花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

ノヴァラ「ロットからカラヴァッジョまで」展

2016-04-07 23:02:13 | 展覧会

ボローニャのFさんから展覧会情報をいただいた。Grazie!!

「ロットからカラヴァッジョまで-ロベルト・ロンギの収集と研究」展

"Da Lotto a Caravaggio - La collezione e le ricerche di Roberto Longhi"(原文をお薦め)

・期間 : 2016年4月9日(土)~ 7月24日(日)

・場所 : ブロレット博物館(ピエモンテ州ノヴァラ) 

去年秋のマルケ旅行は、なんだかロレンツォ・ロット作品を巡る旅でもあったような気がする。マルケにはヴェネツィア派の作品が多く残っており、ロレートに隠棲したロット作品も近辺に散在する。そのロットからカラヴァッジョへというテーマも興味深く、それもロベルト・ロンギの研究を基にするようなので、これまた期待できそうだ。

展示予定は... 

Oltre a Lotto , Caravaggio e Ribera , verranno proposti dipinti di Dosso Dossi, Amico Aspertini, El Greco, Lambert Sustris, Romanino, Saraceni, Borgianni, Fetti, Battistello Caracciolo, Stom, Van Honthorst, Lanfranco, Mattia Preti, il Morazzone e il Cerano, con la “Deposizione di Cristo” del Museo Civico di Novara.

実は私的にも、ちょうど西美「カラヴァッジョ展」の勉強用に『芸術論叢』を読んでいたところだった。十年以上も前、カラヴァッジョ関連部分をざっと目を通しただけだったので、今回改めて読んでみると、昔よりも今の方がロンギの凄さが一層よく理解できる。近年のカラヴァッジョ研究はロンギを乗り越えてはいるのだろうけれど、しかしながら、ロンギの研究が土台となっているのは確かだと思う。なんちゃって、不遜な美術ド素人がごめんなさいっ(^^;;; 

今回の展覧会はきっとロンギへのオマージュ展なのだろうなぁ。それも含めて、どのような展開になるのか興味津々だ。しかし、ロンギ財団所蔵のカラヴァッジョ《蜥蜴に噛まれる少年》は現在東京で展示されているのだし、どうするのだろう???



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