前にも書いたように、映画「ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ」を見逃がしたので、DVDレンタルにならないかなぁ?と検索してみたら、11月2日(土)にレンタルされるらしい。ということで、自分用ののメモとして...
https://tsutaya.tsite.jp/item/movie/PTA0000YC8RB
実は、映画の公式HPイラストにカポディモンテ美術館のパルミジャニーノ《アンテア》を運ぶナチス軍人2人が描かれていて、これはざひ見なければ!と思ったのだ。
パルミジャニーノ《アンテア》(1520年)カポディモンテ美術館
さて、ようやく『モニュメント・メン』の文庫版『ミケランジェロ・プロジェクト』(角川文庫)を読み終えた。読みにくい構成だったが、映画(フィクション)と違い、取りあえず当時の全容がわかったのが良かった。特に私的に注目したのが....
1945年5月2日、ソ連赤軍部隊がベルリン入場、戦利品旅団が動物園高射砲塔を漁る。5月3日~5日、フリードリヒスハイン高射砲塔を調べる。
「彼らは貴重な美術品が2階と3階に無傷のまま置かれているのにもかかわらず、衛兵を配置しようとしなかった。5月5日...間もなく2度目の火災が起こった。それは最初の火災より大規模だった。塔の中のもの-彫刻、陶磁器、本、ボッティチェッリ1点、ヴァン・ダイク1点、カラヴァッジオ3点、ルーベンス10点、ヘルマン・ゲーリングのお気に入りの画家ルカス・クラナッハ父の5点を含む434点の油彩-は消失されたと考えられた。それは、空白時期の最新の犠牲だった。」
なので、私的には、もしかしたらカラヴァッジョ3点をソ連が持ち去ったかも?疑惑が残るのだ。それとも、高射砲塔に入った泥棒が持ち去った可能性もあるかもしれない。もちろん妄想なのかもしれないが、焼失してしまった現実が残念で悲し過ぎるのだよ