前にチラッと書きましたが、友人に付き合ってスーパーに行ったとき、
暇~~、と野菜コーナーをぶらついていて、
ふと、薬草・香草コーナーなんてものを見つけて眺めたら、
こんなものを見つけました。

マテ茶です。
日本でもある程度知られているかもしれませんが、
アルゼンチンを中心とする南米が原産のお茶です。
数年前、このお茶がものすご~~く飲みたくなって、
カルメンのあちこちで聞いて回ったんですが、見つからず。
メキシコじゃ、マテ茶って知名度低いのかなあ。
メキシコシティのアルゼンチンレストラン(牛肉どーん!なところ)に連れてってもらったとき、
マテ茶用の食器を売っていた覚えがあるので、
そういうところに行けばお茶もあるのかも、と思いながらも諦めてました。
私がなんでこんなのを知ってるかと言うと、
ドイツ時代に飲んでたんですよね。
ドイツでは、すごい専門的なお茶のお店があって、
世界中のいろんなお茶を扱ってまして、
まあ緑茶とかほうじ茶なんかも売ってましたが、それなりのお値段。
私はだいたい、いろんな種類の紅茶を買って自分でブレンドして飲んでました。
そのお店でマテ茶なるものを見つけて、
ラテンアメリカつながりで興味を持って買ってみたら、おいしかった。
ちょっと金属的な爽やかな味がするんですが、
実際、鉄分などミネラルとビタミンがすごく豊富らしい。
そして初めて飲んでみたとき、私は分量とかよくわからなくて、
(一応お店で買うときしおりを入れてくれて、それに書いてあるんですが)
ちょっと多めに入れてしまったのかもしれない……。
飲み終えたあと猛烈に眠くなって昼寝をし、
ものすごくサイケデリックな夢を見ました。
でもだからって覚醒剤のように癖になるもんでもなし。
平気平気、おいしいよ~、とドイツ人の友人たちに勧めてみたけど、
その話を聞いたマジメなドイツ人たちは、しり込みして飲んでくれなかった。
しかし私にはドイツ人でも不真面目な友人もいまして、
そいつがまた、こういう変わったもの大好きで、
ちゃんとヒョウタンを切って作ったマテ茶用のカップ(クイア)と、
金属製で先っちょに茶漉しのついた専用ストロー(ボンビーリャ)まで持っている。
それでマテ茶を飲ませてくれたんだが……。
紅茶と同じに、沸騰したお湯を入れたらしくて、
金属ストローがめっちゃ熱かったです。
唇、やけどするよ、こりゃ~。
というドイツでの経験があって、
たぶんミネラル不足だった自分の体が、ふとマテ茶を欲したらしいんですが、
メキシコで探してもなかったわけです。
スーパーで見つけて、大喜びで買ってきました。
とりあえず、2袋。
一袋36ペソもするよ、高い~~!
と思ったけど、これ一袋で60g。
こないだの白茶と値段変わらず、内容物はずっと多いから、
やっぱり白茶や緑茶より安いかも?

袋を開けた中の葉っぱはこんな感じ。
ちょっとこれだとわかりにくいかもですが、かなり細かいです。
ドイツで買ったのは、これよりもう少し大きめで、
1~2mm四方くらいに切ってありました。
こちらのは、本当に「粉」って感じ。
またトリップしたら困るので、心持ち少なめに取って、
自分でティーパックを作って、温めのお湯を注ぐ。
3分ほど待って、いい感じかな~。
いつも紅茶を飲むカップに入れたんですが、
それだとお茶の色がわからないので、こっちに移しました。

日本で陶芸をやっている人からいただいた湯飲み。
こうして見ると、緑茶と変わらんなあ。
でも香りが違いますけどね。
そうそう、元となっている植物はいわゆるお茶の木ではなく、
イェルバ・マテと呼ばれる別のものです。
その葉っぱを乾かして、緑のまま粉砕するのと、ローストするのとあるらしい。
私がこれまで飲んだのは、これも含めて緑のほうです。
ドイツで飲んだののほうが、爽やかな香りがもっとあった気がしますが、
これでも充分、おいしかったです。
そして何となく、疲れも取れてすっきりしました。
トリップはもちろんしませんでした。
本当のマテ茶は、カップに半分くらいの葉っぱを入れて、
そこに何度もお湯を注いで、いつまでも飲むのが本式みたいです。
でもそんなことしたら一袋を一回で使い切ってしまうし、
そこまでして朝から晩まで(?)飲むこともなかろうし。
おいしけりゃいい!の精神で、我流で好きなようにいろいろ分量調整して
これからも、飲んでいこうと思います。
水出しもできるようです。
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