粘膜をやられるのはもちろん、呼吸器系にも障害が出て、
ひどい場合には神経系が麻痺して死に至ることもあるのだぞ、と出てました。
ばっかだねえ~、君ら、メキシコ人じゃないんだからさ~。
しかし飲んだ量が違うのだろうとは思いますが、
10人のうち病院に行かなかったふたりは、肝試しの勝ち組ですか?

なんてぇ、どうでもいい話はいいとして。

ダンナのお皿が来て、ダンナが食べはじめて、食べ終わりそうになっても
私が注文したものが来ないんですけどーーー。
と叫んだら、おばさんが慌てて持ってきました。
これです。



セシーナとウブレの焼肉セット。
ちなみに、すいません、これ朝ご飯です。
でもおなかは大丈夫です、ちゃ~んと胃の薬呑んでますから!?

手前の、どー見てもこれは「おあげ」だろ?ってのがウブレ(乳房)です。
うどんに乗せたら絶対誰でも、おあげだと信じて食べるに違いない。

こないだのタコスのときはみじん切りだったので、だいぶ見た目が違うなあと
ワクワクしながら一口、おいしい~。
ただし、熱々でないと、冷めちゃうとちょっとかなり味が落ちるようです。
というか、味がなくなる。
やっぱり熱いうどんに乗せて……

ぱくついてたらお店のおばさんが来て、
「遅くなってごめんなさいねえ、今日はひとり風邪で休んじゃってて」と言います。
いやいや、戦場のような食堂内の様子はよくわかりますからお気になさらず~。
そしたら、「ウブレ食べるの、はじめて?」と訊かれました。
いや~、先週ここでタコス食べたのが初めてで、おいしかったんで、今日二回目。
というか、おばさん、忙しいのにそんな気を遣ってくれなくても。
こういうところ、ものすごくメキシコ人だよなあと思います。

ちなみに、私のお皿に載ってる白いの、チーズなんですが、
これがまたおいしいのですよ~。
ここでつくってて、キロ単位で売ってるので、最近ダンナが買ってきます。
でもふたりで一キロ食べ切れないうちにやはり匂ってくるので、
半分くらいは掃除のおばさんにお裾分けですが。

おまけにここで作ってるゴルディータ(甘口のおせんべい)がこれまたおいしくてですね~、
これもダンナが次々買ってくるので、ふたりして競争で食べちゃって、
ダイエットしてるはずなのに太りそうですってば。いやはや。

まあ今はもうダンナが仕事に行ってるので、
そうそう外食のチャンスはなくなってしまいましたが、
この食堂にはこれからもちょいちょい行くことになりそうです。
ウブレいっぱい食べたら、私もちっと胸が大きくなるかしらん~~?

変な空模様

2010-01-19 08:00:00 | 風景
今年に入ってから、いったい何度青空を見ただろう?
という感じのお天気が続いてますが、
サテライト写真を見ていると、これからちょっとは好転しそうで一安心。
太陽が出さえすれば、暖かくはなるんですよね、ありがたいことに。

そんな一月ですが、ちょっとだけ太陽が出た日、
散歩に行ったときの写真。



雲がかかっていても、ちょっと勝ってる感じの太陽ですが、
その下に、仲良く散歩でもしているような金色の小雲がいつつ。

その同じ日の帰り道で、ふと正面を見たら、絵の具でべったり塗ったような空。

 

これ、雲なの? と、まじまじと見つめてしまいました。

別名プチェーロ

2010-01-16 08:18:04 | 食べ物・飲み物
寒いときは熱々スープに限ります。
というわけでもないんですが、このごろ我が家(というかダンナ)のブームがこれ。



前にも「カルド・デ・レス」としてお見せしたことがあるんですが、
今度はうちの近所の食堂でのカルド・デ・レス。
カルドは煮込みスープのことで、レスは牛肉。
なんですが、どうもこの南東部ではそれよりも
プチェーロ Puchero という名前のほうが通りがいいらしいんですね。
変な名前~、と思うんですけど、スペイン語辞書を見ると「豆などの煮込み料理」とある。
要するに同じようなものなのかなあ?

