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2次会組は、2次会にふさわしい店を酔った頭では思いつかないので…
駅に最も近い、呂仁に入る。
ひさびさの店は、お盆休みの最中のせいか人が少なく…
でも空いているのは3Fでした。
ひんやりとした店内、それは冷房のせいではなくて大人の雰囲気のせいかと。
40歳を越えても、やんちゃな騒ぎようで店内に入ると叱られそうなそんななか、でも酔っ払って
いるどいさんは上機嫌でさわいでいます。
コウモトくんは、どいさんの背中のほうにいる先客のお姉さんがたに目がいっています。
あとは二次会の雰囲気と、二次会にきたことを楽しんでいます
みんな思い思いに呑むものを注文。ぼくはすでに酔っているのを自覚してGin and tonic を。
なんの話から始まったのだろう。コウモトくんがぼくに言い始める。
もっとPさんは押しが強くいかないとだめですよっ
は
女の子はね、もっと バーンッ
とサプライズがないとダメなんですよ。
サプライズって…どんな
いろいろ女の子によって違うんじゃない?喜び方とか…
違いますよ。びっくりすることをやってあげて、すきだーっっ
て言ってあげるんですよ
うーん…おそるべし肉食系。 Generation としては草食全盛の世代なのに孤高の肉食系で
最大利益を得ている彼としては、Generation としては肉食礼賛の世代なのに、残照の草食系で
のほほんとしているぼくの手法がどうも解せないというか、歯がゆいのだろうか…
でもね、コウモトくん。ぼくはこれで結構満足しているほうなんだよ。
surprise...
予定調和、ではなく深層意識の深淵から叫んでしまうような、そんなできごと。
ある程度の予定調和で、くすっと…’もう、しょうがないなあ’と苦笑いして受け入れてしまうような
そんな、あだち充のマンガ的な世界では…ないんだろうなあ…
どいさんが酔ったままトイレに行ってなかなか帰ってこない…
上海でも日本でもmy way でありながら憎めない、そして職人さんてきなおじさんはこれまたいろいろ
やんちゃな人生を送っている。これもまた肉食というのだろうか?
うーん…あ、考え込んでたらだめだ…吐いてるのかな…
誰かが2Fのトイレに行ってくれているようだ。では続けよう。
こんどは、ぼくの前に座る女の子、ひらぬまさんが、「彼氏の浮気はどこまで許せるか」と
語りだす。
なかやまくんが聞く「昔は、彼氏が女の子と昼ごはん食べてもだめって言ってたね」
ひらぬまさんは胸を張って言う「そのへんは最近寛容になることにしたんです」
は
世の中…いつのまにかかなり住みにくくなっているように感じるんだけれど…
彼女の限界線がどこだったか、酔いがさめると同時に忘れてしまっていた。たぶんぼくは
朝起きて歯を磨いた時点でアウトになりそうなものだったかもしれない。
いよいよ終電もなくなる限界時間になった。みんな少しあわててお勘定を済ませる。
ぼくらの酔っ払い度は少し、店の品位を下げるのか、店員のおにいさんがお勘定の最中に何度も
もう少しこっちに固まってください
と、交通整理のおまわりさんのように手をひらひらさせて誘導する。ぼくらはそのたびに少し反省
して、そしてまたすぐに無反省にだらしなくなってしまっていた。
ごめんなさい。お盆のひとコマだけなのです。
最後の割り勘がなんぼになったの?
みんな急いでいたりしてばらばらになってしまって、あとでやり直すことにして
とりあえずみんな解散をすることになった。
店の前のshow case の中を初めてまじまじと覗いてみたけれど
わかるのはモハメド・アリだけだった。
★呂仁 タバーン (ロジン TAVERN)
守口市本町1-2-2
06-6997-3200
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