とにかく、ぶつ切りの肉(たいてい牛肉)と各種野菜をごった煮にしたものです。
ここではジャガイモ、ニンジン、トウモロコシ、チャヨテ、カラバサなどなど。
肉も含めて、スプーンですっと切れるくらい柔らかく煮込んであります。
トウモロコシだけは手にとってガジガジかじるしかないですけどね。

うち(のダンナ)がお気に入りのプチェーロは二ヶ所あるんですが、
私はこちらの食堂が好き。
プチェーロ自体はもうひとつのほうがしっかり煮込んであっておいしいんだけど、
こちらのは、トルティーヤが手作りでおいしいのと、
ご飯がちょっとついてくるんですが、これもおいしいんですよ。



付け合せのアロス・メヒカーナ(メキシコ風ご飯)と、
お約束のライムにチリソースですね。
トルティーヤの写真はなくてごめんなさい。
このライスはこのままスープにぶち込んでもよし、
あくまでつけあわせとして別口で食べてもよし。

メキシコ料理としては珍しいくらい野菜たっぷり食べられるのもいいです。



なんかちょっとgooさんの不具合があったりしたようで、
予約投稿すると記事が消えるという恐ろしい話もあり、
せっかくですが、またやや不定期になるかもしれません。
私のほうもまた何かと忙しくなりそうですので。
毎度のことながらすみませんが、気長にお付き合いくださいまし~。

独立200周年記念の新札【画像追加】

2010-01-13 11:23:54 | ニュース
こないだ、記念紙幣が手に入らない~、と書いたばかりですが。
先日お買い物をしたとき、私の前のおじさんが、新しい200ペソ紙幣で払ってました。

おおおお!と注目して、次は私、
しかもちゃ~~んと200ペソがお釣りになるようにお金を用意します。
ダンナは、さっきの新しいのほしいって言えば、と横で言ってましたが、
そんなこと言わなくても、さっきもらってレジの一番上に入れたお札から
200ペソのお釣りをくれたら、当然新しいやつですよね~。

というわけで、やっとこさ手に入れた200ペソ記念紙幣です。
ついでに、普通の200ペソ札でも新しいのと古いのとが手元にあったので、
三枚並べて撮ってみました。



左上のがちょっと古い200ペソ、左下が新しい200ペソ、
そして右の縦長のが独立200周年記念紙幣です。
普通の紙幣に使われているのはメキシコの女流詩人、ソル・フアナ・イネス・デ・ラ・クルス。
17世紀のヒエロニスム会の修道女で、数多くの詩を書き残したらしいです。

しかし200周年の記念紙幣はソル・フアナはちょっとお休みしていただいて、
独立戦争の発端となったイダルゴ神父が出ています。



メキシコの守護神であるグアダルーペの聖母の旗を掲げて、
「ビバ・メヒコ!」と9月16日に叫んだ……のかどうか、
とにかく今のメキシコでは9月16日の0時に大統領をはじめメキシコ国民が
三回「ビバ・メヒコ」と叫ぶことになっております。

紙幣の裏側は勝利の女神、独立のシンボルであるアンヘル(天使)が。



これはメキシコシティの目抜き通り、インスルヘンテスに立っている像で、
勝利の女神なので、サッカーの代表戦なんかで勝ったときには
ここに大勢が集まってドンチャン騒ぎをやらかし、
目抜き通りなのに交通が遮断されたりするとかしないとか……。

そう言えば私、インスルヘンテスだかレフォルマだかのクアウテモックは
このブログで紹介したことあった気がしますが、
アンヘルは紹介してなかったかなあ。
メキシコシティ在住じゃないからしょうがないですかね……。
またそのうちチャンスがあったら写真撮ってきますね~。



アンヘルの写真がない~、と書いてましたら、
忍者さんからさっそくお手持ちの写真を送っていただきました!
忍者さん、いつもありがとうございます。
gooのほうの不具合ですぐにアップできなくてすみませんでした。

というわけで、これがメキシコシティの目抜き通りに屹立する勝利の女神です。

 正面から

 背後から

写真を撮られたのがおそらくン十年前だと思います。
周囲の建物の様子など、今と変わっていることでしょうが、
アンヘルだけは何十年経っても変わらず、りんと立ち続けているでしょうね。

グアダルーペの聖母、サボテンに止まって蛇を食らうワシなどと並ぶ
メキシコを代表するシンボルとしてのアンヘルです。

牛のお乳のタコス

2010-01-11 08:00:00 | 食べ物・飲み物
なんか変なものばっかり食べてる気がします……。

昨日の朝、ダンナの会社の前にある軽食堂へ朝ごはんを食べに行きました。
前からそこのセシーナがおいしいんだよ~、という話を聞いていて、
一度連れてってよ、と言ってたんですが、
行ってみたら閉まっていたり、満員御礼だったり。

で、何度目かのチャレンジでようやく入れたんですが、
結局セシーナは注文しなかったので、また今度。

行く途中で脳みそのタコスの話をしていて、
ダンナが「そう言えばあそこ、ウブレのタコスがあるなあ」と呟きました。
ウブレ ubre とは何ぞや? と訊いたら、
牝牛のぎゅむぎゅむするところ、と手つきで説明してくれる。
あー、乳房か。

行ってみたら、もう本当に軽食堂って感じのところで、
ボーイがメニューも出さずに、何にしましょう?と言うようなとこです。
あ、メニューないのかな、と訊いたら、でもちゃんと出てきました。
それをじっくり眺めてみたら、ウブレ、いろいろあるようです。
タコスセットとか、他の肉と混ぜた料理とか……。
タコス一個だけってのは……と探したら、隅のほうにあったので、
あ、これ一個だけ食べてみる、と注文。
あとは普通に朝ご飯のハムエッグを頼んだんですが、
いやあさすが、すごい分量で、食べきれないほどでした。

がまあそれはいいとして、牛の乳房のタコス、これです。



はいっ、と目の前に置かれたとき、なんとも独特の香りがしました。
ちょっと生臭甘ったるいような……。
お乳(ミルク)の匂いともまた違うんですが。

あ、これはライムがほしいかも、と思ったんですが、
とりあえずこのまま食べてみようと、一口。



そしたら、匂いはまったく気にならなくて、
普通のおいしいお肉と同じような味でした。
こんがりよく焼いた、脂ののった肉の細切れって感じ。
うん、これなら違和感なく他の料理にも使えそうです。

帰りの車のなかで、ダンナが思い出したように、
「そう言えば雄牛の精巣のタコスもあるよなあ」と。
そ、そいつはまた精力つきそうですね……。
どこにあるの、と訊けば、よく行くアラチェラの店にあったよ、とのこと。
牛を扱うから、当然と言えば当然ですか。

よし、じゃああとは目玉のタコスと血液のタコスと精巣のタコスと……。
なんか私、変なものに変身しそうな気がします。

市内の鉄塔

2010-01-10 08:00:00 | 交通
前に、郊外に新しく立った鉄塔の写真をお見せしましたが、
今度は街中に立つ鉄塔の写真を撮ってきました。



パッと見、コンクリ電柱と似てるんですが、でも金属製です。
空間節約型?

で、こういうふうに真っ白のと、腕が黄色いのがあるんですね。



腕が赤いのもあって、これは郊外の鉄塔でも同じでしたがたぶん分岐点。



黄色いのは、この赤いののいくつか手前から並んでたりするんですが、
どういう区別があるのか、見ただけではよくわかりませんでした。



これも(色がちょっときれいに出なかったけど)赤腕鉄塔。
なんか形がかっこよくないですか?

革命100周年記念の新札

2010-01-09 08:00:00 | ニュース
前にも書いたと思いますが、2010年はメキシコにとって、
独立200周年、メキシコ革命100周年という大きな節目。

それで政府も頑張って(?)記念紙幣を発行したという話は聞いてました。
で、鉄道少年???であられる忍者さんから、
昨年中に、この記念紙幣の100ペソに機関車のモチーフが使われている話を伺い、
何とか手に入らないものかと、
銀行に行く用事のたびに両替を頼んでたんですが……
ないって言うんですよねえ、どこでも。

ところが先日、ダンナが払い戻してもらったお金に大量の新札、
それもほしかった100ペソ札が。
さっそくもらって、写真写しました。



裏と表です。
これをコピーして偽札は作らないでください。

トウモロコシの部分が透明になっていたり、
こうしてじっくり眺めると、メキシコの印刷技術もけっこうすごいかも?
てか、お札ってやっぱりそのくらいしないと、すぐに偽札出るんでしょうねえ。
これでもまだまだちゃちいほうなのかも?

ところで、この記念紙幣に「ミスプリント」があるという話がありました。
スペイン語ニュースだと、こちらとか。
あははは、はずかし~、政府と造幣局が、綴り字間違い。
まあメキシコらしいと言えばメキシコらしいですが。

どれどれ、と虫眼鏡がなければ見えないようなちんまい字を、
写真で拡大して確認。

ここと、ここ
うねうねと引かれた線があり、その隙間を埋める文字列が、

本来なら「Sufragio efectivo no reelección」であるはずが、
「Sufragio electivo no reelección」になってるとか。

うん、確かに。
でも私、最初、意味がわかりませんでした。
reelecciónってのはわかります、「再選」で、「no reelección」で「再選禁止」。
革命が起こった(100ペソ札だから100年前の革命記念です)のは、
当時のポルフィリオ・ディアス大統領が35年に渡ってその座に座り続け、
権力をほしいままにしたからなので、
革命によって、メキシコの大統領は再選禁止となりました。

まあ、だからこそ在籍中にできるだけのことをやっとけ!という
逆効果もないとは言えないようなんですけどね……。

しかし前半の意味がわからんので、ダンナに解説を頼んだら、
「選挙権の行使」という意味なんだそうです。
あー、それじゃあ electivo(選挙の)では意味が通らないか。なるほど。

で、機関車の下に小さく同じ文言が書かれているところがあるんですが、

ここはちゃんと正しく書けてます。
あっぱれ!!

ニュース記事によると、造幣のデザインのコンピュータデータに
すでに間違いがあったまま、誰も気付かなかったらしい。
でも、紙幣の価値には問題ないそうです。
ま、当たり前ですかね。
国語の教科書じゃなくてよかったですよ。

さて、忍者さんご注目の機関車なんですが、
なんでメキシコ革命と機関車が関係あるの?という話が出て、
じっくり眺めてみたら、機関車の上に、革命戦士たちらしい姿が。
左上に薄ぼんやりと出ている女性は、革命時代の写真として有名なものの一部で、
その頭の横に紫の文字で、革命時に人気だったという歌が書かれてるんですね。

「もしアデリータが他の男と去っていったら
 陸でも海でも彼女を追いかけていくだろう
 海なら戦艦を使って
 陸なら軍用列車に乗って」

という歌なんだそうです。
なるほど~、つまりこの機関車に乗ってる男どもはアデリータを……。

という主旨の新札モチーフなのかどうかはわかりませんが
(たぶん違うと思いますが)
100ペソ新札でした。

200ペソ札その他も、いつか手に入ったら紹介します。

脳みそのタコス

2010-01-08 08:00:00 | 食べ物・飲み物
ダンナがまだあと少し休暇中なので、すごい勢いで外食しております。
で、昨日、ダンナが「バルバコア食べたいな~」と言い出し、
でも時間が少し遅かったので、ダンナの苦手なモツしか残ってませんでした。
「じゃあカルニータだ」というのでカルニータ屋さんに行ったんですが、
そう言えば最近できた小さい食堂の看板に、セサディーヤって書いてあるんですよね。

sesadilla、たまに間違えて cesadilla と書いてあることもありますが、
seso(脳みそ)のタコスです。
カルニータの店ならブタの、バルバコアの店なら牛か羊の脳みそが、セサディーヤです。

で、その新しい店の看板を見てから、そう言えばセサディーヤもネタにしなくては!
と思い出していたので、この日もカルニータの店でセサディーヤ頼んだんですが、
すでに品切れとのことで、残念でした。
もともと仕入れる量も限られているんでしょうけど、
それにしても時間前に売り切れるくらいには食べる人いるんですねえ。

それが昨日の話で、今日こそはバルバコア!というダンナ。
そんじゃまあ、私はセサディーヤ頼んでみよっかな~。



前にも何度かお見せしたように、普通は「5個」とか頼むんですが、
おいしくなかったらイヤなので、「一個」です。
お皿が……さびしい……。



はい、これが脳みそです。
見た目も豆腐みたいだよなあ。
まずはそのままで一口食べてみました。
つるんとしてて、ちょっとぷりっとした感じもあって、食感はまさに豆腐。
でも微かにだけど、内臓臭い風味もあります。
内臓臭いと言うとなんかイヤなイメージかもだけど、要するにモツですよね。
全体には味も香りもすごくあっさりです。

あまりにもあっさりなので、ライムを搾ってみました。
ちょっとモツ臭さが消えてちょうどいいかも。
辛いのが平気な人はこれにチレソースでもたっぷりかけて食べれば行けそうです。
味に癖がないので、何でも合うと思います。

一個じゃさすがの私も少ないので、
でも脳みそをもっと食べると言うほどでもなかったので、
まあ普通のマシサを二個追加で食べました。

この屋台では(というかまあセサディーヤあるところならたぶんどこでも?)
目玉のタコスもあるんだそうですが、
それはまた今度でいいことにしました。

狂牛病にかかったら、このときのセサディーヤだったと思ってください。
ま、メキシコには狂牛病は入ってきてないことになってますし(建前はね)、
たまたま一個食べて当たる(中る)なら、
もうそれは運命だったと思うしかないですけどね。



朝日を浴びるライムとソース、付け合せの類。

雨の日のメキシコ

2010-01-07 08:00:00 | 風景
予約投稿にしていると、お天気の話とかあんまり意味がないんですが……。
まあ写真を見ていただくのがメインってことで、ご勘弁を~。

お正月三が日を過ぎるころから、なんだかありえないお天気になってます。
一日中、一度も青空が見えないって、
そんなん、メキシコじゃねえ~~!ってちゃぶ台ひっくり返したくなりますよ。
ちゃぶ台、ないけど。

雨季であっても、雨が降るのは一時間かそこらの短期集中豪雨。
それ以外の時間はからっと晴れてるはずなのに……。
何、このドイツのような天気は。

しかも、寒いです。また。
もう、諦めて棚のてっぺんの段ボールを引きずり下ろし、
ドイツ時代のもこもこスリッパを引っ張り出しましたよ。
出したらとたんにあったかくなっていらなくなるだろう、と思って
今まで我慢してたんですけどね。
でももう足先の冷たさに我慢できずに出してきてはいたら、あったか~~~い。
あったかすぎて、暑くなってきました。
やっぱり、ドイツほどには寒くないらしいです(笑。

そんなうっとうしいお天気の日の、犬の散歩。



うわああ、こんな風景がメキシコ(カルメン)にもあるのか!?
むしろ新鮮でものめずらしく、案外悪くないかも、と思ってしまいました。

まあ少なくとも雨は降ってませんでしたしね。



どんより~~~。
でも、これでも、ドイツの冬の日の、一番明るい時間帯と同じくらいの明るさ?

まあこちらもまだ5時前だったでしょうか。
普段なら暑くて、ワンコに歩かせるのがかわいそうな時間。
そんな時間の海では、ボートを出して釣りをしている人たちがいるんですねえ。
私たちが普段散歩に行く時間には、
防波堤から直接テグスを下ろしてる人ばかりですが。



ほんの少し前にぱらついた雨で、植物の葉っぱもきれいです。